やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

ゼロワン好きの『ライドカメンズ』実況 ジャストアピースフルデイ

ジャストアピースフルデイ「ピグマリオン

 目次

 

 

・冒頭の腹を探り合う宗雲と戴天、ここでの宗雲の推測がほぼほぼ当たってるの鋭いなぁ。「記憶は戻ってるので戴天を狙っても仕方ない」かつ「戴天の弱点なので雨竜を狙うことに意味がある」なので。


さすがの戴天もちょっと苦しい感じだよね。リーダーズが狙われてた理由も雨竜が狙われた理由も全く推し量ることなく「ただ事実を報告してるだけ、偶然に過ぎない」の一点張りというのは。
カオスイズムが何を狙いとしてるのかを考えることは絶対に無駄ってことはないだろうし、何よりライダーサミットってそういうことをこそみんなで話し合う場じゃない。確かに根拠薄弱ないち個人の妄想を聞かされるのは戴天にとっては時間の無駄というのはあるだろうけど、普段の雑談よりはよっぽど有意義な議論だよね。

実際カオスイズムの行動原理は、前回言った記憶を戻すことで扱いやすくするって予想が正しければ、リーダーを落とせばメンバーも瓦解するだろうっていう読みで狙ってるんだろうし、多分。


ジャスティスライドは平和のクラスだけど、高橋悠也のキャラだけあってと言っていいのか、周りが言うほどいい子ちゃんの集まりって訳ではないよね。
ここでの陽真もそうだし、メインストーリーの12章でも、言われっぱなしじゃなくて気に食わなかったらちゃんと噛み付くというか反論する胆力は持ち合わせている。
平和のために戦うという、ある種どのクラスよりも一番矛盾したところにいるのが彼らなので、ヒーローが抱えている根本的な問題をかなり分かりやすいかたちで表現してると。


・まだ全部見れてないんだけど、学校があってその中から怪人化する素質のある人間を選んでる感じって『ハイスクールヒーローズ』でそのまんまやってたよな。ライドカメンズのために見ようと思ってたんだけど、この感想を早いとこ書いていかないと全然追いつける気がしないので、なんだかんだ後回しになっている。
『ゼロワン』も『エグゼイド』も『鎧武』も見返したくて、本当に時間がない。時間はあってもやる気が足りない。


・カオスワールドの食べ物が食べられるって、僕はてっきり当たり前のことだと思ってたのでみんなが驚いてるのが意外だった。こんな風にわざわざ取り上げるからには黄泉竈食みたいなニュアンスがつけられてるのかと身構えるけど、そういう様子も全くない。
任狂映画伝のときに、服が変わるだけじゃカオスイズム的にメリットってそんなにないだろうみたいな話をして、阿形が目を離した隙に荒鬼と神威が派閥争いに巻き込まれてたからうっかりするとその世界に入り込んで我を忘れちゃう危険性もそれなりにあるのかなって話をしたけど、文化祭の世界を十分に楽しみつつもちゃんと当初の目的はみんな覚えてたもんな。

マッドガイが分かりやすかったけど、カオスワールドで正気を保つためには、主が作った世界観を捻じ伏せるだけの意志の強さみたいなのがたぶん必要で、カメンズたちはカオストーンに魅了されつつも、世界に完全に飲み込まれることはなく自分の中に一本通った筋を通すことができたから、カオスを完成させても人間のままでいられたってことなのかな?
カメンズたち自身は、人一倍強い意志を持ってるが故にカオスを完成させてしまったけど、その意志の強さが幻想を壊してカオスワールドに囚われた他人を助け出す力にもなるのはすごく仮面ライダーらしいよね。

 

陽真の涙、紫苑の怒り、慈玄の喜び、才悟の笑顔

・陽真が運動部ではなく図書館でひとり勉強していたという情報によって、ジャスティスライドの4人がしてた12章での宣言の意味がハッキリ分かったの、現状ライドカメンズで一番すっきりした。
この次のラストノートでもほとんど確定してるけど、この4人は今と記憶喪失になる前とでは正反対の性格をしていて、陽真は泣き虫なメガネ、紫苑は怒りっぽいヤンキーみたいな性格だったのが、その性質がカオスに吸い取られて消えてしまったって話で、「誰かの笑顔を守りたい」はともかく、怒りや涙という「ネガティブな感情を守りたい」という直感的に理解しにくい動機は、単なる高橋悠也らしい綱渡りみたいなセリフ回しとして受け入れることもできたけど、今なら自分が失ってしまったものを守りたいというかなり分かりやすい感情としてすんなり理解できるようになる。
この二次創作イラストはそれをめちゃくちゃよく表してて超好き。

