やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

ヘボット! 39話「王妃ナグリ、帰還」 感想

いきなしファイナルラウンド、ということは割と長く続いた戦いらしい。対戦カードは迫り来る隕石vs旧ボキャネジカルテット。イメージ的には彼らの存在が初めて触れられた8話のシーンに似ているので、場所はノリノリヶ島だろうか。この隕石は確かヘボット放送開始前に使われてたPV(まだネジルのデザインも固まらない頃につくられたらしい)でも出てきたやつだと思われる。YouTube上から動画が消えちゃってるので、確認できないけど。彼の正体は地球を破壊しようとするウマ汁……のはずなので、次元ネジを狙ってるのだとしたら座標が若干ズレていることになる。結局地球ごと破滅させるなら大した差じゃない気もするけど。
するとボキャネジカルテットというのは、地球を守るために結成されたことになるのかね。ジルとノリオがあくまでサポートに徹してるのは普通の人間だからにも思える。

この頃からサートゥルヌスはちょっかいを出しているようで、先代のネジ王として活動している。でもウマ汁は確か最後まで抵抗していた方って話だったから、この時点で会議全体の意見はもうまとまってたのかもしれない。引退して趣味に生き始めたのもカルテットの勝利を見届けたからだと考えるのなら、彼ら本当にかなり長いことこのゲームをプレイしてるのね。世界5分前仮説のことも考慮するなら、実際の時間はどうあれ本人達の認識的には、ということだけど。だってナグリとジルはまだ結婚してもいないんだろうから、この戦闘は短くても15年は前のことだし(ナグリに十月十日が適用されるのかは謎だが)、そこから更に会議のメンバーがまとまるまでの時間が加算される訳だから、やりこむなんて言葉じゃ足りないくらいの年月である。話の規模が太陽系なので、人間の基準で語るのはナンセンスかもしれないけど。って、そういや10万年前なんてワードもあったっけな。

 

なにやら焦るチギル。逃げろって言ったり逃げても無駄だって言ったり相当取り乱してる様子。話しの流れを汲むなら彼は本来この日のために何かしらの準備をしていなきゃいけなかったとのことだけど、それらしいことが特に何も思い付かない。チギルのこれまでの行動で特筆すべき点と言えば、黒いトキトキネジや白いスタスタネジ、コロコロネジなんかを集めたっぽいことくらいのもの。曰く「その時が来るまで預かっておくだけ」とのことだが、使う様子もないので今がその時ではなさそう。

つー訳でカルテット最後の一角ナグリ登場。便器から戻ってるお城に「アゲアゲ夜でナイト拳」を叩き込み粉砕。無茶苦茶過ぎる……。なんだよ、ジルのぽよんとしたお腹かわいいだろ! 文句あんのか! つい「寂しかった」と漏らす国王。嫁も息子も武者修行に出て、たった一人残ったネジルまで心を鬼にして(?)追い出した訳だから、キングスボキャとメイドーにょたちがいるとは言え、ねぇ……。
しっかし、ナグリ王妃のことは当時から未だによく分からんでコブシ。そもそもなんで拳(・大・)? 確かにヘボットもペケットもグローブ付けてるし、おもちゃのCMもボクシングだったし、なんならネジルやチギル,モエルなど人間もだいたい手袋はめてるけど。それも合わせてなんで? ボキャじゃなくガチバトルするなら妥当だけども。こないだ多分初めて指なし手袋を付けたんだけど、なんかあれ微妙に恥ずかしいね。指紋認証をするためにわざわざあんなの付けるなんて、とんだ連続動画小説物語ヘボな。温めます!

母と息子、感動の再会……。僕も生みの母とは5歳の頃に別れてるので、高3くらいで会ったときは結構嬉しかったなぁ。
18歳て僕より年下やんけ、おいおい。わざわざ1歳ズラしてるのには意味があるのかな。かかりそうなものが十八番くらいしか思い付かない。
気が合いますね王妃、ボク様もムリして努力するの大嫌いです。よければ一緒に「おとといきやがれ」。やりたいようにやってそれが結果的に傍から努力と言われるのは良いけど、努力しようと思ってするのはホントできないです。
ナグリのことを思い出せないユーコさん。やはりジルは国民の記憶を、あるいはライブラリの方をいじってるらしい。更に周回の外側を知って特異点となっていた(多分そういうことだと思う)自分たちの記憶も怪しいのではと疑い始めるキルマンコンビ。やだ何これ怖い……。


