キャラクター
五代雄介
・「でも、したいんだよね。やっぱ、みんなの笑顔見たいもん。だから、俺はただ俺ができるだけの無理をしてる。それだけだよ」
『できる範囲の無理』ってなんですかね。そもそもの話、体を"鍛える"とかの範囲を超えて強化している(クウガになる)時点で人としての範囲を逸脱してるんだよね。生命倫理の分野ではエンハンスメントとして問題になってる。その上自分から電気ショックを受けてパワーアップなんて……。
榎田ひかり
・そういえば、以前1ヶ月未確認が出なかった時期があったとか言ってなかった? その時榎田さん何してたの。
・「私母親失格だね」
榎田さんがこれまで仕事を頑張ってきたの知ってるから、あまりこういうことを言いたくはないんだけれど、そうだよ失格だよ。詳しくは昔の記事(母親は我慢をすべきであるか)でさんざっぱら書き連ねたけど、こういう人に子を持つ資格はないね、皆無だよ。旦那が不慮の事故で死んじゃったとかなら同情するけど、『仕事ばかりで逃げられた』でしょ? 言い訳の余地がない。自分が仕事を最優先にしてしまう性格だなんて、何十年も生きてて分からない訳はないだろうに、結婚して子供つくって、逃げられて……アホだとしか言いようがないね。正直その点についてだけ注目すればクズだよ、クズ。人の命をもてあそぶグロンギ並みのクズ。クウガ世界に則って言えば、"中途半端"。どうして子供なんかつくろうと思ったのかね。
・ジャン「冴くんがそう言いましたか? 冴くんひかりさんのこと駄目で嫌いって、言いましたか? 僕が小さい頃、僕の両親も同じでした。忙しくてずっと家にいなくて……でも僕は、寂しいとは思ったけど、駄目な両親と思ったことは、一度もなかったです」
彼の言うことも分からんでもないが、ある程度年齢の低い子供は親のことを否定するなんて発想は持ち得ないんじゃない? それを自分への言い訳に使うのは卑劣だと感じる。生活に支障をきたすほど寂しいと思わせたら、それはもう駄目な親だよ。
・とはいえ、これらは言っても仕方ないこと。既に冴くんは生まれてるし、旦那さんにも逃げられてる。その状態からどうするか、という問いに対する考え方としては、ジャンはまぁ正解だと思うよ。
警察官
・だからラ族は誰も殺してないっつーの。一条さん含め、あんたらなんでそんなに躊躇なく殺そうとできるの。
榎田さんの話は散々引っ張ってた分、解決したときの爽快感は強いけど、なんでわざわざこんな終盤で? 中盤のダレてたところでやればいいのに。非暴力って主テーマとも関係ない(むしろ暴力に依らず人を傷付ける描写は邪魔ですらある)し、解せない。
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