メガネの陽真が暗い顔しつつもニジローが描かれたキャラトート持ち歩いてるのなんかすごく秀逸だよね。「本当は誰かと趣味の話で盛り上がりたい」「誰かこれに気付いておれに話しかけてくれ」の声がだだ漏れてて、今ある社交的な性格もあながち嘘じゃないのが分かる感じ。
あと紫苑くんの目付きがマジでいい。この髪型と表情、実装してくれ。

今ある性格もあながち嘘じゃないという話だけど、カオスワールドを開いてしまうゲストの悩みは仮面ライダーたちの心に何らかの深い関係があることが多いので、その視点から今提示されてる要素を繋ぎ合わせると、恐らく陽真は元々は今と同じような明るい子だったんだけど、今回のカナタのようにいじめ的なトラブルが起こったことによって一人ぼっちで泣いてしまうような悲しい性格になって、今はそのトラウマがカオスに奪われているので本来の明るさが表に出ているということなんだろう。

そんな陽真が同じ境遇に立たされてるカナタの心を救うのは、『Fate』で言うところの衛宮士郎、最近で言うと劇場版『ガッチャード』の宝太郎と同じようなニュアンスがあるよね。
挫折を経て変わってしまった自分を、変わってしまう前の自分が叱咤して否定するやつ。
ここまでクラスイベントにはほとんど関わってこなかったエージェントがキーになるのも、唐突ではあったけど良かったし。


でも面白いのが、さっきの仮定によって陽真と紫苑の謎は氷解したけど、今度は才悟と慈玄の過去がやや謎になるんだよね。
挫折を経験して性格が暗くなってしまったなら、カオストーンに魅了されて現実逃避するのも頷けるんだけど、元々が今の才悟や慈玄みたいな性格だったところから明るい性格に変わったんだとしたら、カオスを完成させるとは考えにくくなる。
考えられる可能性としては、例えば明るく変わるきっかけになってくれた人がいたとして、その人が死んでしまったりした悲しみから逃れるために、楽しかった記憶ごと失くしてしまいたいと願ったとかかなぁ?

慈玄はともかく、才悟くんに関してはこの展開は結構ありそう。全くの白紙だったところから色んな感情を学んでいったんだけど、その結果として辛さや悲しさといったネガティブな感情にもぶち当たってしまって、こんな思いをするくらいなら心なんてなければよかったのにと思ってしまうとかは、すごくやりそう。というか『ゼロワン』が1年かけて描いたのはまさにそれなので。
うわ、才悟のことより好きになっちゃった。妄想をたくましく働かせることで勝手にどんどんキャラを好きになってる感じ、これ読んでる人はついてこれてんのかな……。
『命にふさわしい』/amazarashi

youtu.be

 

ピアスの胸のうち

・「記憶を改竄するなんて教育じゃなくて洗脳だ」という陽真の至極真っ当すぎる指摘を受けて、全く余裕なくなって本気で狼狽えてるピアスさんおもろ。

真面目な話、これは結構意外っちゃ意外だったんだよな。カオスライダー以下はほぼ洗脳に近いかたちで忠誠心を植え付けてるのに、幹部であるピアスがこんな初歩的な指摘で図星と言わんばかりに揺れてるのは。
カオスの意志が絶対に正しいんだと信じ切ってたら、もっと余裕を持ってられるはずだもん。

このくだりがあったから、てっきりピアスの子供っていうのが陽真で、本人のためだと信じて記憶を消してあげたのに「そんなこと望んじゃいなかった」なんて言われて動揺してるんだろうなと理解していたんだけど、「Search For The STARS」を読むと必ずしもそうとは言えない感じになっていて、どちらかというと才悟こそが息子かのような発言を残している。

 

