やんまの目安箱

やんまの目安箱

ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダー555(ファイズ) 43,44話「赤い風船/最後のメール」 感想

キャラクター

 乾巧
・「あんたこれからどうするつもりだ。まさか、長田結花の敵取ろうなんて思ってんじゃないだろうな」
巧……既に殺っちゃった後だよそいつ。そこまで全部知った上で関わるならいいと思うけど、そこがすれ違ったままじゃなんの意味もない。
・「お前すげぇな」
こはちゃんと、結花が人を襲ったことがあるってのを伝えて欲しかった。

 

 園田真理
・「私いまホッとしてる……最低だね私……」「長田さん、考え過ぎちゃうタイプなんじゃないかな。もっとバカになって、飛び込んでいくのも大事だと思うけど」
ちゃんと"も"って付けてるのがいいね。矛盾。

 

 草加雅人
・「実際君だって今までオルフェノクと戦ってきたはずだ。人間としてな。矛盾してるんだよ、君は。はやく君も現実を直視した方がいい。多分今頃、木場勇治は現実の厳しさを感じてるはずだ。自分の甘さを後悔しながらな」
草加……僕やっぱお前のこと好きだよ。大好きだ。ネットじゃ「俺のことを好きにならないやつは邪魔なんだよ」「俺の母親になってくれるかもしれない女なんだ」「お前、死にたいんだってなぁ」みたいなのばっかりひとり歩きしちゃってるけど、彼のセリフの中ではこれが最も重要じゃないか?

 

 菊地啓太郎
・「俺の夢、知ってるよね。俺本気で思うんだ。人間もオルフェノクも、みんなが幸せになればいいって。だから、かければいいじゃない、迷惑くらい。かけてよ、迷惑」
そっか。前回書いたことに繋がるけど、みんな幸せになれば、誰も他人を傷付けない。オルフェノクも迫害を恐れて人を襲ったりはしないし、人もオルフェノクを恐れたりはしない。
……でも、それでも"人の心を捨てた怪物"の扱いが難しい。この辺は北崎さんが担うのかな?
・ひとつ文句があるとすれば、啓太郎は結花を巧と同じように認識していること。きちんとオルフェノクも人間も関係ないとした上で、罪は罪で被らないといけない。啓太郎が、"犯罪を犯した知り合い"に対しても同じように接するなら話は別だけど。

 

 木場勇治
・「俺は! ……俺たちを守りたいだけだ」
結花とは対照的に、木場はステージが下がったね……海堂が不審がるのも無理はない。

 

 長田結花
・「私、幸せでした。啓太郎さんに出会えて。どうか、啓太郎さんの夢が叶いますように。世界中の洗濯物を真っ白にして、そして、世界中のみんなが、幸せになりますように……」
澤田の時もそうだったけど、死んで良かったと思った。このキャラクターの最後として、それが最も相応しいと思うから。

 


二項対立、矛盾、ダブルスタンダード、ジレンマ……。そんな言葉がぐるぐると頭をまわる。

 

次話

仮面ライダー555(ファイズ) 45,46,47,48話「王の目覚め/新社長登場/王の出現/雅人、散華」 感想 - やんまの目安箱