やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダーTHE FIRST 感想

前に見たときもそうだったんだけど、この作品はいつ見ても好きだなぁ、僕。

 

何より、アクションが抜群にかっこいいね。クウガ以降の作品を順に見てきたけれど、戦闘シーンだけなら今のところ僕はこれが一番好き。びゅんびゅんと派手に飛び回ったりふっとんだりと、見てて楽しい。
ライダーキックとかも、龍騎ファイズみたいに不思議なパワーで向かってくるのも好きだけど、ちゃんと壁を蹴ってたりしたのがいい。クウガやアギトなんかは比較的リアル寄りなキックだけど、そのせいで面白味がないというかちょっと地味な印象なんだよね。まぁあちらはあちらで1年に渡って繰り返したり前後のポーズが特徴的だったりと色々強みがあるんだけどさ。


シチュエーションも最高だよね。雪を見て本郷が正気を取り戻すシーンとかさ。「水は周りを映す」ってテーマともきちんと合致してるし、映像としての美しさと話としての美しさのバランスがいい感じ。
一文字の「知らなかったぜ……俺ってマジでいい奴だったんだな」ってセリフも本当に好き。
まぁ、あそこまで来て引き返すのかよとは思ったけども。一旦引いて立て直すってことなのかね。
晴彦と美代子のエピソードも弱々しくて良かった。何気に時間がズレてたりして、それが分かったときは「君の名は。」をちょっと思い出した。あっちは大々的なしかけって感じだったけど、こういうちょっとしたスパイスみたいなのもいいね。ところで違う時間の話を並行して描くっていうのは井上さん的にブームだったんだろうか。劇場版響鬼もそうだし、数年後にメインでやったキバもそうだし。

 

テレビシリーズは1年もやるから、単純な派手さとか綺麗さだけじゃ飽きてきちゃうんだよね。だからストーリーがあるんだろうし。でも映画1本くらいなら求めるものが違うからか、そうでもないみたい。
他のライダー映画が僕的に満足度低いのは、"映画"じゃなくてあくまで"劇場版"な認識だからなのかね。映画って媒体でやるけど基本はテレビシリーズの延長っていうかさ。一番理想的なのは、見なくてもいいけど見たら本編も更に楽しくなるサイドストーリー。G4はそんな感じだったから好きだった。

 

1つ文句があるとすれば、画面が暗いので誰が誰か分からなくなる時がある。特にヒロインは髪型が変わったのもあって2人いるのかと一瞬思った。

 


いつもとちょっと感じが違うかもしれないけど、というか書いてる方の気持ちとしてはいつもとは違うんだけど、こういう僕もいる。かっこいいなぁとか綺麗だなぁとか、いつもはわざわざ言葉にしてまとめるまでもないって思うだけで、テレビシリーズの平成ライダーも、あまり書かないだけでこうして楽しんでるんだよね。僕の嫌いな表現をするなら、"純粋に"ってやつ。
新しいフォームが出たらわくわくするし、挿入歌をバックに戦ってれば燃える。
映画の記事は割と軽めになりがちだけど、今回もなかなか中身がないね。まぁいいでしょ、こういうのがあっても。

 

大自然がつかわした戦士『漫画 仮面ライダー』 感想