やんまの目安箱

やんまの目安箱

ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダーゴースト 第3クール 感想

 

第25話「異変!赤い空!」

・自分が何をしたいのかも分からないやつは信用できない……なんか見覚えあると思ったら『進撃の巨人』だ。
2期の終盤で、ライナー達に協力するはずだったユミルが突然「やっぱり今すぐクリスタに会いたい」と心変わりして暴れるシーン。きちんとした目的を定めないまま場当たり的に動いてると、あぁいうことになる。アカリはそれを危惧しているのだろう。

赤くなる空

・ゴースト内での特殊な設定ではなく、大気中に塵などの微粒子が多いと実際に空は赤く見えるのだとか。夕焼けと同じく、光がより散乱されてしまうが故に、波長の長い赤色だけが見えるらしい。知らんかった。
ユルセンが採取したときにも、空気そのものは透明だったので、光の散乱で赤く見えていることが分かる。分かった上で聞くと、アカリがちゃんと説明してくれてるんだけどね。
で、更にそれとは別に、直感的な分かりやすさのために飛行機眼魔がバラまいてた微粒子そのものも赤いことになっている。
これはあれだね、ややこしいけど、ディケイドの感想で言った"オッカムの剃刀の逆"だ。
「赤い微粒子をバラまいたせいで空が赤くなった」のではなくて、「(赤い)微粒子をバラまいた結果、光の散乱のせいで空が赤くなった」……つまり、微粒子の赤さと空の赤さは関係がない。んだけど、その勘違いを利用するのが脚本を分かりやすくするための方便,テクニック、ということになる。
(参考:仮面ライダーディケイド 8,9話「ブレイド食堂いらっしゃいませ/ブレイドブレード」 感想)

・1クール目ラストで「欲をかいた結果万が一にも願いを叶えてもらえないなんてことにならないように、複数の願いを言うことはしなかった」と解釈したけど、あっさりアカリの案を受け入れたな。まぁカノンの不調はそこまで逼迫して心配するものでもない気はするから、試しにやってみるくらいの余裕は感じてたのだろうか。
実際は、あの微粒子が眼魔世界のそれと同じものなら、最悪人が死ぬレベルのシロモノらしいんだけど。


第26話「葛藤!決断の条件!」

・飛行機眼魔はあれか、ライト兄弟だから2人いるのか。
・ブック眼魔スペリオル、両方とも鳥が乗ってるな? スペックが上がったことで両方本物として分身できるようになったのか、それとも区別が付かないように分身の精度が上がっただけで片方は幻影なのか。

なんでアカリが?

・はぁ!? あ、あの赤い空は、イーディスやダントンがどう頑張っても除去できなくて、仕方ないからアバターシステムと強化人間のどちらで克服するかって話になって、戦争の火種にすらなったものなんじゃないのか? それがどうして、別に偉い学者でもなんでもない一介の大学生であるアカリがなんとかできるんだよ。
……まぁ、弥生時代と現代では科学力が違って当たり前ではそりゃあるけど、仮にもオーバーテクノロジーな存在として描いてきたんじゃなかったのか……?
仙人がヒントを与えよっかなーとか言ってるから、中和剤をつくるとこまでは彼らでもできたけど、眼魔世界ほどの規模で浄化するのは不可能だった、ってだけの話なのかな。
それはいいとして、カノンはダントンがつくった強化人間なんでしょ? それがどうして赤い空で苦しんでるのだろう。

 

第27話「決死!覚悟の潜入!」

・真っ赤な眼魔世界の空、シナプスに似た微粒子が舞っていることによってデミアのような世界規模での神経接続が可能になるらしいけども、そう思ってみるとなんだか血管の中みたいなイメージにも見える。
実際にどんななのかは知らないが、教育アニメとかで描写される血管はこんな感じで色んなゴミみたいなものに混じって白血球のような生き物っぽいやつもうようよしてて、ちょうどグンダリがそれに見えた。
世界全体で一個の生命体だと捉えるなら、なんとなく理解はできる。
あー、そういうことか。あの微粒子があるから眼魔世界にいる限りは完璧な思想統制が取れるけど、人間世界に来るとそれを媒介するシナプスがないから、ジャベルやキュビ、アランのように自由意志が発生しやすくなるのか。

・コピーが劣化するように、完全な親から不完全な子供が生まれるのはなんとなく分かるけど(その際に生じる「不完全な子供を生んでしまうのならそれはもう完全とは言えないのでは」は一旦置いとくとして)、不完全な親から完全な子供が生まれるという構図はなんだか不思議。
やっぱりこの違和感は、還元主義的なものごとの捉え方が原因なのかな。
でも完全/不完全という表現を取っ払って、劇中の描写に即した認識に戻すと、途端に納得がいくのもまた面白い。感情と理性の間で揺れている親から、理性だけを受け継いだ子供が生まれる……それなら還元できる。
人間は何かが"足りない"から完全になれないのではなく、"多過ぎる"から不完全なのだという逆転の発想は面白い。「才能が一つ多い方が、才能が一つ少ないよりも危険である」とニーチェも言ってたらしいし、過ぎたるは及ばざるがごとし。
親殺しを地で行くアデルは、どこに着地するんだろう。

