やんまの目安箱

やんまの目安箱

ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダー/戦隊リアタイ時の思い出を語ってみる

過去の特撮作品を見ていると、いわゆる思い出補正というものが、明に暗に入ってしまうことがしばしばある。例えばデカレンジャーとか、実際今見てみるとくそつまんねぇなって思ったりもするけれど、それでも子供の頃に楽しませてもらった事実が消えることはないので、好きか嫌いかって考えると結局嫌いとは言えなかったりする。
という訳で、僕の感想を読んだ人が「あぁこの人は当時見てたからこんなに甘い評価なんだな」「思い入れがないからこんな辛辣なんだな」みたいな感じで納得するひとつの理由になり得るかな、みたいな口実のもとに、ただ自分語りしたいだけです。当時の子供がどう思ったかみたいなのは、多少需要もあるかしら。
基本は年表形式だけど適宜時空を超えます。


1999年/当時0歳

ゴーゴーファイブ

生年、おそらく見ていない。3歳前後のころ従兄妹の兄ちゃんがビクトリーロボ(あと大獣神プテラだけ)を触らせて貰ったことがあって、先日ブックオフで800円だったのを見つけたときは思わず懐かしくなって買ってしまった。2021年現在になっても、本編1,2話と最終話しか見てないけど。だから欠品とか状態の悪さとかが全く気にならないという利点もある。


2000年/1歳

クウガ

見ていた記憶はない。本などで見てもアギトとの区別が付かないもんだから、3人並んでたらアギト、1人ぼっちだったらクウガという認識だった。 この2作は龍騎以降と比べて少し地味だなと、というよりも単に自分がしっかり見ていなかったから「古い」という印象があったのかも。 
クウガ感想一覧

タイムレンジャー

見ていた記憶はない。ただ中高生くらいの時に全話見て結構面白いと感じたので、思い出補正的なものはある気がする。幼少期はもちろんだけど、そのくらいの時期に見たものもなかなか色眼鏡かかるよね。
未来戦隊タイムレンジャー Case File1「時の逃亡者」 感想

 


2001年/2歳

『アギト』

見ていた記憶なし。ただ、これもおそらく従兄妹のお下がりで小学館のテレビ絵本が家にあって、3人の中だとG3が一番好きだった。オクトパスロードとの戦いが、濃い赤と青のコントラストも強烈ですごく思い出に残っている。
アギト感想一覧

ガオレンジャー

記憶はないが、実母いわく時々見ていたらしい。普通にガオレッドが好きで、なりたがっていたそうな。
従兄妹が何故かガオシャーク(ハンマーヘッドかも?)だけとか、Gフォンを持ってきてくれたこともあったんだけど、Gフォンは正直ギミック難し過ぎて訳分かんなかった。「携帯……だと思うけど、なんで顔付いてるの? この黒いのは何?」って。兄ちゃんは「壊さないでよ」みたいなことを注意しながら一生懸命ライオンになって人間になって……みたいなことを説明してくれてたんだけど、「携帯がなんでライオンになるの?」と不思議で仕方なかった。


2002年/3歳

龍騎

好き。この頃から、断片的に見ていた記憶がある。本編よりも、父のデスクトップPCを借りて公式サイトの過去エピソード一覧を読んでいた印象の方が強い。ブックマークに色々登録し過ぎて怒られたような気がする。
また今はもうないけど、DXじゃない廉価シリーズ(今で言うプレックス系列)のダークバイザーを持っていた。音が鳴らなくて、カードもプラ板だった気がする。自分用に特撮玩具を買ってもらったのはこれが初めてだったと思う。アドベントカードのカードダスも1回だけやらしてもらってえらく気に入っていたらしく、何故かそのカードを束ねた輪ゴムで髪の毛を結んだ状態で、撮られた写真を何度か見たことがある。
龍騎感想一覧

ハリケンジャー

好き。ファミレスのおもちゃコーナー(概念自体が懐かしい)にあったプルバック式のゴウライビートルを祖父母に買ってもらった。ナイトもそうだけど、この頃からどちらかと言えばヒールライクなキャラの方が好きだったらしい。あとガチャガチャのギミックが子供心にすごくワクワクしていたのを覚えている。
あと6〜8歳の頃、通っていた歯医者さんにビデオが置いてあって、他に知ってるのがないしだいたいハリケンジャーを見ていた。サタラクラの術でボックスに閉じ込められる回。


