やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダージオウ EP12「オレ×オレのステージ2013」 感想

キャラクター

 常磐ソウゴ
・自分にはゲイツが必要だって言いつつ、謂わばナメプをしてゲイツに助けてもらう……って、むしろゲイツの相対的惨めさが増したように見えた。わざわざお膳立てして貰うってさ。いや、まぁ、ソウゴは確かにこういうちょっとズレてるくらいの方が確かにしっくりくるといえばくるけども。

 

 明光院ゲイツ
・ソウゴの項では惨めだと言ったけど、まぁゲイツ当人だけで見れば、転換点として良かったんじゃないかね。と思ったけど、クジゴジ堂に戻ってくるのはよく分からなかった。単純に、今はまだ自分の力不足で敵わないから戦わないって話だろうか。もし力量差がゲイツの肉体的な問題なら、戦争云々言ってたのにひょろっとしたソウゴより劣るのかって話になるし、スペック的な問題ならせめてレジェンドウォッチは全部取り上げるとかしたらどうなんだって話になる(メタ的に言えば、ちょうどいいタイミングで新しいウォッチ手に入れて返り討ちだろうけど)。ソウゴもあの性格じゃ、堂々と宣言してからだって「いいよ、持ってきな」って言いそうだし。そもそもアナザーライダー倒した今となっては絶対必要ってもんでもないし。

 

 ツクヨミ
・「馬鹿なことしてるって分かってる!?」
前回はなんで怒ってるんだろうと不思議だったんだけど、よくよく考えたらまぁ、大勢の人を救うためにそういう罪悪感とかも全て覚悟の上で来てるんだとしたら、ちょっと3日やり直し〜なんてのはキレて当然か。あんまりそんな重苦しいような描写なかったけど。

 

 ウォズ
・「この本に書いてないことがあろうとは、露とも思いませんでした」
前提として、ゲイツ達のことは書いてない……よね? この前にそう言ってたもんね。それを自分の認識内のことだからノーカンとしているのか、単純に時間移動によるものだと断定はできないから暫定的に"不思議なことが起こっている"扱いなのか。
・「君のやっていることはタイムジャッカーと何ら変わりない。とても王の所業とは思えぬ行為」
あれ、だとすると、未来のオーマジオウが現代にやってきてソウゴと対決! みたいな展開は有り得ないことになるけど……確か彼って公式にラスボスとして設定されてるんじゃなかったっけ。もちろんこの先変更される(早めに倒されてウォズが事実上のラスボス化〜みたいなW的展開)可能性は十分にあるとはいえ、一度も対面して戦わないのは流石に肩透かしな気がする。

 

 葛葉紘汰(?)
・アナザー鎧武を倒した後、消えたね。本編の神様とは服装が違ったし、また別の理屈で成り立ってる神様なんだろうか。或いは、"ジオウが鎧武の力を継承"したことによって消滅したのだろうか。この辺はまだまだ謎だらけって感じ。

 

 駆紋戒斗
・「失せろ。自分の力で頂点を掴み取る覚悟がない奴に、居場所なんてない」
鎧武は前回も言った通り殆ど覚えてないんだけどさ、彼って弱者が踏みにじられない世界を望んでたんじゃなかったっけ。他人の力に縋るのは弱者と言って差し支えない気がするし、何よりヘルヘイムの果実を食ってオーバーロード化したのは自分の力と言えるのか? 究極、バロンになったことだってそうだよね。ベルトを奪い取ったとかそんな流れだっけか。あ、たまたま今回はスウォルツだったから「意見は求めん」でアスラの意志とは関係なく手に入れた訳だから、結果的には自分で掴み取ってない(果実は自分で摘み取った)みたいなことなんだろうか?
ごめんね、よく知りもしないのに色々言って。

 

 アナザー鎧武/アスラ
・本筋のソウゴとゲイツの話が進むのは良いんだけど、それによってアナザーライダーが誰でもいいようなモブになるのはいただけない。モブっぽければぽいほど、タイムジャッカーの人を見る目のなさが露呈していくだけ。特に黎斗のくだりをやった直後だしさ。

 


