やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

リーガル・ハイ 第7話「骨肉の相続争い! 醤油一族に潜む秘密と嘘」 感想

キャラクター

 黛真知子
・「不本意かもしれませんが、これが現実的な方法です」
さらっと流されたけど黛はこういうことに加担しちゃ駄目じゃないか? 依頼人の利益よりも正義を優先させるのが彼女のキャラクターな訳で……この場合の正義とは、まぁ十中八九、嘉平の遺志を尊重することだろう。となるとやはり最新のものに従いクライアントには手を引いてもらうのが筋だと思うんだけど、どうしてこうなったんだろう。
あんまり厳密な話をすると分からなくなるんだけど、なんとなくのイメージとして、今回の件に正義はない気がするんだよね。だからかなぁ……うまく言えないけど。

 

 黛千春
・「徳松醤油を守るためだもん」
古美門は要領がいいと表現していたが、その実は古美門と同じっていうか、目的のために手段の是非を問わない強かな印象。でも、本当にすべて狙ってやったようにも見えない……まぁ、ここは"ハッキリさせない"のが今作らしさみたいなところもあるので、あんまり掘るのもあれだけど。

 


構成

・2期でも使われてたから"蟹頭村"ってネーミングに何か意味があるのかなって思った考えたけど、もしかして「蟹の頭ってどこだよ」ってことで、どこかもよく分からない辺境の地、みたいなイメージなのかな。ちょっと笑っちゃった。ちなみに蟹のような頭と胸が区別できない部位のことを頭胸(とうきょう)部と呼ぶらしい。どこかは知らないが頭があるってことは"頭胸ではない→田舎"ってのもかかってるのかな。こういう言葉遊びは好きよ。
・醤油をつくるのは時間がかかるイメージがあるけど、前回から引き続き長期的視点と短期的視点についての話ってことになるのかな。服部さんの"旅"ってのは後者にも思えるけど、そこで醤油づくりを学んでいるから一概にそうとも言い切れないところはある。"芸者の子"ってのもよく分からないけど、多分短期的、刹那的なものの象徴な気はする。でも彼自身は長期的視点で経営を立て直したりしていて、逆に長男長女はヤマっけがどうとか男に入れ込んでたりとかであんまり将来を見越したり保身を考えたりはしていなそう。
・子供と大人と老人……っていうのも重要なポイントだったように見えた。黛はオタマジャクシとかワカメちゃんとか言われてるから子供に当てはまるような気もするけど……なんなんだろう。保留でいいかな。あと黛と言えば、三本の矢をへし折る描写も、一見今回の事件と関係ないギャグだからこそ何かありそう。構図的には千春のそれと似ている気もした。どちらも黛姓……眉墨ってたしか化粧の何かだよね。ってことは「一見〜だけど実は……」みたいな役割なのかな。まぁ、真知子はそのまま一見正しそうだけど実は無意識だけど上から目線で視野の狭い人、だろう(そして最後でそこを更にひっくり返すんだろう)けど、じゃあ千春はやっぱり計算ずく? 春ってそういう春? うーん……。

 


「伝統を守る」って、それ自体に意味はないんだよね。だから正義がないって思ったのかな。
あ、長男役の人、どこかで見たことあると思ったら555のピザ屋の店長さんだった。あと映画バクマン。の中井さん。意外とライダー出てた人が多いね。