キャラクター
乾巧
・突然テニスに首を突っ込み、草加にも食ってかかる。巧って基本的には受け身なキャラであって、そういうことはしないと思ってたんだけど……自分の居場所ができたことで安心して、性格も多少は外向的になったのかな? まぁ、合わなそうってのは確かにそうだけど。
・「おい啓太郎。お前、あの長田とかいう女のこと……諦めろ」「あの女はお前には荷が重すぎる」
啓太郎が心配なのもあるだろうし、好かれる怖さも分かるんだろうし……かと言って事情を説明する訳にもいかないのでこういう言い方するしかない。
・「もし……オルフェノクの中に、人間の心が残ってるやつがいたら。お前ならどうする?」
自分のことはどう考えてるんだろう、保留って感じなのかな。……先まで見た上で見返して気付いたけど、巧の言う"オルフェノク"は「オルフェノクの中でも人を襲うやつ」って意味なのね。だから「オルフェノクなのに人の心が残ってる」んじゃなくて、正確には「人の心を残しながらも人を襲うやつがいる」って言うことに対する葛藤なんだね。だから「人を襲ってるから」という理由だけで殺していいのか、という話。なるほどな。
・クレインオルフェノクを助けるためなのは見てれば分かるけど、わざわざカイザに積極的な攻撃をしかける必要は絶対ない。過剰演出。
・「俺はもう迷わない。迷ってるうちに、人が死ぬなら……戦うことが罪なら、俺が背負ってやる!」
着地点としては妥当で、素直に熱いシーンとして見られた。
草加雅人
・「もしかしたら……」「俺のことを好きにならない人間は邪魔なんだよ」
悩んだりしてうまく言葉にできなくて黙ってしまう巧に対しての、自分の目的(芯)がハッキリしているからそれの為に余計なことや嘘ですら言えてしまう草加なんだな。
木場勇治
・「無理だよ……俺が持ってるなんて……」
罪を背負うと決意した巧と違い、自分の罪から逃避気味な木場さん。あんまり心地よくはない。最初にもう被害者ヅラはできないって話をしたと思うんだけど、ちょっとそっちに足を突っ込んでるように見える。
長田結花
・「木場さんなら見捨てたりしないと思うから」
結花にとっては木場が"人間らしさ"の象徴なのかな。
・「海堂さん待って! 海堂さん、私……私あなたが好き。好き、好きです。海堂さんが好き。もっともっとあなたを好きになりたい。そして、嫌なこと全部忘れて、私ただあなたを好きなだけの私でいたい」「私、人間が怖い。でも、生きていきたいんです。人間として……」
変わるべきなのは結花なのか、人間なのか……まぁ、言っちゃえば両方なんだけど。
海堂直也
・「素直になろうぜ。俺のこと、大好きだろ?」
草加の「好きにならないやつは邪魔」って話と繋がりそうな気がするんだけど、まだよく分からない。
人間を襲わないと罰せられるオルフェノクと、オルフェノクを倒さないと不審がられる人間(巧)っていう対比が面白かった。
"普通"に流されることは思考停止することと同じ……悩んで、自分なりの答えを見つけることに意味があるんだろうな。
"バッティング"センターで巧と木場がばったり会うのはなんか面白かった。表面的には何も言ってないし本音もぶつけてないけど、なんとなく通じ合ってる感じだったね。
それにしてもエピソードひとまとめにしすぎて各話感想なのかまとめ感想なのか分からないな。思ってた3倍は話が薄い……というか、繋がってるからなかなか区切れない。
次話