・アデルだらけって絵面がおもろいからアレだけど、これ英雄ゴーストの声がみんな関智一なのもぶっちゃけどっこいどっこいだよな。っていうか意図的に被せてるんだろうけど。
僕がよく出したがるワードである梵我一如っぽさを感じる。

中和剤「SHIKI」

・赤い空の中和剤は、何故かピックアップされないけど「SHIKI」という名前らしい。眼魔世界の住人が失っていた肉体を取り戻した流れと合わせて考えると、多分仏教用語五蘊で物体,肉体を意味する"色"が由来なのかな。まぁ言葉だけなら現代社会で習ったからなんとか知ってる。
同じ五蘊にもうひとつ"識"があるからどっちかで迷ったけど、色の方は視覚の対象という意味もあるらしいので、目玉モチーフなゴースト的にはこっちが有力かな。まぁローマ字表記だから両方って可能性もあるが。
仏教で色と言えば「色即是空 空即是色」の方を思い浮かべる人も多いだろうけど、ここで"空"とリンクするのも偶然とは思えない。
赤と青という色の対比にも意味があるのかと思って調べてみたら、赤は「大いなる慈悲の心で人々を救済することが止まることのない働き」、青は「心乱れず力強く生き抜く力」を意味するらしく、眼魔とタケルの構図に当てはめて見ることも……できなくはないかな? って感じ。

オーマジオウの片鱗

・自分も眼魔に目の前で父親を殺されているので、アドニスを殺されて激怒するタケル殿。
一人で吠えながら雑魚を蹴散らす様は、これ絶対オーマジオウの片鱗というか、イメージソースのひとつだよなと思った。
さっきまでやってた召喚しての共闘はグランドジオウだし、ゴーストは間違いなくジオウにかなり濃い影響を残している。

ところで「人は死ぬし……お前たちは争ってる!」って、アデルに向けて言ってるけどその批判はむしろ今殺されたアドニスにこそぶっ刺さるのがなんとも間が悪い。そのおじさんアデルの影に隠れていい人ヅラしてるけど、心の中では迷いながらも地球侵攻を指示した張本人だし……。
っていうか多分、彼が迷い始めたのはアデルを見たからなんじゃないかな。自分が汚れ役を演じるのは良いけど、自分の子供までもが自分以上に無機質で完璧を自称する存在として成長していくのを目の当たりにして、自分を客観視すると共に、本当に正しいことなのか分からなくなったというか。

アドニスは仮にも皆を愛していたからこそ誰も死なない、誰も争わない完璧な世界を望んだのに、アデルはそこを全く履き違えている。
「心はある」発言は、絶対大事なんだろうけどちょっと理解しにくいから保留で。正直に捉えるなら父に愛されたいが故に父の教えを実行する……というような意味なんだろうけど、もう少し深く突っ込んだ話のように思える。

 

第28話「爆現!深淵の力!」

スランプのわけ

・抽象画ではなく、見たまんまの写実的な絵しか描けなくなってしまったキュビ。
スランプって、自分でそうだと思い込むからドツボにはまるタイプのものであって、要するにほぼ気のせいみたいなもんだよね。"思いの力"が負の方向に働くケース。
わざわざディープスペクターの登場に被せて描くからには、"魂の深淵"とこの現象がなんか繋がってるのかなと思わなくもないが、よく分からん。
また「自分はスランプかもしれない」という自己認識が重要なのはもちろんとして、もしかするとこれにも、眼魔世界の空が関係しているのかもしれない。
あの赤い空の下にいる間は世界の全てとリンクして、個が意味を為さない集団としての完璧な調和が実現している……が故に、これまでキュビは"いま、ここ"にある具体的対象(りんご)を無視して、その奥にある抽象的要素(まるい,赤い)だけを絵に書いてきたけど、長く人間界にいたことでその感覚が鈍り、現実に即した絵しか描けなくなったのかもしれない。
眼魔世界の人間が徐々に肉体を取り戻しつつあったりと、最近のゴーストは精神<物体、空即是色の気が強いので。

イゴールが熱心に曲作りの指示をするというのは、あまりイメージがないのでギャグにも見えかねないけど、宗教って結構音楽を大切にしたりするし、グレートアイやアドニスを信仰する者としては当然の嗜みなのかもしれない。芸術分野はどちらかというと、肉体的というよりは精神的な営みだし(性に美を見出したりするのは肉体があってこそかもしれないが)。
そういう話とはまた別に、人間界の空を赤くする計画の要であった飛行機眼魔がやられてしまったので、新たな飛行機眼魔……或いは微粒子散布ができる新たな眼魔をつくるために必要な偉人ゆかりのものを探している間は計画を進められないので、暇だから曲作りをしているのかもしれない。

