やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダージオウ EP18「スゴイ!ジダイ!ミライ!2022」 感想

キャラクター

 常磐ソウゴ
・「呼び名を決めない?」
仮面ライダージオウという作品において、"名付け"が重要でない訳がないよね。以前、「同じライダーの力は同じ時間には共存できない」という"世界のルール"の解釈について、

(そうは言っても)忍ビルドとかCスペクターとかいたしなぁ…………って思ったけど、"忍"や"C"とつけて"区別"しようとするこの心理こそがそのルールの正体なのでは? とか思ったりして。
木野さんだってアギトなのに、アナザーと付けられたりしてさ。

ジオウにおける世界観/世界線の考察というか想像

という予想をしたことがあったけど、ジオウに"作者"が存在するのなら、この説の信憑性が増す。2人のスペクターとか本当に分かりにくくて、最後死んだのは本物の方なんじゃないか? とかずっと思ってた記憶がある(まぁ実際は本物も何もなかったんだけど)。そういう混乱を避けるための作者の配慮が、このルールの正体なのかもしれない。とは言っても、アナザーライダーと本家ライダーは普通に見分けられるけどね。
で、今回の黒ウォズ白ウォズだけど、こうして名付けて区別したことで、より未来の分岐は進むのでは? つまり、「オーマジオウとゲイツリバイブの共存する未来」が有り得なくなっていく、みたいな。
・ところで前回のソウゴのあれが完璧な予知夢だとするなら、ソウゴはオーマジオウにならない未来(2022年)でも、死んではおらず普通に王様目指してることになる訳だけれど、だとするならやはりベルトを捨てたってことになるのかな。まぁ別に捨てなくても、使わないという選択。オーマの日とやらを経験して、少なくとも今よりは"最低最悪の魔王"に近付いてるはずだけど。
・「俺行かなきゃ」
作者がいるという前提のもとでは、ソウゴは自分の意思でこう動いたのか、ただの操り人形に過ぎないのかという疑問が当然出てくる。平ジェネFOREVERでは作者の存在については全く扱われなかったけど、答え自体はたぶん変わらないよね。自分が自分の意思だと思えてるならそれでいい。既定路線感があるけど、まさか冬映画と全く同じ展開を繰り返すとも思えないので、他にどんな答えがあるのか楽しみ。
・「でも未来の自分を信じられるなら……力を捨てる勇気だって持てるはずだ」
…………どういうこと? 2022年までまだかなりあるけど、それまでの期間に苦しむ人は見捨てろってこと? ぶっちゃけて言うなら、"今年の仮面ライダー"であるソウゴがすべての人を助けられてないからこういうことになってるとも言える訳で、「俺が世界を救ってやるから信じろ」くらいのことは言っても良かったような気がする。とはいえ、構図としてはジオウが先輩でシノビが後輩な訳だから、バトンタッチするのがお約束で、そう考えるとそれもそれでおかしな話な気もする。というか、そうやって「自分が自分が」って進んだ先にいるのがオーマジオウなんだろうけど。
・「待て!」
ソウゴが白ウォズを止める理由ってなんだろう。よく分からないからとりあえず阻止しとこうってこと? だとしたらまずなんとかするべき(しておくべきだった)はタイムジャッカーな気もするんだけど、あっちは時止められるからどうしようもないのかな。というよりは、単に生身の人間に仮面ライダーとして襲いかかるのは気持ち的にNGってことだろうか。

 

 ゲイツツクヨミ
・「覚悟はできてるな?」
覚悟とは、自分たちが"選ばれなかった未来"として消えることだろうか。あ、じゃあもしかして、ソウゴはゲイツツクヨミを守るためにオーマジオウになるのか? たった2人(とついでにウォズ)の大切な身内のために、人口の半分を犠牲にしなくてはならないとは……。

 

