やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

僕の目に映る世界/ロールシャッハテストを受けた一例

今回の記事は、僕が2017年に受けた心理検査の内容……分析結果ではなく、僕の回答を公開するというもの。
色々やったけど、ここで取り扱うのはロールシャッハテスト(片口法)。
紙にインクを垂らして二つ折りにすると、左右対称でランダムなシミができる。ざっくり言えば、それを見て示した反応から、被験者のことを探ろうというもの。
テストというかたちでなくとも子供の遊びのひとつとして紹介されていることがあるので、心理学に興味のない人でも、全く知らないということはないんじゃなかろうか。

僕は個人的な興味から軽く勉強したので、試験者がどういう部分を見ているのかみたいな知識はちょっとだけあるんだけれど、付け焼き刃の知識でいたずらに人のことを分かった気になったり、自分がテストを受ける際に故意に混乱させることができてしまったりしてあまり良い影響はないので、そのような話は、今回するつもりはない。本当にただ単純に「僕にはこう見えた」という解説をする。
少なくとも僕は結構他人の見え方に興味があるので、他にもそういう人がいるだろうと踏んで記録しておこうと思う。
何か別のところに引用するとかは話が別だけれど、個人的な趣味の範囲として分析を試みるのはご自由にどうぞ。まぁ、この文章だけで僕のことが分かったと思うような人は、ロールシャッハテストについて全然理解してないと思うけど。
図版は最もポピュラーなやつです。

……そうそう。僕の見え方を先に知ってしまうと絶対それに引っ張られるから、まずは自分の目で見て、それぞれ何に見えるか考えてみてね。そうじゃないと「人によってものの見方が違う」ことの体験にならないから。
ただ、図版を見る順番というのも重要だったりするので、下にリンク貼ったサイトのように全部一気に見てしまうと、心理検査としての意味は薄れてしまうことに注意してください。
もしもこれから先、病院などで正式に受けることがあったら、「前にネットで見たことがある」という旨をきちんと伝えましょう。
ロールシャッハ - 裏 RjpWiki

10枚の図版をめくり、その瞳は何を見る!

 

 

 

 

 

 


 Ⅰ 『……人』

見出しにあるのは絵を見て発した第一声です、記憶曖昧だけど。反応時間が長めだったものは"……"が付きます。
全体としては、3人の人間。白い三角形がある辺りで分割し、左右が「踊り、飛び跳ねるフードを被った人」で、真ん中が「両手をあげ、祈りを捧げる神父」。
中央上にある、神父の"頭"にあたると思われる丸みを帯びた部分が"2つ"あるけど、特に双頭であるとか注釈することはなかった。


 Ⅱ 『人』

これも Ⅰ の図版と似たような三部構成。左右が「祈っている人」土下座をし、手を上げている。そして、赤いシミを輪郭として浮かび上がる中心の空間に「祈られている神様」を見た。位置関係としては、人よりも奥の方にいることになる。
赤いシミそのものに何かを見出すことはせず、下方のそれについてはほとんど意識すらしていない。


 Ⅲ 『犬』

これは「向かい合った2匹の犬」。中心の赤いのは「犬用のリボン」。中心下方の2つの黒いシミは「台か何かで、茶友の犬が前足を乗せている」。
上方左右にある赤い2つのシミは「リボンと同じ赤だから、(同じ犬のための用具としての)首輪」だそう。
そして「2匹の犬は、ひとつのリボンを取り合っている」。
余談だが、脳内イメージは完全に『Deemo』という音ゲーの『vivere la vita』という楽曲。


 Ⅳ 『……魔王』

全体として「下から見た、フードを被った男の人。魔王なのは、黒いから」。中心下方の、"足"の間にあたる部分にある黒いシミは「魔王の背後で噴火(爆発)が起こっている様子が見えている」。
父親カード。


 Ⅴ 『疲れた鳥』

「鳥は普段羽をしまっているけど、これはだらんと広げているので、よっぽど疲れている」。
口には出さなかったが、全体を蝶に見立てたとき胴体に当たる部分は、ナメクジであるかのような気持ち悪い印象も受けた。


