やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

雑記、補足など('19年1月分)

12月

雑記、補足など('18年12月分)

 

記事にする程でもないTwitterでのつぶやきをまとめておく場所です。ページ内検索等使って読みたいところだけ読むもよし、気になった記事の投稿日周辺から補足を探すもよし、好きにしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

2月

雑記、補足など('19年2月分) - やんまの目安箱

仮面ライダーカブト 31,32話「衝撃の事実/解ける謎!!」 感想

キャラクター

 天道総司
・「ひよりを守るためなら、俺はワームも人間もすべて倒す。それだけのことだ」
えらい変わりようだけど、これを"キャラ崩壊"というのはまぁ違うわな。つまり、ひよりを守るために鍛えて、安心させるために完璧超人を演じていたってことでいいんだよね。いま思えば、時々"らしくないな"って言う行動をしてた(スクラッチにムキになったり)のも、本当は完璧でも太陽でも何でもないただの一人の人間としての素が出ちゃってたって感じなのかな。とか言いつつ、見返しもせずにこういうこと言っちゃうのは、無意識に都合のいいように記憶を編集してる(忘れてる)可能性があるからあんま良くないんだけどね、まぁめんどくさいから仕方ないね。
・その上で、4話での加賀美とのやりとりはどういう意味を持つんだろう。ワームと知りながら一緒に暮らすことを望む天道と最終的に殺す決断をした加賀美の対比とするには、加賀美の弟には明確な悪意があったっていう状況の差と今は加賀美もひよりを殺すのは反対だってのでよく分からないことになる。「弱さを知るものだけが本当に強くなれる」というセリフを言わせるための展開だったんだろうか。今の天道は既に本当に強い扱いなのか、それともここからひよりの件で取り乱す自分と向き合って本当に強くなるのか……。

 

 加賀美新
・剣のことをかばう理由が希薄だって話はしたけれど、天道に積極的に殴りかかる理由はもっと希薄。さすがにこの「とりあえずライダーバトルさせとけ」程度の対立は見てて面白くない。まぁ、ヒキとアバンの描写なんてあんま気にするものでもない気はするけど。
・剣がワームだったこと、じいやに言っちゃうんだ……と思ったけど、言わなかったら言わなかったで僕は不満を抱いたと思うので、どっちにしろ同じか。
・「ひよりだぞ!? 可哀想だと思わないのか!」
いやえっと、ひよりについては剣と違って、自覚がないのか、知らないところで殺され入れ替わり演技してるだけなのか、疑問視すらしたことないよね。まるで自分たちがこれまで接してきたひよりはずっとワームだったって確信してるみたいなセリフで、劇中人物の認識を超えて神の視点が混じってしまってる。この時点でこのセリフを言ってしまうと、加賀美が弟を天道に殺させたことがブーメランとして帰ってきてしまう。
・「それは何かの間違いだ。ひよりはワームなんかじゃない!」
えー……"ワームだからって殺せばいいのか"ということを剣の件で一応考えてたんじゃないの? そのセリフはタイミング悪くない?
・カブトがライダーキックでシシーラワームに攻撃するのを、クロックアップもせずに見てる。頭の回るキャラではないけれど、こういう肝心なときにまでアホな行動されるのはちょっとウンザリする。

 

 日下部ひより
・ワームだったことが明かされたが、持っているはずの超感覚には気付かなかったのだろうか。実際は日常生活に支障がない程度のものなのか、意識しなければ使えないのか……。もしも彼女の料理のうまさが優れた味覚によるものだとしたら、それほど人間社会の中にいても違和感のないものなのかもしれない。というか、他人との感覚の違いなんてなかなか分からないか。特にひよりは生まれたときから当たり前にワームの感覚を持っているはずなので、気付かなくても不思議はない……かも。
・ただ、両親が7年前の渋谷隕石……ひよりが推定10歳程度になるまでの間、一度もワームとしての姿を見せなかったというのは不思議な話ではある。ワーム同士でも擬態後の姿で関わるのが通例(習性?)なのだろうか? 間宮とその取り巻きの黒子みたいな奴らも、基本は人型だったし。
・それはともかく、ゼクトルーパーをのしてた描写は必要あったのか? 間宮の権力かなんかで警備をなくしとくとかさ……。あのシーンのせいで、剣のような謂わば二重人格な状態でもない限り、ちょっとひより自身の人間性(あえてこう書く)を信じられなくなってきた。
ワームは人間を襲うように"習った"からやってる訳じゃあるまいし、多くの個体は本能に従って殺戮を行っていると考えていいはず。ひよりは特例だからその本能がないのか、最初から人間側の本能も刷り込まれているから極端に人間に寄ってるだけなのかは分からないけど、人を襲うワームとの差はハッキリさせて欲しいかな。

 


