やんまの目安箱

やんまの目安箱

ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダーW 1~18話 感想メモ

第1話「Wの検索/探偵は二人で一人」

・世界中の情報にアクセスできるフィリップはディケイドの比喩、だから悪魔 名前もフィリップ・マーロウからそのまま盗用していてカメンライドっぽい
それをおやっさん(昭和ライダー?)が助ける
・タブーとの戦い、してはいけないことをする
革新性 2人で1人、半分こ怪人
・人体にUSBメモリを挿す
人間とパソコンが同列に扱われている
・ミステリー小説は暇じゃない時間の方が短かった小学生の頃それなりに読んでたけど(古典だとホームズとか)、チャンドラーはまだ人生で一度も読んだことないなぁ……次にWをじっくり見るときまでには、勉強しておきたい。
「思索型の探偵に対して、行動的でハードボイルドな性格の探偵を登場させる作風」
・立ち退いてくださいだって、しかも退かないって。リバイスと同じじゃん。
・探偵と言えば「真実はいつもひとつ!」だけど、おやっさんについて本当のことを亜樹子に言えない翔太郎。
・1人で自分の世界に入り込みかっこつけるのがハードボイルド。亜樹子やフィリップに邪魔される(自分の外へ目を向ける)とハーフボイルドになる。
・現場に潜り込む翔太郎と情報を売る刃野、アンモラル バットマン意識してるのは明らかなのに、刃野と翔太郎がズブズブなのはなんでなんだろうね。ズブズブというか、翔太郎が私的に調査することの何が問題なのかよく分からないから「この場を見逃してやるから情報よこせ」っていう刃野の言い分もはてな
・百聞は一見にしかず、それぞれの手段で同時に真実へ辿り着く2人
・タブードーパントに変身する意味が分からなすぎて毎回笑っちゃうんだよな、ここ。
・白紙の本を読む フィリップもまた自分の内面世界にこもるタイプ
ハードボイルド探偵というのは、行動的でありながら自分の中に入り込むという相反する2つの要素を持っているのが魅力? それを2人に分解した
ネットでは自分の興味あるものだけ調べるし、関連することばかりおすすめされるから、世界が広がらず世間知らずになる
彼にとって興味ないことは全て無味乾燥な文字列なんだろうけど、人名かどうかすら判別できないのはちょっとボケすぎ? と思ったけど、世俗と離れてたら人名で検索したくなることなんてないか。ゴシップとも無縁だし、せいぜいたこ焼きを考案した人、とかそういうルートでしか知る機会がない
・マグマドーパント 地球の血液、コア(核心)に迫る
・ガイアメモリがフィリップの意識と共にワープする描写、モノホンの"ワープ"と捉えたらかなり非現実的だけど、ガイアメモリは物理的なものというよりは情報の塊だと思えば、メール的な感じで転送できるのか。人体に入り込むのも、同じ理屈で比喩表現なのかも。
フィリップ(人間?)の意識さえさらっとデータ化可能だとしているのが面白い。
・変身すると風向きが変わる
・ジョーカーエクストリーム、なぜ割れる?
・ Wっててっきりクウガと同じ感じでつまんないもんだと思ってたから率先して見返しはしてなかったんだけど、意外と見てて楽しいな。音楽とか台詞回しとかテンポとか、表面的な取り繕いがきちんとできてるからかな。面白いと楽しいはやっぱ別の問題だわ。

 

