やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

恋せぬふたり 感想メモ

この記事は『恋せぬふたり』を見ながら自分がしたツイートをまとめたものです。
最初に言っておきたいのは、僕は必ずしも本作品を楽しもうと思って見ていません。ただこれを見ることを通じてセクシャリティ(アロマンティック・アセクシャルに限らず)への理解を深めたり、自分の中の思考を整理できるところがあると思って見ているので、作品そのものを一次的に楽しむ努力はあまりしていません。
ただ高橋一生の顔がいいなぁと思いながら見てるくらい。

 

第1話

マイノリティの悪いとこ

・『恋せぬふたり』を数分見たんだけど……マイノリティの悪いとこドバドバに出ちゃっててちょっと寒気しちゃった。「自分は普通と違う」という劣等感が、逆に自尊心を肥大させちゃう感じの。自然体でいて適度に流せばいいのに、いちいちつっかかって"理解がない人"を下に見る感じの。
まぁともかく見進めよう。まだ冒頭だし。
・まぁなんか、そういう人だけが見て自分のことを無条件に肯定してもらって(理解しない人を馬鹿にして)、それで社会から差別されたぶんを補填しようっていう、そういうポルノならそれはそれで需要はあるんだろうけど。
僕が当事者だったら、こんなの見られたら余計偏見強まりそうだからやめてって思う。

・はー! はー! こんなに見ててイライラするのは『民衆の敵』以来かもしれない! 早く高橋一生出てきて!
・お前が一番そういうタイプなんかいっ! 解散っっっ!

・なんかこう……NHKってムラがあるよなぁ。ガンディーンは割かし面白かったのに、『腐女子、うっかりゲイに告る』も、面白くなかったのか結局最後まで見なかったしな。

第2話

・なんだかんだ言いつつ2話を見ている。今すぐ画面の中に入っていって「お前ら普通だから! 普通の、ちょっとひねくれた人間だから! だからそんなぐだぐた理屈こねてないで普通にしてろ!?」と言いたい。あと普通に高橋一生が困ってる顔を生でみたい。

・マイノリティへの偏見がすごい人と、偏見されて卑屈になってる人の間に入って、仲裁する仕事をしてみたい。どっちからも嫌われて終わりかもしれないけど、僕は傍から見てて「なんで……なんでもっとうまくいかないかなぁ……」とイライラするので、一回試してみたい。

なんで変な意地張るの?

・彼氏という言葉の定義はおそらくマジョリティ内でもきちんと定められていなくて、付き合って間もないからだったり、レスだったりということで性的関係を持っていない人たちもそこには大いに含まれ得る訳で、わざわざ「自分たちの関係は彼氏彼女ではない」と解釈して、軋轢を深くする必要はないと思う。
・もし「自分って変なのかな」と悩んでるのであれば、「もし自然と恋愛感情が湧き上がって、いわゆる"普通の幸せ"に迎合して幸せになれるならそれはそれでいい」と思ってるはずなんだけど、意固地に「恋愛じゃありません」というのは、それはある種の"誇り"であって、被害者ヅラするようなものではない。
・大体お前恋愛とセックス一緒にすんなよな……「私達は性交渉こそしないけど一緒にいて楽しい恋人みたいなものです」でいいじゃん。高橋の方は別にカニしか好きじゃないんだろうけど、主人公の方はめちゃくちゃ出会いに感動してたじゃん。恋愛ってそんな明確に定義付けされてるもんじゃないってどうせ。

・「祖母は朝ごはん派で、僕はずっとパンがいいなと思ってたんですけど、祖母が死んで朝にパンを食べてみたら、しっくりこなくて」
ここ好き。押し付けられる当たり前に反発心を抱いたからと言って、必ずしもそれが本心だとは限らない。強制さえされなければ意外とごはん派かもしれないし、無理に反対方向を目指さなくていい。

