やんまの目安箱

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毎日19:00更新予定。ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

ジオウ感想追記(5〜8話)

ジオウ感想追記(1〜4話)

 

第5話「スイッチオン2011」

・そもそも、なんで天秤座の18歳に限って襲ってたんだろう。「アナザーライダーは一定のルールの元に行動する」という暗黙のルールが……って、ソウゴがそう口に出した訳だから、そういう認識だったからそうなったと見るべきなのか。
・また、他者の生命力を奪ってカリンに与えるというのは、ファイズとフォーゼにたまたま共通する能力なのか、アナザーライダー共通の能力なのか。一応、どちらの作品でも"復活"というのは扱われていて、前者ならオルフェノクがそうだし、後者ならコズミックスイッチで弦太朗が蘇った。作中で似たような描写があれば、そういう能力が使える……? アナザーフォーゼは画面的にはコアスイッチを使ってたけど、あれにそんな能力あったっけ。知性体のサンプルを賢吾という形で採取してただけ……でも、最悪そういう能力があってもおかしくはない、か?
・結局、ソウゴはゲイツを落とそうとしてたんだろうか? 今改めて見ると、おんぶされようとしてるように見えないこともない。元々は先生の目を盗んで調べるつもりだったとか? "心配"しておきながら現場に戻らない、そもそも連れてこないで放置するツクヨミゲイツも不自然だし、ソウゴの心情的には「一緒に保健室に行く」という想定だったと考えるのが、その後の「向こうからしたら仲間じゃないんだけどね……」と合わせても、一番しっくりくる気がする。
・保健室の先生が"仲間"というすこし不自然な言葉選びをしてたのも、作者の意思が働いてると考えれば辻褄が合うどころかいわゆる"伏線"として機能する。「作中に作者である自分と(ほぼ)同じ心情を抱き、話を動かそうとするキャラクターを配置すれば、"ご都合主義"というものは消える」というのは、創作してたら誰しもが一度は思い付くことだと思うんだけど、それを大真面目に1年ものでやってるんだとしたら本当に面白い。
・ウォズの「読み解けない」というのは、記事で書いたところで言う後者だったみたいね。またメタ的には、ここですべてを明かしてしまう訳にはいかないという事情もある。
ゲイツビルドアーマーの登場は今回やる予定のイベントのひとつで、かつフォーゼ回ならば仲間の話をやるお膳立てが整っている。アナザーライダーの年号を読んだり読む余裕がなかったりでマチマチなのも、全部説明がつく。
・「いや、FAIZなんてライダー聞いたこともない」
これ、もしかすると"読めなかった"ってネタなのかもしれない。『証言! 仮面ライダー 平成』にて白倉さんが、「空前絶後の読めないタイトル」が自慢だという話をしてたのよね。確かに『555』を素でファイズと読める人はほぼいないだろう。
あるいは、補完計画はメタネタの場なので、ゲイツがじゃなくて押田さんが……みたいな話なのかもしれないけど。

仮面ライダージオウ EP05「スイッチオン!2011」 感想

 


