やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダージオウ EP17「ハッピーニューウォズ2019」 感想

キャラクター

 常磐ソウゴ
・未来の仮面ライダー、シノビを夢に見る。ダイマジーンによる災害の夢といい、彼は予知夢が多い。まぁ正確には、「現実だと思えないものを夢だと認識して、後から現実だったと気付く」みたいなの。パッと思いついたのだと、「All You N eed Is Kill」の冒頭。予知夢といえば、ベタな"作劇の手法"としてよく用いられるよね。"既視感"のWikiを参照。

既視感 - Wikipedia
僕にデジャヴの話をさせると長くなるんだよねぇ。でも今回は書くことが少ないので語らせて。他の人がどんなデジャヴ体験をしてるかあんまり聞いたことがないから、僕が普通なのか変なのかもイマイチ判断しきれないんだけど、多分変なんだよね。昔はよく言われるデジャヴだったんだけど、小学校高学年くらいから、瞬間じゃなくて映像になった。(体感で)30秒ほどに渡って既視感が続くんだよね。目線の移動、手の動き、人の話し声……その全てに覚えがある。今気付いたけど声は"既視感"ではないか。じゃあこれも特殊かもしれない。匂いとか感触、味はまだ感じたことはない、はず。「実際に昔食べたことあって忘れてるだけなんだろうな」で納得できる感覚を逸脱することは現状の記憶ではない。
そこから更に、デジャヴのデジャヴ……つまりデジャヴのメタ化が始まった。これうまく伝えられてるか分からないんだけど、「あっ、前にも「前にもこの光景見たことあるぞ」ってなったことあるぞ」って感じになるんだよね。さっき言った映像と組み合わせて、「その時近くにいた友人にデジャヴを感じたと話したときの反応まで含めたデジャヴ」みたいなこともあった。僕は勝手にメタデジャヴと呼んでるんだけど、時期が経つにつれてメタメタデジャヴ、メタメタメタデジャヴみたいなのも感じるようになった。さっきみたいな噛み砕いた説明は逆にややこしくなるから、各人の想像に任せてしないけど。こういうことって他の人もあるのかな。
さて、関係ない話はこの辺にして、さっき作劇の手法って言葉を出したけれど、肝要なのはそこ。ジオウは(平ジェネFOREVERとはまた別個に)メタフィクションを扱った作品なんだろうなということを意識させる描写だったなと。似た話で言えば、順一郎さんが都合良く事件の解決のヒントになることを言ったりするのも、"作劇"だね。

 

 明光院ゲイツ
・「俺が……?」
おぉ、これはいいね。最高最善の魔王を目指すものの将来は人口の半分を殺してしまうと言われたソウゴに対して、ソウゴがオーマジオウにならないことを心の底で願いつつも将来は自分がソウゴを殺す(とまでは明言してないけど)と言われたゲイツ。ソウゴと同じ立場になった彼が、この先どのような変化をするのか……楽しみなんだけど、迷う以外の選択肢が見当たらないので目新しさがなさそう。どうなるゲイツ

 

 ツクヨミ
・当然のように「オーマジオウの君臨が阻止されるのを望まない方」に入れられてて笑ってしまった。

 

 ウォズ

・もしかしたら歴史を変えて新たなライダーを生み出し、オーマジオウが手にする"全ライダー"の数を増やして強化することが目的だったのかともちょっと思ったけど、シノビの存在も予想外だったのかな。

・補完計画でギャグっぽく、魔王にならなくなったソウゴを見限って次の魔王を探しに行くとかなんとかって描写があったので、場合によってはゲイツに鞍替えしても確かに納得はいくかもしれない。

 

 もうひとりのウォズ
・前回「WOZはWriter Of ZI-Oの略なんじゃないか」って話をしたけど、それは半分くらい予告で言ってた「創造主」発言から想起したものなんだけど、今回思ってたよりそのまんま作者的ムーブしてたね。最初はウールを殺す気まんまんだったからデスノートかよなんて思ったけど。もし本当にジオウに作者がいるってことなら、例えばこれまでの描写に何か矛盾(意図的かもしれない)があったとして、それは「フィクションだから、作者が間違えた」で片がつく。ちょうどビルドのラストと同じ。全く同じことやってても、一方は「自分の不手際をキャラクターに押し付けた」と感じて、もう一方は「このギミックのためにむしろわざと演出してたのでは?」とか思っちゃうの不思議。信頼って大事だよね。
2人のウォズは、イメージとしては電王のハナとカイに近いかもしれない。新展開は新しい路線かな。
変身音の"投影"と絡めて、こんなことを考えたりもした。