・ヒーローなき世界を誰が守るかというのは面白い展開だったけど、これを見せられると自然と「タケル達はこのリスクを承知で行ったの? イゴールがまだ何か企んでる最中なのに?」という疑問も浮かんでくる。
せめてゴーストガジェットだけは置いていくとかそういう気遣いがあってもよさそうなもんだけど、闘魂ビリー・ザ・キッド魂になってたので微妙なところ。
この話、順番をいくつか入れ替えて、タケルが出発する前に御成がジャベルを助けて、何ならもう少し深く恩を着せて、ジャベルが「留守の間だけは守ってやるから任せろ」って言ってたなら、タケルが眼魔世界に行くことに違和感はなくなるんだよね。
本当にそうかは知らないけど、これも脚本づくりのテクニックとして、「どうせ同じ結果に辿り着く矛盾のない筋が存在するなら、演出としてある程度は誤魔化してもいい」というのがあるんじゃないかなと、最近思う。
さっきの筋だと違和感はなくなるけど、その代わりに「御成たちがピンチ!」「ジャベルが守った!?」という驚きは少なくなる。ただ筋を通してつまらなくするよりは、こういうハラハラさせる"演出"ができる方を選択するのがひとつの方法論なのかも。
「こういう眼魔だったー!」もそうね。本来の音譜眼魔は音を消すだけでなく音で攻撃もできるんだけど、多分今はスランプでそれができない。でもそれをいちいち説明するのも面倒くさいので「こういう(役に立たない)眼魔だったー!」というギャグとして消化する。ついでに言えば、闘魂ベートーベンを出して音符攻撃させることで、「あの設定も忘れてる訳じゃありませんよ」というアピールもしてたりする。
ところでイゴールってまだ霊体だよね? 不知火かければビンタもできるんだっけか。

・ここ2話で何回かやってる、眼魂が孔雀の羽みたいに出てきてグレイトフル魂に変身するエフェクト、エクストリーマーっぽいけど何か関係あるのかな。

深過ぎてよく分からんディープスペクター

・ディープスペクター登場。今までのフォームに比べると一番よく分からんフォームだよなぁ……。深海だからディープなんだろうけど、モチーフはむしろ地獄の炎であって水っぽさはない。頭部の名前はペルソナアビサル(深淵)。
地獄からの連想で行くと、元々そのきらいはあったがツノが更にでかくなって"鬼"っぽさがかなり増した。鬼の語源は隠(おぬ)、目に見えないモノのとのことなので、モチーフとしては妥当だろう。
イーディスの言ってた魂の深淵って何? 強いてくっつけるなら、精神分析で言うところの自我を説明するための比喩に海と氷山が出てくるから、イドよりも更に真相の無意識にアクセスするのがこのディープスペクター眼魂だということなのかね、よく分からん。
解脱に対するところの地獄である六道輪廻のように、ぐるぐると永遠に回り続ける概念から無限のエネルギーを取り出すという理屈であれば、ディケイドにおけるクラインの壺みたいなものなのかもしれない。
何言ってるのか分かんなくていいです、僕も分かってないので。

・スランプに陥ったせいで抽象的じゃない絵しか描けないようになってるのに、どうしてその「納得いかないんだな」な絵を別れの印として、良いものとして描くのかずっと謎だったんだけど、単純にこれはキュビが他人にも心があることを学んで「自分は嫌いだけどタケルたち人間はこういう絵が好きだから」という理由で破らずに残したのか、或いは人間の好みに寄せてこの絵を書いたからこそ、いつも自分が書いてたキュビズムが分からなくなってしまってスランプに陥ったのかもしれない。

・この2話、人間界と眼魔界を交互に描くだけならまだしも、いちいち「これどうなっちゃうのー!」って引っ張るからめちゃくちゃくどくてテンポが悪い。

 

第29話「再臨!脱出王の試練!」

マコトのケジメ

・マコトの言ってたケジメってなんなんだ? 変わったことと言えば体を取り返しただけのようにも思えるけど、それをわざわざケジメ何ていう風に言うとも思えない。
他にそれっぽいのは、イーディスからゴーストドライバーを貰っておきながら私欲のために使ってたことを謝ったことだろうか。でもってディープスペクターを使うことも彼にとっては利になることらしいので、これからそれを手伝うことが"ケジメ"なのかな。

・新しい服を着れば、新しい自分に出会える。ゴーストの仮面ライダーは服を着替えてフォームチェンジする訳なので、味方化に際する衣装チェンジにきちんと意味がこもってていいな。