・「高橋さんが家族っていうとき、脳内で味方に変換しておきます」
それだよそれ! それができないからあんな要らん揉め事起こすんだよ。「自分はアロマンティック・アセクシャルだ」とか「彼氏じゃない」とか、言葉の表現にこだわりすぎ、LGBTほかの人たちは。

・僕ってキライなんかな、そういう人たちのこと。好き嫌いっていうか、変なこと言ってると思ったら「それ違うでしょ」ってつい言いたくなるというか。

第3話

マジョリティ差別

・『恋せぬふたり』の何が気持ち悪く感じるのかをぼやっと考えていたんだけど、被害者が自分の経験を語るという行為に対してもどこか「登場人物を苦しめているのは作者である俺自身」というSH戦記(仮面ライダーの映画)的なニュアンスが付加されるからという側面もあるなと思った。
・『恋せぬふたり』の序盤は特に顕著で、「僕の好きな気持ちに気付いてない訳ないでしょ、他の男と仲良くしないで」とか「お前俺の彼女みたいなもんだから」とか「恋人じゃないのに一緒に住むなんて分かんなーい!!!」とか、ある意味で被害者に都合よく加害者が脚色されているのがキモい。
・殊に主人公の母親はたかだか「男女が一緒に住むけど恋愛感情はない」という事実に少し混乱してるだけなのに、ヒステリックに「私わかんなーい!」と叫び散らす様は、「アセクシャルに理解がない人間は馬鹿」という価値観が滲み出てるようで本当に胸糞悪かった。

・「その気がないのに思わせぶりなことすんなよ」と自己中心的なことを言う同僚も「そんなやつ本当にいんのかよ……」と思ったけど、それはそれとして「私わかんない……私が悪いのかな……(反語)」もなかなか。
彼女がどこまで思わせぶりなことをしたのかは描かれてないけど、もしべたべたスキンシップしてたりしたんならお前も悪いだろって。それは単に"非常識"とか"距離感が近い"とか、相手の気持ちを想像できない発達障害とか、そういう別種の問題であって、「これが私のセクシャリティでござい。許容せよ」と開き直っていい部分に含まれるのかは微妙なとこだよな。

・「敵を同情の余地がないクズキャラとして演出して、容赦なく叩いてスッキリする」って、まさにスカッとジャパンとやってること同じで、本当に気持ち悪い営みだと思う。
そんな趣味の悪い創作をしてる時点でお前は被害者じゃなくて加害者側だよ。
だからこそ、元彼が同居する展開は楽しみ。

第4話

「恋愛脳は馬鹿」

・(元彼に対して)うるっせぇよホントにお前黙ってろよ……。物語って登場人物クズにすると話回しやすくなるのは分かるけどさ、アセクシャル側にもヘテロセクシャル側にも悪印象つけて何したいのこのドラマ。
……あー、そういえばラブじゃないコメディとか言ってたっけ。あーコメディってそういうことか……。
・「ケガさせてごめんなさい、住み込みでお世話します。ついでにあなた達のセクシャリティについても自分なりに納得したいです」って人間が、そんなズカズカ相手の言うこと否定する必要もメリットも動機もないでしょ。「やっぱりカップルじゃーん」じゃないよ。

・お前さ、自分らがおかしいって言われてきて傷付いたんじゃないのかよ。なんでそれでマジョリティのこと平気に「おかしい」とか言うのよ。顔が高橋一生だから許されるけど、何気に高橋が一番排他的だよね。

・いいだろ! 恋愛感情抱かないやつと同じで、亭主関白なやつもいていいだろ! それが合う人とくっついて、他の人に押し付けないなら……。「自分アセクシャルなんで。あんたらのジョーシキってバカバカしいと思ってます」ってのも得意気に言うことじゃないから。

・まぁ僕のもやもや全部解消したら、フィクションとしてとてもつまらない当たり障りない作品になるとは思うけど。僕も「はぁ? おかしいだろこれ!」って言いながら、ある意味楽しんでるので。何か違和感を感じるものがあってこそ、思考は整理されるというか。