設定

・なんとなく納得できそうな気はしないでもないが、"妊婦に擬態したからワームの子供ができた"というのはやはり少し無理がある。そもそもワームの繁殖方法が謎なので、もしかするとその方法(擬態元に準拠)が本来なのかもしれないが、もしワーム自体に雌雄のようなものがあり実際の昆虫と似たようなものだとするなら、片方だけでワームの子供ができるのはおかしい。そもそもワームは卵生だったはずなので、胎内で育つというのも不思議な話。胎内で卵を孵す卵胎生なんてのも確かいた気がするからそれはそれで不可能ではないのかもしれないけど。
或いは処女懐胎的な神話になぞらえた展開であって、"設定"を気にするようなものではないのだろうか。

 

 

劇場版もそうだったけど、カブトってかなり観念的だよね。詩的とも言えるかな。若干似てるけど、井上敏樹の作風はどちらかと言うと小説的。僕は割と好きだけど、"ぐだぐだ"と言われてしまうのも分かると言えば分かるかな。

 

次話

仮面ライダーカブト 33,34,35,36話「萌える副官/砕け超進化/地獄の兄弟/赤い靴暴走」 感想 - やんまの目安箱

綺麗な物語から汚い現実へ『仮面ライダーキバ』 本編感想

「全体的には面白かった」という僕と「ラスト意味分からなかった」という僕が頭の中で殴り合っている。
10点満点の満足度は……アギトと555を押し上げて8.0かな。
僕の中でキバへの熱がなくなり始めたのは、たぶん38話くらい。それまではやたらまとめずにきちんと2話ごとそこそこ熱く語れてた。
とりあえずはラスト周辺を度外視してその辺までで僕が受け取った『キバ』について語る。

 

 

構造としては"必死さ"と"遊び心"を対置させて人間の文化や生き様というものを浮かび上がらせていくような感じ。
前作の『電王』のインパクトが強いのでアームズモンスターが"憑依"しているのかと気になるんだけれど、あれは多分"彼らの影響を受けた渡"なんだろうね。これによく現れているように、大筋としては響鬼からの流れを汲んで(かは知らないけど)、関わりの中で相互に影響し合う様子と自他の境界を扱っている。
詳しくは同じようなことをBECKの感想に書いたのでそちらを読んで欲しいけど。

本物の月光に見惚れる『BECK(映画)』 感想

 

キバ固有の特徴としては、"娯楽"にフォーカスしているということがひとつ挙げられる。さっき言った遊び心というのがそれに当たる。
言うまでもなく音楽をはじめとする芸術がそうだし、チェックメイトフォーもチェスがモデルだし、そのうちのルークは退屈しのぎのゲーム気分で人を襲ったり助けたりする。これを司るのは主にファンガイアだ。明確な目的を持たないため非常に虚無的で刹那的な印象がある。
それと対比するかたちで対極にいるのが、アームズモンスター3人衆(っていうか特にガルル)。自らの種族が絶滅の危機に追い詰められていて、生き延びることに貪欲。
そしてその2つの狭間にあるのが、生と密接に関わりつつも娯楽的な要素も持ち合わせている「恋愛」だ。
今作は概してこの3つを軸に組み立てられている。
まぁ実際にはもっと複合的に、多面的に描かれてるんだけど、少ない言葉で分かりやすく表現するために分類すると、そうなる。

 

キバを語る上で外せないのは過去編と現代編の並行展開だろうけど、以前にも行ったようにもう何度か見た手法ではあるんだよね。
僕がパッと名前を出せるのは、『劇場版 響鬼』と『THE FIRST』の2作。前者は江戸時代のヒビキと現代のヒビキ(日高仁志)の、後者は晴彦たち(ヘビ怪人)と本郷たちの2パートが交互に描かれる構成となっている。ちなみに近年だと『君の名は。』なんかもそうだね。三葉は宇宙人?『君の名は。』 感想
満を持してなのかネタに困ってなのか、ついに通年のテレビ放送で本格的に使われたかたちだけれど、これによってか以前までの作品よりも話単位での情報量がぐんと上がった印象がある。
日曜朝に子供が見るのにどうかみたいな話はさておき、僕はとても見応えを感じたし、視聴後の満足感も高かった。
構成のうまさも相俟って見返せばきちんとそれに見合う発見もあり、感想を書くのが楽しかった。たぶん終盤以外は2周ずつくらい見たんじゃないかな。
それくらいにはハマった。

 