ゲイツに傅く様を見てなんとなく、鎧武で言うサガラみたいな「現象」に近いものなのかなって感じた。作家……つまり自分をつくったもの。現実のレイヤーで言えば"神様"みたいなものだよね。ソウゴのウォズ、ゲイツのウォズがいるように、他の人にも本人の思う"自分の創造主としてのウォズ"がいるのかもしれない。今の僕のイメージは、サガラよりはむしろ妄想代理人の少年バットやマロミに近いけど。
神様は運命論とも近い概念だし、"そういうデザイン"だとするなら循環も問題ではなくなり得る。メビウスの輪エッシャーのだまし絵のようなもの。「何故?(Why?)」に対する答えの1つが、「神様が/エッシャーが/ウォズがそうつくった(から)」となる。そこで人々の中に"納得"という情緒現象が起こって、思考を停止する。それこそが俗に宗教と呼ばれるものでもある。科学信仰も含めて。別にそれが良い悪いって話ではないけどね。あとどうしても頭をちらつくけど、根拠ゾンさんの話をしてる訳でもない(笑)
僕もまだ1回さらっと読んだだけで理解したとはいい難いんだけど、そんなような話が河合隼雄著のユング心理学入門(培風館)の1章で語られているので、興味のある方は読んでみると面白いかもしれない。

・ところで技を決める前に勝利する未来を確定させるというと、2話でゲイツがやったキックを思い出すよね。あと、あの攻撃エフェクトはタップとかフリックを意識してたりするのかな。

 

 タイムジャッカー
・"あけおめ"や"2019年になる"などのセリフから、どうやら彼らは色んな時間を飛び回ってはいるものの、2018-2019年の、18歳のソウゴ視点での現在……あるいはメタ視点での現在をとりあえずの拠点にしているらしい。
・スウォルツに関しては、やはりと言うべきか、ウールやオーラと比べても一段メタな存在なのかもしれない。アナザーシノビウォッチを手に入れた経緯次第ではあるけれど。分岐した世界を自在に跨げるのか、それとも2022年はシュレディンガーの猫的にブレている状態で「2022年に時間移動すると、確率的にどちらかの分岐世界に着く」みたいなことなのか。

 

 神蔵蓮太郎/シノビ/アナザーシノビ
・どう見ても、どう聞いても、どう考えてもニンニンジャーだった。まぁ最初の数話(多分6話くらいまで)しか見てないけど、アクションの派手さといい効果音といいそっくりそのまま。テレビの仮面ライダーは戦隊と比べると、CGを頼りにただ殴る蹴るか、切るか撃つかってのばっかりでアクションがつまらないなと思ってたから、あぁいうワイヤーとか使って体全体が動く戦闘シーンが見られるのはとても嬉しい。
・「お前ら、力の使い方間違ってるだろ!」
アナザーシノビとしての活動は何か意図があるものなのか、それともビルドやゴーストのように自我がほぼない状態なのか……。

 


設定

・「2019年になって初めてだね。どこにいたのさ」
どうやら以前に言った、「時間旅行者は他の時間旅行者と自らの経験時間を合わせているのか」については、暗黙の了解なのか具体的に不都合があるのかは知らないけど、合わせているらしい。
つまり、2019/1/1の5:00にタイムマシーンで過去や未来に行って5時間経過した場合に、同日10:00に帰るって意味ね。例えばゲイツツクヨミなら、1年後に未来へ帰るとして、その時は2069年に帰ることになる。
・シノビのように仮面ライダーシリーズが続いていった末に2068年のライダーとしてゲイツがいるのかと思ったけど、そういう訳ではないらしい。

ゲイツの名前がウォズの本に載ったのが鎧武編からだから、あそこが第一のターニングポイントのはず。となると、やはりソウゴが時間移動をしたから? ソウゴAの世界から続くのがオーマジオウの歴史で、ソウゴAの介入を受けたソウゴBの世界から続くのがゲイツリバイブの世界? でも、ソウゴAだって本来の世界ではそのままだろうけど"ゲイツが必要"ってソウゴの認識自体は変わってないよね? ゲイツが家出から帰ってこなかったってことが重要なんだろうか。ソウゴとの約束はなくとも戒斗には会って煽られていたであろうから、その辺がキーなのかな。

・字幕的には、シノビの敵はダスタードってことでいいみたい。流用スーツといいジクウドライバーっぽいベルトといい、過去作の要素が混じってるのは(もちろん大人の事情もあるだろうが)もしかするとわざとだったりするんだろうか。てっきり、スーツはダスタードだけど例えば少し色を変えたりして、一応シノビ用で別の怪人ってことにしてるものかと思ってたから。

 


面白くなってきた……というよりは、面白さが表面化してきた。今回はアクション的にも見応えあったし、これまでの中で一番楽しかった話だったかもしれない。

"オーマの日"っていうくらいだから、"魔"と呼ばれてしまうような何かと逢ってソウゴの(或いはゲイツの)転機になる日なんだろうけど、なんなんだろうね。

 

次話

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1章

仮面ライダージオウ レジェンド編(1〜16話) まとめ感想 - やんまの目安箱

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