・今回の最初で「面白くなりそう」って思って、結局ならなくて、またラストで「面白くなりそう」ってなってる。

 

第5話

確固たる性自認なんて要らない

・うーんやっぱり面白くないなぁ……誰にも共感できないのはセクシャリティが違うから仕方ないかもしれないけど、やっぱりモヤモヤする。
LGBTの人もそうだけど、なんで「自分はこういう人だ」って決めつけて、そこから変動することがないって思うのか分からない。
僕はこれまで好きになった人は女性だったけど、これからすごくいい男性に出会って好きになることがあるかもしれないし、だから自分はヘテロセクシャルだとは言い切れない。性的なことも、基本的には別にそんなしたいとは思わなくて、例えばもし体液とかがベタベタするんであればそれは気持ち悪いから嫌だなって感じなんだけど、好奇心で一度ぐらい体験してみたいとは思うときもある。だから、分からない。その場その場の気分に従えばそれでいいと思う。積極的に「性的流動性があります!」なんて風にも言わない。だってそんなの全人類予備軍で当たり前のことだから。

咲子たちもそうで、高橋みたいにお試しでカズと暮らしてるうちに、やっぱりそういうことしてみてもいいかもなって思うかもしれないし、カズの方もこれまでは「そういうことさせてもらえないってことは嫌われてるのかな」って一足飛びに思ってたかもしれないけどアセクシャルのことを知ったことで意外としなくても別に問題ないんだなと気付くかもしれないし、「私の幸せはこれ、あなたの幸せはこれ、だから相容れないので別れましょう」と決めつける意味が分からない。高橋が「朝はパン派だと思ってたけど、食べてみたらしっくりこなかった」って言ったのと同じ。
千鶴みたいに本当に一緒にいるだけでモヤモヤして嫌な気持ちになるとかそういうことなら離れるのも分かるけど、カズが悩んでる様子は一切なくて、こういうかたちの家族でもいいから一緒にいたいって言ってるのにわざわざそれを拒むのは、あなたに幸せになって欲しいからとか綺麗事言ってたけどそうじゃなくて、単純にカズより高橋の方が(人として,同居人として)好きだからそっちを選んだってだけの話じゃないのかよ。
それに、高橋とカズのどっちかしか選んじゃいけない理由もないしな。今みたいに3人で仲良く暮せばいいじゃんか。っていうか、恋愛じゃない家族とか家族(仮)とか屁理屈こねてたけど、なんのことはない……多分"シェアハウス"って言うんだよそういうのは。


第6話

出産の苦しみと負い目

・泣いてしまった。子供の前で、夫婦が喧嘩して、そこから更に破水して、感情が追いつかない。
子供は好きだけど、自分に似た子供が欲しいとは思わないし、むしろ自分に似てれば似てるほど嫌いになる気がするし、今のところ男が子供生むことはできないから仮に生むとしても確実に女性側にやってもらうしかなくて、それはすごく嫌だ。
好きな人があんな風にすごく痛くてつらい思いするのも嫌だし、最悪死ぬ危険もあるんだったらなおさら嫌だし、結局そういう苦しみを相手に負ってもらったっていう負い目を持ちながら過ごすのも嫌だ。相手がいいって言っても自分が嫌だから、子供は欲しくない。まぁこれも、時間をかけて説得とかされたらまた変わるかもしれないけど、そんな意見がコロコロ変わるような無責任さで育児なんかできないとも思うからやっぱり嫌だ。


第7話

ドラマはプロパガンダではない……のかも?

