やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

ゼロワン好きの『ライドカメンズ』実況 トゥルーエンド・ウィズ・アス

トゥルーエンド・ウィズ・アス「エス

 目次

 

・僕は完全に、多忙な戴天に合わせてタワーエンブレムの回でクラスリーダーが勢揃いするもんだと思い込んでいたので、ここでクラスリーダーが低レア実装されたのには驚いたな。
ライドカメンズは本当に先が読めなくて面白い。

 

ウィズダムには気を付けろ

・戴天は雨竜に「ウィズダムシンクスの連中は信用できないから近付くな」とだけ言っていたはずで、宗雲個人に対して特別どうこうみたいなことは言っておらず、むしろ雨竜本人に自然と「リーダーだから最も注意が必要だ」と気付かせるように誘導してるのがうまいよな。
これがもし「宗雲には近付くな」だったら、ちょっとした綻びで「宗雲に近付かれたくない何らかの秘密があるのでは?」と勘付かれやすくなるけど、他3人も巻き込むことでうまくカモフラージュができている。仮に戴天の言葉に何か裏を感じたとしても、4人の中の誰が自分の鍵を握ってる人物なのかは分からないし、そうやってもたもたしている間にまた記憶を操作されるかもしれない。

反対に、宗雲が雨竜のことを自分の弟として認識しているのかも、今はまだストーリー内では明らかにされてなかったはず。
ウィズダムの開店資金の出処が謎って話があるので、宗雲のバックには高塔がいると見て間違いないけど、宗雲自身が人脈を活用してるのか、それとも宗雲本人は無自覚のまま、高塔の人間がそれを伏せたまま一方的に目をかけてるだけなのかによっても見え方は変わってくる。
宗雲のキャラクター造形的に、自分の置かれた状況くらいはきちんと理解してると考える方が妥当だとは思うので、十中八九は、雨竜のことも知ってるとは思うけどね。

陽真や阿形からの客観的な評価で「宗雲と雨竜は真面目なところが似ている」と示すのは、ちょっとした匂わせとしてはよくできてると思う。あからさまな感じがなくて、気にしてなきゃさらっと見逃しちゃうような塩梅。

 

・「余計な軋轢を生むような発言は慎んでください」という言葉にも表れてる通り、ピアスは敵幹部でありながら間違いなく"平和"を重んじるキャラではあるんだよな。
ピアスに限らずアルセブンは全員そうで、各地区のライダーたちにとってテーマ的なカウンターとなるように配置されてるとインタビューでは言われてるんだけど、平和を掲げるジャスティスライドの敵が「争いの仮面」ではなく同じく「平和の仮面」であることは、すごく最近の作品っぽい。というか、仮面ライダーっぽいという言い方をしてもいいのかもしれない。
こっちが正義であっちが悪とかじゃなくて、究極的にはどっちも似たようなものなんだけど、紙一重でどちらかが勝ったり、正義として見られたりする。


・「自分の客が店内でカオスワールドを開いてしまうなんて、とんだ失態だね?」ってお前、元はと言えば浄の客であるニージー堂の社長が店内でカオスワールドを開くよう仕向けたのに、清々しいまでの責任添加!(笑)
元々ここの流れ、宗雲のせいにするのはかなり無理があるので不自然だなぁとは思ってたんだけど、この「いやむしろお前のせいだよ!」っていう僕らからのツッコミまで含めて浄の魅力を際立たせるためのシーンだったなら得心が行った。それなら確かに、あった方がおいしいわ。

浄さん、個人的には恒常星4カードエピが(サポエピから期待してたほどには)魅力的に感じなくて、彼が美味しく立ち回るには今回みたいに本筋に近いストーリーである必要があると思うので、こういう機会にきちんと輝かせてくれるのはありがたい。


造花のポールは何者か

・ヤクザだから本物の日本刀、ゲームに出てくる水鉄砲みたいなアサルトライフルときて、今回のヴィクトリア・ポールは何故か造花のバラ。ここまでは世界観に則っていたのに、この明らかにメルヘンな貴族の世界においてわざわざ造花というのは、あまり似つかわしくない。