第2話「Wの検索/街を泣かせるもの」

・顔だけ怪人
クウガならただ「気付いた」「知った」で済ませるところを、ウォッチャマンという"キャラクター"に仕立て上げることでうまく舞台装置として機能させているのが面白いな。
・"俺の庭"と"園咲" ほぼ同じ
Tレックスドーパント 古代生物、過去の記憶(記録)
メモリに合う体質、とは? 飄々としたフィリップがサイクロン、やる時にはやる翔太郎がジョーカーと相性いいってのと同じ話なんだろうけど、ティラノサウルスと相性がいいってどういうことよ。
・ただ知識を切り貼りするだけのWikipedia人間かと思いきや、自分で造語を生み出して人を皮肉ることもできるんだな、フィリップ。初出は亜樹子かと思ってた。
・「私は大好きなこの街に似合う服がつくりたかっただけなのに」(笑)
大嘘過ぎて笑っちゃった。直前に「自分の功績として認めてもらいたかった」って言ったばっかじゃん、作れればそれでいいなんて嘘。ただ街が好きな翔太郎をそれっぽいこと言って丸め込もうとしてるだけ。或いは、ガイアメモリというドラッグのせいで実際思考が支離滅裂になってるのかもしれない。
・「この街で誰ひとり泣いてて欲しくない。でもこの街を泣かす犯罪者はその限りではない」ね……。
今聞くとめちゃくちゃゼロワンっぽい。或人の孕んでる矛盾(ヒューマギアは夢のマシン、でも暴走したら壊す)とすごく似てない? Wの犯人は、風都の外からやってきて街を脅かす訳じゃない。大抵は翔太郎の好きなこの街で生まれ、育ち、そして悪事を働く。ドーパントは彼が守りたい"街"の一部でありながら、同時に制裁の対象でもある二律背反。やっぱり仮面ライダーの悲哀を出そうとするとそういう切なさ(倒したくないものを倒す)になりがちなのかね。同族争いもそうだけど。
・前見返したときも思ったけど「半分力貸せよ」って、何かいい感じのセリフってだけで何も解決になってないよね。
翔太郎は幼馴染を信じたかったけど裏切られて……完璧フィリップの言う通りだったし、今だって忠告無視して死にそうになったのに命を救われた訳だから、翔太郎はむしろ殴ったことを謝ってもいいくらいなのに、何故に上から目線。確かに、事実だとしてもそれをストレートに言うのはデリカシーがないけど、ぶん殴るのはもっと悪いでしょ。
・ちゃんと言われた通り、メモリチェンジしたい時には提言するようになったし、現状かっこつけで独りよがりで意地っ張りな翔太郎に、大人な(というか興味ないことには割と寛容な)フィリップが合わせてあげてるって感じだけど、それでいいのか……?

・「半分力貸せよ」、ビギンズナイトの文脈を踏まえた上でならようやく理解できるっちゃできるか。翔太郎の罪は勝手な決断をしたこと、フィリップの罪は決断をしてこなかったこと……なので、フィリップは翔太郎を助けにハードボイルダーで出撃する決断をし、翔太郎は一人で突っ走らずにフィリップと協力する、と。

 

第3話「Mに手を出すな/天国への行き方」

・金のない家の何が楽しい
「貧すれば鈍する」って言葉があるけれど、心まで貧しくならないようにとか言って糸目をつけずに金使うその精神が既にもう貧乏くさいよなぁと昔から思っている。普通に節約してりゃ金は貯まるのに。
コンビニの飯なんか食っておきながら「金がない」とか、当たり前過ぎて何言ってんのって感じ。僕が食費にお金ほぼかけない(月1.5万で足りる)人間だから、間食とかもだけどみんな贅沢しすぎだなって話聞いてて思う。
・闇バスなんて、視聴者に推理のしようがない謎解き
・『Cyclone Effect』大好きなんだけど、挿入歌って原曲を知った上で聞くとカットされてたりするからちょっと聞いててイライラするのよね。好きであればあるほど。
ドーパントの能力とは無関係に、マネーという高額のメモリを買える財力があるから、闇カジノなんて場所を用意できるのか。ただ、強くもないマネーがなんで高いのかは微妙だが。
・Mに手を出すなというのは、金(ギャンブル)には気をつけろってのとマネードーパントは人質を取ってるから迂闊に手が出せないってののダブルミーニングか。
"M"に2種類の意味がある訳じゃない(マネーとマネードーパントじゃダブルミーニングとは言えない)から、僕が期待してたのとは違うけど。"My family(家族)"ってのも微妙だしな、若菜には誰も手出してないし。
いや、MOVIE大戦のがあまりに綺麗ですごかったからさ。ディケイド(Decade)とW(Double)、デス(Death)にダミー(Dummy)に最後は決断(Decide)。ダブルどころかなんだ、クインティプルミーニングか。

 

