キャラクター
乾巧
・沙耶「乾さんは、なんの為に戦っているんですか? 戦うことで、誰かを救うことができると思いますか?」
巧「真面目に答えなくちゃいけないのか? ……10年後答えてやるよ。俺がもし生きてたら」
「あの時は答えてやることができなかった。でもその答えが見つかりそうだ。俺はオルフェノクをぶっ潰す……一人残らず。それが俺の答えだ」
これから先いろんな経験を経て気持ちが変わるかもしれないから、今はまだ答えないって意味かと思ったけど、ただ誤魔化しただけだったのね……。正直、沙耶の死にこれまでの展開すべてを否定するほどの力があったかというとそうは感じなかった。猫舌にシンパシーを感じたくらいで結花への恩やピザ屋の店長との記憶が消えてなくなるとか、流石に信じられない。
・「そりゃお前はそうだろうさ」
えぇ、忘れたわけじゃないの。うーん……アンビバレンスな状態と捉えるには、「それが俺の答えだ」ときっぱり宣言し過ぎてるんだよな……よく分からん。
・「あいつは……」
巧から木場に襲いかかるのは初めて? なんにせよいいことじゃないよな……前から木場には結構呆れてるんだけど、それと同じことしてるんだから。実際ただの八つ当たりだし。まぁお陰でと言うべきか、ようやく互いの正体を知ることに繋がったのは嬉しいけども。これで意味のない衝突はもうなくなるだろう。
草加雅人
・「じゃ、死んでもらおうかな」「だが、信用できないのは乾巧だ。あいつはただファイズの力を楽しんでる」
草加は展開を動かすけど、目的としては"停止"を担ってるよね。真理に"そのまま"でいて欲しいって言ったり、自分の気持ちは"変わらない"って言ったり。
園田真理
・「でも澤田くん、オルフェノクになっちゃって、一時期におかしくなってるだけで……」
真理は人間がオルフェノクになるって知ってるんだっけ? 人間から変身するところは見たことあったかもしれないけど……啓太郎もだけど、オルフェノクのことどう認識してるんだろ。
菊池啓太郎
・そういえば、結花とのメールはどうなったんだっけ。沙耶と一緒にいるとこを見られて「最低だ……」とか言う前にそっちがまだ解決してないと思うんだけど。
木場勇治
・長田「木場さんは人間を守るために戦ってるんです」
そんなことあったかぁ……? 自分を守るために戦ってる印象の方がよっぽど強いけど……。
木村沙耶
・沙耶「10年後も生きていてくださいね、乾さん。乾さんならきっと、多くの人を救えると思うから。私のスープを、冷ましてくれているみたいに」
巧「そんな大袈裟なことじゃないだろ」
ここまでのデルタは沙耶だったのね。かなり重要な問いだけを残して死んだけど、もっと描けることがあったんじゃないか……? 色々と惜しい感じのキャラだ。
澤田亜希
・「真理、俺は君のことがずっと好きだった。そんな君の命を奪えば、俺は人間を捨てることができる。オルフェノクとして、もっと強くなれる」「オルフェノクの力が、俺にそう命じるんだ」
なるほど、オルフェノクは人間の進化体……つまり存在そのものが"変化"の象徴なのか。言われてみればアギトと同じだ。
「変わるものと変わらないもの」という骨格を背景に、状況が目まぐるしく変わる。ただ結局巧と木場の関係は変わらないっぽい。まぁこれが変わっちゃったらファイズ終わりそうだしな。やっぱりどこかそういう退屈さがある。
次話
仮面ライダー555(ファイズ) 31,32,33,34話「折り紙の涙/絡み合う糸/真理、死す/真実の姿」 感想 - やんまの目安箱