設定

・ソウゴ(現在)「なに?」
えーっと……まさか毎回 全時空のソウゴと繋がってる訳はあるまいし、あくまで未来のソウゴがこの時空に来たから繋がってるって認識でいいんだよね。
・前回の補完計画でドラ◯もんだらけなんて言ってたけど、やっぱ全然違うよね。だってあっちは、言うなれば未来の自分を売ってるだけで世界は分裂していない。でも今回のジオウは、2人のソウゴの動向が明らかに食い違う。つまり今回のジオウ時空内では少なくとも、分岐によるパラレルワールドが発生している。そういやドラえもんは、過去改変をする描写(セワシ云々)とそのドラえもんだらけの描写が同居してるけど、あれもきちんとそういう辻褄あわせてあるんだろうか? 何よりも、セワシくんの親がジャイ子からしずかに変わってもセワシくんでいられることが不思議だよな。って、電王の特異点設定ってそれをイメージして作られたのかな。とはいえ、あっちは完全に変わらない訳じゃないっぽいけど。まぁドラえもんの辻褄はこの際どうでもいいんだけど問題はジオウだよね。まず、分岐によってパラレルワールド化してしまうのであれば、ツクヨミゲイツ達が元いた世界は救われない(他ならぬ彼らの存在自体が、その救われない世界の存在証明)ので、まずここを彼らが知ってるのか知らないのかで見方が大分変わる。
タイムジャッカーのやってることも、ちょっと見方を変えていかなければいけないかもしれない。

 


まぁ、概ね今回の評価は「これから具体的にゲイツがどうするか」に委ねられた感じなので、特に言うことはない。ソウゴは相変わらずだなーってくらい。

 

補完計画 12.5話「インタビュー・ウィズ・未来人」

ゲイツやウォズはともかく、まだどういうやつなのかさっぱり分からないスウォルツがキャラ崩しちゃったらただの変な人だよ。終始どういう顔で見ればいいのか分からなかった。スウォルツの補完としてあれをやってるんであれば、まぁそりゃあのフザケた様子じゃまともに王選びができるような人間ではなさそうだな、ってことには納得いくかな。

 

追記

'19/3/28
・ウォズ「とても王の所業とは思えぬ行為」
ジオウの力の真骨頂は、"過去も未来も思いのまま"になることじゃなかったっけ。ウォズ的にこれは駄目なんだ……? 逢魔降臨歴にない改変はソウゴ本人であっても許せないみたいな話か?
しかもこれによってウォズとスウォルツの利害関係が一致したという。独りよがりなソウゴ(黒ウォズ)がゲイツを快く思わないのは分かるとして、それがスウォルツとどう関わってくるんだろう。今回ゲイツの帰還に一役買ってるので、彼も半分くらいはソウゴの手の中にいておかしくないと思うんだけど……スウォルツの目的は玩具販促? 該当ウォッチを活躍させるためにアナザーライダーを生み出しているとか。またいつもの与太話なのでスルーして。
???「クリスマス商戦期にパワーアップするのは敵方の義務だからなぁ」
・この後の展開を考えてもゲイツのオーズ編でのゆらぎは、ここで再びソウゴに"信頼"されたことで、既にある程度は収まったと見ていいだろう。……むしろ、「俺の民に何してくれるの」で既に勘違いだったと気付いているんだけれど、謝るのも気まずくて帰るに帰れないみたいな、そういう話にも見えた。自分はソウゴを信じてやれなかったけど、ソウゴはそれでも自分を信じてくれるという流れ。"手を繋ぐ"ことを象徴する鶏肉を買ってきたのがその現れか。口実づくりにも見えるし。でもラストシーンはすごく真面目な顔してて、次回のゴリラとシームレスに繋がらない。
・ところで、映画とのスケジュール調整でクジゴジ堂での撮影を増やすために今回のギミック案が出たって話だったけど、クライマックスの戦闘は単純に考えていつもより倍の撮影量になってるよね……(笑) 中の人は代役立ててなんとかしたんだろか。

 

ジオウ感想一覧

前話

仮面ライダージオウ EP11「ジオウ・オン・パレード2018」 感想

次話

仮面ライダージオウ EP13「ゴーストハンター2018」 感想

過去作

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