ついに出てきた終盤っぽさ、ボキャネジ格闘技。ここからガチバトルが……始まらないの。だってめみ子だもん。23話の感想で「始点に近いと人間のままでネジを使えるのか?」と予想したけど、格闘技はボキャネジのエネジーを解放するだけじゃなくそれを拳に乗せて放つものなので、またちょっと別なものと思われる。ネジルの場合も現状ヘボットと一緒に発動するのみで、一人でネジを使ってる訳じゃあないし。
さらっと5年とか言っちゃうあたり、やっぱり時間の感覚が違うんだなぁ……ヘボットは普通の4クールアニメヘボよ。でもフィーネを抑えることさえできればサザエさんのような長寿アニメになる可能性もあった、のか? シリアスな作品はメリハリをつけなきゃいけないから必ず終わりがあるのに対して、ギャグや日常系は終わらなくてもいい世界。空気系なんかとも近いけど、ずっと同じテンションを繰り返してていい。僕はここ数年になってようやく「物語の終わり」に納得できるようになってきたのよね。前までは、好きな作品ならとにかく長く続いてずっと見てられたら一番いいはずなのにどうして終わっちゃうんだと思ってた。でもテーマとかを意識するようになってからは"結論"を出すことにも価値を見出すようになって、これまでとはまた違う世界が見えるようになった。依然として続いて欲しい気持ちもあるけどね。

 

親を殴れません、か。僕も継母には蹴られ殴られ叩かれ投げられ散々な扱いを受けて「ダメだな、自分にだけ都合のいい表現だ」「悪いことしたの誰ですかー?」ディスられたって気にしませーん! ……受けてきたので、憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い以下省略。昔から背の順に並んだら先頭を任されるミニサイズだったので、女手ひとつでも簡単に投げ飛ばせちゃうのね。階段をガコガコ引きずられて、玄関にバーンと叩きつけられて、外に追い出されて鍵閉められるのがお決まりのパターン。遅いと夜の3時くらいまでは入れてもらえないし入ったら入ったで反省文書かなきゃ眠らせてもらえないし。そういう経験のおかげで、割とどこでも寝られるようになったんですけどね。野宿とか全然平気。夢の島思念公園とか? 将来ホームレスになっても安心だね。
正直こっちの母には再会したら何かしらの仕返しをしたい気持ちがなくはない。そんなことしたって僕の子供時代は帰ってこないんだけど。そんな訳なので僕の中では"お母さん"という単語はすごく多義性に富んでいる。二律背反〜今すぐ〜……痛いよ(ボソッ)。

ヘボットがいるとネジルが堕落していく、らしい。方便かもだけど。
確かにヘボットはヘボいとこもあるけど、ネジルのヘボさとはそんなに関係ない気もするというかむしろヘボちゃんツッコミ役に回ることが多くて意外としっかりものキャラよ。ってあれか、ボキャ美が言ってた正しいが動機が不順なアドバイスの話か。このままじゃ自立できないと。ナグリは実際、ジルともチギルとも違って相棒なしでボキャバトルもこなす人だもんな。BLEACH的に言えば、群れられないほど強くて孤独になっていくタイプ。
でもそんなナグリもパートナーにムキムキじゃなくてジルを選んだあたり、弱さの許容とか支え合うことの意味とか分かってはいるのかな。今回のバトルも意志を持つネジであるスゴスゴが乱入してきたことで、なんだかんだ協力みたいな形になってたし。
どこまで本気だったのか分からないままに、お芝居終了。家族会議だったと言う割には誰にも見られてないとこでジルびっくりしてたけど、あれは本当にただ時期が早くて驚いたってだけなのか。
せっかくの家族写真なのに、カメラマンにまわって自分は映らないキングスボキャ……。この場ではジルの相棒はナグリだから身を引いたの? ロココットといい、お前ら結構いいやつだよな「毛ぇ濃いいやつぅ!?」違います、ノゴローくん。

 

まだ本編で名前が出てないので、通称「上位者」の方で一応話を進めようかな。ゼーレよろしく何やら怪しすぎる会合。親子揃っていくら使ったら気が済むのかね? もしかしたら当番制ってことも有り得るけど、どうやらサートゥルヌスが仕切ってるっぽいのが気になる。メンバーの中で唯一序盤からまともに出てたし、多分重要度で言ったらダントツなんじゃないかな。前にもゴッドネジを地球に放り込んでネジが島を誕生させた張本人なのではって話もしたけど。ざっと5億年は生きてるらしいので、余裕で人類誕生より前まで遡れる。なんか誰かが連想されるんだけど思い出せない。うーん……。
あ、ども、およそ30分後の僕です。言いたかったのは安心院なじみでした。こんだけ考えたのにそんなに似てなかった。彼女に関しては宇宙が始まる前からいるからな。無数の分身「悪平等(ぼく)」がいるってのは、ちょっと輪廻の蛇っぽい(登場人物みんな同じ人)けど。めだかボックスメタフィクションとして真面目に読んだら絶対面白いだろうなと思いつつ未だに手を付けられてないのよね。GReeeeNは小学生時代アホみたいに聞きまくったからなんとなくもう聞きたくない感じがあるんだけど(嫌いとも違う。好きなまま聞きたくない)、それと同じ感覚。
言葉遊びもかなり重要なファクターだし、今読んだら絶対面白いと思うんだけどなぁ。その気になるのを待つしかないか。
今日はこんなところかな。

 

ヘボット!感想一覧

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