もちろん単にどっちかがミスリードという説も十分あるけど、そういえば公式Twitterのスペースで行われた第2回ライドカメンズ座談会で、才悟役の安田陸矢さんがジャスティスライドの「平和の契約」について他のクラスよりも非常に重い内容だという風に言及していて、個人的にはそういう見方はしてなかったので新鮮に聞いてて、それでふと、契約の上で4人が一蓮托生の身として扱われてることを思うと、案外4人ともピアスの息子だったりするのかなーなんて思ったりもした。
4人ともという表現はちょっと違って、ピアスの息子は一人なんだけど、その息子が持ってた心の側面を4つに分けて、そこからつくられたのがジャスティスライドの面々という可能性。イメージで言うなら良太郎から生まれたイマジン4人組かな。

まぁわざわざそんな複雑なことをする理由がよく分かんないし、紫苑にはお母さん、慈玄にはお父さんがいそうだったり、才悟に両親はいなそうだったり、というかそもそも誠実な男との関係もまだ謎だしってところと辻褄を合わせるのが難しいので、思い付きのひとつとして書いてるだけなんだけど、なんかこう……ノベルゲームやっててセーブポイントから話を分岐させて楽しむみたいな感覚で、ピアスの息子には純粋だった時期、明るかった時期、泣き虫だった時期、怒りっぽかった時期……があって、それぞれの側面が成長した先を見てみたくて、そこら辺から拉致してきた4人に息子の性格(カオストーンに封じられた記憶)をインストールした……的な感じなんだろうか。
あんまり納得行ってないので、これからまた感想書いてくうちに少しずつ検討していくと思うけど。

 

平和と悪平等

・洗脳され自我を失った顧問さん、仲直りしたらしいマルコと違ってしれっと免職されたらしいけど、結局この人は洗脳されてた訳じゃなくて本当に悪い人だったってことでいいのね? 第2話では???と表示されてて、洗脳されてるのかどうかは分からなかったので。
マルコくんがカナタを目の敵にしてた理由は理解できるけど、顧問が2人の対立を煽る動機というのは作中では全く描かれてなくて、「洗脳されてたから?」と「カオスイズムの信者として生徒をカオスワールドに誘いたかったから」という身も蓋もない2つしか読み取りようがないんだけども、前回比較したこともあって今回のこの顧問の話も『終物語』おうぎフォーミュラとほとんど同じじゃんと思ったので、せっかく似ているのだから補助線として使ってみる。

カナタとマルコが対立している状況で、元々人望をあまり得られず現状に不満を抱いていたのはマルコの方なのに、わざわざ策を弄してマルコに有利な状況をつくってまで、カナタの方をカオストーンの標的に選んだのは、顧問自身の個人的な事情があったんじゃないかと考えることができる。
つまり、カナタが主導権を握った場合は初心者でも和気藹々と楽しめる平和な部になるけど、顧問としてはマルコが主張するような実力至上主義に傾いたほうが、大会等で結果を残せて自分の評価も上がるので好ましいと(※)。

これはジャスティスライドにとっても避けては通れない問題のはずで、平和のためにと格差をなくしてみんな平等に扱ったとしても、その状況自体を"悪平等"と見做して不満を覚える人は出てきうるし、それが争いの火種となることもある。
アバレンジャー』第25話「開運! アバレ絵馬」で扱われてたような「かけっこで順位をつけずにみんなで手を繋いでゴールさせる」なんて話は、修学旅行でミッキーを池に落として出禁になった先輩レベルの眉唾ものだけど、所得税なんかは分かりやすくやり玉に挙げられているのをたまに見る。
『ゼロワン』や『ギーツ』は争うことそのものをネガティブなものとしては扱わない道を示したけど(『エグゼイド』は記憶が曖昧で断言できない)、その高橋悠也が「平和」のクラスを主軸に据えてどんな話をこれから展開するのかが本当に楽しみ。

※たまたま見つけた文科省の「学校における働き方改革特別部会(第8回)」のPDFを見ても、現実の教育現場ではそこまで露骨に部活動の成果が反映されることはない、少なくとも推奨されてはいないことが窺えるけど(「人事評価や異動において部活動も配慮されているとも聞いているが、教員は部活動のためではなく〜」)、まぁ仮にそうだったとしてもそこはフィクションの話なので、それくらいの誇張は十分アリでしょう。

 

 

星4【ピースフルデイ】伊織陽真

・アオハルトモダチ
ただ楽観的なだけじゃなくって、相応に失敗してきたこともあって、その上でなお今の明るさを維持してるんだってことを覗かせるこの感じは、まさに元ネタの五代とか、オーズの映司にも通ずる感じですごく好きだな。
カメンズたちは記憶や感情の一部を失ってる関係でややデリカシーがない発言をすることも多いし、なんなら陽真はこれまで割と無神経寄りの描かれ方をしてきてたので(恒常星4「仮想VS現実」など)、ちょっと意外ではあった。