第4話「Mに手を出すな/ジョーカーで勝負」

・フィリップ側は家族をキーワードとして話が進んでいくけど、そういえば翔太郎って家族の話まったくしないよな。おやっさんと被るから父親を出さないってのは分かるけど、母親も兄弟もジジババも。風都探偵でもそうなんだろうか。
・マネーは人の命を集めて何がしたいんだ? Wへの人質ってこと以外に、全く意味ないよな。集めるだけ強くなるって感じでもないし。
・コイン型のUSBメモリ
Wは6本、悪魔の数
・ルーレットの結果を正確に予測できるっぽいフィリップは、もはや比喩でなくコンピュータだな。
・見返すと所長も結構わがままだった。でもマネーに対して怒りを顕わにするなど人として最低限の常識は弁えてて(まぁスリッパで人の頭叩くのが常識人のすることかと言われたら否だけども)、ニコにこういうシーンあったかなぁと思い返してみるけれど、思い当たらない。強いて言えば黎斗や正宗と言った「悪役」の悪口を言うことくらいかな。
ギャンブルに溺れて両親のお金を使い出す女に説教するシーンは、見てるときはちょっと上から目線だなというか「君も相当わがままだけどね……」と思ったけれど、今思うと説教というよりは憤りに近いものなのかなと。結局お父さん(荘吉)とは会えてない訳だし、家族がちゃんといるなら大事にせんかいっていう。
・冴子と霧彦の結婚、ディケイドのラストと何か関係が?
異なるもの同士の一体化、2つがくっつくWと同じ……しかも"契約"
・「俺の一番得意なゲームで勝負してやる」
だからなんで偉そうなんだこの人は……(苦笑) 自分の得意分野で勝負したいんだからお願いしますと頭を下げるべきところなのに、なんて厚かましいんだ。道化(Joker)だからふざけてるのか?
せっかく見せ場が来たと思ったのに、イカサマをする決断ってのもかっこつかないしな。悪を倒すためなら律儀にルール守る必要はないというのは分かるけども、牙狼 MAKAISENKIの賭博回見た後だったから見劣りする。どうせやるならあれぐらい派手に無視した方が思い切りがいい。
・風都の人々が自然と名付けた……って、本編開始時点から既にそうなんだと思ってたけど、もしかして今回の活躍で名付けられた、或いは今回のヒーリングプリンセスで初めて2人の耳に入ったってことなのか?
「仮面を強調するならば素面の存在がチラついていなければおかしくて、そうでなければ元よりそういうデザインの機械かもしれない。それでいくとダブルは正体を隠しているはずなので、変身体と別の姿(面)があるという発想を抱く理由が見当たらない」と以前書いたけど、今回なんて特に閉鎖的なところで変身してたし、変身の瞬間を見られたという可能性はかなり低い。
ドーパントという存在も噂になってるから、あぁいうロボットや生命体ではなく人間が変身しているのだと分かる……のだとしても、変身の仕組みを知っていればこそ逆に"仮面"という言葉選びはしないだろう。だって「付けてる」感じしないもん、全く。仮面ライダーバイスは分かりやすく被るモーションしてるからまだあれはライダー(バイク乗り)のヘルメットなんだなって思ってもらえるかもしれないけど、ねぇ……。。
(参考:"仮面ライダー"の定義を考える/自然と自由の象徴として)
・もともと噂になってた裏カジノに乗じて、仮面ライダーの噂も有名になってヒーリングプリンセスで取り上げられる、という流れはなるほどって感じだけど。

 

第5話「少女…A/パパは仮面ライダー

・「トリガーは威力がデカすぎる」……パワーアップでもなんでもないアイテムを勝手にピーキーってことにするのあまり好かない。その設定を後々まで引っ張っても面白くなんてないし、なくなったらなくなったで変な気分になるし、並列フォームは相性こそあれど力関係は並列でいいじゃん。
尤も、本作のオマージュ元ってことで予習したチャンドラー(大いなる眠り)もバットマンも、銃を気軽に使うなって話があるからそれを意識しての描写なのかもしんないが……ちゃんと意識し続けられるのかな。
・パパというのは単なる勘違いだけども、宇野さんの言ってた"不可避の父性"って話をすごく思い出した。実の子供じゃなくても、仮面ライダーとして頼りになる活躍をしていれば、どうしたってそこに自分の中にある父親的(権威的)イメージを見出す人はいる。本人は「いち個人が勝手にやってること」だと思っていても、それを勝手に正義のヒーローとか言って祭り上げる人は出てき得る。
・検索人間である僕からすると、キーワードの書いてないナマの"物"を目の前にして調べものをするというのは苦手中の苦手なんだけれども、フィリップくらいになると見た目からある程度の材質などを見抜けるのか。本ってぐらいだから読めるのは言葉による説明ばかりだと勝手に思ってたけど、案外図鑑的な写真なども載っている本だったりするのかもしれない。
お酢の知られざる効果といい「信じる者は救われる」ってのが今回のテーマらしいけど、それがないと生きていけない者もいるってまんまアギトの涼じゃん。
バットマン的には『ダークナイト』ラストの「真実がいつも最善とは限らない、もっと大事なものもある。信じたことが報われる……時にはそれが大切だ」か。5,6話は昔から納得行ってなかったんだけど、元ネタが分かるだけでもだいぶスッキリする。Wの見た目、完全にトゥーフェイスだしね。
・何故だか本編では、意外と「ジョーカー!」「サイクロン!」の順で鳴らして装填してるのよね。変身音と音声は同じだから繰り返しになっちゃうっていうのと、変身の主導権が翔太郎にあるってことの表現んだろうけど。
YouTubeとかではサイクロンジョーカーの順で鳴らして遊んでる人が大半だから、逆に違和感がある。

