やんまの目安箱

やんまの目安箱

ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

ヘボット! 23話「ねらわれたネジ魂」 感想

カイガン! ムサシ! 決闘ズバッと超剣豪!
ネジが島の海沿いは"二刀流海岸"と言って、同じ名前の映画があるらしい。おそらくゴーストもそこに着想を得ていると思われる。
ところで周回組って何なーに?


フクツーを訴えるヘボネジコンビ。トイレに行っても何も出ねぇ。
へそにフォーカスされていたのもあって、陣痛みたいなものなのかなと。僕は男だし、たとえ女でも子供なんか産みたかないので知る由がないけど、軽く調べてみると意外にも「便意に似ている」てな話がいくつか出てくる。
ネジ魂の穴からはピンクの、へそからは緑の光線が発射し、次元院に表示されてるあの螺旋図が完成する。縦棒が時間、螺旋が空間。 ヘボットとネジル、2人が交わり何か(おそらく次元ネジ)が…… う、生まれるー!(はかせ)

ネジルやチマチマチ子いわく「おはぎの食べ過ぎ」が原因らしい。ではおはぎとは何か。
パッと思い付くのは、餅とあんこの二層構造なこと。しかも一般的な餅(大福)とは逆になっている。またぼたもちと言い換えれば、努力せずして手に入れたものを意味したりもする。ここから想像するに、おはぎの食べ過ぎが意味するのは「内と外の混乱」か「ラッキーパンチの乱用」だろうか。
時間を巻き戻すと、時流に対する認識が二層化する。以前の時間の記憶を保持している者(周回組)と、無自覚なままループに巻き込まれている一般人。サートゥルヌスは他人事のように見つめているが、地球人にとっての時間の流れとは天体の動きと密接に関わっている(そうでなくても時間の流れは宇宙全体にある)訳なので、地球の外にいるからって無関係とは限らない。
時間軸の周りをぐるぐると回る螺旋は、ループを表している? 上から見て一周すると最初のステージ(1話)に戻る。過去の経験が積み上がっていくにつれて、螺旋は上へ伸びていく。
気になる点は、毎度きちんと50話までプレイしてないんじゃないかということ。今回やり直そうって話が出ていたように、22話から1話へ戻った場合、螺旋は飛び飛びになってしまう。経験されなかっただけで存在自体がないことにはならないのか、別にあの円柱を一周することと何話目かは関係ないのか。

ネジ王が咎めてるショートカットというのをしているのは誰なんだろうね? 映像を信じるならネジルが無意識にやっていることっぽいけど、そういう風には思えない。ヴィーテ姫なようにも思えるが、2人は別に対立している訳じゃないはずなので、これも微妙にしっくりこない。
卿も言ってたように「自覚がない」だけだとするなら、今のネジルは以前にも何度か周回を経験しているのかもしれない。そこに彼の秘密があるのかな。
結果的には何事も起こらず、そこへネジキール卿が現れて腹痛の件はなんだかうやむやに。単純にレベルが足りなかったから未遂に終わった、みたいな話なのかな。エネジー自体は十分に(1億も)溜まってるから行けると思ったけど、駄目だった? ネジ魂がすっぽ抜けたことで起きた事態なので、戻したからって可能性もあるか。1話と違って画面には「ネジル」の文字がたくさん。あー、次元ネジが降臨するほどではないけど適度にエネジーを放出(ガス抜き)したので、腹痛自体は収まったのかな。

 

空間に亀裂が入ったかと思うとすぐ直った。これは単純に、この世界にいなかったものが突然入り込んだから乱れたのかな? 卿の足踏みで直ったように見えたけど、彼がわざとやってることだとしたら何したいのかよく分かんないので、そういう現象だと捉えるのが僕的には収まりいい。「歩くおはぎ」はさっき言ったような、タイムパラドックスの塊みたいなニュアンスに聞こえる。と言っても世に言われてるような仰々しいものじゃなくて、「この歴史にないはずの記憶を持っている」というタイムマシンを使った時点で起こる根源的な矛盾の話ね。それだって立派に時空のねじれだし、何度も繰り返せばそれだけ矛盾の生まれる隙も増える。
周回の記憶がないことの判別に、ネジキール卿を知ってるかどうかが使われているのはどういう意味なんだろう。彼はこれまでの全てのネジルと必ず一度は顔を合わせているのだろうか。始点に近い時期からいるので、それ以降のネジルのことは知っている……のか?

