やんまの目安箱

やんまの目安箱

ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダークウガ EPISODE17「臨戦」総集編 感想

今回は総集編なんで、これまでを振り返る感じで。ちょうど、エグゼイドやビルドの時の、クール毎のまとめみたいな感じ。

 

キャラクター

 五代雄介
・善人
基本的にはそう呼ばれるべき人物。そういう意味ではきちんとヒーローだし、不快感を覚えることはまずない。でもあくまで一人の人間であって、"善人"以上にはなれないって感じの人。人である以上は人の味方をすることを咎めることはできないし、その為に暴力をふるうことを悪だと言える人間などいないだろう。殺されたから殺す……この辺りに制作陣が自覚的であるような演出がなされていたので、どう決着をつけるか楽しみ。
・義務
一方で、クウガとして戦うことは自分の義務であると思っている節もある。警察よりもグロンギ退治に適した力を持ち、手をこまねいていれば次々と人が死んでゆく以上は、やるしかない。義務感があったからと言ってそれを実行することが困難であることに変わりないので、彼の善人性を否定するものではないけれど、どういう意味があってこのような描写があるのかは気になるところ。彼が苦しむのはグロンギがいるからなのか、それとも人間が弱いからなのか……。

 

 一条薫
・仕事
警察として、責任を持ってグロンギ対処に当たる。それ故か仕事人という印象が強く、一条薫個人のエピソードはほとんどと言っていいほどない。自分でも驚くほど彼に対して何らかの感情を抱いてる様子がない。"頑張り屋"って感じの人。強いて言えば、囮作戦やグロンギの尾行などの危険なことをたった一人でやる傾向は見ててちょっと怖いかな。
・淡々
これは一条というよりはこの作品の警察組織全体の傾向だけど、ドラマ性がない。「目撃情報があった」「解析してみたら分かった」といった事実の羅列が主な内容であり、言ってしまえば"つまらない"。
・秘匿
4号の正体を未だに隠しているのだが、意図が分からない。未確認生命体が危険視されているのは、「よく分からなくて不気味」「人を殺す」の2つが主な理由だろう。人を殺しておらず、意志の疎通さえ可能な4号を危険視する理由は殆どないと思うだが。

 

 

全体としては、この1/3で描かれたのは主に「信念を貫く」ということだろうか。ただ前回も書いたけど、これって一歩間違えれば独善的とも取られかねないんだよね。僕の記憶が確かなら少なくとも榎田さんと冴くんの話はあったはずなので、そこら辺でどういう結論を出すかが分水嶺となるだろう。

 

次話

仮面ライダークウガ EPISODE18,19,20「喪失/霊石/笑顔」 感想 - やんまの目安箱