第30話「永遠!心の叫び!」

・心なんて要らない……それさぁ! アドニスが死んだときにやった方がよかったんじゃない? それか「父上が死んだときと同じ……もうたくさんだ」みたいなセリフを入れるとか。

・「死んだらもうおしまいだ」と思うから悲しいしつらい、でも魂は死なない、心の中に生き続けると信じるなら、少しは救われる……宗教ってまさに、そういうときのためのものだよな。

タケルの人外化

・「魂が同じなら、きっと心は通じます」
単に諦めるなという意味にも取れるけど、それにしても根拠がなさ過ぎる……と思ってたけど、直後にサイコメトリーの話が入ってちょっと納得した。
闘魂で龍の魂と繋がり、グレイトフル魂で15英雄と繋がり、ガンマイザーと接触したりを経て、タケルはいまタケルという"個人"を超えた集合体になりつつあって、ゴーストのフェイスがペルソナ"パンテオン"なことからも、すべての人とどこかで繋がった、誰でもあって誰でもない存在になっているのだと思う。
だとするなら、マコトやユキさんに触れることで心を読むことができたのは、さっきの話の根拠になりうる。タケルの魂はユキさんの父の魂とも繋がってて、そのタケルとユキさんは触れることで繋がることができた。だからきっと、ご本人とも繋がることができるはず……と。

 

第31話「奇妙!ガンマイザーの力!」

・ガンマイザーが何度倒されても蘇るのは、他の14枚の中にバックアップを取ってあるからだろうか。だとしたら最悪15枚同時に壊さないと止まらないことになるけど、どんなふうに倒してたっけ。なんかひとつにまとまりそう。

・…………久々にオオメダマの使いどころかと思ったら、アランのケジメという意味付けをしてしまったばっかりに、オオメダマが使えないネクロムに合わせて普通の必殺技で破壊する展開に。
そりゃまぁ今更オオメダマの販促する意味も大してないだろうけど、せっかくある機能は使わなきゃもったいないよね。ディープスペクターにもギガオオメダマとかあるんだし。

・ガンマイザーは15英雄とそれぞれ対応していて、今回のガンマイザー・タイムはツタンカーメンがそれに当たる……らしい。
そこの一対一対応の真偽はさておき、15個が対になってるのは間違いないはずなんだけど、時間を巻き戻すなんてそんなべらぼうな能力使えるんじゃ、英雄ゴーストごときじゃ釣り合わなくない? グレートアイの力の一端を借りてるのかもしれないけど、とても英雄眼魂15個で彼らを無効化できるとは思えない。
というか実際できてないし。「ガンマイザーが発動しおった!」ってなってから、願いも叶わないしグレイトフル魂は調子悪いしで全く対抗できてない。AIとして勝手に学習して勝手に強くなるから、既に英雄たちの手には負えなくなってるのかもしれん。

若返るクラゲ

・へー! アカリの言ってた通り、死なずに若返ってはまた生きるベニクラゲというのがいるらしい。食べられたり健康状態が悪くなったりするので不死ではないものの、広い意味では不老のいち形態と言えるのかもしれない。ゴーストって常にカムフラージュしてるけど、何気にちゃんとSFチックな説明用意してるよなぁ。

・五十嵐博士……「もしかして……君の名前は?」って、これ100%覚えてなかったでしょ(笑) 多分当時は研究に没頭してたんだろうな、聞き覚えがあるからあの子だろうぐらいの認識なんだろう。
何回か会ってもマコトだと勘付かなかったタケルよりはマシともとれるが、「大天空寺に住んでる」という情報から逆算できるのはでかいし、何より「失踪していた兄妹が帰ってきた」という噂は耳に入ってたのかもしれない。フミ婆に対しても、普通に「色々あったけど帰ってきました」「久しぶり! 懐かしいねぇ」ぐらいで通してるみたいだったし。

・あんなすぐそばにゴミ箱あったら、流石に不良でも捨てるでしょ……投げてみて入らなかったのを放置するとかならすごくありそうだけど、あの距離はだるさとかそういう次元じゃないじゃん。

・ジャベルやアデルだけならともかく、YouTubeのスピンオフでも使い回されてたのであまり強い印象のない眼魔ウルティマだけど、ジャイロが変身した個体はそれなりに存在感あったように記憶している。
同じ武装でも変身者によって戦闘力が桁違いになるのは面白いけど、単純に見栄えが変わらないのは寂しい。

 

第32話「追憶!秘めた心!」

可能性の獣

・タケルのサイコメトリーは、龍の言っていた"人間の可能性"らしい。僕は前にもゴーストライカー辺りから『ガンダムUC』との関連を見出したけど、ここでの話も広義に解釈した人間の共感力,感応力の持ち主、つまり実質的なニュータイプについての話とほぼ同等に受け取ってよいものに思える。

