やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダージオウ EP35「2008:ハツコイ、ウェイクアップ!」 感想

キャラクター

 常磐ソウゴ
・恋とは特別な一人を持つこと。王のイメージはむしろ博愛なので、まぁソウゴに人間味を足すためのものとも取れるけど、若干違和感がないでもない。
・冤罪に反応してたのは良かったね。ずっと「魔王になって世界を滅ぼす」って冤罪をかけられてた訳だし。
・3種の武器を使うのは(アナザー)キバのそれと似てるけど、どういう意味があるんだろう。分かんないので保留。

 

 ツクヨミ
・激辛好きらしい。刺激を求めるのは記憶喪失ゆえに現実感が薄いから? 多分今回急に言及されたことだけど、受け入れられるかな、僕は。

 

 仮面ライダーギンガ
・声が杉田智和さんということで当然思い浮かべるのはキバット。彼は渡の内なる本能を司る存在であり、このキャラクターもそれと似たような役割を負っている可能性がある。何よりミライドウォッチをつくるライダーの一人ということで"投影"と深い関係があることからも、僕としてはもう明らかと言っていいんだけど、この感覚が人にも伝わるかは分からない。
問題は誰の破滅願望なのかということだけれど……それは次回かな。

 

 北島祐子/アナザーキバ
・車を足で止めたと言うけれども、普通に車側がブレーキ踏んでるよね。名護のシーンも見てみたけど、やっぱりブレーキ音鳴ってる。他人の行為を自分の手柄と考えるって意味で、オーラとの会話とも繋がってて面白い。アームズモンスターの使役とも繋がってるのかな? っていうか、王ってそういうものか。
・マンホールが今回の脚本である井上敏樹氏の『海の底のピアノ』を意識してるんじゃないかって話を見かけたけど、それでいくと鋭敏な感覚も水雪っぽいよね。
で、ただ「『海の底のピアノ』と同じだ」で終わっては意味がないので「何故マンホールなのか」まで踏み込む必要がある。咄嗟の出来事への対応が2度ともマンホールということは、(おそらく"普通の人"と違って)彼女は常日頃からそれを意識していると推察できる。それこそ「下を向いて歩」いているのかな。水雪と同じように"北"には冷たく、寂しいイメージがある。彼女を読み解くキーワードは"孤独"でそう間違いはないだろう。嗅覚と結びつけると、僕がパッと思い浮かべたのはカゲプロのセトなんだけど、「知られたくないことを知られてしまう者」として避けられてきたのだと思われる。
少し話が逸れたけど、じゃあマンホールとはどういうものかと考えると、僕のイメージでは文字通り「臭いものへの蓋」だ。
高圧的な態度は孤独を隠すためのものだろうし、他人のことをわざわざ読み取って口に出すのは自分のことから目を逸らすためにも思える。
…………ただひとつ問題なのは、劇中で見られたのは2つとも汚水のじゃないんだよな。雨水と電気。「脚本には"マンホール"とだけ書かれてたから」みたいな話なのか、何か別の意図があるのか。少なくとも『海の底のピアノ』で扱われてたのは汚水のやつなので、後者なら実際的な関係は薄いかもしれない。
しかし、"蓋を開ける"というのは"鎖を解き放つ"とも似通ったところがあるし、やっぱり中にあるのは醜い何かであったほうがスッキリはするんだけどなぁ。

 

 次狼
・今回一番の笑いどころは、名前で鳴くアームズモンスター達じゃないかな。
ピカチュウピカチュウだからピカピカチュウチュウ鳴くけど、フォウくんはフォウフォウ鳴くからフォウくん……というのは、僕がよく出す例。「名は体を表す」とは言うが、性質から名前を付けるのとは逆に、名前が性質に影響を与えるということもある。これは特に人についてだけど。物語シリーズかなんかで、名付けは呪いだという話もあったよね、そんな感じ。

 

 

世界の終わりと、初恋。どういう意図があってこの2つが配置されてるのか……分かんないけど、なんかあるんだろうなって思えるのでジオウは面白い。次回は書くことなければ、宇宙の話でもしようかな。

 

ジオウ感想一覧

前話

仮面ライダージオウ EP34「2005:ヘイセイのオニ、レイワのオニ」 感想

次話

仮面ライダージオウ EP36「2019:ハツコイ、ファイナリー!」 感想

過去作

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