そもそも周回ってどういう仕組みなんだろうね。誰目線なのか。「一緒にタイムマシンに乗る」ってのが一番視覚的には分かりやすいと思うんだけど、そうじゃない場合に記憶が連続する基準や理由ってなんなのか。『ヘボット』の場合はトキトキネジで、1話を見る限りは爆風が放射状に広がっている。これを見ると、"時間を戻している"というのは実は正確な表現ではないのかもしれない。文字通りのリセット(Re-set)、すなわち「置き直し」の可能性がある。ジオウの時に使った比喩で言えば、タイムマシン型ではなくてもしもボックス型。

なるほど、つまりヘボーンの応用みたいなもんか。お城が便器に置き換わるように、現在の世界が以前の状態に書き換わると。あくまで詰みまで行った将棋の駒を初期状態に並べ直すようなイメージで、盤の外にいる人から見ると別に時間が戻ったようには感じない。人の記憶も脳みその中の物理現象には違いないので、同じ理屈で改変できるはず。
問題はやっぱり、どうして記憶が残るのかだよなぁ。ネジ使った本人やその人が意図した周囲の人間に効果がないのはなんとなくで分かるとしても、ヴィーテ姫とは無関係に動いてるネジキール卿まで記憶保ってるからな。藍染の「死神の戦いは霊圧比べだからどんな能力も格が違えば効かない」みたいな理屈で、エネジーで勝れば相殺して防げるのかもしれない。霊圧ではなく言霊の戦いなので、自分はトキトキが効かないと言葉で暗示をかければいい、とか? それならループの存在を知っててそういう発想に至れる人は、記憶を守ることができそう。……若干無理あるかな。

 

ネジキール卿はエトボキャ達とも面識ある様子。彼らが今の形になったのは、少なくとも始点からは結構離れてるんじゃないかと思うので、ネジルの名を捨て卿になってから関わったのかな。
ケツ見ーる明日とか呼ばれてたりもして、1話でもマンドラのお尻に武器刺してたし、やっぱり彼はシリクルー(ユルメル主義?)と何か関係あるのだろうか。いや、でも鼻毛全抜きとも言ってたし、心のネジが緩みきってることに苛立ちを覚えていたので、本当に関係ある? る、る、るるる……。
はい、ボキャバトル!
ぼっちの卿は自分でギャグを歌って大スベリ。でも約束守らずネジを狙う。「この階層に要はない」とのことなので、彼は別の階層から来たことになる。だから空間が歪んだのね、この世界にはあるはずのない物質(質量)が急に増えた訳だから。
でも階層ってのはまだいまいちイメージできてないのよね。基本は交わることのない平行世界みたいな認識でいいのだろうか。それも含めてあの次元院の図になるのか、それとも平行世界ごとにあの図がいくつもあることになるのかによって、次元院への見方も変わってくる。あの空間は果たして今のヘボネジ世界の内側にあるものなのか、外側にあるものなのか。うーん、並行世界(階層)ごとに別の次元ネジがあると考えるとめちゃくちゃややこしくなりそうなので、次元ネジは全階層に影響を及ぼすものということにしておこう。

