やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 15話「警察官の仕事」 感想

 ルパンレンジャー

・「けが、大丈夫なんですか?」
恋愛的にこじれてる相手でも体ボロボロだったら心配はするっていうの、キャラクターに命を感じる。朔也は初美花と絡むとウザく見えがちだけど、当の初美花が"嫌い"というよりはフラットな感じ(むしろ人としては尊敬してそう)だから、朔也に対する嫌悪感が度を超えない。そうだよね、人を一面だけで評価するのは違うよね、って冷静になる。
・それなりに緩やかな階段に隠れたけど、きちんとギャングラー目線では見えないことが映像的に分かった。こういう細かい配慮好き。

 

 パトレンジャー

・「良かったら初美花ちゃん、hold me tight……いや、お見舞いに来て。朔也が喜ぶ」
この洒落は、どう考えても朔也のキャラではないよな……ヒルトップさんて浮気性?
・朔也「おかげでクレーンビークルが手に入って、大きくなったオドードも倒せたんですよ」
つかさ「それは結果論だ。あのまま一人、地中で息絶えていたかもしれないんだぞ」
前回を見直してみたけど、圭一郎のあの行動は"向こう見ず"や"自己犠牲"ではなかった。「どの道地上まで体が持つか分かりません。ならば俺は、少しでも平和のために役立ちたい」と。それなりに理屈は通ってる。
・「"みんな"だぞ。分かってるのか、圭一郎」
今回のエピソードでは主に圭一郎やその周りの人を指して言ってるんだろうけど、この"みんな"には犯罪者も入ってるんだよなぁ。勿論法律の許す範囲で権利侵害(拘束したり)するけど、裏を返せば法律の許す範囲で犯罪者の権利も尊重するのが警察。この辺を考えていくと、ルパパトの着地点って大団円にはなり得ないと思うんだけど(ルパンは捕まらないとおかしい)、どうなるんだろう。釈放後も描いて大団円、なのかな。
・朔也が幼稚園に報告しに行ったのもポイント高い。不安を取り除くって意味で言えば、そこは確かに早いほうがいい。
・「可能な限り対策を考え、目標を倒し、無事生還する。それが我々の仕事だ」
"可能な限り"が後ろ2つにもかかってると解釈すれば今回の話に合ってるので、多分そうかな?
・「俺達が最も優先すべきは、この場でギャングラーを倒し、平和を取り戻すこと! でなきゃおちおち入院もできん!」
前回今回の話って、自己犠牲賛美というよりは、ただ「じっとしてられられない」っていうのがテーマだよね。考えても仕方ないこと(体がもつかどうか)を気にするより、できることを全力でやる。安静にしてたら事態は悪化する一方だからね。
・市街戦は良くない。今回は明らかにギャングラーの目的がパトレンジャーなんだから、人気のないところに誘導すべき。
・つかさ「残念だったな、圭一郎」
圭一郎「いや……これでいいんだ」
いつものズッコケ落ちかと思いきや、ひと捻り入れてきて良かった。好き。

 

 ギャングラー

・デストラは相変わらずコレクションの謎を追っているらしい。敵側にこういう立ち位置のキャラクターがいるのってなんか面白いかも。グッティの「いつの間に引き金付きになったんだ?」発言といい、この辺の話はいつだろう。2クール目ラストくらい?
・トゲーノの本職は暗殺だったということだけど、前回の失敗を省みず今回も堂々と戦闘。それはちょっと。
・金庫内にトラップが仕掛けられてたのはうまいと思ったけど、もう縮小化コレクションはないはず……元から仕掛けてあったと考えようにも、それなら前回使ってるはずだしセリフ的にも合わない。あの火災報知器みたいなやつを小さくつくることは本人の能力で可能なんだろうか……?

 

 

 

颯太くんはルパンレンジャーのメタファーだろうって話をしたけど、実際魁利と初美花は警察の方に心が動いてたね。仮にザミーゴを倒せば全て解決するのなら、3人ともVSチェンジャーを捨てて"警察に任せる"という手も有り得る。そうなったら別の人間がルパンレンジャーに選ばれてコレクション集めをやらされるんだろうけど。そう考えると、今のルパン側は「俺たちはこれしかない」が揺らいでる状態なんだよな。ここからどうなるんだろう。

 

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