星3【ピースフルデイ】魅上才悟

・超純粋な××心
才悟のなぜなぜ攻撃によって、女の子が自分の恋心と向き合えるエピソード。ライドカメンズのストーリーって、正直本来はそんな何でもかんでもうまく噛み合うことばっかりじゃないよなと思う瞬間がないでもないんだけど、それを補って有り余るくらい「ちょっとクセのある個性が、結果的に物事を良い方に転がす」というキャラクターに対する最大級の存在肯定が見てて嬉しい。
記憶を失って自分がどんな人間かも分からなくて、それでも分からないなりに自暴自棄にならずきちんと"自分"を持って生きてるキャラクター達なので。
たまに個性が悪い結果をもたらすこともあるけど、そういう時は必ず違った特徴を持った仮面ライダーが出てきて足りない部分を補完してくれるのも良いよね。

 

星3【ピースフルデイ】深水紫苑

・思い出のプレゼント
イベント当時は当たり障りのない話だなーとだけ思ってたけど、ラストノートで紫苑が香水をプレゼントしてたことと繋がってるのか。こういう細かい仕込みがあるからやめられないんだよな〜。

 

星3【ピースフルデイ】蒲生慈玄

・不器用なりに
慈玄の今の性格は実父由来なんだろうなというのは薄々みんな思ってることだよね。陽真や紫苑みたいに今とは正反対の性格だったと考えると、ルールとか規律は守らないし親父にも反発するこの女の子みたいなイメージになる気はするんだけど、それだと喜びの感情との繋がりがイマイチ見えないので難しい。
若干不良っぽさというか不真面目さを足した陽真みたいな感じなのか? 慈玄というキャラとしての連続性で考えると陽真や紫苑ほど想像はつかないけど、CV.岡本信彦といえば確かに奥村燐(青エク)、西谷夕(ハイキュー)、爆豪勝己(ヒロアカ)あたりのちょっと不良が入った演技のイメージがあるので、意外と演じてるところを聞くと納得感はあるのかもしれない。

改めて担当キャラを振り返ってみると、自分が知ってるところでも二階堂晴信(3月のライオン)とか兵藤清春(ボールルームへようこそ)みたいに、不良要素のない落ち着いたキャラがいて意外だった。ボスアモアスに参加されてたのを見たのでご本人が柔和な方なのは知ってたけど。

 

星2【ピースフルデイ】ルーイ

・ライブハウスと青い春
具体的になにか話したいことがある訳ではないんだけど、なんとなくこのカードだけ星2の割に星3くらいの読み応えない? 身内だけで完結してなくて、ゲストが出てきてその悩みを解決するって流れになってるからかな。
・ベンチの上でひと眠り
キャラエピ「厳しい面影」で明確に苦手意識が描かれてる割には、慈玄との絡みが多いよね。
あの大袈裟な拒否反応を少し脇に置いとくと、口うるさい親に反抗する中高生みたいな性格してるから、青春がテーマの今回に合わせてカードが実装されてるのかな?

 

星2【ピースフルデイ】高塔戴天

・初めてのコンビニコーヒー
「確かに私/僕の同級生もよく寄り道して行こうと話してました」って、その言い方だとエージェントも学生時代はあんまり友達とかいなかったクチみたいに聞こえるな……?
財閥の後継ぎってことで微妙に浮いてたりしたんだろうか。学校でわざわざその事実について言及することなさそうだけど、金銭感覚とかその他諸々で話が合わないこともありそうだし。というか実際に金銭感覚とかちょっとズレてんなってエピソードはいくつかあった。
本人も戴天にはシンパシーを感じていたし、案外この「初めての」という言葉は、エージェント自身がこうやってみんなでコンビニに寄る楽しさを体験することにも向けられているのかもしれない。
他の人はどうか分かんないけど、僕はこういう主人公の人となりが垣間見える瞬間ってかなり好きなのでもっと見せてほしい。

 

 

ライドカメンズ感想一覧

前回

ゼロワン好きの『ライドカメンズ』実況 領く証にさよならを

次回「ラストノート」

ゼロワン好きの『ライドカメンズ』実況 ラストノートは記憶の香り