やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

ヘボット! 17話「ネジささる、ゆえにヘボあり」 感想

ナウマンティックダーリン、ナウマンティックダーリン。
荒野を駆けるあらすじ、その長男こそ隆々たる魂胆の行く末にある素晴らしき和三盆であって、おそらく、錦帯橋は鋭い凹みによって何の羅刹か藪に尊しとするけれど、この烏帽子には効かない。
得てして私は、カラビナを掬うための奔放さにその芝居を見、ひるがえって老齢の呵責に影を落とすのだが、努々忘れないでいただきたいのは、キリル文字が故障する原因はデブリの遊覧ではなく、後述する非線形卵白の下降照射によるところが大きいということだ。

……ムキー! 何これ意味分かんない!
これは認識できる範囲を探るテストの言語版です。殆どは今考えたんじゃなくて、井筒俊彦『意識と本質』を読んで禅における本質哲学に感銘を受けた際につくったワードサラダを流用している。一日一禅と称して、禅問答的な有意味と無意味の境界を曖昧にするような短文を毎日作っていた。イタドリハチドリ高給取り。もうペンペンそうでんねん!
意味の分からなさを追求しようとするとついつい使い慣れていない言葉を選びがちなんだけど、日常的なワードだけでつくると例えばこんな感じ「僕は福井にいた頃に山を見下ろしたので、かなり箸の進みが長く、どんな蜘蛛にも必ず顔を見せるようになった」……になる。なんかワンパターンなんだよなぁ。ヘボットとか見てると知らないこと多さに気付かされる。教養がないとアウトプットも貧相なものになる、このままではぺんぺん草も生えないでスチャ!

新宿にて行われたヘボット上映会情報だと、監督曰く今回のこのアバンは最終回の後の話だそうです。どういう意味かはお楽しみ。僕らもまだ最終回放送前にそれだけ聞かされたときは、それはそれは混乱したものだ。今となってはどういう意味か分かるけどね。てな訳で僕のTwitterアイコン(ヘボット配信中限定)である手書きヘボット載せときます。

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こんだけ簡略化しても分かるってのは、多分デザインがすごいのだと思う。子供でも書けるように、なのかな。すごい。

 

チラシを見、ヘボネジコンビ デパートに出向く。
整理券を貰って……って手順、多分仮面ライダーのベルト買いに行ったときに初めて経験したな。発売日に並んだのはビルドとゼロワンの時だったか。あれ平気で1万円近くするのに結構な数の小さいお友達が親と一緒に並んでてビビったね。我が家の感覚からすると、一体どんな偉業を成し遂げたらおもちゃひとつにそんな大金出してもらえるんだって感じなので。商売として成立してるんだから、買う人がいるのは当たり前っちゃ当たり前なんだけど。テストで100点取ったらお小遣いが貰える家もあるって聞いたことあるけど、うちの親はそもそもテストなんか見ないので、いくらいい点とろうが関係ない。

一度ふざけてわざと、しかし先生にバレないように0点を取ろうと試みたことがあるんだけど、これが意外と難しい。選択問題は正解がどれか分かればそれ以外を選ぶだけなので簡単なんだけど、登場人物がこうしたのは何故かを答えるような問題で白紙にせず有り得そうな範囲で間違えると言うのが当時の僕にはハードル高過ぎて、最終的に苦肉の策として出したのが「解答は真面目にするもドリトル先生の名前をドルトリと書く」だったんだけど、気付かなかったのかお目こぼしなのかスルーされて40点くらいの一番つまらん結果になった。今思えば国語でやろうとしたのがそもそもの誤りで、算数なら全部計算ミスで通るからすげぇ簡単。まぁ、あんまりに簡単過ぎるとそれはそれで今度は遊びとしてつまらないので難しいとこだけど。

山田かつてないほどヘボット本編と関係のない雑談だな。せっかくなので、ビルドドライバー(9000円)とヘボット(5000円)を比較してみよう。音声的なプレイバリューに限って言えば、この2つには月とスッポンほどの差がある。
前者は450円のフルボトル1本につき個別音声は「ラビット!」の1音(ベストマッチ音声を考慮しても基本1.5音)しか鳴らないのに、後者は250円のボキャネジ1本につき名前読み上げに加えて3つものボキャワードが鳴る。
対象年齢の違いは大きいだろうけれど、おそらくもっと重要な違いはブランドとしての力だと思われる。仮面ライダーのアイテムってだけである程度は売れるのに対して、イチからスタートする企画なので純粋なプレイバリュー(やコスパ)で勝負する必要がある、ということなのかな? ヘボットはモードも多いし盛り沢山だもんね。マジでお買い得過ぎる。

 