と、結構褒めそやしたところで、そろそろ終盤の話をしようかな。
一番声を大にして言いたいのは、「あれだけのキャラ(名護,健吾,嶋,真夜,太牙)が生き延びたのに、どうして深央だけは死んだままなんだ……」ということ。平成ライダーとしては珍しく、主人公と結ばれ得るヒロインだったのに。あそこまでやるならもう現代編は底抜けのハッピーエンドで良かった。
芳賀さん繋がりでどうしても『555』に喩えたくなるけど、草加が生きてるのに真理が死んでしまったような不条理感。いや、どっちかって言うと深央は澤田だけども。
立て続けに「実は〜」っていう展開があったから、だったらもういっそ深央も蘇っちゃえばいいよって。
何より太牙が死ななかったのがでかいよね。名護に代わって後半の草加ポジだったのに。
弱さ故に悪事(と言われること)をしてしまったという点で太牙と深央は共通してるのに、結果が違うので不公平に感じる。

 

でも、今回のキバのごちゃごちゃで気付いたことがある。
物語の中で正義のヒーローが悪者を殺すように、作者もまた自らの筆で悪者を殺すのだ。死ぬ者と死なぬ者を因果応報的にきっちり定めてしまうと、それは実質的に作者の正義の押し付けになる。
これまでの作品で善悪二元論に疑問を突き付けてきた訳だけれど、キャラクターの生死というかたちで二元的に示されてしまっている場合がある。木場や長田なんかは顕著に、人間だと認めえもらえたけど罰として死んだキャラ(だと、少なくとも僕は捉えた)。
今作では、物語を超えて作者のレイヤーでそういう二元論に対する"問い"が起こり、その結果として「"物語として"まとまりがない」ように見えるような結果になってしまったのかな、と。
太牙が生き残ったのは、そういうキャラクター達への赦しと救済として意味があったのかな。最後の渡と太牙の戦いはそういう葛藤の表現に見えた。
まぁどうせ最後は誰も死ぬ訳だから、ただそれをはやめただけとも取れるけど。

ちなみに音也だけは特例で、彼の死は悲劇的に描かれていない。自由に生き、自由に死んでいった。僕は勝手に彼のことを「人間らしいキリスト」だと思っているので、或いは彼の死もそういう赦しの意味があったのかも。あ、真夜や太牙が生き残ったのはそれのおかげか? そう思ったらなんかちょっとスッキリした。

僕は以前にも何度か言ったように、物語にはこのような"綺麗さ"を求める方だと思う。

 

こんなもんかな。もうすぐバイト代が入るので、これからは公式読本とかも積極的に買って読んでいくつもり。

 

各話感想

仮面ライダーキバ 1,2話「運命・ウェイクアップ!/組曲・親子のバイオリン」 感想

前作

手繰り寄せ進む『仮面ライダー電王』 本編感想

次作

仮面ライダーディケイド暫定的まとめ

 

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劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事 感想

一言で言うなら、「劇場版 子供のごっこ遊び」だった。……別に悪い意味じゃないよ。特別褒めてるって訳でもないけど。ただそういう作品に見えたってだけの話。

 

デンライナー署といい悪の組織ネガタロス軍団(仮)といい、どっちもごっこ遊びレベルのノリで、真面目な話ではない。顔が怖いから逮捕とか、凶悪指名手配犯とか、スパイっぽいから爆発させちゃえとか、とりあえず国会議事堂襲っとけとか、ネガ電王とかも全部そう。あと"クロスオーバー"ってのもそういう意味で重要な要素かな。
本来設定的にあり得ないことを実現させるための、あくまで"ロジック"として敢えて、そういうノリでつくってる気がする。


良太郎は特異点としてイマジンを抑えられる設定もあって概ね保護者みたいな立ち位置に見えたけど、ごっこ遊びに付き合ってあげる器量もあるのがなんからしかった。
ところで子供のごっこ遊びと言えば、同じ小林さんのトッキュウジャーなんかも似たようなギミックがあったはずだけど、何かあるのかな。ちなみに僕はトッキュウジャーは……まぁ、そんな毎話とかじゃなく、早起きできた日だけ見るみたいな感じだったかな。正直あんま覚えてない。どの作品についても言ってるけど。
逆に映司みたいな"諦め"たキャラは、イマジネーション豊富で何でもできる子供の反対みたいなイメージなので、そういう視点でもちょっと楽しみかも。

 

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上の記事で電王は肯定の物語だって話はしたけれど、親殺しどころか保護者ポジションが主人公っていう風に見ると、やっぱり電王って異色というか変わった作品だったんだなぁと。こうやって続編とか見てく中で本編についても整理されてく可能性はあるから、電王はその辺豊富でいいよね。

 

軽い感じだけど、まぁ文字数少なかったら公開しちゃいけないなんて法はないしな。これでいいや。あ、でもこれからは劇場版の感想はいちいち書かないことにしました。

 