・服がそのままだから細胞の若返りなんだと思ってたけど、やはり時間そのものが戻っていたらしい。ビルが小さくなっていることときちんと整合性を取れるよう考えられるほど僕は時間について詳しくないので、一旦流す。

・マコト,アランと手分けしているときは、どうしてもな時以外はグレイトフルではなく闘魂を使う……というのは理に適ってるな。
仮面ライダー、少なくともディープスペクターは時間逆行の影響を受けないらしい。これも何か考えるのに役立ちそうだけどよく分からんので保留。

・1話でも言ったかもしれないけど、命を捨ててまで戦うべき場面に感じられないんだよな。だって眼魔コマンドってほぼゾンビ並みのスピードでしか動かないんだから、逃げればいい。ベタだけどお母さんが転んで足を痛めたから逃げられないってことにしとけば危機感も伝わってくるし立ち向かわなきゃならないことに意味が生まれるけど、そうでもないなら大切な命を軽く捨てすぎってことになる。
……だってナリタもお母さんもぼけーっと棒立ちで、逃げずにエールを送る余裕すらある。

・わーお。時間を操る敵なんて勝てねぇと思ってたら、ツタンカーメンさんも同じことができるらしい。過去に行けなくても未来には行けるのと同じで、時の流れに沿った変化だからあくまでやはりあっちの方が一枚上手……と取ることもできるけど。

・龍もシブヤの母も、"信じる"という言葉で子供に理想を押し付けてるのがなんだかなぁ……と捉えることもできちゃう。
「オレはオレを信じる!」「僕は僕を諦めない!」のように、自分自身についてやるならそれは別に悪いことにはならないけど、相手が他人だとシブヤも感じていたような精神的プレッシャーになり得る。
……尤も『555』における木場や『ゼロワン』におけるヒューマギアに対して「お前もきっといいやつだ」と信じることで、信じてもらった側が恩返し的にそれを真実にしようと動くこともあるので、もちろん一概に悪いこととは言えないんだけど。

 

第33話「奇跡!無限の想い!」

死は突然やってくる

ガオレンジャーに対して「展開はあるけど話がない」と言ったことがあるんだけど、そんな感じでただ力が弱くて負けただけとか、それに対してただ頑張ったから勝てたぜとか、本当にそれだけなら僕みたいなのは「……だから何?」って思っちゃうので、展開には何かしらのドラマ的な意味というか、簡単に言うなら「こういう悪いところがあったからやられたので、そこを克服したことで勝ちました」みたいなテーマが欲しい人間で、それで言うと今回のタケルの死も別に、ただ負けてたまたま当たりどころが悪かったから死んだに過ぎない……んだけども、そこが逆に良かった。
「なぜ死んでしまったのか」に答えなんてなくて、死は突然訳もなくやってくるものなんだというのを描くことになってるし、そこから遺されたメンバーが立ち直ることの方をメインにしてるから、結果的につまんないという印象はない。

・タケルを復活させる仲間の人数が7人なのは、ムゲン魂の7つの感情と大技に紐づいてるんだと思うけど、なんかまぁ結局アカリひとりに集約させてたからピンとこない感じだったな。一応合わせといた、ぐらいなのかね。


第34話「迷走!夢の世界!」

・当時は全然分からんかったけど、全部設定知った上で聞くとめちゃくちゃ分かりやすくまとめて説明してくれてるなぁと。特にガンマイザーと15英雄が対応してるのとか、映像で対比して表現しようと何度か試みてるのは伝わってくるんだけど、まぁ少なくとも当時の僕には全く届いてなかった……。
細かい設定的なあれこれはともかく、テーマ的な部分を伝えることにかけては本作は恥ずかしいくらい素直なので、そっちは心配ないけど。

・夢の世界って、単なるDreamの意味で捉えてたから「ここに来てまた関係ない単発回か……」みたいな風に思ってたけど、夢のような世界……つまりユートピア的な意味で捉えるなら、眼魔という理想世界の比喩として納得できるな。
赤い空によるデミアの侵攻が失敗したから、別の方法を模索中といったところなんだろうか?

