やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダージオウ EP10「タカとトラとバッタ2010」 感想

キャラクター

 常磐ソウゴ
・「みんな王様を止めるって言うけどさ、この人がいい王様じゃないって、なんで分かるの? 俺はまず、王様がどんな王様になりたいか、知りたいな」
記事を書くにあたって前回(EP9)を見直したんだけど、ソウゴは黎斗と"手を繋いでる"んだよね。ちなみにその後、黎斗が振り払ってるけど。ソウゴは一度きちんと歩み寄るって描写なんだろう。強いて言うなら序盤に、ただ怪物だからという理由でアナザーライダーを躊躇なく倒してたことが引っかかるけど……まぁ、怪物と人で扱いが違うくらいは一般的な感覚だろうから、今のところはいいかな。
・で、その上で話をするなら、手を繋ぐことを信条にしている映司くんが、歩み寄ろうとせずにこのソウゴと向かい合っているのはおかしな話ではないか? 悪そうに見える行動をしているのに歩み寄るソウゴがおかしいのか、悪そうに見える人に歩み寄ろうとしない映司がおかしいのか……単純に、悪と判断するラインは人それぞれだよってことでいいのかね。やることも、倒すとか殺すとかじゃなくて"止める"だし、そこまで気にすることでもないか。
・「この前は、やりすぎちゃってごめん」
ゲイツを変身解除に追い込んだくらいでやたらとソウゴを責めてる人を見たけど、何にそこまで違和感を覚えたかは分からない(だってゲイツ側は紛れもなく"殺そう"としてる訳だし)からさておき、きちんと謝れるってのはとてもいいことだよね。この先ちゃんと改善するのが前提だけど。相手を傷付けずに無力化させることなんてできるのかな。
・「俺だ! って言いたいけど違う。ツクヨミゲイツ……この時代に生きる、すべての民だ!」
ソウゴなりの"協力"の描写がタカウォッチロイドなのはどうなんだ……。このセリフ自体に違和感はないし、きちんとソウゴのスタンスとしても筋が通ってるように見える。"言いたい"だけよく分かんないけど。

 

 明光院ゲイツ
・ゲンムアーマーがシャカリキの技を使ってたね。どうやら「ディケイドと違って基本フォームにしかなれないから下位互換」ではないらしい。まぁ、だとすると逆に今回出てきたタジャドルウォッチの有り難みが薄れるんだけど。
ゲイツの行動にイマイチ説得力を感じないのは、オーマジオウの描写があまり多くないのと、オーマジオウ=ソウゴがまだピンときてないってのが主な原因かなぁ?

 

 ツクヨミ
・「一面だけじゃ判断できない……やっぱり私は、私の目で判断する」
大事な話だったのに結局なぁなぁになってて可哀想だった。ヒロインってそこまで大事な役柄じゃないのかね。

 

 火野映司
・「どんなに誰かを助けたいと思っても、一人じゃ助けられない命がある。だから俺は、たくさんの人と手を繋ぐことにした」
オーズはまだ見返してないからなんとも言えないんだけど、オーズにならなくても学べることなのね、これ。

 

 泉比奈
・怪力で牢から脱出……って、何故抵抗せずに捕まったんだろう。人質を助けることまで想定していたんだろうか?
・映司くんを投げて(?)アナザーオーズに攻撃したのは、多分「人と手を繋ぐことでできるようになること」を描きたいんだろうなってのは伝わってきたけど、比奈一人で良くない? 感は拭えなかった。もうちょっとだけ分かりやすくならなかったかな……。

 

 アナザーオーズ/檀黎斗
・「そして檀黎斗王あらため、檀黎斗大王となるのだ!」
黎斗の改名(特に無印→新)って、僕は勝手に「バグスターとしての黎斗と人間としての黎斗の同一性に悩んでる」故のことだと思ってたんだけど、ただの趣味なのかね。まぁ、"最終的に改名という手段を思いつく"という傾向が黎斗らしさって解釈なんだろうけど。
・2010年にあの様子ってことは、"黎斗によるバグスターウイルスの発見"のところからなくなっているらしい。それがバグスターウイルスそのものの消滅を意味するのか、黎斗があくまで仮面ライダーの一人だから改変されたに過ぎないのかはまだなんとも。

