やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

ウルトラマンZ 第2話「戦士の心得」 感想

キャラクター

 ナツカワハルキ
・空手
最初はめちゃくちゃ投げられてたから、ハルキが空手でヘビクラが柔道の異種格闘技戦ってやつかと思ったんだけど(それこそ怪獣はルールや型なんかお構いなしだろうし)、空手にも投げ技ってあるのね。知らなかった。
ヨウコさんはそんな素振りないし、等身大での鍛錬がコックピットでの戦闘に役立つのかはあんまりピンと来ないが。どちらかといえば反射神経などと一緒に精神を鍛えてるようなイメージなのかな。


 ウルトラマンゼット
・俺が言ってるのは"気持ち"の話だ
今回はたまたま(?)ネロンガが地底に潜って逃げたから良かったものの、見えない敵に翻弄されて、変身できなかったせいで剰えセブンガーのバッテリーを全部吸われまでした。あの状況は"ギリギリ"じゃなかったと言うのか? ネロンガはお腹いっぱいになると眠るとかそういう設定(習性)があって、あの逃走が予期できたものならともかく、そうじゃなければなかなかのピンチだったと思うけど。画面越しに見てる身としては、そりゃ主人公だったり番組の前半だったりというメタ情報を加味して「一旦やられるんだろうな」って気持ちができてるから、そこまでハラハラはしなかったけどさ。……まさかウルトラマンはそこまでメタな存在なのか?
「ご唱和ください、我の名を!」という仰々しいくだりだったり、割と工程の多い変身だったりというのは、ゼットの言う通り気持ちをつくる為のものなんだと捉えれば、なんとなく分かる気もするが。変身プロセスが長いのはむしろ気持ちが切れちゃわないかとも思うが、子供がなりきり玩具で遊ぶときの高揚感を念頭に置けば、通じない理屈ではない。ジードの変身BGM好きだった。そういえばあっちも「ウルトラマンゼーット!」と同じで「ジーッド!」だったな。それでいくとXは「エーックス!」じゃなくて「エックスー!」なのね。単にAと紛らわしいから?
YouTubeはユーチューブではなくユーチュー(ブ)だという話。4:12〜

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 ヘビクラショウタ
・ジャグラスジャグラー
名前だけみたらただのジャグリングする人なんだけど、一応流し見とはいえオーブ全話見た今となっても、ジャグリング要素が見当たらない。手玉に取る……からの連想とするのが収まりいいかな。お手玉な、ばあちゃんが大してやりもしない癖に何故かつくりたがるからよくやったわ。懐かしい。あやとりも好き。有名なふたりあやとり(川とか網とか)のひとりでやるバージョンは、中学の頃に前の席の女子に教わって今でも指が覚えてるけど、最後の最後だけ「そんなのアリ?」って動きするのが納得いかないのよね。まぁ簡素な基本形に戻すだけなので、やろうと思えばどうとでもできちゃうんだろうなとは思うものの。
で、本題はやっぱりこのヘビクラがジャグラーなのかということだよね。正直僕は髪型が変わると相当見慣れてる人でもない限り判別付かなくなるので、顔が似てるとは全く思わないんだけど、あの特徴的な声は忘れもしない。
オーブは特に顕著だったと記憶してるんだけど、ウルトラシリーズって何故だかアフレコのシーンがやたら多いのよね。声がハッキリ聞こえると言えばいいことなんだけど、悪く言えば音がのっぺりしていて立体感がない。ストーリーというよりはむしろそういう映像や音に対する違和感が強くて、シリーズにあんまりハマれてないというのが正直なところ。
……なるほど、立体感か。X,YにZ軸を足して3次元空間が生まれる。だからゼットは3つのメダル(変数)で変身するのね。前回は精神世界という表現をしたけど、外界と時の流れが違うのは「4次元じゃないからそもそも時間の概念がない」みたいな理由なのかもしれない。本当に皆無だったら会話なんかできないので、あくまで"そんな感じ"の時空ということではあるが。ちなみにゼロが閉じ込められたのは4次元らしい。これにも何か意味があるのかも?