ゲストであるマリ本人が「ここは『プリンセスの花園』という漫画の世界」と認識していることや、イベカードで語られている宗雲のウィズダムに対する思いの表現でもあることは前提とした上で、ポール自身の正体と何か結び付けることはできないのだろうか?
高圧的な喋り方や、ウィズダムのメンバーを配下と呼ぶ帝王学的な考え方、規律と愛を比べて規律を選ぶのは当然といった口ぶりを聞く感じポールは宗雲の父親っぽいし、阿形のときの日本刀と被ってるじゃんという部分にさえ目を瞑ればそれが比較的自然な気はするんだけど、高塔の偉い人であろう父親を敢えて造花に投影する宗雲さんの心境って一体……。

第10話でおそらく高塔エンタープライズを指して敵はカオスイズムだけじゃないって敵愾心を燃やしてたのも踏まえると、高塔家は古くからある由緒正しい家柄みたいなフリをしてるけど、実はどっかで当主が正当な人から全然違う家柄の人に乗っ取られてて、今いる高塔の人間はほとんどが横から権力をかすめとっただけの偽物で、宗雲の母親こそが実は本当の高塔の血筋だった……みたい設定が思い浮かぶかな。イメージ的には『進撃の巨人』のクリスタだろうか。
「実はいい家柄の子で……」っていういわゆる貴種流離譚的なストーリーって、それこそ女性向け作品ではあるあるな気がするし。自分が知ってる実例だと有川浩『植物図鑑』のイツキとか、まだ全然進めてないけど『ジャック・ジャンヌ』の美ツ騎先輩とかかな。あれらも宗雲と同じで"いい家"とは折り合いが悪い感じで、なんならそこから抜け出す話だけど。

尤もイベカードでの話的には、造花であることが即ちネガティブな意味を持つとは必ずしも言えないわけなので、今の話は180度ズレてる可能性も高くて、そこを考慮するのであればむしろ、確かに今の高塔家は本来の血筋で、宗雲の親にあたる人はかなり分家というか正当な後継ではない偽物的な扱いを受けているんだけど、戴天を含む本家は権力にあぐらをかいてやや腐敗してしまっていて、例え偽物であっても自分たち分家の人間がゆくゆくはてっぺんに立って高塔を正していきたいと考えている……みたいな方が辻褄は合うかもしれない。
今回のイベントのテーマである「王子様」からは、ちょっと遠ざかってしまうけど。

 

宗雲の愛

・宗雲がタロットカードを含む占いをよくするのは、雨竜が困ったときにサイコロの出目に頼る(キャラエピ「サイコロ」)のと似てるよね。人生の大事な選択でも使ったんだろうか?


今回かなり恋愛の要素が押し出されてるのと、七夕ボイスや浄のキャラエピソード「好きなテレビ番組」での発言から、一周目に読んだときは素直に「宗雲は規律を破って恋人と駆け落ちしたんだなぁ」と思ったんだけど、わざわざ愛にも色々あると説明させてるかつその最後に家族愛が来ているってことは、恋人なんていう新キャラを想定する余地はなくて、単純に弟としての雨竜への愛にまつわる話として見た方がいいのかも? 恋人いたのにウィズダムでホストやってるのは少し噛み合わせ悪いしね。
乙女ゲームとはいえ主人公とガッツリ恋愛みたいな流れはないからこそ、実は心に決めた相手がいるんですってキャラも見たいという個人的な欲が前に出すぎた。

高塔を敵視してるっぽいことも合わせると、戴天が有能だった雨竜を見出して重要なポストに登用しようとするんだけど、宗雲は高塔の世界から雨竜を守りたくて、それを捉えて私情を優先した認定されて追放、宗雲は記憶を消されて雨竜もアカデミー入学後 戴天に確保されてっていう流れなのかな?
宗雲が(タワーエンブレムを抜けた後?)ウィズダムシンクスを結成してる以上、その辺の一部始終を先代エージェントは把握してる気がするので、先代が戴天の所業をどう思ってたのかはかなり気になるな。先代の仲立ちによって宗雲は追放されつつも雨竜の安全は確保されて痛み分けになっていたのに、先代が死んだのを良いことに戴天が雨竜をアカデミーに拉致させて……みたいな筋書きは結構ありそう。やり口が完全に滅亡迅雷.netだけど。