・円形に寝転がって夢の世界に……『マトリックス』ってこんな感じじゃなかったっけ。いや、正直本編の記憶はあんまないんだけど、『ヘボット』のパロディでは確かにそんな感じで寝転がっていた。
現実だと思っていた世界が実は夢で、本当はコンピュータによって支配されたディストピアだった……というのが基本的な設定だけど、もうまんまというか眼魔世界の着想はここなのかな。

・タケルにとっての楽しいってなんだろう……のときに一瞬映った映像、お皿と龍の手が見えるので多分家族で食事している記憶なんだろうな。

・グリム兄弟が分離するところ、楽しさ重視の方はオレンジ、やること重視の方は青い目をしていて、めちゃくちゃマイティブラザーズ。もうこの時点ではその辺りまで企画が固まってたのかね。

夢を現実にするムゲンの力

・今回の夢の世界でマコトとアランが変身できないのは、まさかタケルだけは戦いを楽しみとして望んでいるからって訳じゃあるまいし、ここが既に"彼岸"……死後の世界と同等の場所だからという解釈でいいのかな? そこを完全に超越してしまったタケルだけが変身できると。
厳密には時系列的にズレてるのかもしれないけど、マコトがノブナガを使ってるのにグレイトフルになれたのは、この世界がタケルの思いを実現するからこそいないノブナガを補填したのだと思われる。
当時はムゲン魂のきちんとした初登場が夢の中だったことになんだか変な気持ち悪さを覚えていたんだけど、今見るとそうしなきゃいけない理由があったのかなと。つまり、まだ単なる光の戦士としてふわふわしていた"奇跡"の力を、タケルがこの夢の世界の助けを借りて具体的なイメージとして形成したという流れなのかも。タケルが夢見た究極の戦士が、無限の可能性の力によって現実にも現れるという。


第35話「真価!楽しさの力!」

・特雑の方で「ゴーストは余りのアイテムを使うのがうまい」という話が出たんだけど、オレ(ブレード),ムサシ(二刀流),エジソン(ガン)ときて、ガジェット系はもちろんフォームと紐付いてる中で、基本4フォームのうちニュートンが武器を持てないので余ってたナギナタモード(ヨロコビストリーム)を、ムゲン魂の基本装備にするのは確かにうまいな……。

(参考:特撮雑談クラブ 第3回「変身」)

ムゲンとアランの羽根

・ムゲン魂の演出として多用される羽根。元々タケルが死んだときとかにも使われてたものだけど、僕としてはアランやアデルが耳飾りとして付けているのがずっと気になっていた。多分これも"向こう側"を象徴するアイテムなのだと思う。空へ飛び立つ……イカロス的な文脈で見るなら超人になるという行為が、あの世へ行くことを意味する。
浮世離れした超人になってしまったタケルを、それでもギリギリ人間に留めるために7つの感情集めが必要なんだろう。
その意味で、人間から超人になりつつあるタケルやマコトと違って、アランは向こう側から"こちらに帰ってきた"ことに意味のあるキャラだから、戦力的には一歩劣るというか弱いのは当然。

・ムゲン魂ってちょっと考えてみるとモチーフとしては結構分かりやすくて、ナンバリング0(≒G)だったオレから始まって1〜15の英雄を経て、"不可思議"すら超えて数値数値としての∞に辿り着いたと。ちなみにディープスペクターは"限界"とか"極限"というワードが使われているので、人間を超え過ぎない本当にギリギリのところまで強化されていて、その上限を超えてしまったのがタケルということになるんだろう。
でもって"∞"は目玉が1つだった0から2つ目に進化したってことでも多分あって、これまではゴーストとスペクターを並ばせることで成立させていた(ネクロムは第3の目)のが、ひとりでもできるようになってしまったと。
あとあれかな、ドライバーの見た目的には口があって目玉があって、その上に∞があるという謎のかたちなんだけど、死者の記号としての天使の輪っかを捻じ曲げてあぁなってるのかもしれない。

 

第36話「猛烈!アイドル宣言!」

・ガンマイザーって15体もいる割にまったく変わり映えしないよな。そもそもが無機質な機械なので当たり前だけど、眼魔がまぁ思想統制されてる割には個性豊かなので、全部同じに見えてしまう。
・アイドルグループ「Harpy4」のHarpyについて調べたところ、鳥の体を持つ女のかたちをした、ハルピュイアという化け物が元ネタらしい。語義に「醜い」とか「不浄の」と書かれているのでよっぽど悪いイメージのモンスターなんだろう。眼魔の作戦に利用されている訳なので間違いじゃないんだけど、語感がHappyに近いのでまさかそんな意味だとは。