 


全体的な流れは悪くない。タカウォッチロイドの出処はこれから先で明かされるor自律して動くのどちらかだろうし。問題があるとすればやっぱり、黎斗がもはや別人ってことかな。ライダーとしての行動が人生に食い込んでいればいるほど差は大きくなるんだろうけど、あれは"黎斗"というよりは"岩永さんの怪演"に依存するものなので、人柄としての黎斗の良さ(人に理解され難い信念)は全く感じられなかった。
次回は鎧武編かぁ……鎧武もあんま覚えてないんだよな。とりあえず2人のソウゴってギミックに注目かな。

 


補完計画 10.5話「モーリ対シモヤマ」

脚本家や監督の交代によるキャラ解釈の違いについてあーだこーだと言ってたけど、少なくともツクヨミの「自分の目で判断するって言った癖に、見もしないで分かってるってソウゴを信頼した」ってのは、10話内での話だからスタッフの違い云々とはどう考えても無関係だし、何か誤魔化された感じがある。尤も、自覚しているのであれば尺の都合で泣く泣くカットしたとかそういう事情があったのかなと想像することは可能だけど……見たかったよ、そこ。

 

追記

'19/3/28
・どうやらゲイツの1度目の転機というのは、4話の「2人の判断なら、俺は信じられる」でいいらしい。あそこで一度大きく心境が変化して、「ビルドウォッチを返す」というくだりに繋がる。そして2度目が今回で、なんの偶然かそのビルドウォッチによってゲイツはソウゴにやられる。ゲイツ的には「悪いやつ(主にアナザーライダー)に歩み寄る必要はない」という考えなので、黎斗の"真意"が他にある可能性も考慮するソウゴとは少し反りが合わない。ソウゴは比較的積極的に歩み寄るけど、ゲイツは流れの中で自然と「そんなに悪いやつではないかも」と思えないと考えを変えないタイプ。だからこそその"流れ"でソウゴとの微かな信頼も揺らいでしまう。目に見える事実や行動を重視するタイプって言うかな。
・「人の本質は一面だけじゃ判断できない」……ツクヨミは少なくとも今回では特に明確な根拠を得ている様子はない(一応黎斗の更なる一面である父親との確執などを知って、それとのコントラストで……と考えることはできないこともない)んだけれど、これを見返したことでリュウガ編でのいわゆる"手のひら返し"に強大な説得力が生まれた。一面だけじゃ判断できないからこそ、ソウゴにも"裏面(鏡面)"があると知って、オーマジオウになり得ると判断したんだな。ゲイツが行動を重視するタイプなら、ツクヨミは内面を重視するタイプってとこだろうか。具体的な行動如何というよりは、その人の心持ちに判断の基準がある。
・人と手を繋がないと、"魔王"になってしまう。どこかで見たことのある話だなと思ったけど、あれだ、『ハイキュー‼』だ。「コート上の王様(≒魔王)」と呼ばれた影山の話(主人公は日向だけど)。バレーも"繋ぐ"ことが重要なスポーツで、一人じゃできない。僕にとってはそれこそ永夢なんか魔王ってイメージと近いけれど、そう思わせる彼の本質は他者と話をしないことにある。だから、それに改善の兆しが見られた小説は結構好きなのよ。
・オーラがウールの手助けをする理由ってのは、なんなのかね。他人がつくったアナザーライダーでも、関与の度合いによっては傀儡にする権利を奪えたりするんだろうか。
・「この時代に生きるすべての民だ」と言いながら、アナザーオーズを力で倒すのはなんか違う気もした。ゲイツには支持されてないし、映司を除いて他の人々にソウゴが支持されてる様子もない。まぁ少なくともオーズの力の所在については映司に認められたことを以てして解決としてもいいかもしれないけど。
・協力って言いながらすることがタカウォッチロイドを使うことでいいのかって話だけど、どうやらこのエピソードの中では"鳥"が協力の象徴らしい。鶏肉のおつかいを頼むのも多分そういう意図があったんだろう。ツクヨミは……ゲイツが買ってくると思ったのかな?

 

 

次話

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