やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

ヘボット! 41話「ヘボ流・大脱走」 感想

パシャパシャットと共に前回を振り返るヘボネジコンビ。こういう(アニメの)楽屋ネタみたいなの地味に好き。トイ・ストーリーのエンディングとか。
ナグリの登場、或いは40話台という終盤に突入したことによって次元ネジが締まりつつあるのかなんなのか、普段の何でもありなギャグ時空から一転、比較的きちんとして連続性のある話が展開されてますね。今回は35話と違って、自覚的に「そういうネタ」としてやってるようなイメージ。

 

ザ・メタルは絶海の孤島……と言う割には後ろに陸地が見切れてるのは笑いどころだろうか。次元ネジから距離があるからいつもよりまともって側面もあるのかもしれない。
100年目ってのもあながち冗談とは言い切れないんだよな。スゴスゴインダーネジの家出回では、ネジが島時間ではたった3日で42年経ってた訳なので、次のエピソードまでの1週間いたんだとしたらマジでだいたい100年。正確にはちょうど1週間経過で98年ということになるが、ネジが島からの距離によって時空の歪み方に差が出る可能性も十分にあるので、体感100年目でも何らおかしくない。って、ヘボット見てる人の一体どれくらいに伝わるネタなんだこれ……。
タイトルコール入りました〜。4話「ヘボ流・ネジタネの育て方!」20話「ヘボ流・キッチンバトル!?」そして今回「ヘボ流・大脱走」と、長らく続いてきた"ヘボ流"シリーズもなんと今回で打ち止め。サブタイに法則らしい法則はこれを除けばあんまり見当たらないので、ちょっと寂しくなりますね。第1回から「ネジタネ」と他の作品ではまず出てこないワードが使われていて、ヘボ流以外の流派ないでしょというのはご愛嬌。むしろそこが好き。そういえば5話で使われてたいつもと違うタイトルコールとアイキャッチのBGM、結局あれ以降使われてないのでは? どういう意図のある現象だったんだろう……。

同様に捕まってたペケチギ。脱穀の相談だという言い訳が微妙に無理があるというか、盆踊りは後で拾われたけどもお米の方はどことなく浮いてるような感覚があったんだけど、ひょっとしてこれ前回のモミ村タマ子さんを引きずってるのか? タマ子で卵っぽいのは分かるとして、モミ村が籾殻のモミなんだとしたら、米粒にも見えなくはないぞ!

 

脱獄と聞いて真っ先に思いつくのは、僕的にはやっぱりディースリー・パブリッシャー(言いたいだけ)のDSのソフトSIMPLEシリーズの『密室からの脱出』。いやーあれは本当にハマった。頭使うのってなんだかんだ楽しいですよね。解けないとやっぱり悔しいんだけど、DSにはブラウザ機能もついてるので、本当に行き詰まったら調べられるのが素晴らしい。インターネットに繋がる機器って小学生当時あれくらいだったので、かなり革命的だったなぁ。自分の頭だけでできなかったことが色々できるようになる訳で、実質これはもう脳機能の拡張ですよね。あの頃から僕はサイボーグとして生きてるのだ。メモ(外部記憶装置)としても使えるしね。

チギル氏どうやら友達いない様子。そういえばネジルの友達代表モエルとはほぼ絡んでないし、カスリーナも一方的に「ボキャ美と被ってる」と言うだけなイメージだな。モエカスとは(おそらく)年が違うし、チギルと同い年のキャラは多分いないのでさもありなんか。ボキャ美とユーコさんはネジルより高いだろうけど、チギルと同い年かって考えるともうちょっと上そう。……ユーコさんマジで年齢分からんな。キャラ的には圧倒的にお姉さんポジだけど、等身とか時々見せる幼い言動とはイマイチ噛み合わないのよね。元々僕が人の年齢とか分からない人間ってのも大いに影響してるかも。
僕ちんも最近自分の友達の少なさに気付いてちょっとショックを受けた。学生じゃなくなると一気に同年代との交流が減る上に、付き合いが続いてる人もほぼいない。でも会わないのにどうやって関係続けるんだろうな、やっぱわざわざ会う約束するのが手っ取り早いのかな。でもみんな働いたり大学行ったりで忙しいだろうし、今更僕と付き合うメリットなんもないしな。邪魔でしかない。さみしいなり。