 

・トルスと密会する浄さん。


水に流さなきゃいけないようなことが過去にあったらしいということだけ明かされたけど、浄さんの立ち位置は本当に分からないな???
元ネタの要素から考えて「正義の味方として戦うよう教えられた記憶喪失の人間」であるカメンズたちの誕生に関わってないと考える方が無理なので(最年長だし)、絶対に昔は自分の意志でカオスイズムの幹部か研究者やってただろと思ってたんだけど、だとしたら"縁遠い"ということにはならなそうなので、完全に煙に巻かれてしまった。
タチが悪いのは、カオスイズム関係者では絶対にないと言い切ることまでは結局できてないこと。その可能性がひとつ消えるならまだ絞れてるからマシだけど、自らの意志で従ってたカオスイズムから自らの意志で裏切ったからこそ、二度と接触してくることはないだろうと思っていた……という意味で捉えることも不可能ではないので、そういう訳にもいかない。

カオスイズムと関係ないパターンでありそうな可能性を考えるなら、それに敵対しうる勢力となるとこれまた高塔関係の人か、コスモス財閥に関係してる人かの二択くらいしか思い付かないけど……。
仮に高塔だとしたら、戴天が言ってた「タワーエンブレムに在籍していた一期生のライダー」が宗雲じゃなくて浄である可能性も(年齢的に)出てくるけど、浄からの戴天と雨竜に対する呼称がどちらも"高塔"オンリーなことを考えると、自分も高塔ならそんなややこしい呼び方はしない気がするし、そもそもさすがに高塔は3人いればお腹いっぱいだよね。
かといってコスモス財閥もノアとレオンと先代以外のキャラが出てくるとは全然思えないので、ファウストの後の難波重工、滅亡迅雷の後のZAIAみたいな、中盤から出てくる新ライダーのバックにいる新たな勢力の関係者だったりするのかもしれない。
……やっぱり何も分かってないよ! 何なんだこの人!


高塔の血筋

・戴天は確かに宗雲の弟である雨竜を(恐らく意図的にカオスイズムに攫わせてまで)自分の元に置いている悪かもしれないけど、宗雲だって結果的にはルーイと関係ありそうな颯が仮面ライダーにされるのを黙認して手元に置いてるじゃんというのは、すごく高橋悠也節を感じる。誰かに対する敵愾心がブーメランとして自分に跳ね返ってくるやつ。


尤もこれが「宗雲にも"同じ"高塔の血が流れてるね」って描写なのか「やってることは似ていても本質は戴天とは"違う"ね」って描写なのかは、まだ完全には判断付かないけど、宗雲に対して高塔と同じじゃないかってニオイがするのは、真実のクラスなのに颯の件を秘密にしてたこと(それは弟の代わりに慕われたかったからもあるのでは?)と、使命よりも私情を優先して追放された経緯から、戴天の行動が私情だったとしてもとやかく言えなさそうだなってところ。
颯にも指摘されてたけど、ウィズダムシンクスの方針を「第二世代カオストーンについて狙わない」に定めたのも、やっぱり颯に過去の記憶を取り戻してほしくないからってのが少なからずあるのでは?とは思う。

宗雲個人については、過去の記憶なんて要らないっていうのは高塔家に戻ったり、ひいては雨竜の兄というポジションに無理に戻ったりするよりも、今の立場から陰ながら弟を守ろうっていう決意なんだろうから、例えば『orange』の須和が大好きな僕の好み的には結構刺さってるんだけどね。
両思いになるみたいな分かりやすい報われ方をせずに、でも迷惑じゃない形で遠くから想い続ける、相手の幸せを願い続けるキャラ、とても好き。
でもやっぱ敢えて"支配人"という高塔を連想させる表現を与えられてるのを思うと、宗雲も根は高塔だよねってニュアンスの方が強い気はしちゃうんだよな〜。そういうツッコミどころがあった方が、ドラマ的に乗り越えるべき壁になるからおいしいし。

 