第6話「555・913・2003」

・アナザーフォーゼ復活の理屈は結局どういうことなんだろう。ラストの"熱いシーン"である、「俺たちがお前たちを救う!」ありきで話を組み立てた結果、復活することになった……?
なんというかこう……書いてて毎度思うけど、身も蓋もないんだよな。一応他にもそれ以外の理屈を考えてみようかな。ライダーの力=物語の力だという解釈は何度も話してるけども、「アナザーライダーの中から他のアナザーライダーが出てくる(2つのライダーの力を持っている)」というイベント性によって、アナザーファイズの力が息を吹き替えした、とか? さっきのと組み合わせて、ジオウとゲイツに同時(?)に倒されるという結論を先取りしてそのドラマ性を利用してもいいかもしれない。
・たっくんの「誰だ」についてやいやい言ったけど、よく見たら普通にツクヨミに招かれて家にいて、そこに知らない2人組が現れたから誰何したという流れらしい。思ってたほど不自然ではなかった。
あと「ただ持ち主だと思われたからライドウォッチを渡した」と書いたけど、一応ライドウォッチを目にしたことをきっかけにソウゴを観察し始めて、その結果譲渡という形だった。具体的に何を気に入ったのかは分からないけど、そもそも自分のものじゃないものを渡すのに資格とか考えるのも変な話だけども。
・タイムジャッカーが年を取らないという件、単に時間旅行者だからそう見えるという話かと思ったけれど、もしかするといわゆる"サザエさん時空"と何か関係あるのかも……? 白倉さんが至るところで口に出している作品なだけに、そんな気になってしまう。
・ソウゴがカリンの尿意について言及したことを気持ち悪いと言ってた人がいて、まぁそれ自体は別に良いんだけど、軽く調べてみると実際に平均4時間ほどの間隔らしくて、カリンのそれに気付く気付かないの前に、それを知ってること自体が割と変だよね。王様ともなると民の健康異常(ちなみに頻尿の反対で稀尿というらしい)にも気を使うのだろうか。
・おじさんがしてたテセウスの船の話だけど、オリジナルライダーとアナザーライダーやライドアーマーとの関係にも少し関連してるかも? 『ジオウ』によって無理に生かされる"仮面ライダー"たち……。
・カリンが15年も経ってようやく気が変わったのも、ジオウという物語のために"微調整"されていたからだと考えると納得がいく。
ゲイツが更に過去へ行っているので、佐久間がカリンに「自分の人生を生きて」と言われた歴史はなかったことに、事実としてはなっているはずなんだけれど、それをソウゴが目撃して記憶していることそれ自体によって、「もう佐久間のカリンへの妄執は断ち切られた」ということになったっぽい。ちょっと特異点の設定とも似ている部分があるかも?
・今回の佐久間の話も「あなたのため」の押し付けを扱っているんだけれど、結論としては押し付ける主体が"俺たち"に変わっただけだった。ソウゴとゲイツの押し付けについては後で扱われるので、これでいい……のかな。

仮面ライダージオウ EP06「555・913・2003」 感想

 

 

第7話

・自分の監視を口実に一緒にマジックショーを見に行く感じは、25話のそれと繋がる。すごく楽しそうでかわいい。
ゲイツがアナザーウィザードだと気付くのも、555のことを踏まえた上で見ると、"ウィザード(魔法使い)"とネーミングがそのまんまだから分かったみたいな文脈にも思えて面白い。
ゲイツを殺そうとするスウォルツと、それを助けるウォズ。スウォルツなんか特に「なんで今更」って感じだし、ウォズもゲイツを快く思ってないのに助けるというのはちょっとアンビバレント。昔のよしみとは言ってるけど、その"昔(未来)"でも何度となく戦ってることが伺えるので皮肉にしか聞こえない。
それを思うとタイミング的に、ソウゴとゲイツの意見が食い違ったことで、自分こそが正しいからゲイツを落として邪魔できないようにしようとする気持ちと、ゲイツにはゲイツの正しさがあるからそこまでしなくてもいい(或いは自分の側に引き入れよう≒「これを機に仲直りをしないかい? 我が魔王に君みたいな仲間がいてくれるととても助かるんだ」)という気持ちとで揺らいでいることの現れのように見えなくもない。流石に深読みかね。
・公式サイトでアナザーライダーの人選について触れられてるのを見てふと思ったんだけど、本家の主人公たちもはじめからそんな大した人間だった訳では、必ずしもないよなぁと。
五代は1999の技を持つ冒険家、翔一くんは料理が得意でのほほんとしてるだけだし、真司は何にでも首を突っ込むバカな新聞記者、巧は無愛想で猫舌なだけの青年、剣崎は幼少期に家族を失って人助けをしたい青年、天道も渋谷隕石がなければ普通の人だったかもしれないし、良太郎はとても不運な人。
翔太郎は探偵の助手で、フィリップは博物館を運営してる会社の子供、映司は政治家の息子で、弦太朗は友達を増やしたい高校生、晴人は天道同様ウィザードにならなかった場合が想像つかない、紘汰は大人になりたいフリーターで、泊さんは警察官、タケルは寺生まれの高校生、永夢は研修医、戦兎は(バンドオタクの)物理学者。
ここに怪我をしたバスケ選手、病気の息子を持った父親、身近な女性の死を悲しむ高校生、経営者に恋するマジックショーの裏方……などなどが混じっても、そこまで浮きはしないんじゃないか? つまり"本編の活躍"という色眼鏡さえ捨てれば、一部を除いては割と普通の人であって、タイムジャッカーの人選にとやかく言うのは結果論であると言えるかもしれない。猫舌の人よりはまだバスケ選手の方がドラマチックになりそう。
また、アナザーライダーの変身者って揃って「本編ライダーがいる歴史で不幸な目に遭っていたはずの人」で、ともすると「アナザーライダーがいるせいで本編キャラの人生が変わってる」ことの裏返しとして、「本編ライダーがいたせいで不幸な目に遭った人」かもしれない。これも、ひとつの重要な事実だろう。
・ところで今回の補完計画の"次の我が魔王"発言は、地味〜に白ウォズへの布石になってるね。