2003年/4歳

『555』

大好き、というかここがいわゆる"直撃世代"……思い出のピークかな。食玩の可変オートバジン(!?)とカイザドライバー(フォンとベルト)を買ってもらって、非常に気に入っていた。
コンビニでデルタギアも見かけてねだったけど、駄目だった。だってビデオカメラだよ、欲しくない訳がない。父が割とホームムービー的なの撮る人だったから、かなり身近にありながらも触れないっていう距離感だったし。
映画は結局見てないんだけど、オーガの見た目が怖かったのを覚えていてる。友達の家にソフビがあったんだけど、ちょっと目を逸らしたくらい。変身前の人間なんて興味なかったから木場がどうこうみたいなのも全く知らなくて、ただCMとか本とかで見て「強くて悪い敵」として認識していた。
555感想一覧

アバレンジャー

好き。『555』とセットで、毎週早起きしてテレビの前に待機していた。食玩のティラノロッドとトリケラバンカー、ウィングペンタクトに加えて、この年は初めてミニプラの戦隊ロボ・キラーオーを買ってもらった。ヒール好きは健在で、でも彼は怖いとか思ったことそんなないな。
工作とか好きな時期で、買ってもらえないもんは自分でつくるということを覚え始めた。ダンボールやテープをなんとか駆使して、アバレマックスの武器スティライザーを作り上げた。しかもブレードがきちんと変形できる。我ながら出来の素晴らしさに惚れ惚れして、自慢してやろうと友達の家へと駆けたものの、DX(ホンモノ)を見せられてなんとも言えない気持ちになった。


2004年/5歳

『剣』

普通。そこまで好きだった訳ではないのだけど、ある意味で一番記憶に残ってるライダーではある。第七話にて、剣崎が謎の集団に襲われさらわれ、ベッドでぐるぐる巻きにされて、めちゃくちゃ嫌がってるのに無理やり"何か"をされる(後年になってCTスキャンだと知った)という一連のシーンが、軽くトラウマになるくらい怖かった。今にして思えば実に『仮面ライダー』らしい恐怖を体感した経験だったと思う。ずっと何の作品かが分からなくて、子供向けらしからぬ作風らしいということで勝手に『ウルトラマンネクサス』のシーンだと思ってたから、見返した時の衝撃といったらなかった。
玩具的には、お祭りで先述のプレックス的なラインにあるレンゲルバックルを、母方の従姉弟のとこへ遊びに行った時に食玩のキングラウザーを買って貰った。ただ後者は、本編でかなり強くデカく演出されてたからなのか、小さくてちょっとガッカリした。 従姉弟の弟の方はワイルドスラッシャーを選んだので、交換して遊んだりもした。
剣(ブレイド)感想一覧

デカレンジャー

好き。普通逆だと思うんだけど、時期も相まって僕はここらでライダーから戦隊に興味の軸が移る。離婚して母と別れたのもちょうどこのくらいの時期だったので、無意識にガオレンジャーを見てた頃に退行したかったのかも、とか思ったり。
祖父母のいる実家に引っ越して、ミニプラのデカベースロボとパトウィング2だけ持ってた。以前の記事でも言ったけど、デカベースロボに付いてるデカマシンがちゃんと合体してロボになるのが感動モノ。思い出の品として手に入れたい気持ちもあるけど、古い作品って食玩とかの方が逆にレア化してることも多いのよね……。高くなるというか、そもそもモノとして残ってない。
リアタイ後も触れる機会が多くて結構好きだった珍しい作品でもある。知り合いのオジさんがDVDを全巻持ってたから貸してもらって見てたし、継母の方の従兄弟が戦隊ロボをたくさん持ってたから、ちょーだいってねだって「これはもう要らないからいいよ」つってDXデカレンジャーロボを頂いてしまった。例え中古でも、DX玩具が"自分のもの"になるというロマン……。
特捜戦隊デカレンジャー 1〜12話 感想メモ


2005年/6歳

響鬼

そんなに見てない。多分実家から引っ越したタイミングと重なってるのもあって、ほぼ記憶がない。ただ、継母と暮らすようになってから児童誌をちょいちょい買ってもらえるようになって、そこでちらちらとは見ていた。当時はまだ戦隊と違って、仮面ライダーもひとつのシリーズであるという認識が自分の中になかったんだけれど、それにしても響鬼のデザインは衝撃が強かった。というか、だから仮面ライダーシリーズだと分かってない訳なので「どうしてこんな変なヒーローを(戦隊と同規模で)特集してるの?」と不思議だった。
それはそれとして、玩具は結構魅力的だった。特にギターの烈雷ね、欲しかったなぁ。ただ食玩はバックル部分(雷轟て名前初耳)が別売りで、どうせならセットで欲しいけど2個は駄目だと言われ、泣く泣く1つで完成している変身アイテム・音錠を選んだ。
実母とは離婚後に数回会ったんだけど、そんとき買ってもらったディスクアニマルのキアカシシ(ずっとジシだと思ってた)がまさに"思い出"って感じ。割と最近だけど、初めてのバイト代は食玩ディスクアニマルに捧げた。
響鬼感想一覧