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トクサツガガガ 2話「トライガーノキミ」 感想

僕はどうやら……漫画の絵の吉田さんが好きらしい……。

いきなりなんの話かというと、前回1話を見たあと3巻まで試し読みをしたんだけれど、そのせいか役者さんに対する違和感という余計なノイズが発生している。
別に彼女の演技がどうとか雰囲気がどうとかそういう話では全然なくて、ただたまたま僕が漫画の絵の吉田さんを気に入っていて、"あの吉田さん"じゃないのに"吉田さん"であるという不和に苦しめられるという……それこそ本作『トクサツガガガ』で扱われそうな「オタクあるある」っぽい話。僕が"オタク"かどうかはさておき。
今回そのことばっかり考えててあんまり内容頭に入ってこなかったんだけど、まぁなんとかなるだろ。


「この価値観の押し付け……昔からちっとも変わってない!」
さて、今回の山場は多分ここだよね。僕に言わせれば、人に悪魔とかヤクザとかチャラ彦とか勝手なこと言っておきながら何言ってんだって感じだけど。一応普段は心の中に収まってるからまだいいけど、割と頻繁に口滑らせてるからね、仲村さん。その上、今回は特にモノローグが訛ってたので、余計に独りよがり感を強く感じた。

「いい年した女が特撮なんておかしい」の押し付け
     VS
「いい年した女が特撮を好きでもいい」の押し付け

とでも言おうか……割とどっちもどっちだよって。客観的事実がどうとか多角的視点がどうとかって言葉も出てきてたけど、それってあくまで自分に都合のいい事実と視点でしかないじゃんね。
それこそあのお母さんのような考えの人がある程度の数いるのも事実だろうし、フェミニズムの方が言うには日本は女性の社会進出なんてまだまだできてないらしいし。
"社会と違っててもいい"ことを納得させるために"社会の事実"を出すっていうこと自体がもうパラドックスだよね。30過ぎても未婚な人の"多数性"を武器にしている訳だから。まぁ、多数決至上主義の人を納得させる為に(自分は納得できないけど敢えて)その土俵に立つというのはいい手ではあると思うんだけど、そこまで考えてのことなのか微妙。


後半は概ね吉田さんのエピソード。多分僕が吉田さん好きなのもあるだろうけど、原作を試し読みしてて「おっ、こういう雰囲気も出せるならこれから先に期待できるかも」と思わせてくれた部分。
これまでと違って吉田さん視点のモノローグが入るので、それだけで一気に閉塞感が減って世界が広がった。
また細かいことを言うと、ヒーローショーって"撮影"してないから"特撮"ではないじゃないってことになるんだけれど、それがむしろ今回の視野の広がりとリンクしてていい。松本さん(作中の呼び方に倣うなら"任侠さん")のラブキュートも、特撮じゃなくてアニメだしね。
(原作でも)個人情報求めるのがハードル高いなら自分からメアドなり電話番号なり開示すればいいんじゃって思ったけど、チャラ彦のコミュ力に助けられるって展開も、それ自体はやりたいこと分かるし悪くない。

 

「関係ないと思います。好きなものに、性別とか、年齢とか」
主テーマであるこれだけど、恥ずかしながら正直に白状すると、いわゆる"美少女アニメ"みたいなのが好きな男性……特にフィギュアとか集めてるような方に対しては、ちょっと抵抗がある。
それがなんでかっていうのをしばらく考えてみたんだけれど、多分僕は、そういう人はその美少女を「性的に見ている」と思い込んでるらしいのね。男性が女性の特オタに「どうせイケメン目当てだろ」とか思うのも、もしかすると似たようなものなのかもしれない。(もっとも吉田さんは実際2割くらい性的に見てるかもしれないけど……)
松本さんがラブキュートを好きなのはそういうことじゃないってのは知ってるので、少なくとも彼に対してはそういうちょっとした差別感情みたいなのはないんだけれどさ。
そして今度はじゃあ「性的に見ること」は悪いことなのかって話になってくるんだけど、これはまぁ"悪い訳ではないけれど僕は嫌い"ってのと、あと性的ならばオープンにするのは社会的にまずいって2点かな。なんでまずいのかは僕には分からないけど。(参照:性描写について思うこと/グリッドマンの抱き枕カバーの騒動を受けて)

 

今回はこんなところかな。「ツイカセンシ」ってことは、次回ははやくも北代さんが仲間入り……? まだそのくだりは知らないので楽しみにしとく。

 

次話

トクサツガガガ 3話「ツイカセンシ」 感想 - やんまの目安箱

仮面ライダージオウ EP20「ファイナルアンサー?2040」 感想

キャラクター

 明光院ゲイツ
・「俺の使命は歴史を変えること。お前とは違うが、お前の意思を止める気などない」
これは……なんだろう。ソウゴのスタンスに少し近い気がするので、ソウゴを好きになったと同時に手本にもしたくなったのかな。

 

