ネジルくん、お母さんの料理食べた記憶あるのか……? と思ったけどイメージ映像ヘボットだったわ。やっぱり彼にとってのヘボットは自分の世話してくれる親代わりみたいな認識でもあるのね。
世界でおいしいものは? お手を拝借。せーの、TKG! TKG! ってこれバイク川崎バイクやん。冷蔵庫の片側ひっそり小さな爆弾が鎮座!
自分不器用なので卵かけご飯ですらつくるのたまに失敗するでシクヨロ。割った卵がお茶碗から落ちてしまう。そういえば卵かけご飯の作り方って簡単なようでいて実は意外と一本筋じゃなくて、いろんなバリエーションがあるのよね。僕が小さいころ母さんに教わったのは、まずお椀に卵を割り、醤油とかき混ぜて卵焼き作る前みたいにしてからご飯にかけるやり方。ずっとそれでやってきたんだけど違うやり方もあると知って驚愕した。お椀使わずお茶碗に直接かけちゃうなんてそんな横着なことが許されるのかと。最近は僕もそうするけどね。ここから更に醤油をかけるタイミングで分かれる。白ご飯に醤油をかけてから卵割るタイプと、卵割ってから醤油かけるタイプ。僕はもっぱら前者ですね。この方が醤油の味がよく分かる気がする。この後でチョコレートやまぐろ、はちみつにまっこりなんかをかける人もいるとかいないとか。
おなじみのいもチンオチ。そんなに言うなら食べてみたいなってなるよね。はやいしうまいしやっすいし〜♪
「記憶が確かなら」ってさらっと言ったけど、実際確かじゃない可能性あるんだよなぁ。これだから自分は信用できない。
ドアの向こうは荒廃した世界。北斗の拳は全然見たことないんだけど、あれ核戦争の後なんて舞台設定だったとは最近知った。
トゥル子と口耳親子もいるな。まだ言ってなかった気がするので言っとくと、たっくんと母の映像は「自分で発した言葉を自分の耳で聞いて、また口から出す」という、子供が発音の調節に際して無意識に行う過程を想起させる。生まれつき聴覚障害のある人はそれができないから、聞こえないだけじゃなくて話すことも困難になる場合が多いと言われている。
人間、無意識にやってることがどれほど多いか。心臓を動かすことも、食べ物を消化することも、脳に記憶を刻み込むことも、ほとんどが体や頭に任せっぱなしで意識は関与しない。自分がどうやって生まれてどうやって代謝を行っているかなんて、知識がなくてもやってのけてしまう。発生に際して、意識的な支持をした訳でもあるまいに、示し合わせたかのようにある細胞は手、ある細胞は足、ある細胞は脳といった風に分かれていく。何たる不思議。リベットという学者の有名な実験結果の解釈として「人の意識が行動を起こそうとする前に、既に無意識が動いている」……すわわち我々が自分の意志(意識)によって動いているという信念は錯覚であるとする話がある。
これの正しさはさておき、そういう可能性も考慮すると「自分のことは自分(の意識)が一番分かってる」「自分は自分の思い通りに動く」などと思うのは、ある種の傲慢かもしれない。
リーマンズのつくったさかなの煮付け。ただし魚はゴロリーマンの枕。これから寝るときどうするつもりゴロ。最近は熱くて寝苦しいけどうちの寝室にはエアコンがないので、よくある冷凍庫で冷やしとくクールアイスまくらを使ってる。わざわざエアコンなんて使わずとも、これだけでなかなか改善されるのでオススメ。
ゲキアツドラゴンの調理によって、どこからともなく現れるキャベツ。ドラえもんのひみつ道具でどれかひとつもらえるなら、僕は絶対グルメテーブルかけ一択。なんでも好きなもの食べれるなんてそんな幸せがありますか。僕ドラえもんは父の蔵書から当時のコミックスを読んでたんだけど、これが出てくるエピソードは何気に読んだ記憶がないかもしれん。学習まんがか何かのシリーズでは結構便利に使われてた気がする。
ひとくち食べたらあら不思議、スーパーヘボネジコンビスーパーに大変身。まるでポパイ。I yam what I yam and that's all what I yam(俺は俺であって、だから俺なんだ)。接近戦! お前は誰だ? 僕はやんまです、ヤムヤムヤミー。
前にちょっと話した「エトボキャボットの派生キャラ」が初登場。しかもなんと、既存キャラじゃなくて今回から参戦するゲキアツドラゴンの色違いが、いきなりなんと3人(+2人and more)も。情報量多すぎな。瓜四つの兄弟……とーちゃん!「人違いだイノ!」
食材をかけてゲキセコドラゴンとボキャバトル!