・調査中のセリフだと、宗雲の「他人に頼るくらいの余裕は持っておけ」が一番好きなんだけど、そう言ってる本人が一人で抱え込んじゃう系なんだね。
ライドカメンズはやっぱりこのパターンが多いな。
カオスを完成させたことによって半強制的に考え方が180度変わってるので、今の彼らの言動が、過去の彼らにとってはどうしても辿り着けなかった救いの言葉になるやつ。
更にウィズダムのメンバーも宗雲を助けてくれる。仮面ライダーだと『オーズ』になるけど、一人でなんでも背負っちゃう人が救われる話なんてみんな好きですからね。

「生まれた境遇を憎む」という表現も出てきて、声優的にはあべこべになるけどむしろ宗雲こそがルルーシュみたいなポジションだね。弟を権力争いから遠ざけて、幸せに暮らせるよう守るための組織を結成したのだとしたら。

 

ヒューマギアの迅と人間の颯

・ヒューマギアである滅と迅に生まれ変わりみたいな概念が通用するのかはさておき(それを言ったら人間や他の生き物にだってないんだから、あると思えばあるでいいと思うが)、特に颯はショートスリーパーとか瞬間記憶とか、ちょっとロボットチックな設定が多くなっててそこもやや面白いよね。
今回のストーリーでの動向も、トルスの話であっさり宗雲を疑い、皇紀の説明ですんなり信頼を取り戻すという流れになってるのが『ゼロワン』好き的にはちょっとニヤッとするポイントだった。
ラーニングの影響をモロに受ける"純粋さ"のあらわれ。

対してラストの「真実の契約」があれば飛べるという話は、むしろ『ゼロワン』とは真逆の展開かな。
『ゼロワン』における滅や迅といったヒューマギアは、ウィズダムシンクスにおける「真実の契約」にあたるものとして「アークの意志」というものがあって、それに従うことによって色んな悪事を働くんだけれども、これは要するに、AIであるヒューマギアには感情がないから、テロリズムという心ない手段を淡々と取ることができてしまうけど、誰かを大切に思う感情を理解することができたなら、そこに罪悪感のようなものが生まれて踏みとどまったり反発したりすることができるっていう話(※)。
でも「真実の契約」は、自分の過去や感情というものを抑制して理性的に振る舞うからこそ他人を信じることができるってロジックなので、ちょうどぴったり裏表の関係にある。
これは別に矛盾でもなんでもなくて、心がまだないヒューマギアである滅や迅には感情が必要で、感情ある人間である颯たちにはそれを抑制する理性が必要っていう、単なるバランスの問題。
楽天的すぎる人は少しくらい計画性や慎重さを学んだ方がいいし、臆病すぎる人は少しくらい勇気や思い切りの良さを学んだ方がいいよねというだけのこと。
こうやって裏面から見つめることで『ゼロワン』『ライドカメンズ』双方への理解が深められるの、まさしく僕が本作に求めていたものなのでありがたい……。

※『ゼロワン』を実際に見たことがある人からは「いやいやそれは逆じゃないか?」と言われそうなので補足。
「自我が芽生えたヒューマギアには、それを抑制する理性が存在しないから危険」という天津の指摘は間違っていて(というか天津は分かってて敢えて人を扇動してる可能性はある)、ヒューマギアというのは普段、人間が施したプログラムという、人間なんかよりもよっぽど強固な"理性"に従って生活してるのね。
でもってその理性を吹き飛ばしてしまうほどの強い怒りを覚えたときに、はじめて暴走する。
そしてそれって人間と同じで、普段は親から教えられた道徳に従って生活してるけど、よほど強い怒りや不安を感じたときに、人は暴力に訴える。まさにそれを体現しているのが、新屋敷たちの変身する平成2期型怪人(レイダー)なわけで。