・なるほど。僕はこういうマイノリティを取り扱うドラマを見るときに、ドラマとしてじゃなくて、何かの主張をするもの……プロパガンダだと思って見ているから、なんだか文句ばかりになるのかもしれない。
「私たちは差別される謂れはありません。清廉潔白なんです、正しいんです」という主張をされてるつもりで見るから、いちいち「いやそこはおかしいよ」ってツッコみたくなるのかも。
今回高橋が「なぜ誰かが結婚したことで周りが変化しなければならないのか……」ってボヤくところに対して「いやそんなの当たり前だろ、その主張にどういう正当性があると思って言ってんの。例えば出産する人や引っ越しをする人がいても、周りが変わらなくていいように今まで通り仕事をしろって言うのか? 状況が変わったら変化するのは当然じゃん」と思ったんだけど、別に高橋はそれが正しいと思って言ってる訳じゃなくて、ただ心を開いてる同居人に対して言っても仕方ない愚痴を吐いてるだけなのかな、と。だとするなら、僕が口を挟む問題では全然ない。
まぁ元々高橋は「今の社会の"普通"はおかしい、変わるべき」みたいな極端な思想……反骨精神の持ち主なので、本気でおかしいと思ってる可能性もあり得るけど。

 

最終話

決めつけと自由、責任と無責任

・おぉ……筋が通ってるな。高橋のほうが良かったからカズを振ったんじゃなくて、高橋に対しても「あなたの幸せは私と暮らすことじゃないから別れましょう」と言うのは、非常に筋が通ってる。見直しました。

・しかし「言葉にすると縛られちゃうんですよ」は僕が散々言ってきたことだけど、こうして堂々とセリフにされてみるとやっぱり無粋というか、プロパガンダ感が……。
自分の言ってた通りになったから掌返して絶賛します!じゃつまんないので、自分と同じ主張を聞かされたからこそちょっと客観的にその意見の悪いところを考えてみると、まず「決めつけなくていい」は自分自身の救済にはなるかもしれないけど、他人に対しては必ずしもそうじゃなくて、ある意味では"無責任"に近い態度だと言える。
「自分は人を好きにならない」「自分は女性しか好きにならない」……もっと言えば「あなたを愛しているから、他の人は好きにならない」のような"決めつけ"があるからこそ、人は安心してその人の好意を受け取ることができるし、一生を共にする決断を下せる。「決め付けなくていいじゃん。今はお前のことが好きだけど、明日はどうか分からない。もっと素敵な人が現れたら急に冷めるかもしれないし、そしたら無理に家族でいる必要もないよね」って旦那さんが言ってきたら、普通の人はどう思うかって話。
……まぁ、それを重々承知しつつ、僕なんかはなおそういうスタンスを取りたいと思うけど。だって縛られたくないし、そんな風に口だけで一生の愛を誓ったところで気が変わらない保証はできないし、そんな嘘をついて不当に自分の評価を上げるくらいなら最初から「浮気するかもしれません、その代わりあなたも他に好きな人ができたら乗り換えていいです。お互い相手の幸せを邪魔せず"現状はこの人がベター"な間は一緒にいましょう」ぐらいの温度感に付き合ってくれる人がいいな。

多分"普通の人"も、多かれ少なかれ社会からの要請に従って自分を殺すことで、社会の構成員としての責任を果たしている……のだと思う。「浮気はよくない」とか「犯罪はよくない」とか、時代によっては「同性愛はよくない」とか……そういう社会正義を受け入れて従うことは、社会の一員として必要なことではあると思う。と同時に、同じく社会の一員として、社会のシステムやルールそのものがおかしくないか、より良いものにならないか考えて寄与するのも責任のひとつだとも思う。
人のものを盗んだら困る人が生まれるのでよくない、というのは比較的揺るがない事実だけど、同性愛や無性愛の人がいることで困る人って別にいないんじゃないか? だったら好きにすればいいんじゃないか? というのは割と分かる話だし、人の幸せを害さない範囲で自分の幸せを追求するのは良いことだろう。
でも実際、今の世の中にはそれを認められない人、別に関係ないはずなのにどうしても受け入れられなくてその事実にストレスを感じてしまう弱い人もいる訳で。主人公の母親なんかは(主人公が生んだ)孫の顔が見たいっていう願い,彼女の幸せが明確に邪魔されてる訳だから、多少否定的になるのも分かるけど、別にそういう人たちと関わる予定もない人にとってはどうでもいいことなんじゃないかなぁとは、僕は思うんだけど、もしかするとさっき言ったような"無責任さ"を、なんとなく感じ取ってるのかもね。
男は女を、女は男を好きになるという大前提を崩したら、浮気を防ぐためには異性だけじゃなくて同性との連絡も禁止しないといけないじゃない……とか? なにかその境界線を侵犯することによって、感じる害があるのかもしれない。