ナグリ登場回でネジルのオーバーボディを持ってきたからか、監獄の中でも調達屋として役割を得ている様子のダガシープ。看守のボキャ美を愛し過ぎた罪とのことで、単純に職権乱用かサートゥルヌスが脱獄の手引きのためのどっちかかな。投獄したのもサー様やろというのは尤もだけど、多分前回も言ったとおり(この記事を執筆している時点では書きかけだからまだ言ってないんだなぁ!)、彼女らは別に本当にネジルを陥れたい訳じゃなくて、ただ「主人公が裁判にかけられる」「脱獄する」というイベントをわざとつくることでフィーネに対する尺稼ぎをしているものと思われる。ので、むしろ贖罪というか責任を取るつもりで脱獄の手伝いをするのは全然有り得る。

 

看守は何かと悪く描かれがちよね。確かそんな心理学の実験があったな、そうそうスタンフォード監獄実験。犯罪者でも法で定めれた罰以外の部分では対等な一人の人間として権利は守られなければならないはずなんだけど、どうしてか看守側は自分が上だと思ってしまう。
看守と教師って似てるよね、少なくともフィクションの上では。実際の先生はまぁいい人も多いけど、別に授業中に何かしてるんでなければわざわざ没収とかする必要ないもんな。服装の指定に関しては僕は全然こだわりなかったので言われた通りにしてて不服なかったけど。

クドカンこと宮藤官九郎氏が脚本を手がけた『監獄のお姫様』というドラマがあって、と言っても僕は彼の作品『舞妓Haaaan!!!』くらいしか知らないんだけど、あれもなかなか面白かったな。僕は基本的に小難しい作品よりもゲラゲラ笑えるコメディが好きなので、結構性に合ってた。あの作品でも、まぁ看守はかなり嫌なやつなんだけど、なんだかんだで仲良くなって囚人のグループと一緒に誘拐を企てるという展開になるのよね。犯罪者が人間として生き生きと描かれて、更に上下関係と思われがちな看守までもが同じ立場に立つというのは、徹底的な勧善懲悪が好みな人はすごく嫌だろうけど、寛容さが好きな人は結構ハマると思う。過失や気の迷いというものがある限り、僕らだって容易に前科者になり得るんだから。酒やタバコがもし違法薬物と同じように規制されるようになったらどうしますかって話ですよ。

 

ヒゲ剃らなすぎてビッグバードみたいになってるイケクイーン。僕も滅多にヒゲ剃らないなぁ……女友達と会ったときは流石に難色示されたけど。でも毛はそこに生えたいって言ってるんだから、僕にはそれを断る理由が特にないしなぁ。別に何も困らんし、何よりめんどくさいし。たまに剃るだけなら百歩譲ってやってもいいけど、剃ったらそこから生えてきたとき、生やしっぱなしよりも更に気持ち悪いことになるじゃん? だからやなのよね。見てる側としても「なんか不快」ってだけで実害ないでしょ。その不快感というのはおそらく、男性の男性らしさ……つまり権威みたいなものを暗に感じるからとか、そういう社会的な理由があるのだろうけど、正直自分からは見えないので1ミリも気にならない。
ところで女の人ってなんであんなににおうんですかね。僕も風呂苦手で調子いい時期じゃないと毎日は入れないから大概くさいと思うけど、女性はあれ自ら好んで付けてるんでしょ? 僕が感覚過敏だからなのか、香水の匂いは結構苦手。僕のはただ放ってたら勝手になってるなので未必の故意くらいだけど、あちらは完全に故意。どっちがより悪いかは明白ですね(超理論)。

もしかするとみんな分かってるかもしれないけど、僕はリアタイ当時理解できてなかったので説明しよう! チギルが言ってた「あと3日でやらないと駄目」というのは、この盆踊りのことだったのだ。サルッキーが噛んでたからてっきり脱獄のためにわざわざやってるものと思ってたけど、他に日付関係することがなさそうなので、シャバで元々やる予定だった盆踊りに合わせて計画を立てていたということなのね。なるほど。

ダガシープの裏切りによってボキャバトル。
流れでペケットと組むネジルだが、珍しくヘボットがヤキモチを焼かない。もはやボキャバトル1回くらいでは揺らがぬ絆が2人の間にはあるということなのか。舞台が地球平面説の蛇,亀,象の上なのにも何か意味があるのかしら。分かんないのほんげー。
オチのサートゥルヌスもなんのネタなのか、ひいてはどんな意味なのかもさっぱり。でもたまにはなんでも解説せず、分かんないままにしとくのもオツでいいよね。

ところで、Blu-ray5枚目のリーマンズだけなんでこんなに画質低い……というか線がゆるい?のが選ばれちゃったんだろね。これはこれで可愛くていいけどさ。

 

ヘボット!感想一覧

前話
ヘボット! 40話「弁護士ボキャ美の法廷ファイル!」 感想

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