そういう突発的な怒りや不安による暴力というものへの対処法としてゼロワンは2種類の道を提案していて、ひとつは予防策としてヒューマギアに乱暴をするのはやめましょう、不用意に相手を怒らせるようなことは慎みましょうという簡単な話。
そしてもうひとつが、ライダーバトルによるストレス発散。
天津のさっきのセリフが発せられたのが新屋敷の回というのが重要で、あの2話完結において或人はスマイルと親方のマギアを止めるという1クール目からの任務は天津に奪われてるんだけど、その代わりに彼がやったことというのは、悪意の発端である新屋敷レイダーと戦って、彼のストレスを解消することなのね。
「暴走しないプログラムを講じる」というのは人間で言うと「いかに暴力がいけないことかを道徳的に説く」みたいなもんで、暴力が悪いというのはみんな百も二百も承知なんだけど、それでもカッとなって手が出ちゃうことはゼロにはできない。どれだけセキュリティを見直しても、シンギュラリティはそれを超える。

自分の感情というものがないまま100%理性的にアークの命令を全うする殺戮マシーンに対しては、物理的に破壊するより他に方法がないけれど、もし相手に心が芽生えているのなら、或人が最終回で滅にしたように、感情に訴えることで相手を説得して止めるということが可能になる。
そういう意味で、ままならないものだけどそれでも心って尊いよねっていう話を展開したのが『ゼロワン』なんだと思う。


第二世代カオストーンの実験とは

・カオスイズムが、わざわざ一度奪った記憶を第二世代カオストーンの実験によって元に戻そうとしているのは何故なのか。
今回トルスが呟いてた「彼らを殲滅するべきか、それとも……味方に引き入れるべきか」というのがもし本気なのだとしたら、仮面ライダーを味方にするためというのが有力だろうか。


F/P/S編でも言った通り、カメンズ達は過去にカオストーンに魅入られるほど現実で辛い思いをしていて、今はその記憶がカオスに吸い取られてなくなっている状態のはず。
であるならば、そのトラウマとなる記憶を思い出させてやれば、今のような強い信念を持った仮面ライダーとしての活動はできなくなり、カオスイズムに屈服してしまうような絶望の渦中に立たされることになる。阿形が友人を攫われる記憶を取り戻したことで復讐という暗い気持ちに取り憑かれてしまったようなことが、恐らくもう少し酷い形で起こると。

それに、落ち込んでる彼らを再び拉致して、記憶を消して洗脳し直すという手もあるけど、トラウマを掘り起こされることで、もしかすると「辛い記憶を封じて幸せな生活を与えてくれたカオスイズムの思想は、実は間違っていないのかもしれない」と思うキャラも出てき得る。
あるいは、洗脳されてる訳でもなさそうなのにカオスイズムに所属しているアルセブンの面々も、それと似たような手順でもってカオスイズムに忠誠を誓っているのかもしれない。
宗雲が狙うと言っていた第一世代カオストーンには、そのアルセブンの記憶が封じ込められていると仮定するなら、確かにそれを集めることはカオスイズムに対抗するための有効な情報になる可能性はありそう。
始まりの四人(仮称)のカオストーンは今出てるものが2/2で白色で、あれは今世に出てる色の付いた第一世代カオストーンよりも前のものだと思われるので、あと該当しそうなのはアルセブンくらいしかいないし。

 

・……結局最後まで読んでも、サブタイトルの「エス」の意味はピンとこなかった。メサイア・コンプレックス(疑惑)やピグマリオン効果のことを思うと心理学用語かなと思っていたし、自分の知識的にも他に「エス」という語彙は知らなかったのでそのつもりで読んでいたんだけど、まぁカオストーンに魅入られる人間の心情はエスと表現してもいいかもしれないけど、そんなの今回のイベントに限った話じゃなくて他の回のサブタイでも成立するじゃんって感じなので、イマイチ納得はいかない。
ということでパブサをしていたところ、ドラマ等で警察の使う隠語として、エスを「スパイ」の意で使うことがあるらしいことを知った。まぁその2つをかけてるとするなら、浄が活躍した今回の話のサブタイとしては納得できるかなと。
宗雲のSって言ってる人もいたけど、そこまで緩いと割となんでもアリになっちゃうので、おまけでそれもあるかもねくらいの扱いにしておく。真実でもエスコートでも専務でも少女漫画でもsuspectでも、その気になればなんでも簡単に繋げられちゃうので……。

 

