やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダー555(ファイズ) 39,40話「ファイズ2/人間の証」 感想

キャラクター

 乾巧
・「自信がないんだ俺には。いつ人間の心を失うか……いつ人間を襲うか分からない……」「もし、お前の言う通りだとしても、駄目だ。俺は自分が怖いんだ。今は平気でも、いつ人間の心を失くすか分からない」
びっくりした……"勘違いだったなら良かった"で済ませる気かと思ってドキドキしたよ。ブラスターフォームになったのはドラマとしての見せ場をつくれないことの補償みたいなもんで、ちゃんとファイズギアを返して安心した。
・「俺は戦う。人間として……ファイズとして!」
巧は他人に優しいけど自分に厳しい。そんな彼が自分の力で復活するためのギミックとして、「巧が澤田を受け入れた結果澤田が変わり、そこに可能性を感じて巧もまた立ち上がる」っていうのがとてもいい。
……ただ、木場はどこいったって話なんだけどね。3人同時変身は画としてカッコ良かったけども、あいつ一応副主人公じゃないの。ここで絡まなくてこの先何やるんだろ。

 

 園田真理
・「私だって怖い。澤田くんはもう、私の知ってる澤田くんじゃないって分かってるから。でも、どうしても巧を助けたいの。だから、本当のことを教えて」
それまではずっと「昔のままのはず」だと信じていたけど、真理は澤田の"変化"を受け入れた。最初からオルフェノクだった巧に対する気持ちが変わらないなら、それも頷ける。
・巧がまだ戦えないと知り、もう一度ファイズに変身を試みる。駄目元でもやってみる精神は嫌いじゃない。

 

 草加雅人
・「澤田……お前がどう変わろうと、お前の罪は許されない」
そうだね、こういう役回りも必要。結果的に憎まれ役になるけども、チャラにするのは違うもん。

 

 三原修司
・「デルタギアを持つ資格なんて、俺にはないんだよ……」
巧の戦いを見てまた自信喪失する。巧サイドの話とちゃんと絡んでて見やすい。
・里奈「一生懸命生きれば、今ここにいる場所が、自分の家になるから」
そっか。三原の話はやけに雑だと思ったら、アギトでもうやったからなのか。そう考えると他のキャラは、"居場所"とは少し違うけど、人間かオルフェノクか、スマートブレインやラッキークローバー、菊地クリーニングや流星塾など、"所属"に拘ってるな。

 

 澤田亜希
・「何故君は俺を恐れない? 俺は何度でも君に襲いかかる。君が生きている限り」
澤田のそれは、変化を"受け入れる"というよりは"開き直る"に近い。結局それも思考停止の一種。だから真理が受け入れようとしてるのが腑に落ちないんだろう。
・「選手交代さ。あんたたちの相手は、俺がする」「真理、すまない。俺は、人間としても、オルフェノクとしても生きられなかった」
ベタだけどかっこいいなぁ……人間でもオルフェノクでもなかったかもしれないけど、これが"澤田亜希"なんだよな。

 

 

17話以降なかなか盛り上がりどころがなかったんだけども、ここでようやくきたね。長かった……でも見ててよかった。

 

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