マジレンジャー

好き。僕は色の中じゃ黄色が一番好きなんだけど(昔家にあったソファの色)、ハリケンジャー以来2年ぶりの男イエロー。こうして書くとそんな空いてないけど、4,5歳の2年はなかなか長いですよ。ミニプラも1個だけって言われたから迷わずマジガルーダ選んだし、マジスティックもボウガンにした。後者は単純に、見立てでソードにもアックスにもなるというオトクさ故ってのもあったけど。
児童誌はほぼマジレンジャーの方が目当てだったね。マジマザーがいるのも好きだった理由のひとつかも。紙で作るトラベリオン(可変)の付録ってのもあってたまげたけど、あれはつくるの難しいし遊んでるうちにクシャクシャになっちゃうしであんまりハマらなかった。
金かかるから見たことないけど、魁がマジシャインになるスピンオフとか面白そうだなーって見てた。変身者が変わるとか似て非なる偽物とか、そういうのに魅力を感じる(抵抗がない)のはこの頃から変わってないらしい。


2006年/7歳

『カブト』

好き。クロックアップって能力に夢があり過ぎる。ただ、第一印象は何故か微妙だったのを覚えている。響鬼に見慣れてきた頃だったし、児童誌を買うようになって初めて"新仮面ライダーの登場"に立ち会ったというのもあって戸惑いが勝ったのかもしれない。「クナイって何、こんなちっこいのでどうやって戦うの? しかも斧? 剣じゃなくて?」みたいな。マジレンジャーは当然として、響鬼もようやくアームドセイバー使い始めたのに。王道なようでいて、というか見た目が王道だからこそそういう珍しい点(逆手持ちとか)が目立って見えたのかも。
そう、だいたいこの辺りから仮面ライダーがシリーズだということに気付き始める。児童誌では『THE FIRST』の特集もあったし。あれは子供心に「自分向けではない(今で言う大友向けの)作品だな」というにおいを感じ取っていた。
玩具的には、食玩サソードゼクターを持っていたくらい。なんだけど、なんと父が不意にDXカブトエクステンダーを…………! 自分用に、買ってきた。ホンダに勤めていただけあって、バイクとか好きな人なので。自分的には別に欲しくなかった玩具だし(カブト付いてるならまだしも)僕のじゃないしってことでひどくガッカリした。遊ばせては、もらったけど。なんなら若干壊したけど。
カブト感想一覧

ボウケンジャー

好き。カブトで慣れたからか、割と素直にわくわくして受け入れることのできた新ヒーロー。イエローは女だけど、ブラックがかっこいいので良かった。でも一番ハマった理由を挙げるとするなら、たぶん児童誌の付録DVD。これ、DXボウケンドライバーを買うとできるゲームの体験版みたいなものがプレイできたんですよ。つってもハンドルを左右に切って障害物を避けるとかそのくらいの単純なものだけど、いわゆるビデオゲームというものとはあまり縁がなかった(※)自分としてはすごく楽しくて、バカみたいにやってた。ハンドルがないからリモコンの左右ボタン押すだけなんだけど、演出がいちいちかっこいいし、何より「仮にも自分がゴーゴーダンプを操縦してる」というのが素敵だったんだと思う。
※まだ実母といた頃、父の会社のボウリング大会で優勝商品だったプレステ2を、優勝した人が要らなかったみたいで「子供だしゲーム好きでしょ」って譲って貰ったものの、肝心のソフトが『ミッキーとなかまたち かずあそびいろいろ』という教育ゲームしかなかったので、年齢が上がってからは全く触らなかった。ソフトとハードという仕組みをいまいち理解してなかったので、他のゲームを買って貰うという発想も持たなかった。
ちょうどダイパが発売されたのもこの年で、クリスマスにDSとポケモンが欲しいと手紙を書いてみたものの、継母は「これは無理だと思うよ」と即答。結局何貰ったかすら覚えてない。友達んち行ってもみんなだいたいゲームの通信対戦ばっかやるからつまんなかった。


