ちょっと遅くなったけど、平成仮面ライダーキッズ……いわゆるソフビの指人形を買った。やっぱ平成ライダーが勢揃いとなると、コレクター心をくすぐるよね。基本ブラインドとは言え、3000円出してBOXで買えば余りなく全種揃う(100%とは言い切らないがほぼ確実と思われる)のも良い。
という訳で、久々に玩具カテゴリーの記事を書こうかなと思い立った。玩具っつーか今のところ食玩だけだけどね。好きなのよ、何より安いし。
全20種類、独断で感想を述べていきます。ソフビ自体じゃなくてデザインそのものの話もするかも。まぁその辺はいつも通り僕の好きなようにやるんでお付き合いください。画質の悪さや写真の下手さはご愛嬌ということで。
クウガ
ベースはマットな黒で、それに加えて赤と金と銀。なんていうかこう……王道さの中に漂う上品さというか、かっこいいよね……。ポーズはもちろんサムズアップ。4号の姿よりは五代くんの姿でやってた印象の方が僕としては強いけど、それでもクウガといえばこれって感じで素敵。惜しいのは、顔が体に埋まっちゃってて、肩が強張ってるように見えること。気にならない人は気にならないだろうけど、僕はこれちょっとマイナスかな。
アギト
使われてる色は大雑把にはクウガと同じなんだけど、金がこちらの方が濃いというか黄土色に近くて主張が強いんだよね。本編と比べてもかなり強い気がする。もしかすると個体差かもしれないけど。でも僕は結構この色好き。クウガが上品ならこっちは豪華ってイメージ。ポーズは一瞬変身のアレにも見えたけど(かっこいいよね)、クロスホーン展開してるしキック後かな。顔の凄まじさで気付かなかったけど、じーーーっと見てると胸の石みたいなやつがただの黒でそこだけちょっと寂しく思ったけど、顔の良さで十分お釣りが来る。何気にOシグナル? で青とベルトでガンメタも塗られてて、色数が多い。
龍騎
ドラゴンライダーキック前のポーズで、赤をベースに黒と銀の塗装。あと細かいけど金ラインね。たぶんこれがないと何か足りない感じになっちゃってたんじゃないかな。こういうアクセントって意外と大事だよね。目元の線といい頭のドラグレッダーのマークといい全体的に細かいデザインなんだけど、かなり頑張って再現してる。ただこれは個体差が激しそうかな。どうしてもはみ出してるやつとかは出てきそう。僕のはなんだかちょっと眉間にシワを寄せてるみたいになってて、"表情"ととればそれはそれで面白いかも?
ファイズ
こちらもクリムゾンスマッシュ前のポーズで、黒ベースに銀と赤と金。僕のは顔の塗装がなんかズレててちょっと残念。Oシグナルも緑入ってるんだけどね。あとクウガ同様、若干肩が高い。特にこのポーズはリラックスしてるようなイメージなので、なんだか変な感じ。ただ、よく見ると左手にファイズアクセルを付けていて、ここは芸が細かい。あ、当然ファイズポインターも装着してる。塗装ズレさえなければ……。
ブレイド
お馴染みのライトニングソニック(ブラスト)前のポーズ。ブレイラウザーが体に近すぎで変な感じもするけど、こちらも顔がとてもいいのであまり気にならない。やっぱ金とか銀は綺麗でいいなぁ。きちんと涙ラインの金も入ってる。紺色もブレイドのイメージに近いし、具体的に何がモチーフなのか知らないけどもさっとした? 前時代的な? 鋲が打たれてる感じも出てていい。あと個人的にスペード型の耳が好きなんだよね。キングフォームになったときのそれなんかもう……。
響鬼
ツヤのある紫で、できる限りマジョーラにパッと見の印象を近付けようという意思が感じられてとても良い。普通に綺麗だし、隈取の細いラインもこれまたきっちり赤と銀で塗られている。革のふんどしみたいなやつは茶色、鬼面も金色に塗られていて、かなり僕の中でも評価が高い。音撃棒が阿吽に見えるのは流石に塗りムラだろうか? 唯一、顔の中心にスプレーみたいな感じで銀が吹かれてるんだけど、そこがズレてるんだよね。これがなければ一番お気に入りになった可能性すらある。まぁ、これも表情と取れないことも……ない……?
カブト
正直あんまり似てないかなっていうキャラ第1号。まず赤がやたらと暗い。次に目がなんだか変。多分これはカブトホーンの上の方と目の接し方が真っ直ぐすぎるのが原因かな。本物はもうちょっと丸くなってる。最後に、やっぱりツノが小さい。アギトくらい大迫力で良かった。色数だけで言えばアギトと並んで6色もあるんだけど、そもそもなんでよりによってクナイガンなのかなぁ……。そこは「天の道を往き……」のポーズで良かったじゃん。まぁ、この辺のは過去のやつの再販だから今言ったって仕方ないんだけどさ。
電王
言わずと知れた「俺、参上!」のポーズ。どうでいいけど、僕はこっちよりも"俺"のところのポーズがセクシーで好き。まぁ指人形であの良さを出すのは無理な気がするのでそういう意味では妥当かな。こいつの一番好きなところは、真ん中の金ライン。きちんと造形で桃太郎、キジ、サル、イヌが掘られてるのよね。こういう細かいのって、サイズが小さい立体物だと、再現した方がむしろ似てないってなることも多くて、多分複眼の表現なんかはそれで全部されてないんだろうけど、まさかここを再現してくる(しかもパッと見でちゃんと似てる)っていうのは感動した。
ただ、デンカメンがなんとなくでかいというか横に広すぎる気がするのは気のせい? 先っちょの銀が省かれてるからなんとなく締まって見えないだけかな。
キバ
電王同様、造形がすごい。鎖は当然のように全身に巻かれてるし、何より目を見張るのは顔の赤い部分。さっき言った電王の真ん中ラインほど主張が強くなくて自然に溶け込んでるんだけど、でもよく見ると確かに彫りがある。っていうかむしろ細かいキズなんじゃないかってくらいなんだけど、実際にあるデザインなんだよね。型に入れて固めて……ってつくってるイメージなんだけど、それでこんな絶妙なものができるのだろうか? 後からやってるのかな。とにかく驚いた。赤の色はカブトと同じ気がしたけど、あっちが太陽なのに対してこちらはヴァンパイアだけあって暗い色がとても似合う。あ、でもポーズだけは謎。じゃあ他にどんなのが良かったかって考えると確かに出てこないけども。
ディケイド
正直あんまり似てないかなっていうキャラ第2号。本物はマゼンタと白黒、緑で上品な印象なんだけど、これはただただ軽くて下品なピンクって感じ。僕はすぐ受け入れたけど、エグゼイドに拒否反応を示した人達はこんな感じだったのかなって気持ちになった。顔もなんだか"のーん"としてるし、龍騎の時の凄みはどこへ行ってしまったんだろう。
SHODOはそれなりに似てた(ただし僕のは塗装汚かったけど)から、顔の違和感は複眼の縞のなさではないはずなんだけど、なんなんだろう。とにかく似てない。記号はあるからディケイドだと認識はできるが、何かが違う。同一性とは不思議なものだなぁ。
思ってたよりずっと長くなったので1期と2期で分けます。平成2期&まとめ編に続く。
後編