やんまの目安箱

やんまの目安箱

ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

魔進戦隊キラメイジャー エピソード3「マンリキ野郎! 御意見無用」 感想

キャラクター

 熱田充瑠
・我慢の悪さ
確かに、いいことばかりとは限らない。風邪っぽいの我慢した結果インフルエンザで人に感染しちゃったとか、過労で倒れた結果適度に休みを取った方がよっぽど良いくらい休むことになったとか。
でも今回の場合、少なくとも前半は我慢してなかったからと言って特に何かが好転する訳でもないのよね。騒ごうが騒ぐまいが痛いもんは痛いし。
本音を話してくれなくて寂しいというのは分かるし、これから戦っていく上で信頼関係を築くのは重要なことだとも思うけど、人に対して「スタンスを変えて欲しい」と言うなら、もう少しそういう根拠を明確に話した方がいいんじゃないかな。
個人的には、何事も我慢しない方がいいと思うけど。ここでいう我慢には今回の時雨はギリギリ入らなくて、重要なのは「周りが状態を分かってるか否か」。以前ゼロワンの感想で話した「情報のユーティリティ化」という概念と通じてくる。
撮影中に足を怪我してたってことを周りがきちんと知っていれば、必要のない我慢は減らすことができたはずなのね。それこそ今回ドラマの進行を変えたように、みんなで知恵を絞れば不自然にならないで足に負荷をかけない撮り方ができたかもしれない。にも関わらず"無駄"な我慢をすることは、あまり良くない。
時雨は我慢した自分かっこいいと思えるかもしれないけど、周りの人間は後からそれ知ったら「気付かずに無理させてしまって申し訳無かったな」と思うかもしれない。本当に自分の中だけに留めておくならともかく、武勇伝のようにべらべら喋ってるんならそういうことは十分起き得る。
「頼りにして貰えない」って、結構寂しいことよ。
この間知り合いから「寂しくて泣いてる」って連絡が来たから「今から会う?」って提案したんだけど、遠慮なのか何なのか断られた。無力感みたいなものをすごく感じたなぁ。

(参考:仮面ライダーゼロワン 第23話「キミの知能に恋してる!」 感想)

 

 射水為朝
・割と好印象
前回と比べると共感できる主張だったし、「文句だけは一丁前だけどじゃあどうすればいいの?」に対するアンサー(時雨は戦闘に出さない)もきちんとあって良かった。代役ンもいる訳だし、ラグビー邪面のように「時雨じゃないと倒せない」局面でもなかった。
……ただ、対する充瑠のアイディアが「連携する」という大したことないものだったので、そこだけは惜しいかな。「一人の穴を他の4人で埋める」というのは"既出"のものなので、そこはむしろ為朝が言い出して、前回の名誉挽回してくれたら更に良かった。青メインなので仕方ないけど。

 

 押切時雨
・心情が分かりにくい
やせ我慢の代償(?)としてドラマの流れを大幅に変更したけれど、「機転を利かせ、動けないことをうまく利用した」のか「動けないことを誤魔化すために、当初の展開を諦め妥協した」のか、ちょっと分かりにくかった。「このタメが良いんだ」というのがやせ我慢という文脈のせいでただの強がりに見えてしまって、自分の体裁を気にしてドラマを疎かにしているようにも。結果的に後半で足手まといになってしまう描写も相俟ってね。
一応冒頭でスタッフのためにっていう部分も描かれてるので好意的に捉えることもできるんだけど、それも含めてかっこつけてるだけで本当は違うのだと見なすこともできてしまう。結局それ言ってるのもカメラの前な訳だし、いい奴に見せたいならあのセリフは一人のときに言ってた方がより効果的だったように思う。
・戦う動機
エピソードZEROを見ないと分からないと思われてそうだけど、見てもそんな分からないのよね。でもこの話で「単純にそれが"かっこいい"と思ったから」なんだろうなってのが分かった。
そういう意味では充瑠と同じだし、2人が共感し合ったのも頷ける。

 


合体後も魔進喋ったね。ごちゃごちゃするからてっきり黙るもんかと思ってたのに、技名とか叫んでてびっくりした。
それはいいとして、人を茶化して笑いものにするのはやっぱり見てて気持ちのいいもんではないなぁ。"内輪ノリ"なんだろうから僕が入れなくても不思議はないんだけど……イマジンズなんかは見られるのなんでだろう。謎だ。

 

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魔進戦隊キラメイジャー エピソード2「リーダーの証明」 感想

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