 ナカシマヨウコ
・恋愛観
普通に「好きじゃない」と断ればいいものを、腕相撲で勝ったら付き合ってあげるなどという謎のイニシエーションを挟むことに疑問符。好きなタイプのことを"枯れ"と決してポジティブではない形容する気持ちもよく分からないし。そこに関しては自称ではなく周りが勝手に言ってるだけかもしれないが。
年上が好き……というのがあくまで「頼れる人が好き」の言い換えだとするなら、自分に腕相撲で勝てるくらい強ければいわゆる"恋愛対象"に入る、みたいな話として分からなくはない。
好きでもないのに付き合うということに関してもまぁお試し期間というか、文字通り"付き合って"みるということは大事だと思う。贅沢な立場だ、うまやらし〜(通じるのかこのネタ)。


 怪獣
・セブンガー
Z繋がりかつ語感も似てるということでマジンガーZと並べてる人が多い印象だけど、あれは割といかり肩だったりとカドが多くてかっこいい路線に見えるので、僕としては「鉄人28号っぽい」を推したい。レトロというかブリキというか、あの独特な丸みと少年のようなあどけなさ。ただ親しみやすくも、どこかロボットとしての冷たい一面も感じさせる。はやくソフビヒーローZ編のラインナップ情報来ないかな。
ネロンガ
「雷が何もないところから!」という表現から察するに、透明になれる能力は故事成語の青天の霹靂(突然で思いがけないこと)をイメージしたものなのか。電気との関連がイマイチ掴めなかったが、それなら納得できる。あるいは付和雷同とか?
彼を見ていると、何故だか僕の頭の中にはカエルというワードが浮かんでくるのよね。モチーフとなっている、と言うほど似てるようには我ながら思えないんだけど、でも既存の生き物の中で何に似てるかと考えると、どうしてもカエルが連想される(前に向いた角は明らかクワガタだが。ヤッテキマッシャー!)。『ウルトラマン』に出たということはこの間読んだ本『大人のウルトラマンシリーズ大図鑑』にも載っていたはずなので、そこで井戸から出てきたという話を見たからそう思うのかもしれない。大海? なにそれ。
加えてカエルは電気とも通じている。ガルヴァーニという人がカエルの死体に電気を流してみたところ痙攣が起こったという実験から、生き物の体も電気信号で動いていることが発見されたというのは有名な話だ。確か透明なカエルというのがいたはずだし、そうでなくても割と保護色で背景に溶け込んでるイメージがある。極め付けに冬眠時は土の中へ潜る。意図的なものかはさておき、ネロンガとはかなり相性のいい生き物に思える。
名前の由来はなんと暴君ネロらしい。ここまでの文脈を踏まえるなら僕としては神経を意味するニューロン(Neuron)の方がよっぽどそれらしいと思うのだが、違うらしい。うーむ、残念至極。公式に認められてないだけで、僕の中ではもう勝手にそういうことにしちゃってるけどね。
クリーンインフィニティ発電所があるという茨城県つくば市は、国内きっての学術都市だそう。そういえばJAXAの宇宙センターもあるもんね。宇宙兄弟やフォーゼで見た。どうやらゴジラでも度々舞台になってるらしい。脳みそは神経の塊と言って相違ないので、夢の発電方法が発見されるのもネロンガが狙うのも納得。
しかし、電界放出作戦というのは結局なんだったんだ? 他はよく分からんがトンネル効果ってのは知ってる。ふざけ半分で「人間も低確率で壁を通り抜けられるんじゃね?」と言われてるやつ。でもそれで電気を放出したらどうなるのか、そこが説明されていない。サーモグラフィーでも補足できないということは、赤外線(電磁波)を放射していないということになる。電気と一緒にポテンシャル障壁とやらで溜め込むことができるのか? 透明化能力も、可視光線だけを狙って透過するなんてことができるなら説明できそう。
だとすると、電気が放出されれば赤外線も漏れ出てサーモグラフィーで捉えられるようになる……ような気がしなくもない。劇中では特にそれが役立つ様子もなくゼットが倒しちゃったけど、一応電撃攻撃は封じたことになるのかな。

 

 

有名な「考えるな、感じろ」というフレーズを意識したネタなんだろうけど、人間の感じる気配というものの正体は静電気だという説があることを思えば、目で見ずに察知できたことはそれなりに理屈っぽい理解もできる。よくできてるなぁ。

 

 

前話

ウルトラマンZ 第1話「ご唱和ください、我の名を!」 感想

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