 ツクヨミ
・今回の話ではないけど結騎さんが前回19話の感想で言っていた、彼女がアナザークイズの起こす事件について未来の端末で調べていた件、自分も気になったので少し考えてみたんだけれど、「もしオーマジオウ未来の端末で調べて該当しなければ、ゲイツリバイブ未来の存在であるアナザークイズの仕業だと確信できる」そういうことだったのかなと。もっとも、更なる分岐未来がないことが前提となるけれど。

 

 ウォズ
・前回はソウゴにウォッチを取らせるのかと思ったけど、あれかな、単にクイズをぶっ倒してゲイツリバイブ未来をめちゃくちゃにしてやろうって腹なのかな。

 

 もうひとりのウォズ
・「いいよ、我が救世主。だいぶ策士になってきたじゃないか」
本来はどういう作戦だったんだろう。目当てのアナザークイズを前に夢中になっているクイズを横から急襲することで倒そうって感じなんだろうか。

 

 堂安主水
・順一郎「直すには直したんです。でもどういう訳か動かない」
こはちょっと2話を思い出した。自分で動かさない時間は動かないってやつ。あの時は意味分かんなかったんだけど、今回のは比較的分かりやすかったかな。
・しかし、主水自身の父親との確執は今回ので解決したんだろうか。母親を悲しませていることだけが気がかりだったのかね。

 

 タイムジャッカー
・勝手に脳内補完してスウォルツが未来からアナザーウォッチを持ってきたものだと思ったけれど、本当に前回の言葉通り"2019年に来たクイズ"からアナザーライダーをつくったのね。前回のシノビに倣って倒しにくいアナザーライダーをつくることで「本気で王の擁立を考えてる」のかと思ったけど、オリジナルライダーが残ってるんじゃなんの意味もない。にも関わらずそれを知ったあとも動揺するでもなく何食わぬ顔で"本気"っぽさ出してて、なんか本当に行動すればするほど馬鹿なんじゃないかと思えてくるんだけど、ギャグのつもりなのかな。時間を止めるためにいちいち髪をはらうのもシュール。ドロンボーの3人みたいなマヌケだけど憎めないみたいなキャラクターにする訳でもなく、大真面目な顔して失敗ばかりしてるから、全く顔が立たない。"ヒーローものの敵"の性として、わざとこんな感じになってるんだろうかって気すらしてくる。

 


設定

・クイズとアナザークイズの共存について、公式サイトでの白倉さんの解説を読んだけれど、あんまりピンとはこない。ぼやーっと"存在の輪"っぽいなとは思ったけど、まとめた結論が「クイズが時間旅行者だったから」というのが解せない。特殊な白ウォズが"連れてきた"からというのならなんとなく納得できる。"未来から来た理由"が消えることはないのなら、やっぱりゲイツはオーマジオウを倒すことはできないってことになるし。それとも、ジオウを倒した後にゲイツツクヨミ、ウォズが死ねば、オーマジオウ未来を観測した者がいなくなるので変わるんだろうか。
そもそも通常のアナザーウォッチとレジェンドウォッチについてもきちんとは理解できていないので、応用編に対応できるはずは元よりないんだけど。
・ダブルライドウォッチは特になんの説明もなく出てきたね。巷では「アナザーWの正体が明かされなかったから本編でダブル編あるのでは」とか言われてたけど、やっぱりなさそう。ここから少しFOREVERのネタバレをするけど、僕はあの映画の"ジオウメンバー"も厳密には本編とはパラレルだと思ってるんだよね。もちろんビルド側も。あれは本編を見た結果生まれた"心象"としての彼らであって、本編と地続きに、少なくとも作者の意志のもとで繋がるものではない。でも本編でもう一度ダブルウォッチ入手のくだりをやると視聴者が混乱するので、FOREVERを正史と捉えたい人はそれでいいし、そうじゃない人はまぁ似たような違うようなことがあって手に入れたんだなって納得すればいいって感じなんじゃないかな。

 

 

置いてけぼり感はある。次回はリュウガ編ということで、本筋的にも転機となるらしい。アナザーリュウガということはEPISODE FINALの方の"最終回"に繋がる歴史が消されて、TV本編から続くタイムジャッカーには消されなかった(とはいえ結局ライダーの力は消えた)後日談がスピンオフで描かれる、みたいな認識でいいのかな。楽しみ。

 

ジオウ感想一覧

前話

仮面ライダージオウ EP19「ザ・クイズショック2040」 感想

次話

仮面ライダージオウ EP21「ミラーワールド2019」 感想

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仮面ライダー響鬼 三十二,三十三,三十四,三十五之巻「弾ける歌/装甲う刃/恋する鰹/惑わす天使」 感想

キャラクター

 安達明日夢
・「理屈では分かってるんですけど、理屈通りにいかないっていうか」
理想論てのは、難しいよね。もちろんそうできたらいいんだろうけど、それを強いるのは違うっていうか、さ。
明日夢は持田のこと好きなの? 友達としてびっくりしたとか、そういうことかと思ってたんだけど。

