第23話「入魂!デッカい眼魂!」
・年明けてからは、眼魂をただ集めて力として使えばいい道具として扱うのではなく、心を通わせることが重要ってスタンスでやってきたはずなのに、ここにきてそれが崩れるタケル。
カプセルの人々が攫われた訳ではないと分かってもなお引き下がらない辺り、相当混乱してる様子。
でも、そうやって人を道具として使う様子に腹を立てた結果として、魂の宿った眼魂をモノのように扱ってしまうというのは、皮肉というかなんというか。
死ぬ死ぬ詐欺じゃない
・「次から次へと」ってのは、多分眼魔がアバターであって本体を壊さない限り死なないってことを指してるんだろうけど、本当にいつ知ったんだっけ。
アランのことを助ける価値がないと言ったのも、タケルは彼が今は肉体ある身だとは知らないから、どうせ倒されてもまた蘇れるんだろ? みたいな気持ちだったのかね。
・だとするなら、ラストのくだりは分かる。マコトも肉体は眼魔世界にあるアバターに過ぎないけど、命をかけてアランを守った様子を見て、例えアバターだっとしても"目の前のこの光景"が痛ましくないはずがないと気付いたからこその再起なんだろう。
タケル殿も結構、視聴者に言わせれば何回かに渡って" 死ぬ死ぬ詐欺"をしているけど、本人たちにとっては毎回本気であって、笑いごとじゃないんだよな。
生き返るなら殺してもいいのか
例え頭では「アバターなんだから何度でも生き返れる」と理解していても、ゲームなんかと違って本当に"意識"を再起動する……つまり眼魂に入っていたものを元の肉体や他の眼魂に移動させるんだから、もしその間で何かの手違い,転送ミスでも起きたら、二度と目を覚ますことができなくなるかもしれないというリスクはゼロじゃない。その意味では彼ら、特に眼魔の文化に迎合しきってる訳じゃないマコトには、今ある体(眼魂)を大切にして無闇に入れ替えたりしたくない気持ちがあって当然だし、もしかすると現実のデータのように、意識もコピーを続けると劣化していく可能性だってある。
そう考えたら、やはり彼らが身を呈することは無価値なんかじゃないし、程度の差こそあれど大切にしなくてはいけない。
第24話「出現!謎の戦士!」
・たっ、タケ……タケル殿? 黙ってればスルーしてやっても良かったのにわざわざ自分で言及したからツッコませてもらうけど、泥棒っていうならタケルもだよ……。ロビンフッドの弓矢を眼魂に変えてしれっと持ち帰ってるし、こないだは眼魔の世界にあったアイコンドライバーまで。
正義のためならちょっともの盗むくらいは仕方ないってことならまぁ確かに分からんでもないけど、義賊たるゴエモンと鼠小僧に対して「泥棒は泥棒でしょ? 褒められることじゃない」と言ってるのでこれは違うらしい。ロビンの回でも、目的が正義でも正々堂々やらないと意味がないみたいなこと言ってたし。
・グレートアイはずっと前から、アドニスの声にすら反応しなくなっていたらしい。なるほど、それならアイコンドライバーをつくる意味はあった訳だ。
多分ガンマイザー辺りが、心に迷いが生まれてきたアドニスすらも資格なしと判断して、勝手に接続を断っていたのだろう。
心を繋ぐ意味
・全部は覚えてないけど、ムサシ,リョウマ,ロビンフッド,ヒミコ,ニュートン,エジソン、そしてマコトを助けるために協力したツタンカーメン,ノブナガ,フーティーニを合わせれば、過半数以上の英雄と心を繋いだことになるから、一応グレイトフルにはなれるのかな?
多分、ガンマイザーは前回で学習してファイヤーウォールを強化してるから、今度は15個揃えるだけでは駄目で、全員と心が繋げてようやくグレートアイに接触できるのだろう。
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仮面ライダーゴースト 第21,22話「驚異!眼魔の世界!/謀略!アデルの罠!」 感想
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