やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダービルド 29話「開幕のベルが鳴る」 感想

A(3,2)=A(2,A(2,A(2,1)))=29

 

 

 

キャラクター

 桐生戦兎
・龍我「こんな暴走おかしいだろ。これでも責めたら侵略行為だって言われるのかよ」
戦兎「俺達は国を背負ってるんだ。勝手な行動は許されない」
こんな時にもセンシュボーエーですか。せめてやることやってから理想論を謳ってくれませんかね。具体的には、代表戦の結果ぐらい自分たちで残しておくとか。
・「今の西都と戦うには、やり方を変えなきゃいけないのかもしれない。でも、それは西都と全面戦争するってことじゃないはずだ。他に方法はある。俺は、敵も味方も死なせないと言った。愛と平和を掲げて戦うと誓った。それは綺麗事かもしれない、幻想かもしれない。それでも俺は……お前も、お前たちの仲間がいる、北都も、みんなを守って戦いたいんだ」
劇中でハッキリと人を殺したの、スタークを除くと後はあなたしか残らないんですよね。"みんなを守りたい"って思ってるのは何度も何度も聞いたからもう十分伝わったよ。でも自分が至らなかった結果殺しちゃったし死なせちゃった訳でしょ。もうそういうステージはとうに過ぎたからさ、心持ちじゃなくて方法を語れよ。

 

 猿渡一海
・「誰が俺を満たしてくれるんだよ!」
これって暴走じゃなかったの? よく分かんない。

 

 氷室泰山
・泰山「東都が代表戦に勝ったら西都の軍を撤退させる。北都を元に戻す。そう約束したはずだ!」
難波「我々は負けてなどいない。(中略) 代表戦を目撃したのは、我々だけなんだぞ?」
開いた口が塞がらない。このおじさん、脳みそちゃんと詰まってる? 代表戦は元々西都から持ちかけられた話な訳だし疑って当然、というか、だからどうして信じたの。代表戦の提案に縋らないともうどうにもやってけないとか、そういう訳では特になかったよね? 剰え代表戦の"最中"にもボトル奪われてたのに、なんでこの人はパンドラボックスも取り返さずのこのこと東都に戻ってるわけ?
・「こうしている間にも人々は苦しんでいる。とてもそんな気にはなれないよ」
"下手の考え休むに似たり"という言葉があってだな。あんたが気を揉むくらいならいっそ首相の座を降りたほうがよっぽど人々の為になると思う。まぁ現状こいつがトップにいることを考えたら、他には更に酷い奴しかいないのかもしれないけど……。

 

 

 

設定

・一部のボトルだけでも力を解放できました! これまでは東都首相が温厚だったから何事もなかったのね……そして幻徳は"力"を目の前にしながらも手を出さない、我慢のできる子だったのね……。
パンドラボックスに眠る力とは、パンドラタワーをつくることだったらしい。首相たちが言い合ってたような政治的カードとして切れるようなものじゃないと思うんだけど。パンドラタワーつくっちゃったら星ごと消える訳だし、あのエネルギーを何かに転用できるとも思えない。
・「むしろ、領土を渡さない我々に批難の声が上がっている」
誰から? 考え得るのは西都市民だけど、そもそも西都市民にとって東都を占領するメリットって何よ。ほんの十数年前までは同じ日本国民だった訳でしょ? にも関わらず軍事攻撃に大賛成なんだとしたら、よほど東都が魅力的な土地であるか、気が触れているかのどちらかでしょ。西都のキャラクターがいないからどうなってるんだかさっぱり分かんねぇ。

 

 

 

個人的にさ、「死者の思いを背負う」的な話あんまり好きじゃないんだよね。死者はものを考えないよ。今回やってたイメージ映像の中で青羽が戦兎の背中を押してるのは一番腹立つやつ。もう何も言えないのをいいことに、自分に都合のいい妄想すんなよ。もう青羽は"戦兎を許す"ことも"戦兎の思いを知って応援する"なんてこともできないんだぞ。それらも含めた未来を根こそぎ奪っておいて、よくそういうこと考えられるよね。生前の言動を根拠に気持ちを推し量るとか、猿渡が代弁するとかならまだ理解できるけど、あの演出はそういうことでは明らかにない。

遺書に「戦争なんてしなくてもいい世にしてくれ」とでも書いてあったとかさ、そういうことにすれば良かったのに。死を覚悟した兵器(兵士)なんだから、遺書ぐらい書いてあっても不思議じゃない。それこそ人体実験さえなければすぐ死ぬって訳でもなかったはずの香澄が用意してあったくらいなんだし。

 

次話

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