隠されていたものが真実とは限らない

・ホナミが他人の声を聞けるようになったのと同様に、メンバー3人が心の中で毒を吐いてたのも、おそらくデミア(リング)の副作用なのだと思われる。デミアによる会場との一体感に陶酔するあまり、その調和を乱すホナミに対していつも以上に過敏に反応してしまっているのだろう。というかそう解釈しないとメンバーたちが嫌なやつ過ぎるので。イゴールがホナミを危険視するのもリングを付けていながら周りと同調できていないから。
それにホナミの能力はあくまで偶発的に生まれた不安定なものなので、相手の心を100%読みきれている保証はどこにもない。本当は9割好かれてるのに、たまたまあそこで意識に上がった苛つきだけを聞いてしまったから嫌われているんだと誤解しただけで、本人たちは「たまにムカつくとこもあるけど好き」という認識なのかもしれないし、だからこそ悪びれる様子がないのだと思う。
人間って「隠されていたもの」をこそ真実だと思い込むことが多いけど、実際は必ずしもそうでもないから。本人がいないところでちょっと愚痴みたいなことを言っていたとしても、それは別にその人のことが嫌いだから悪口言ってるんじゃなくて、そうやってちょっと気に入らないところについて適度にガス抜きをすることでこれからも問題なくその人と付き合っていくために必要な手順ってだけであって、悪気があるとは限らない。100%気が合う人間なんていないんだからさ、そりゃ文句のひとつふたつはあるよ。でも本当に嫌いで嫌いで仕方ないんだったら、我慢せず態度に出すって。本人の前で我慢しようとしてるだけ思いやられてるってことに気付いてくれ。

・ガンマイザーは本当に完璧なのか……って、まぁたかだかいち人間のイーディスがつくったものなんだから完璧ではないだろうけど、その辺アデルは何も分かってないっぽいのよね。グレートアイの存在もよく知らないみたいだし。
挙げ句もう一人のマコトという"不完全な存在"を使い始めるのはなんか示唆的だなと思ったけど、よく分からないので保留。

・細かい話だけど、大天空寺の面々は使ってる湯呑みが独特。アカリは元素周期表、御成は確か魚の漢字がずらっと書いてあるやつだったと思うんだけど、マコト兄ちゃんのにはかわいらしい恐竜が描かれている。具体的にどうこうとは言えないけど、なんとなーくそのキャラに合ってるよね。

・パワーアップしても英雄ゴーストは使えますよってギミックは素晴らしいけど、やっぱりデザイン的なまとまりで言うと基本形態ベースの方がスタイリッシュでかっこいいよね。ここのオメガファングかっこよすぎんか?
闘魂の赤もディープスペクターの銀も膨張色だから、パーカーよりもアンダースーツが目立っちゃってごちゃごちゃした印象になりがち。だからこそ、強化された感がひと目で分かるんだけど。
ゴエモン,リョウマ,ヒミコはパーカーがロング丈で覆い隠す面積が多いので、英雄のデザインがアンダースーツに負けずにバランスが取れるのがうまい。


第37話「習得!それぞれの道!」

・もう一人のマコトがダントンによる強化人間の失敗作だってのはVシネ見たら分かるとして、ドライバーや眼魂はどこから調達してるんだ? 倒されたらふわっと消えるところを見るにそもそも実態のない幽霊みたいなものなのかなとも思ったりするが、そう捉えると強化人間説とは食い違う。
ガンマイザーにできるかはともかくとして、グレートアイの力を使えばまぁイーディスの協力がなくとも複製くらいは容易そうだけど、まだアデルは接触できてないはず。
胸の痛みについては次回触れる。

・なんでかはよく分からないが、僕は当時からあんまりホナミを可哀想だとは思えなくて。まぁ概ね偉そうな癖に被害者ヅラばっかりしてるからだと思うんだけど、アカリは前に進むために頑張ってるのに、今のホナミはただ悲劇のヒロインぶってサボってるだけじゃん、と。
実はメンバーを嫌いなのはむしろホナミの方で、自分がみんなを嫌いだからそれを投影して嫌われてると思い込んでいるのかもしれない。「嫌われてると思いこんでたホナミがそうでもないことに気付く」話ではなくて、「自分はこんなにストイックなのに周りは努力が足りないと蔑んでいたホナミが、アカリの頑張る姿を見てメンバーはメンバーなりに頑張っていることに気付く」という話なのだと捉えたら、結構腑に落ちた。
マコトもアカリもアランも、みんな"自分を超える"ための戦いをしてる訳なので、テーマ的にホナミも単なる"被害者"ではいられないはず。『3月のライオン』における二階堂のように"自我のカタマリ"に成り果てていたホナミが、自分自身を見つめ直す話じゃないとすっきりハマらない。
「小さい頃から病院で過ごす事が多かった自分には、盤上で強くなる事だけが心を支える全てでした。
――そうやって同年代のみんなが楽しく外で遊び回っているのを横目で見ながら将棋だけに没頭を続けて…。
――なのに強くなればなる程、弱い対戦相手が努力を放棄した卑怯者に思えて、くやしくて腹が立ってイライラして……。
――そんな自我のカタマリになり果てていた時、僕は桐山に出会って、頭をカチ割られて、救われたんです。
ああ、オレより強いヤツがいる。オレより努力した人間がいる。オレは独りぼっちじゃないんだ、って」