前回チャラブレッドがそうしたように、彼もまたボキャボットの端くれなのだから自分にネジ(セコセコネジ?)挿して戦えばいいのでは? という気もする。13話でネジ王が、そうやって一人で戦ったマッピラジャに対して「愛なき笑いにエネジーなし」とコメントしていたことから、ボキャバトルは通常2人以上が協力してやる(コンビ愛が問われる)ものなのではと言う説を見たことがある。僕はあの文脈ではネジへの愛(理解)が足りないって話だと思ったけど、これも面白いと思う。チャラの字も結果的には負けて、ヘボットと協力することで勝ったしね。
あと前々回、ネジ王は「不正なネジでバトルすることまかりならん」って言ってたのも気になる。マッピラジャも同様に盗んだネジだったけど。結果的に負けたから黙認してるのか、或いは主役じゃない(むしろ悪役)ならOKということなのか。
負けたボキャンーヤイはしちりんに乗せられ、耳かきカップルに食べられそうになる。僕も食べちゃいたい。ただしその頃には、あんたは丸焼きになっているだろうけどな!
長男のゲキレツドラゴンは、口では「好きな食材を選べ」と言いつつ、高級食材を選ぼうとするゲキセコドラゴンに圧力をかける。
心理学にメラビアンの法則という話があって、ざっくり説明すると「対面のコミュニケーションにおける情報を言語,声のトーン,表情等の3つに分類すると、相互に矛盾するものがあった場合、人はそれぞれ7-38-55%の割合で優先的に信用する傾向があった」という研究。
噛み砕くと、例えば「怒った顔で 平坦に 『怒ってないよ』と言われた」場合、一般に「本当は怒ってるんだろうな」と受け取られる可能性が高いってことですね。
今回の例だと、声のトーンや目付き、前傾になった姿勢などから、ゲキセコドラゴンは「高級食材を選んではならない」という、発言とは正反対のメッセージを受け取っている。行けたら行く!
聲の形は千差万別。意地悪をすることで好意を伝える人もいれば、困った気持ちを笑顔で誤魔化す人もいる……。蟹じゃないですよ、どう見ても違うから。主に密度と重心が。
(参考:エゴとエゴの均衡『映画 聲の形』 感想)
ヘボットの駄キャラには食べ物が多い。マカロニたちに始まりブタ肉とウシ、更にはトマトまで。インタビュアーにはさらっと流されてるんだけど、石平監督はファンブックで食について語っていて、曰く「食べられて、排せつされて、便所に流されて、それが海に放流されて、魚に食べられて、えんえんと……」。要するに食物連鎖みたいな話で、ぐるぐるぐるぐるドッカーン! 生物を通してループしていく世界。外部にある他者を受け入れ、自分の一部にして、何かを出力する。ギャグをはじめとする創作活動全般にも言えることだ。ヘボットを見て(Input)、感想を書く(Output)という僕の最近のルーティーンもそう。この感想を読んだ人がメラビアンの法則の話を他人にするかもしれない。斯様にして世界はぐるぐる回る。僕もあなたもボキャボットも。
料理人だからと言って、いたずらに手を加えることがいいとは限らない。僕はあんまり食に金を使わない人で、なんでかって言えば、安物でも十分うまいからなのよね。舌が肥えると言うけども、みんな横並びに楽しめるならともかく、優劣関係を見出して片方を楽しめなくなってしまうのであれば、金使うだけ無駄じゃないかと思う。人間が感じられる幸せなんて高が知れてるでしょ。
そうは言っても、僕は多分かなり舌バカな方だと思うけどね。カレーが食べたいとき、自分のためにつくるだけなら具なしでやっちゃうもん。野菜の旨味とか分からんし、野菜も肉も高いし。100円そこそこでルー買ってスープカレーみたいにすれば、8食くらいはあと米代だけでいけるんだから安いもんよ。味はちゃんとカレー味だし、ごはん大盛りにすればお腹も膨れるし、具がないから長々と煮込む必要もない。出来合いのカレー買ったら1食で500円とかするから、あんなの買うくらいだったら全然これでいい。そのぶん形が残る趣味にお金使うな。
アバンで死んだたまごの息子、えっくん周りのストーリーも見どころのひとつ。
前はJKヘボットの世界を侵食してたけど、今回は主にヘボスターリング捜査官の世界に色濃い影響が。ヘボネジは割とアバンで好き勝手やるので、わざとじゃないとはいえ振り回される方は堪らないな。
僕も好きな食べ物はたまごです。卵焼きとか目玉焼きとかオムライスとか、色々使えるから大好き。時間があるときは小麦粉と砂糖で丸いドーナツみたいなのもつくったりする。ごはんにもおやつにもなる、なんて便利な食材なんだ!
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