自分がそんなロイヤルデラックスなおもちゃだったことに気付くヘボット。「俺様は1人じゃなかったへボ!」というのはlainネタかな? ヘボットは偏在する……。
13話のアバンでは「DXヘボットと本物のヘボットは違う」ことになってたのはどういうことだろう。"DX"という表現は別に玩具のカテゴリに固有のものではないので、DXヘボットとデラックスな本物ヘボットは同じようで別物、ってな感じかな。
ゴボウの親子に相棒としてのヘボットのかけがえなさを説くネジル。家事の心配をしてたのかよ! って流れだけど、前回ロココットは完璧に家事をこなしていたにも関わらず"選ばれなかった"訳なので、これはネジルなりの照れ隠しという側面もあるのだと思う。でもやっぱり半分くらいは本気で言ってそうなのがネジルクオリティ。
リーマンズは土星ババァの甘言に乗せられ、パチボットを大量入荷してしまう。3倍って何の? と昔から思ってたけどヘボットの3倍ってことか、やっと分かった。あ、おにぎりはいただきます。
弟子を名乗るソフビットは動きが変だとツッコまれてたけど、一体成型じゃないDXヘボットでも本物と比べたら全然動けないのでこれはもう仕方ない。表情もかたいし。ギミック的にも凝っててかなり大きな変化が見られる後半組が発売されなかったのは本当に惜しい。
ネ慈愛が強すぎてネジと一体化したいとか言い出すネジルマジヤベェ。さっきは照れ隠しだと言ったけど、同じヘボットなのもあってだんだん区別が曖昧に……これはネジルが酷いというよりは、むしろそういう目を持って生まれたことが悲劇的で同情してしまうレベル。すいません、タコは食えんとです。

 ヘボガールズ5はなんで"特捜"なんだろね。ヘボスターリング捜査官の後釜だから? カスリーナさんがセンターにいるとなんか微妙に違和「修正してやる!×3」……正ヒロインです、はい。ヘボットがピンチなのにボキャ美がふざけてるのは、助かってるのを知ってるからかな?

 

 

ネジ山商事はただのネジ同好会に。ゴロの言う心当たりのない筋肉痛って、またビクトリニティモードになってたって意味にしか聞こえない。相手はマッピラジャ以外のネ人造人間か、それともソルジャーボッツか。

リサイタルされそうになったヘボットを助けてくれたのはなんとプリティ・ドセ子。パチボット送ったのは土星ババァだし強ち間違いでもない。彼女の腕章、ずっと「た」って書いてあるもんだと思ってたんだけど、実際は土星を表す「♄」なのだと教えてもらった。惑星記号なんて存在自体初めて知ったのだ。というかそのWikiには、冥王星に加えて太陽と月を合わせた11の天体を指して太陽系と書いてあって、12話のカットと符合する。
パチボットたちはおもらしとよく似た(我ながらなんだこの表現)エフェクトに変化していたので、おそらく秘めたエネジーを解放したものと思われる。

 

ネジルの相棒≒本物ヘボットの座をかけてボキャバトル。
ハイパーコンボ「正直者は救われる」。これは僕が初めてネジを揃えて出したコンボなので、思い出深い。ボキャネジは玩具売り場のやつもブラインドで中身見えないので、箱買いしないならコンボの組み合わせが出せるかは運次第なのよね。出荷時のままなら並びはちゃんと規則正しいんだけど。
でも箱買いに切り替えてからはそうやってひとつひとつのコンボに感動することがなくなってしまったので、なんだか寂しい。僕のヘボット人生は本当にあれで良かったのだろうか……。

ネジキール卿はどうしてソルジャーボッツを従えてるのかね。彼らは次元ネジの守護者っぽかった(侵入者を排除)ので、卿とはむしろ敵対しててもおかしくないと思うんだけど。


ヘボットが、バトルでは優位に立ちながらもソフビにはソフビのファンがいると慰めるのは、前回のエピソードの逆パターンだね。
あっちはヘボットがヘボながらもその良さを認められる話で、今回はヘボットが上になった時に果たして同じことが(ヘボさを許容)できるのか……というのが背骨。
ロココットに劣るヘボットよりも更に下のソフビ人形。でもヘボットはその悲痛な叫びを理解できる(レアネジ持ってなくて悪かったな、野良ボットで悪かったな)。
めちゃくちゃいい話。我が家にはDX,ソフビ,食玩の3人がいるんだけど、三者三様の良さがあって本当に気に入ってる。ソフビに関してはヘボットというか"ソフビット"というキャラとして見てるところがあるけど愛着はあるし、食玩版はなんと表情を変えられるんですよ! しかも吹き出しで喋る! あれはあれでとてもいい玩具で気に入っている。本編には結局出てこなかったのが唯一の心残り……。あ、あと最近ボキャネジを入れるためのカラビナポーチってのも仲間入りして、僕は財布として使ってるんだけどこの子も可愛いんだ。手足が頼りないとこがキュート。
……そう。僕は時々言うんだけど、「かわいい」って感情は自分よりも立場が"下"のものに対して抱くものなのよね。僕は昔から言われる機会がそこそこあったので、実感を持って言える。別にそれが悪いって話では全然なくて、僕自身としても尊敬されるよりはからかわれたり「仕方がないなぁお前は」って言われるくらいの方が性に合ってるので嬉しい。
「劣ったものをも愛することを可能にする」という意味で、可愛いという感情はとても素敵なものだと思う。「可笑しい」も、似たところがあるかな。

だからこそパチボットは頑張り屋さんの勝利でヨンボリしてかなかなかな……ってアレれれre? チョマチョマ、文章がテコリンテコリンのすっとこどっこい。はよ千と千尋のNeru時間になってまいう。もうドウニデモ=ナ=レ(78)
メッセチョーネ!

 

 

ヘボット!感想一覧

前話

ヘボット! 16話「キケン! ボキャ美のターン!」 感想

次話

ヘボット! 18話「ネジル、学校に行く」 感想