 ウォズ
・「私達はヤギじゃないんだよ……」
何気にかなり重要なセリフ。あれだよね、童謡。「やぎさんゆうびん」というタイトルらしい。初めて知った。

白ヤギさんからお手紙ついた

黒ヤギさんたら読まずに食べた

仕方がないのでお手紙書いた

「さっきの手紙のご用事なぁに?」

2番は立場が逆転して、そのまま循環していくと言うやつ。メタ化されつつも循環してるっていう、それこそ無限階段みたいな不思議な現象で、まだディケイドは見直してないのでよく分からないんだけど、あれもループものというか、循環してる話らしいじゃん? 白が先なのも意味ありげ。
ゴーストじゃなくて普通にデカルトの話として「我思う、故に我在り」って言葉があるけど、これも循環論法だよね。循環というか、だからさっき言った無限階段的な構造。2つの"我"は実は微妙に意味が違っていて、"思う我"と"在る我"が同一であるかどうかは、少なくともこの言葉の中では言及されていない(『方法序説』には書いてあるのかも。未読です)。つまり、"ただ事実としている(かもしれない)自分1"と、"それを俯瞰して見ているメタな自分2"が仮定されてて、それを循環させることで、方法的懐疑にも耐えうる"原理"だとしてみせた。ディケイドやジオウがやろうとしているのはそういうことなのでは?
ミュンヒハウゼンのトリレンマのうち、無限後退(問い続ける)は平成初期で既に描かれた。"絶対的事実"というものを父性的として否定するならば、仮面ライダーに残された選択肢は循環論法のみ。そう考えると順当とすら言える。

 

 もうひとりのウォズ
・前回は「アナザーシノビのウォッチを得る」と言ってなかったか? "対応するウォッチ"と捉えるのもちょっと無理がある気がする。不安定な存在だから言ってることもコロコロ変わったりするんだろうか。そういやゲイツもそうだな。ツクヨミはそもそも心情が滅多に描かれないけど。

 

 シノビ/アナザーシノビ/神蔵蓮太郎
・「影になりて力なき者を守る。誤った力の使い方をする者からな!」
アナザーライダーを倒したからといって、アナザーライダーのいなかった歴史にはならない、というのは、白倉さんのツイートからもこれまでの放送からも読み取れる。つまり彼は今回の経験も踏まえた上で、将来シノビになる(なっていた)ということになる。まぁ分かりやすく言うなら、シノビは1話から段々成長していくタイプじゃなくて、過去の経験で既にキャラが固定されており、回想で今回の出来事が明かされるようなタイプなんだろうな。

 


設定

・「2つの時間軸が揺れ動いている今、未来には干渉できないということか……」
前回は確率でどっちかに行けるんじゃないかとか言ったけど、そういうことでもないらしい。あれはスウォルツが特殊だっただけなんだな。
しかし、今僕が"作者"だと予想しているウォズ(あえて白黒付けない)よりもできることが多いというのは……もっと上、プロデューサーか何かか。それとも社長か。
・「このアナザーシノビを倒さねば、シノビウォッチは手に入らん。しかし、アナザーシノビを倒すには、シノビウォッチが必要」
これはどういう意味だろう。"シノビウォッチ"が何を指してるのかも怪しい。アナザーシノビウォッチをタイムジャッカーよろしく体内から抜き取ることを言ってるのか、それとも既に力を手に入れてしまったから2022年に生まれるはずの仮面ライダーシノビが生まれないので、"オリジナルの力"がそもそも存在しないという話なのか。普通に考えれば後者なんだけど、白ウォズの目的がどっちなのか微妙だし、何よりアナザーシノビを一時撃破すればシノビ自体は復活するはずなんだよな。
・"シノビウォッチが生まれた"
これは多分、今言ったように普通に一時撃破によって未来でのシノビの歴史(???)が復活したってことでいいんだろうけど、前回やらなかった理由はなんだろう。単純に話してたらスウォルツ来ちゃってタイミング逃したってだけなのかな。ジオウにやらせることで決意した蓮太郎が抵抗したりしてウォッチを精製する時間が生まれた、みたいな? それにしては映像では随分と悠長に見えたけど。

……あ、蓮太郎がアナザーシノビの力で満足していたからシノビが生まれない(例え一時撃破しても、再起動できる限り蓮太郎にはわざわざシノビになる必要がない)のであって、ソウゴの説得で意思が変わったからこそシノビが生まれる未来が確定するのか。

 


僕はほぼ知らないんだけど、また未来のライダーは戦隊の人らしい。単に武部さんか誰かの人脈を活用したってだけかもしれんけど、白倉さんが「語ろう!」で将来的には仮面ライダーも戦隊みたいな作り方をするのが理想みたいなこと言ってたのがどうしても浮かぶ。

サザエさんが理想型なんであって、スーパー戦隊のやり方が一番理想というか。お色直しだけで成立するっていうと言葉は悪いんですけど、今度のスーパー戦隊は恐竜だとかサムライだとかって言うだけで、なんとなくイメージが湧くじゃないですか。

『語ろう!555・剣・響鬼』より

前後の文脈については是非買って読んでくださいって感じだけど、だから単純明快なモチーフひとつと過去の流用スーツ(お色直し)なのかね。

 

次話

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