キャラクター
安達明日夢
・ぞろぞろと人を引き連れ、おはようと言いまくるような快活で陽気な少年から一転、煮えきらない性格に。あそこまでやる必要は絶対になかったと思うんだよな……。
・「城南にしとけって言ったの自分じゃん」
この口喧嘩、どっちも相手のせいにし合っててなかなか印象悪いんだけども、直後にはイルカのことで盛り上がってて、ちょっと気持ちが追いつかない。進学先って重要な話じゃないの?
・ヒビキさんから、コンパスをもらう。でも、コンパスは目的地を決めてはくれない。そこをこれから描いていくんだろうな。
・3話のミュージカルもどきはまだ良かった。ヒビキと会って少し晴れた明日夢の心とリンクしていたし、ただの脳内イメージ映像として片付けられていた。
・戦闘と関係ない明日夢パートがあること自体は全く構わないんだけども、名前も分からないモブがちょいちょい出てくるのはうざったいかな。
・あと、前から思ってたけど、明日夢のお母さんが悪印象なんだよね。明日夢が悩めば悩むほど、ノーテンキそうなこの人に「しっかりしろよ」って感じる。まぁ、あくまで"明日夢視点"だと見るならその描き方でいいのかもしれないけど。
・ただ、他人を勝手に追いかけ回すのは、立派な迷惑行為だよね。いいのかね。いや別にさ、普通のフィクションならそれくらいの"嘘"は気にならないんだけども、響鬼はクウガと似て比較的リアル路線だし、というかむしろ明日夢パートはただの現実世界みたいなもんだし、少しも嗜められないのはどうなのかな。
ヒビキ
・「ヒビキです」「大丈夫です」「鍛えてます」
なんかここはちょっと感じ悪いんだけど、あれかな、すげぇ簡単に言うと不器用な人って感じかな。
・木々を飛び回るアクションはすごくかっこよかった。
・シームレスにご馳走になってるのがなんか、分かるというか、まとってる空気がいい人。
・何気に、明日夢の父に似てるって言われてるのね。初めて気が付いた。
・「俺は、響鬼だから」
完全に今、「だって俺クウガだもん」とダブった。
・2話の変身は毎度、鳥肌が立つ。
・「言いたかないが、連チャンはキツい、い、い、い……」
香須実「い、言うだけ無駄だよ頑張ろう」
こういうところあるよなぁ、クウガもそうだったけどさ。自他共になんだろうけど、やたらと厳しいっていうか……。
・香須実「みんながみんなヒビキさんみたいに強くないんだから」
なるほど、ヒビキさんは"強い"からいいのね。でも、強いからって理由で更に強い負担をかけられたら、更に強くなるしかなくて、そんなこと続けてたらキリがなくないか……?
ヤマビコ
・魔化魍自身の話ではないんだけど、高寺プロデューサーがTwitterで語ってた裏話にこんなのがあった。
伸び放題の髪で殆ど顔が隠れていて不気味なヤマビコ。サルとオウムを掛け合わせてデザインされた妖怪(魔化魍)ですが、長髪と長い髭に恐怖を感じさせた犯罪者、チャールズ・マンソンに着想を得ています #kiminohibiki #響鬼
— 高寺成紀@調布FM10月27日(昼)オンエア (@taka_69s) June 14, 2014
なんていうか、唖然。そんなつもりはないのかもしれないけど、実在の人間をモデルに化物をデザインしてヒーローが爆殺だ! …………って、趣味悪すぎない? 僕はその人がどんな人かもどんな事件を起こしたのかもさっぱり知らないけど、ちょっとそれはどうなのって思った。クリーチャーデザインかいわいではよくあることなのかな……。
冒頭のミュージカルもどきだけど、悪い試みではないと思う。特に前作の剣(ブレイド)は「テンポが悪い」の代名詞と言っていいくらいのものだったし、リズミカルな程度ならば音楽ものとしてもドラマとしても両立できる。自分の印象に過ぎないけれど、あれをミュージカル"もどき"と言うのは(とは言ってもミュージカルほぼ知らんからイメージだけど)、響鬼のは音楽がまず先にあって、それに合わせて映像をつくってる気がするんだよね。それではあくまでPVのようなものにしかならないし、ドラマの1シーンに組み込むには毛色が違いすぎて支離滅裂。白倉さんが言うところの"映像ドラッグ"かな。全然悪い意味ではないけどね。
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