 

 ヒビキ
・後半スタッフの解釈では、ヒビキさんは子供みたいな性格なんだね。って言うとまた少し違うんだけども。前半からそういうなんていうか、ちょっとかわいいところみたいなのはあったけど、そこばっかりフォーカスされてる感じがちょっとくどい。クウガの時みたいに、こういうエピソードは合間にちょいちょい挟まれるくらいがちょうどいい気がする。
・なんで日菜佳さんのために打ったうどんを、ヒビキさんが最初に食べるのよ。そゆとこが無神経って言われるんでしょうが。

 

 トドロキ
・感情が出てしまうキャラなのは分かるんだけど、トドロキはもうちょっとこう……礼儀は一応ある人なんだよね。小暮さんのことについてぶつくさと文句を言ったり愚痴ったりするのは、ちょっとイメージと違うかな。夏の話もあったし。

 

 桐谷京介
・モップ競争。自転車競争もだったけど、運動音痴っていうのは本当なのかね。単に明日夢よりは上ってことなのか、或いは完璧主義だから自分は駄目だと思ってるとか……?

 

 小暮耕之助
・善のカタマリですみたいなたちばなの人たちにも弱いところがあるということを詳らかにしていく役割なのかね。こういう、実写では少しオーバーなギャグの表現も、響鬼ならミュージカルをやってた土台があるからそんなに浮かないね。意外とマッチしてるんじゃない?
・みどりの指摘をなんの嫌味もなく受け入れる。自分で気付かなかったのかとは思うものの、他人に厳しいばっかの人ではないらしい。
・ヒビキさんに「親父」って言われててようやく気付いた。そうか彼は父親なのか。前半ではたちばなのメンバーは確固とした「大人」として"少年"に接してたけど、月並みな表現をするなら「みんな誰かの子供」ってことだ。

 

 立花日菜佳
・「トドロキくん。別に私怒ってる訳じゃないんです。ただちょっと疲れただけで」
これ、『響鬼』という作品では結構な革命なんだよね。いやクソみたいなギャグでキャラ崩壊云々〜みたいな話じゃなくて、真面目に。だってみんな怒らないじゃない、気持ち悪いくらいに。とにかく許す、許す、許す……あんたら仏かって。仏ですら三度なのに。ってか今回日菜佳さんが二度は許してるのはそういう意味なんだろうけど。よく言えば平和でほのぼのしてるんだけど、人間味がないっていうか、普通に生活してて一切いざこざが起こらないなんてことは有り得ない訳で、でも『響鬼』ではそういういざこざの元は"外部者からの悪意"による恣意的なものだと決めつけてしまってる傾向があるんだよね。だから、メインキャラクターの"内側"で問題が起こるっていうのは、悪く言えば「ギスギスしてる」ってなるのかもしれないけど、あって当たり前のことだし、それを乗り越えてまた更に仲を深めたりすることもできる(できないこともある)訳よ。これも 日常 だし、それを排除した平和っていうのは、少し怖い。


設定

・装甲響鬼がカマイタチを斬撃で倒す……のは散々指摘されてるけど、そもそも魔化魍が何故清めの音じゃないと倒せないのかなんて全く説明されてないんだよね。童子と姫はこれまでも武器で倒してきたしさ。まぁ、個性で成り立ってた番組から個性を抜き取っちゃったみたいなところはあるかもしないけど、俗に言うテコ入れが入ったってことは"成り立って"なかったとも捉えられるしなぁ。僕的にはこの斬撃云々よりも、ヒビキさんの"一撃"に力強さが感じられなくなっちゃったのがちょっと寂しいかな。これまでと同じような軽い格闘戦って感じ。演出によるものなのか何なのか分からないけど。
・ちなみに真面目な話をするなら、音って結局は波のことであって、アームドセイバーはみどりさん曰く"波動を発している"とのことなので、その波が清めの音なるものに該当するなら解決する。で、小暮さんも猛士なのでそりゃ魔化魍に有効な武器つくるだろうっていう予想も加えれば、設定的にはもう何も言うことはないね。見た目が音撃っぽくないっていうなら紅だって太鼓付けないでただ棒で殴ってるだけだし。

 

 

自分的には結構好きだったかな。これまでの響鬼に足りなかった要素が見れたって感じ。最終的には前半から言われてた「自分らしく」ってところとも絡めたし、そんなに悪いもんでもないんじゃない?