・このさぁ……アカリが舞台に上がる流れ意味分からん過ぎて笑えるんだけど、マジでどういう状況なん? まずホナミはメンバー3人と気まずくってステージに立てないのにどういう気持ちで顔合わせてるのか謎だし、3人はホナミがしてることが気に食わなかったんだからそこへ急にアカリが実質的なセンターとして食い込んだら絶対余計こじれるでしょ。
にも関わらず何故かアカリの思惑通り、うまいこと茶番が成立する。
まぁだから、やっぱ3人は別にホナミのことめちゃくちゃ嫌いって訳ではなかったんだろうね。本人が何故か不安定みたいだから、放っておくというかそっとしてるだけで。

・リアル"釈迦に説法"するタケルと「そうかもしれません……さぁどうでしょう」で受け流すサンゾウのくだり面白すぎる。
・ガンマイザーウィンドに立ちはだかるタケル殿のカット、かっこよすぎる……引っかかったとこ全部帳消しにしてくれる。

ネクロムが強化されない意味

・アランは人外から人間の体に回帰したことに意味のあるキャラだから弱くて当たり前って話を前にしたけど、その意味で彼の強化が更なる超人になるパワーアップじゃなくて、あくまで新しい武器を使うだけに留めるというのはすごく理に適ってるな。もちろん、人間の範疇を超えない限りで体を鍛えたりとかはアリなんだけど。
肉体があるとアバターを吸収できない代わりに、自分の内から湧き上がる力で戦えるから制限時間もない、みたいなイメージなんだろう。

 

第38話「復活!英雄の魂!」

・コピーマコトに呼応して胸が痛むマコト。当時はしつこい割に変わり映えもしないしつまんないなぁと思いながら見てたけど、役者さんの顔の良さとか悪役っぽい所作を楽しむものとして見ればなかなかいいな。
偉人や全ての人間……つまり"他人"の魂と繋がるタケルのムゲン魂に対し、ディープスペクターは全てのコピーマコト……つまり無数の"自分"と繋がることで力を発揮するフォームだったりするのだろうか。
今のところ"強さ"でしか自分が自分であることを証明できていないのが気になるけど、これからどうなるのだろう。"リヨン"はたくさんいるけども、大悟を父に持つ"深海マコト"はただひとりだというところまで、議論を進められるのかな。

・パーフェクトガンマイザーのモチーフは見たまんま花だけど、なんかゴーストに花と関連するヨウ素あったかな。一応アランとフミ婆の言う"この世界の宝"の象徴としてタンポポは映されてたけど……。
あー、他との関連ってよりは単純に、死後の世界(彼岸)である眼魔界からの死者として"ヒガンバナ"ってことか?

ムゲンがあれば英雄は要らない?

・科学者であるところのイーディスを以てしても"奇跡"としか名状しがたいムゲン眼魂だからこそ、彼はその力を安易に信じて依存しようとするけど、実際のところその力の源はおそらく偉人も含めた全人類の魂の力な訳で、偉人を軽んじてムゲンだけを持ち上げることは本末転倒なんだよな。
そもそも全能の力を持つとされるグレートアイだって元は多数の知性体が個を捨ててひとつになった集合体な訳で、ムゲンの力もそれに類するものとして、地球上のあらゆる魂ひとつひとつと繋がることで初めて意味をなすのたと思われる。

・前2話に続いて、高岩さん演じるジャイロとの戦いも"自分との戦い"の文脈で見るべきものだろう。
ただ眼魔ウルティマって、元々グレイトフル初登場のときのやられ役になっていた(しかもガンマイザーと合体した強化形態)から、元々勝てる相手に勝っただけなのかと一瞬思ったが、ジャイロが変身した個体は見返したら初登場時にグレイトフル,スペクター,ネクロムの同時ライダーキックを無効化して、撤退させているので、一応勝てなかった相手に成長して勝てたという流れにはなるのかな。

・ヒミコがタケルに対して「人の魂を導く力あり」というシーン、ヒミコ魂が登場したときのセリフ「心を集める力あり」とそっくりだなと思って、あの時はセリフがシーンと合ってなかったので未来を見ることでその力を見抜いたのかなと言ったけど、あの時彼女が見た未来というのはこの時だったのかもしれない。結果的に15人もの英雄の心を動かしたんだから、そりゃ確かに認めるしかない。
・ところで、オレベースでゴーストチェンジしたことでツノの長さだったりパーカーの丈だったりと他のゴーストと明確に仕様が違うことが浮き彫りになってるけど、もしかすると裏設定的には、闘魂ベースの3人は既に龍と心を繋いでいたからあのかたちなのかもしれない。それを西園寺がドライバーと一緒にくすねて離反し、龍も殺されて英雄の心を繋ぐミッションは現代まで中断……という流れなのかな。

 

ゴースト感想一覧

前話

仮面ライダーゴースト 第23,24話「入魂!デッカい眼魂!/出現!謎の戦士!」 感想

次回

仮面ライダーゴースト 第4クール 感想