やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL/龍騎SP 13RIDERS 感想

うーん……劇場版、正直面白くはなかった。元々仮面ライダーの映画ってピンとこないことが多いんだけど、その印象は覆らなかったかな。

 

作品の構造としてはJIN-仁- 完結編に近い。"終わらせるための話"であって、基本的には結果を並べられるだけ。浅倉が死んで終わりは妥当だし、北岡が脱落ってのも違和感はない。真司と蓮の「戦ってくれ、俺と」はセリフとしてかなり良かったけど、話が急過ぎてついて行けない。蓮なんかほぼ空気だったし。

 

というか、若干キャラ崩壊してるように見えるところもちらほら。特に浅倉が美穂をフルネームで呼んだり、姉を殺したことを覚えてたり……「違うな。お前は仮にも俺の弁護をした。あの女に罪の意識を感じている、同情しているんだ。甘いなぁ……死ぬぜ、お前」とか言い出したときは最早別人だった。

 

美穂は尺が割かれた割にはただ死んで終わりだし、リュウガなんて出番ほぼなし。何故あいつが生まれたかについてを問い出すとそもそも鏡優衣が生まれたのも謎であって龍騎の世界が成り立たなくなる(それは本編のドラマを楽しんだ者として惜しい)ので「そういうこともある」で済ませられるし、ミラーワールド発生の経緯が違ったり士郎が死んだり、オーディンが脱落したりしてるのは別にパラレルで納得してもいいんだけど、話がつまらないからどうしようもない。「モンスターたちも生きたい」とか言っておきながら普通に殺すしさ。

 

気に入ったところとしては、ドラゴンライダーキックと飛翔斬が本編とは別角度から見れたのと、アギトメンバーがちらっと出演してたことかな。翔一くん'はタイ料理屋さんで働いてたり、真魚ちゃん'が遊園地でバイト? してたり、G3組'がお好み焼き屋で焼き肉食ってたり(何故か尾室'はハブられてるし)、葦原'は浅倉にボコられてて不幸だし……(苦笑)

 

 

 

…………本当に書くことないので13RIDERSの感想もここにまとめちゃおう。

 

こちらは楽しかった。それこそエグゼイドじゃないけど、転々々、新情報、過程のない(少ない)変化……っていう、まさにジェットコースター。でも"SP"だと思えば別にそれでいいかなって感じ。元々期待が高くないから、ストーリーの粗なんか全然気にならないし、やっつけとは言え13人のライダーが揃ったことは「13人の仮面ライダーというコンセプトを掲げたからには何らかの形でやっておかなければならないこと」だったと思うし、全く活かされなかったけど「同じ願いを持った2人のライダー」とか、そういったあれこれの精算という意味ではかなり有意義な作品なんじゃないかな。販促に縛られずにつくれるっていうのも強みだよね。13人揃わせられなかったのも中だるみしたのも、販促スケジュールとの兼ね合いって要素は少なからずあったんだろうし。

 

こういうの毎年やればいいのにね。「やりたい展開」に足を引っ張られてめちゃくちゃになるよりは、こういうところでガス抜きして本編はちゃんと進めてくれると自分的には嬉しいかな。

 

各話感想

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まとめ感想

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