 

次話

仮面ライダー響鬼 三十六,三十七,三十八,三十九之巻「飢える朱鬼/甦る雷/敗れる斬撃/始まる君」 感想 - やんまの目安箱

仮面ライダー剣(ブレイド) 15,16話「運命の適合者/レンゲルの力」 感想

キャラクター

 剣崎一真
・「そうじゃない。君が遠ざかっても天音ちゃん達が襲われるなら、側にいて守れよ。あの2人を」
ま、まともだ……。剣崎の性格がかなり変わってきている。なんだろう、テコ入れってやつなのかな? 前よりは多少見やすくなった。
・「俺は、良かったと思ってる。これからもアンデッドが襲ってくるかもしれない。その時、あの2人を守れるのは、あいつだけかもしれない。なんか俺、そんな気がしてるんだ」
"あいつだけ"ってどういうこと? 剣崎にはあの2人を守る気はないの? 家族を助けられなかった悔しさから、全ての人を守りたいって欲張るようになったとかって話はどこに行ったんだろう。
・カリスの攻撃から身を呈して庇ったのは良かった。

 

 橘朔也
・「こんなものに頼ったからいけない……お前のようなやつに頼ったから小夜子は……」
なんかズレてない? 最初の一回は無理やりだったよね。で、それなしではいられない体になったとか言ってなかったっけ。それってつまり、シュルトケスナー藻には依存性があって、半分正気じゃなかった……分かりやすく言えば、無理やり酒を飲まされて酔ってたみたいなことじゃないの? むしろ、問題なのはあくまで元の恐怖心やヤケクソで戦ったことの方であって、伊坂に頼ったことではなくないか?
・「小夜子ー!」
結局、小夜子を失った悲しみだけで勝っちゃった。本人も言ってたけど、大切な人が死なないと勝てないなんて情けない。まぁそこはこれからの橘さんに期待するとしても、あまりに戦闘が一方的過ぎて、橘さんが強くなったっていうより伊坂が弱くなったように見えた。
・「お返しします」
うーん、そもそもなんで橘さんが仮面ライダーになったのかがハッキリしてないから、なんとも言えない。小夜子さんの提案(仮面ライダーなんてやめて平和に暮らす)を実行するってことなんだろうか?

 

 白井虎太郎
・「だってぇ……僕だってやってみたいじゃない。『変身』って」
えぇ!? 前回無力感に苛まれて、そこからレンゲル使うんじゃないの! なんでそんな嬉々として、軽い感じで……。

 

 広瀬栞
・「大丈夫よ、もう大丈夫」
なんであんたが車の後部座席のうち、母親と天音の間に座るんだ。そしてなんで母親を差し置いて天音を抱きしめるんだ。映像として違和感ありすぎ。些細なことかもしれないけど、こういう小さな描写で一気に虚構感が出るから気を付けて欲しい。
・「……でも、どんな人間なんだろう。カテゴリーAの適合者って」
脈絡のない独り言はテコ入れ後も相変わらずみたい。自然に場面転換しようとしてるのは分かるけど、余計に不自然になってて笑えない。

 

 ドラゴンフライアンデッド
・栗原親子を誘拐してまでカリスと戦おうとした癖にすぐ逃げんなよ。脚本の人に都合よく使われちゃったんだろうけど、これはモブ怪人だからってあんまりだろ。

 

 

伊坂との決着、雑だったなぁ。なんか、小夜子を殺した伊坂の判断ミスって印象が強くて、自滅感が否めない。なにかテーマを背負ってるようにも見えなかったし……。それに、勝負が2回に分かれてるのも良くない。一度お預けを食らってポカーンとして、まだ恐怖心の原因を解決してないもんなとか思い直してるうちに「小夜子ー!」で撃破。なんだこれ。

 

次話

仮面ライダー剣(ブレイド) 17,18,19話「邪悪なベルト/暗闇を操る魂/暗黒を征す者」 感想 - やんまの目安箱

仮面ライダー555(ファイズ) 49,50話「滅びゆく種/俺の夢」 感想

キャラクター

 乾巧
・「どけ、ヤツ(照夫)は俺が倒す!」
"戦うことが罪なら、俺が背負ってやる"だもんね。
・「言ったはずだ、俺は人間を守るってな。お前も、人間だ」
木場に人間である要素なんて、もうないじゃんと思ったけども、違う。"人間だと認めることで木場が変わる"んだ。まずはこちらが歩み寄れば、相手にも余裕ができて取れる選択肢が増える。巧にはそういう余裕……度量がある。
・「夢っていやぁ……俺もようやく夢が見つかった」「世界中の洗濯物が真っ白になるみたいに、みんなが、幸せになりますように」
夢がなかったっていうのは、なんか少し違う気がした。見つからないとかそういうことじゃなくて、多分"叶わないかもしれない夢を見る"ということに意味を見出せたんじゃないかな。他人が見る分には否定しないけど、自分に自信が持てない内は諦めの感情が先に立つ。ちょうど初期の長田みたいに。でも、長田が木場たちと暮らして前向きになったように、巧もファイズとして戦うことで少しずつ自信をつけていったんだろうなと。