何気に本物ヘボットと同じく卵型から変形するソルジャーボッツ。他のDXヘボットはほとんど箱入り娘だったので、実は珍しいなり。
アンチネジ軍って名称は後半ほとんど出てこなくなるので何だったんだろうとずっと思っていたんだけど、よく見たらあの時アップになってたネジってデストロイネジじゃん。ちゃんと見てたらあの時点で分かったことやん。要はネジキール卿一派のことを指しているのね。「ネジばかり欲した」ことが原因でおそらくヘボットを失い、全てのネジをねじ切る旅に出た? その割にはめっちゃネジ集めてるけど。
文脈からしておそらく卿は「ヘボットを失うことでお前はその大切さに気付ける。そうして失い彷徨い続けた俺はついに相棒と再会できる」と言っているのだと思われる。結局ネジだけ貰ってヘボット本体に興味がなさそうなのは、あくまで自分と相棒だった黒いヘボット以外はどうでもいいということなのかな。これまでは諦めてやけになってたからネジアンチとして振る舞ってきたけど、ヘボヘボネジとネジ魂を手に入れることができれば、悲願を達成できる?

 

新キャラ出ました、チギルとペケット。前回既におもらししてたけど気にしませーん。
アンチネジ軍がなんなのか分かんなかった頃、アンチネジ≒ペケペケネジかなぁと思ってたのよね。アンチネジ軍の情報を元にしてエース・オカがペケペケネジとペケットをつくって送り込んで、本来の歴史ではチギルがその頭領になるはずだったんだけど歴史が変わって組織自体が生まれなくなったので、名称自体がフェードアウトした……なんて妄想をしてたんだけど、全然ちゃうよ? せっかく2人が登場するまでと思って温めてたネタだったのに……とか言ってちゃっかり供養してますけど。
みんなのネジをかけてもう一度ボキャバトル。
ヘボヘボネジを手に入れて目に宿ってる(?)ヘボットが目覚めたのか、さっきはなかったギャグ音声(ヘボッヘボッヘボッ!ヘボット〜!)が流れる。グチリーマンも普段は音鳴らないのにイロコンボやハイパーコンボ「漢のエルドラド」は普通に鳴らせてたりしたので、この辺は割と柔らかいのかもしれない。卿はネジ王を懐かしんでたからボキャバトルするのは久し振りだったっぽいけど、繰り返してるだけあってレベル(と言っていいのかは謎だが)は高そうなので、ヘボヘボネジの秘めた力を引き出して1億とかいうゲロヤバエネジーを叩き出す。
対するペケチギは新たなギャグ、ネジかけでもって1兆エネジー。ハイハイハイテンション〜じゃなくて、スーパーインフレーション〜。いや、多分彼らの場合今回のヘボネジや卿と一緒で、ここに来るまでに貯めてきたエネジーを解放したとかそういうことだと思うので、これからまたポンポン同じレベルを出せるかって言えば出せないんだろうけどね。
通常ネジかけの際のボキャワードは、挿す順序が関係なくなるので(交換法則が成り立つのは足し算も同じなんだけどね)1本目でも2本目でも同じ音声が鳴るんだけど、ペケペケネジを2回挿した時だけは何故か特別。ちなみに他のネジと組み合わせた時はそれ用の音声が別に鳴るので、実質ボキャワードは5つと最多。でぃー! えっくす! でらっくす!

 

さっきは出てこなかったのに、バトル後に干渉してくるネジ王改めオールディス。逆に始点に近くない奴はみんなネ人造人間にされてしまったのか? それともネ人造人間でない(ボキャベルトをしてない)のに自分にネジ挿してボキャバトルできることに対して言ってる? そういえばボクサーおやじもやってたような。始点に近いとネジ挿せるってのはよく分からんが、でも他にネ人造人間の特徴ないもんな。あ、まだボキャボットが(ほぼ)いない頃だから、人間もネジを使う文化があった……とか? でもボキャボットいなきゃ成立しないエピソード(ステージ)もたくさんあるよな、どうしてたんだろ。
謎も残るがいい文字数なのでアリーヴェデルチ

 

ヘボット!感想一覧

前話

ヘボット! 22話「ライネジング・サン」 感想

次話

ヘボット! 24話「兄×弟」 感想