仮面ライダージオウ EP07「マジック・ショータイム2018」 感想

 

 

 第8話

・やっと気付いたけど、今回はビルド以来の、「力を渡す資格があるか確かめる」というレジェンド本人の意思があったエピソードなのか。2話と違ってゲイツだけど。変身後で渡されたから生身じゃ分からなかったって、当時の僕はどれだけ遠回しな解釈をしてるんだ。
・"循環"がジオウにおいてキーになってるっぽいという話は何度かしたけど、言語も基本は循環してる、或いは"そういうもの"として存在してるんだよね。辞書なんかは、言語を言語で説明している以上、延々と辿っていけばいずれ循環してしまうのは簡単に想像が付く。また、例えばイスという言葉の説明として指差すというジェスチャを採用したとして、では「なぜそれが"イス"なのか」という問いは、ある程度までは由来を遡ることは可能だろうが、いずれは言語の恣意性という壁にぶつかる。音象徴という考え方(ブーバ/キキ効果が有名)も、感覚的な納得に由来する"自明性"を根拠にしている。
ぎょっとするようなライダーデザインを"見慣れる"という現象があるように、『ジオウ』も話数を積み重ね歴史となることで、"そういうもの"として人々の深層意識に定着していく。時の王者という言葉の意味が分からない子供でも、あの格好をしたキャラクターがジオウと呼ばれていることはそのうち分かる。
近視眼的な「何故(Why)?」は思考停止と大して変わらない。無限に問い続けるか、循環させるか、ドグマを設定するかのどれかだ。
・今回の話、『美女と野獣』というよりはむしろ順一郎さんの言ってた『眠れる森の美女』みたいだった。そう、わざわざこのエピソードを見返すにあたって見たのよ、『美女と野獣(2014)』。正直あんまり似てるとは感じなかった。その映画自体は、全体的には「欲張るな」に近いテーマがあって、そこに色々と装飾を付けたみたいな印象。
・っていうか何気にビーストライドウォッチ持ったままなのずっと触れられてないけど、結局なんだったんだろう。持ってたからって記憶が保持される訳じゃないのは明らかなので、仁藤が単純に好奇心か何かで持ってるだけってことになるのかもしれないけど……。「販促に手が回り切らないパターンもある」という描写だったのかな。
・今思うと、元は誰かのために動いていたはずなのにいつの間にか自分のために力を使い出す早瀬っていうのは、縮小版オーマジオウだったのかもしれない。未来からのメッセージというのは、そう考えるとゲイツツクヨミかも? 1話アバンのシーンで、あれだけの人が消滅する中であの2人だけが助かって、しかも過去に飛んで歴史を変えようとするなんてちょっと不自然だと思っていたけれど、過去の自分に"同年代の友達"をつくるチャンスを与えた……「寂しい」の告白≒早瀬の告白、という構造なのかなと。
早瀬が'12年で車とビルを消していた描写も、ソウゴの言ってた「まだ悪いことしてない」が勘違いってことになるのになんで付け足したのかなぁと思ってた(まぁ倒す理由として必要ではあろうが)んだけど、今のソウゴも無意識に悪用(というかアナザーライダー出現も含めてマッチポンプ)しているとするなら、"縮小版ソウゴ"である早瀬がその時点で悪いことしてるのも納得がいく。

仮面ライダージオウ EP08「ビューティ&ビースト2012」 感想

 

 

ジオウ感想追記(9〜16話) - やんまの目安箱