 

 木場勇治
・カイザブレイガンを順手持ち(それとも逆に逆手持ち?)するのはらしくてよかった。何気ないアクションもこういうワンポイントがあるだけで楽しくなるね。
・「まだ俺には分からない……何が正しいのか。その答えを、君が俺に教えてくれ」
最後まで"教えてくれ"かよって思ったけど、その後にアークオルフェノクを道連れにしたところを見るに、そういう意味で巧に"託した"って解釈でいいのかな。

 

 海堂直也
・「ちゅーか、オルフェノクの力ってのは一体なんなのかねぇ……」
終盤はほぼ人間サイドにいたね。啓太郎と真理は海堂もオルフェノクだって知ってたっけか。まぁ、どっちでも変わらないか。
彼は巧と似たとこあるよね。偽悪的でさ。

 

 アークオルフェノク
・先が短いオルフェノクの希望でありつつ、将来ある子供の姿をしているのが印象的だった。人間とオルフェノクの利得がトレードオフであることを象徴する存在と言っていい。それを殺したことは、良かったのか悪かったのか……。
短命とはいえオリジナルはこれからも生まれ得るだろうし、どちらかが一方的に損害を被った形では少なくともない。オルフェノクは本来死んでる訳だし。

 

 

…………巧は、近いうちに死ぬんだろうな。それが分かってるから、面白かったと言える。

 

まとめ

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次作

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後妻業 1話「最強の悪女が高齢者の遺産を狙う! 愛と欲望渦巻くバトル開幕」 感想

僕は普段仮面ライダーばっか見てるんですけど、なんの気なしに新作ドラマを勝手に録画する機能をオンにしてみて、初めてかかった獲物です。生って狭い意味じゃなく時期くらいの広い意味の"リアルタイム"で追う一般ドラマは、今のトクサツガガガを除けば、『監獄のお姫さま』以来かな? 思ったより面白かったので、感想を書いてみる。形式はちょっと探り探りで。


欲に忠実なヒールっぽいキャラが主役なのは自分的になんとなく『LEGAL HIGH』の古美門を彷彿とさせて、結構好きなタイプ。
逆に(小夜子視点で)敵側になりそうな朋美は、ちょっと雰囲気的に『民衆の敵』の平田和美を思い出した。当時彼女に腹が立ってキレ散らかしてた人間なので、若干警戒してる。あ、ちなみにこれらの作品もいずれ感想を記事にして残して置きたいなって思ってる。

 

「紙切れで縛られるのはやめよう」とか、カッコいいと思って言ってそうで、こう、なんというか、鼻にかける感じが鼻につくというか……なんか苦手だね。そうやって個人の自由を主張するような立場をとったかと思えば「だって、あんな若い女の人が、お父さんに本気で惚れる訳ないよ。きっと財産目当てのはず」なんて決め付けたりさ。
同族嫌悪にも近いものかもしれないけど。
夫婦別姓ってなんなんだろうね。そもそも姓ってなんだ。僕の認識では"家"単位で区別するときに使われるもの。慣性を度外視した必要性はあるのだろうか。素人的には、変えても問題ないようならあってもなくても問題ないのでは? とか思ったりする。夫婦が別姓が場合、当然子供の姓をどうするかって話になると思うんだけど、その問題が起こらないケースは親がたまたま同姓か変えたかの2択だよね。こうして見ると、どっちでもいいんじゃんって。家単位の区別がどうしても必要なら、子供はミドルネームみたいに2つの姓を継いだ方が良いんじゃないかなぁ。まぁあんまり続けると「アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア」みたいなことになっちゃうけど。恣意的にどうでもできることだから逆に難しいな。

 

行き詰まったので別の話に移す。老人の殺し方だけど、辛いピザを食べさせるっていうさ。あれは犯罪になりうるのかね。不能犯って訳でもないし、殺意が認められさえすれば殺人罪ってことになるのかな。ピザ食べさせて殺人って、なんだか不思議な気分だ。視聴者的には、感情移入できなくなるほどの非日常性を感じずに、それでいて日常的に人が殺せてしまうという恐怖も感じて、面白いなと。
まぁ最後には擬似的に嘱託殺人的な状況だと示した上で"それっぽい"殺し方も試みてたけど。
「違法だけど反感や嫌悪感は買いにくい」みたいな、バランス感覚がうまいと感じた。
親子を助けるためにヤクザと繋がった私立探偵の人もそうかな。

 

ギャグ描写はちょっと浮いてる気もしたけど、
「あなた何様なの!?」
「奥様や~!」
は結構気に入った(笑) なんとなく予想できる返しけど、それを恥ずかし気もなく声高に叫ぶ度胸が笑える。

 

とりあえずこんなもんでいいかな。面倒になったり書くことなくなったら予告なくやめます、多分。