 Ⅵ 『……オクラの断面?』

自分でも自信をもって「これに見える」と言い切れない場合は"?"を付けます。これは……苦しかった。
とにかく星型に近い形をしているからオクラが連想されて、そう思ったら中心に入った線は野菜(特に人参)を切ったときの断面に見えたので、2つを折衷してオクラの断面ということに。真ん中にある白い点が、まんまるだしオクラの種っぽい。
そこまで説明はしなかったけど、上にある小さな星型は切られる前のまだ比較的長い状態のオクラで、全体としてはちょうどまな板で切っているところを真横から見たようなイメージ。切られてパタンと倒れたのが、手前に大きく映ってるやつ。
ちなみにオクラはネバネバするので嫌いです。


 Ⅶ 『……笑ってる顔?』

左右上部を目、それ以下を口として見ている。「口角が上がっているので、笑っている。でも目もつり上がっているので、怖くて不気味な笑い」。


 Ⅷ 『……ほっぺたを引っ張っているカエル』

これもざっくり3部構成。
我ながら他人に通じるとはあまり思わないんだけど、左右に位置するピンク色のシミの、外側の"カーブ"がめちゃくちゃカエルっぽい。図版を指差して「ここ。ここのカーブがめっちゃカエル」と力説した。
そんなこんなでピンク色の部分は2本足で立っているカエルだと見てすぐ思ったんだけど、そこに対する確信度が高過ぎて、真ん中(それ以外の部分)をどう解釈したものかかなり悩んだので時間がかかった。
悩んだ結果、今見るとエヴァの顔っぽい真ん中の部分は「他の2匹よりひとまわりでかい緑(下半身は桃色)のカエル」ということになった。ぴったんこカンカンのアイツに少し似ている。で、左右からほっぺたを引っ張られている。
第一声が「ほっぺたを"引っ張っている"カエル」なのは、この左右のちっこい奴らの方がメインだからそこ視点な訳ですね。
一番しっくりきたので、好きなカードとして選択。


 Ⅸ 『……人?』

これは本っ当に分かんなかった。ずっと何にも見えなくて、頑張って絞り出したのが「ひらひらした派手な服を着て空中ブランコをしている人、の手の部分」。ピンクと緑の色のギャップが激しく感じたので、ピンクの人と緑の人が、(白い隙間のあるあたりで)左右の手を繋いでいるイメージ。
オレンジの方はもう知らんって感じで、まぁ強いて言うなら緑の人の下半身なのかなってくらい。


 Ⅹ 『……虫』

青いのがクモ、黄色いのがチョウだかガ、茶色いのはゴキブリかな。まとまりなくうじゃうじゃいるので"虫の群れ"なんだけれど、問題は赤い部分。
ちょうどこの前の日の夜、「人(女性)の上半身にムカデの下半身を持った化け物」に襲われる悪夢を見たのよね。赤いとこがもうまさにそれにしか見えなくて、素直にそう言った。多分近い時期に見ていた東京喰種もイメージソースのひとつだと思われる。
で、その赤いムカデ女が左右から中心に向かって進んでいるので、全体としても彼女を筆頭に中央上部(奥の方)へ向かって虫の大群が侵攻しているような印象。
嫌いなカード。「散らかってる」だそう。

 

※"母親"と"自分"をイメージできるカードは「ない」と回答。

そういう話はしないと言ったけど、一応参考までに、こういう回答をしたからこう、みたいな思考過程は伏せた上で、心理士さんのコメントを載せておこうかな。普段の僕とのコミュニケーションも踏まえての評価だろうけど。
「注意・知覚機能は漠然としたものになりやすく、現実検討が困難になりやすい。頭の中が忙しく、何かを考えていることが多いようである。判断や理由付けも主観的になりやすく、現実感覚が乏しいため、周囲とのズレが生じやすい。特にストレス負荷がかかると混乱しやすく、情緒的に揺れやすい。その際衝動的な行動を取る傾向があり、精神的な未熟さが認められる。
独特な思考様式を持っており、そのことに疑問を持つことが少ないようである。」

まぁ、こんな感じ。本当なら一個一個絵に書いたらもっと分かりやすいんだろうけど、文章だけでうまく伝わっただろうか。まぁ楽しかったので僕は満足です。