・「なんだ、2人とも付き合ってたんだ?」みたいな冷やかしも、アロマアセクの2人にとってはたまたま苦痛かもしれないけど、そうじゃない人の中にはそういう勘違いがきっかけで仲良くなって幸せになる人もいるかもしれないんだから、一概に「やめた方がいいぞ」とも言い切れない。
カニアレルギーの人がこの世にはいるからって、人をカニ食べに行くことに誘うのが行けないことかと言ったらそうじゃないのと同じ。理解のない人が悪いのは大前提だけど、それを勝手に恐れてきっちり断らない方、そもそも自分の特徴を公開してないのに配慮しろとかいう無茶苦茶を言う方も良くない。良い悪いというか、"仕方ない"。
だって、無知自体は別に悪いことじゃない。セクシャルマイノリティの方々はそりゃあ性的多様性については詳しいかもしれないけど、他の全てのことにも同様に詳しいかといったらそんなはずはなくて、人それぞれ知ってることと知らないことがあるのは当たり前だし、たまたま知る機会がなかったことはその人個人の責任じゃあない。アレルギーとかLGBTは流石に周知されてきたけど、無性愛はまだそれほど浸透してないのは事実だろうし。
勝手に恐れて断らない、事情を話さないことがなんで良くないかって言ったら、それこそマイノリティの人が最も嫌う"偏見"や"決め付け"だから。相手のことをよく知りもしないで「どうせ分かってもらえない」とか「バカにされる」みたいな風に決めつけるのって、相手に対してすごく失礼。
実際に我々が日常生活で関わる相手は"マジョリティ"でも"マイノリティ"でもないんだから、目の前にいる一人ひとりの人間をきちんと見るしかない。
いちいち全員となんか話してらんないっていうのは仕方ないし、だからこそ特に何もなければとりあえずマジョリティ向けの対応をしてしまう人が多いのも仕方ない。
何かもっとベターな方向に変わってったらいいとは、そりゃ思うけど。少なくとも、それはマジョリティをいたずらに攻めることで解決するものではないと思う。


「私の人生に何か言っていいのは、私だけ」

・このセリフは僕、大嫌いですね。まずやっぱ決め付けてるなぁってのと、「私は恋愛なんてしないの、子供なんてつくらないの」っていう信条によって、どうしようもなく"母親の人生"……娘の子供が見たいっていう彼女の幸せを邪魔してる、批判してることと同義。実際僕も、このドラマでめちゃくちゃ不愉快になってきたしさ。それは勝手に見てる僕も悪いけど。
こういうトレードオフの関係(どっちかが得するとどっちかが損をする状態)って絶対に突き詰めていけばどこかにあるんだから、そこで必要なのって「私の幸せは私が決める! これは変わりません!」っていう強情っぱりじゃなくて、「私の幸せも他人の影響で変わるかもしれないから、色んな人と関わって話をして相互理解を目指す」っていう柔軟さじゃん。実際、高橋の「今の生活を続けたい」っていう決断に口を出したのあんたでしょ。高橋からの「一緒に暮らしてみますか?」って提案で価値観変わったのもあんたでしょ。
言葉にしなくていいってことになったんだから、変に説教臭いこと垂れ流さないでただ満足そうな表情映すだけでよかったじゃん。なんでわざわざ……。

最後まで「面白いかも」と「嫌な感じ」が同居するドラマだったなぁ。

 

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