僕は普段仮面ライダーばっか見てるんですけど、なんの気なしに新作ドラマを勝手に録画する機能をオンにしてみて、初めてかかった獲物です。生って狭い意味じゃなく時期くらいの広い意味の"リアルタイム"で追う一般ドラマは、今のトクサツガガガを除けば、『監獄のお姫さま』以来かな? 思ったより面白かったので、感想を書いてみる。形式はちょっと探り探りで。
欲に忠実なヒールっぽいキャラが主役なのは自分的になんとなく『LEGAL HIGH』の古美門を彷彿とさせて、結構好きなタイプ。
逆に(小夜子視点で)敵側になりそうな朋美は、ちょっと雰囲気的に『民衆の敵』の平田和美を思い出した。当時彼女に腹が立ってキレ散らかしてた人間なので、若干警戒してる。あ、ちなみにこれらの作品もいずれ感想を記事にして残して置きたいなって思ってる。
「紙切れで縛られるのはやめよう」とか、カッコいいと思って言ってそうで、こう、なんというか、鼻にかける感じが鼻につくというか……なんか苦手だね。そうやって個人の自由を主張するような立場をとったかと思えば「だって、あんな若い女の人が、お父さんに本気で惚れる訳ないよ。きっと財産目当てのはず」なんて決め付けたりさ。
同族嫌悪にも近いものかもしれないけど。
夫婦別姓ってなんなんだろうね。そもそも姓ってなんだ。僕の認識では"家"単位で区別するときに使われるもの。慣性を度外視した必要性はあるのだろうか。素人的には、変えても問題ないようならあってもなくても問題ないのでは? とか思ったりする。夫婦が別姓が場合、当然子供の姓をどうするかって話になると思うんだけど、その問題が起こらないケースは親がたまたま同姓か変えたかの2択だよね。こうして見ると、どっちでもいいんじゃんって。家単位の区別がどうしても必要なら、子供はミドルネームみたいに2つの姓を継いだ方が良いんじゃないかなぁ。まぁあんまり続けると「アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア」みたいなことになっちゃうけど。恣意的にどうでもできることだから逆に難しいな。
行き詰まったので別の話に移す。老人の殺し方だけど、辛いピザを食べさせるっていうさ。あれは犯罪になりうるのかね。不能犯って訳でもないし、殺意が認められさえすれば殺人罪ってことになるのかな。ピザ食べさせて殺人って、なんだか不思議な気分だ。視聴者的には、感情移入できなくなるほどの非日常性を感じずに、それでいて日常的に人が殺せてしまうという恐怖も感じて、面白いなと。
まぁ最後には擬似的に嘱託殺人的な状況だと示した上で"それっぽい"殺し方も試みてたけど。
「違法だけど反感や嫌悪感は買いにくい」みたいな、バランス感覚がうまいと感じた。
親子を助けるためにヤクザと繋がった私立探偵の人もそうかな。
ギャグ描写はちょっと浮いてる気もしたけど、
「あなた何様なの!?」
「奥様や~!」
は結構気に入った(笑) なんとなく予想できる返しけど、それを恥ずかし気もなく声高に叫ぶ度胸が笑える。
とりあえずこんなもんでいいかな。面倒になったり書くことなくなったら予告なくやめます、多分。