やんまの目安箱

やんまの目安箱

ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

JIN-仁- 完結編 第十一話 感想

キャラクター

 南方仁
・「できないこと考えて嘆くより、できることやって笑っていたいっていうか」
これだよ。僕がJIN-仁-に求めてたのはこれ。長く待ったなぁ……。
・栄「恥を晒そうが、生きることこそ是。これからはそのような世が来るのでしょうか。私どもが信じてきた道は間違いだったのでしょうか」
仁「そうは思いません〜」
否定しないって、大事なことだよね。
・「命知らずの男たちは、拾った命を再び捨てに行った。俺たちは、捨てに行くための命を永遠と拾い続けた。冷静に見れば、この治療は意味のないものだったのかもしれない。きっと、それはみんな分かっていた。だけど、誰一人として、やめようとは言い出さなかった。それが、俺たち医者の誇りだったから」
5話で書いたことだね。治すこととその後本人がどうするかは別の話。

 

 橘咲
・「私はそのお方に、この世で一番美しい夕日をいただきましたことを、思い出しました。もう名も、お顔も、思い出せぬそのお方に、恋をしておりましたことを。なれど、きっとこのままでは、私は、いつかすべてを忘れてしまう。この涙の訳までも失ってしまう。何故か耳に残っている、"修正力"という言葉。私は、この思い出を無きものとされてしまう気がいたしました。ならば、と、筆を取った次第にございます。私がこの出来事に抗う術はひとつ、この思いを記すことでございます。◯◯先生、改めて、ここに書き留めさせていただきます。橘咲は、先生を、お慕い申しておりました 橘咲」
うーん……うーん……感動、は、できない。神田川の夕日が世界で一番美しく見えるのは、その日を懸命に生きたときだけのはず。じゃあ仁が告白することになった時に咲が何をしていたかというと、神頼みをしていた。咲さんにとって"神頼み"とは、"できることをやる"の対極に位置するもののはず。確かに彼女は、それまで懸命に仁を支えてきたし、だからこそ仁は好きになったとも言えるけど、あの神頼みは間が悪かった。あの時の咲にできることが一切なかったかと言えば、そうでもない。その気になれば、1期の8話のように身を売って金を稼ぐこともできたと思う。ちょくちょく話しかけてきたあの男に頼み込めば、望みが全くなかった訳でもないだろう。

 

 坂本龍馬
・「先生はいつか、儂らんことを忘れるぜよ。けんど、悲しまんでええ。儂らはずーっと、先生とともにおるぜよ。見えんでも、聞こえんでも、おるぜよ。いつの日も、先生とともに!」
今ここにある"未来"こそ、過去の人たちが生きた証であり、先人からの贈り物なんだなぁ。

 

 佐分利裕輔
・「死ぬんやったら南方先生に断ってからやろ! 助けてもろた命ですけど捨ててええでっかって! ちゃいますか!?」
仁も、恭太郎に救ってもらいながら死んでもいいとか言ってたような気がした。

 

 

 

「当たり前のこの世界は、誰もが戦い、もがき苦しみ、命を落とし、勝ち取ってきた無数の奇跡で編み上げられていることを、俺は忘れないだろう。そして、更なる光を与えよう。今度は、俺が未来に。この手で」
2期のまとめ感想書きます。

 

JIN-仁- 完結編 まとめ感想 - やんまの目安箱