2007年/8歳

『電王』

好き。だったはずなんだけど、あまり記憶がないのよね。ここまでの作品もほとんどが玩具や児童誌の話だったけど、それは何故かって言ったらやっぱ録画環境が整ってなかったので、本編は一度見たらそれっきりな訳よ基本。だから見逃したくないし齧り付いて見るんだけど、健闘虚しく記憶の砂は零れ落ちていく……。
この電王の年は、思い返すと玩具を何も買って貰えなかった。おそらく、継母との関係が悪化したのが原因だと思われる。欲しいなぁと思ってデンライナーのおもちゃを見つめることはあっても、口に出して買ってと頼むことはそもそもしなかったと思う。
あ、お店にあった児童誌の表紙でガンフォームという知らない電王の姿を見て、人生初めての"ネタバレ"を食らった衝撃は覚えてる。そういえば、児童誌もこの辺りから買ってもらえなかったから、店で立ち読みするだけだったわ。道理で記憶に残らない訳だ。
作品自体とは少し違うことだけど、ゾロ目の時間に扉を開くとデンライナーに繋がる設定には、少なからず救われていたと思う。継母に怒られてるときはよくそうやってトイレへ逃げ込んで、現実逃避していた。
あとなんか思い出があるとすれば翌年だけど、同じクラスになった女の子と電王の特にウラタロスが好きだって話で盛り上がって、一緒にピアノで『Climax Jump』の耳コピ(と言っても色々鳴らしてみてしっくりくるのを選ぶだけだが)をしようと試みたことくらいか。思えば学校の友達と仮面ライダーとか戦隊の話をしたことって、それまでほとんどなかった気がするから、結構楽しかったな。
電王感想一覧

ゲキレンジャー

好き寄りの普通。見てたけど、前年のボウケンジャーに比べるとかなり熱は落ちた。とは言っても、腕換装に留まらないフォームチェンジ的な武装ゲキビーストは毎回わくわくしてた。
そんな折、父が弟の誕生日に「プレゼント買ってやる」と言って保育園の帰りに買い物へ寄ったらしく、帰ってきた弟の手には発売して間もないDXゲキチェンジャーが。「僕の誕生日に自分で選ばせてくれたことなんかない(忘れてるだけで多分ある)のに! 絶対僕の方が弟よりライダーも戦隊も好きなのに! しかも食玩じゃなくてDX、最新の!」てな感じで大層ショックだった。確か直近のプレゼントが、僕が『メジャー』好きだからってことで劇中のユニフォームと同じデザインのシャツ……だったんだけどぶっちゃけ死ぬほど要らなかった。同じユニフォームにしたってドルフィンズとか海堂のならまだしも三船東中時代ていちっっばん地味なのじゃん。
今になって考えると、まぁ僕は弟と違ってスポ少の野球やってて金かかってたから、そのぶん弟にはおもちゃをってことだったのかなと思えるけど、我が家においてDX玩具を買ってもらう(ねだる)というのはもはや禁忌みたいなものだと勝手に思っていたから、衝撃的だった。たくさん遊ばせてもらいましたし、なんなら最終的には他の色んなおもちゃと交換してもらって自分のものにしましたが。


2008年/9歳

『キバ』

あんま見てない。ジョイフルでクリアファイル貰ったけど、それだけ。依然おもちゃも児童誌も買ってもらえなかった。
童心ながら、キバのアイテムはお店に大量の在庫が余っていたという印象が残っている。これまでそんな風に思ったことないのに、なんでだろ。安売りされてたのかな。
キバ感想一覧

ゴーオンジャー

ほぼ見てない。児童誌をちらっと立ち読みして「へー、今年はこんなのか」と思った記憶があるだけ。自分が成長したのか、なんだか一気に子供っぽく感じたというのが正直なところ。キャリゲーター登場回を見たくらい。


2009年/10歳

『ディケイド』

好き。第一印象は素直に「なにそれ、最強じゃん……!」。少しずつ特撮から離れつつあった気持ちを一気に引き戻された感覚。テレビにファイズが映ってることの興奮ったらなかった。
生活的には、継母も離婚して実家に戻ってきたのがこの時期ですね。
ディケイド感想一覧

シンケンジャー

好き。前年感じた子供っぽさから一転、和風かつ大人っぽい雰囲気に魅力を感じた。漢字好きだし。追加の折神にエンブレムモードがないことには納得行かなかったけど(あぁいうプリミティブ形態好き)、ゲキトージャと同じようなフォームチェンジ型の換装だったしかなり楽しみだった。あっちはネコ系て揃ってたのがかなり異色だったけど、シンケンオーは5色でモチーフ動物もバラバラでロボ状態もかっこよく、まさに王道って感じでクセがない。自分でお金を持つようになったら買いたかったロボランキング筆頭だった。
侍戦隊シンケンジャー 第一,二幕「伊達姿五侍/極付粋合体」 感想

 

 

続くかも