星4【トゥルーエンド】宗雲

・"現実逃避"というのは『ライドカメンズ』においては基本的にかなりネガティブな意味を持ってるけど、少女漫画とラウンジ「ウィズダム」を介して、きちんと現実に帰る前提でなら、一時的な気晴らしをすることは悪くないよねということを描くエピソード。
前回の「F/P/S」と同じくメタフィクション的なメッセージとして読むこともできるのに加えて、「好意を伝えられる距離にいるのに伝えないなんてもったいない」という、七夕ボイスと似たようなニュアンスのセリフも聞ける。


オッカムの剃刀に従ってなるべく仮定を少なく考えるなら、もちろん今は離れ離れになってる雨竜のことについて言ってるのかなということになるし、さっきはそっちのテイで進めたけど、やっぱり七夕ボイスは雨竜の話にしては重すぎるので、宗雲には死別した恋人でもいたのかもしれない。
いや、でも恋人と死別ってシチュエーションはむしろ浄の方がしっくりくるんだよな〜! カオスリングが左手の薬指なので。
カオストーンについて研究してるのも、多分『エグゼイド』の檀黎斗と似たような感じで、恋人の体は死んじゃったんだけど彼女の記憶を宿したカオスだけが残されていて、その記憶から彼女を蘇らせることができないか探ってる……みたいなストーリーを想像してしまう。過去にあったらしいカオスイズムとの確執も、彼女を殺されたとかそういうことなのかもしれないし。
でも宗雲は宗雲でやっぱり恋愛の匂わせが多いので、こちらの可能性も捨てがたい。
というか、こうやって自分好みのストーリーを勝手に妄想してるときが一番楽しいまでありますよね。


星3【トゥルーエンド】颯

・ルーイに似たルイ王子が出てくる本があったのと同じように、颯もハヤトという少女漫画のキャラと似てるという話が。
確かにこの関係性が気になる2人の間にある共通点というのは興味深いけど、児童文学は昔からある定番かもしれないからともかくとして、4年前から行方不明になってた記憶喪失になる前の颯が今流行りの少女漫画と直接の関係がある(例えばモデルになってるとか)とは、やや考えにくい。
なので単純に本名の匂わせでしかないと見るのが妥当だと思うけど、どうせ匂わせと取るなら王子様というところまで共通してるのはやっぱり気になるよね。

呉島兄弟は『ライドカメンズ』で拾われるとしても普通に兄弟なんだろうなと明瞭に想像できるけど、滅と迅は明らかに同年代でありながら自称親子なので、そこをどういう形で拾うのかというのが未だに謎で、僕的には一旦、日本的な設定ではなくなるけども2人はスラムっぽいとこの育ちで、ルーイが颯を親兼兄みたいな立場で育てたとかなら、それっぽくはできるのかなと思っていた。子供の頃に5歳も差があったら、ほぼ小学生と中学生みたいなもんで結構違うので。
でも王子様って要素が絡んでくるなら、いいとこの出ってことになるよな。況して「スラム育ちだけど実は王子様」なんだとしたら、これまた貴種流離譚で宗雲と丸被りしてしまう。
似たもの同士だからこそ宗雲は颯を気にかけている……という見方もできるけど、16人ものキャラをいかに差別化するかに苦心したはずの制作陣がそんな被りを許容するのかなぁという気持ちもある。

しかもいいとこってどこよという話でもある。高塔はもうたくさんいるからあるとすればコスモス財閥かって話になるけど、これはさっきの浄の話とまた同じ堂々巡りになってきたな。
ってかこれ、単純に僕の想像力のレパートリーが少ないだけでは……?
あとはあれか、博学な男も雰囲気的に結構裕福な家の出っぽいから、もし彼が高塔と関係ないなら、ルーイと颯は神々しい仮面の血縁者という可能性もあるっちゃある。そうなればアークの意志に従ってた頃の滅亡迅雷みたいに、2人してカオスの意志に従う展開もあるのかもしれない?

 

ライドカメンズ感想一覧

前回

ゼロワン好きの『ライドカメンズ』実況 Freedom/Play/Slam

次回「領く証」

ゼロワン好きの『ライドカメンズ』実況 領く証にさよならを