 

第6話「少女…A/嘘の代償」

・高村が居座ってる住所について検索すれば、ガイアメモリ製造工場があることくらい一発で分かるだろうに、しないのね。それが分かったからって事態が好転する訳でもないからそんなに変わらないけど。
・それに、例え真実を話すにしても母親に黙って勝手にってのはちょっと駄目でしょ。まずそっちを説得しようよ。
大して知らんおじさんから話されるのと、父が生きてるって言ってた母親本人から話されるのとでは、全く意味も変わってくるし。あれじゃただ翔太郎の方が嘘つきだと思われて終わり。
・翔太郎……リアタイ見てた補正でまだかっこいいなって思ってるけど、今のところフラットに見てたらかなり散々だよ。いつもフィリップに合わせてもらっておいて、肝心なときにまた無茶な戦法をして、しかもフィリップの方にダメージがいくってどういうことよ。翔太郎と違って彼が引きこもりだし鍛えてないから弱いだけ、かもしれないけど、それが分かってるなら尚更気遣わなきゃいけないじゃん。一応許可を取ってたけど……結局またフィリップの寛容さに甘えてるだけって風にも見える。
・ゼロ距離射撃といいあのエレベーターといい、今回の監督は剣(ブレイド)のファンなのかな?
・ 今回ちょっとアレだったな。サブタイトルが「嘘の代償」だったからちゃんと騙すことの是非に話を持ってくのかと思いきや、「とりあえず今の幸せを」って感じだった。問題の先送りというか。突っ込み役であるはずのフィリップも、むしろ乗り気だったし。制作陣の思うハードボイルドってなんだろう。少女Aってのは荘吉が生きてると信じてる亜樹子のことでもあるんだろうから、確かに解決しないままなんだけど。
まぁ翔太郎いわく、Wは「街の涙を拭う2色のハンカチ」らしいから、その場その場の対応で間違いじゃないんだろうけれど、それがハードボイルドかって言われるとどうなんだろうって思うんだよね。2人合わせてもハーフボイルドじゃあ、なんのための2人で1人か分からなくなっちゃう。
少なくとも翔太郎はハードボイルドに憧れていて、つまりその考え方に少なからず肯定的ってことだよね。「そうなりたいけれどついつい情に流されちゃう」のは決して悪いことじゃないし、いいんだけど、そこを進んだ先におやっさんがいるかどうかって点から見ると怪しいんだよなぁ。
まぁ最終回を知ってるって視点から言えば、結局ハーフボイルドのままだったから、「ハーフボイルドでも良いよね」な話なんだろうけど、プロデューサーはハードボイルドに拘ってたらしいからその辺ちょっと気になる。おやっさんにはおやっさんのやり方、WにはWのやり方があるってことでいいんだろか。
・尤も、仮面ライダーというフィクション(嘘)を流布させることの是非にも繋がってくるから、扱いが難しいといえば難しいんだろうけど。でも、お茶を濁すなら"嘘の代償"なんて大袈裟な表現をそもそもしなければよかったのに。なんにも代償払ってないじゃん。むしろ信じてたからこそ助かったねって流れで、悪いことは何ひとつ起きてない。
・ただトゥーフェイスの文脈を踏まえて見るなら、これで仮面ライダーWダークナイト的な自らの手や名誉を汚すのも厭わないような路線に切り替えることは許されなくなって、あすかの父として胸を晴れるような正義のヒーローとして活躍し続けなければならない、当然サイクロンアクセルエクストリームのような復讐の戦士にもなれない責任を負った……という意味で"代償"の伴う嘘だったとは言えるかな。そっちの意味だとは思わなかった。
・ハードタービュラーの時も思ったけど、スプラッシャーも色に反してヒートやルナのメモリと全く関係ないよね。前部分はジョーカーだけだし。陸海空になってるのは分かるけど、中途半端にハーフチェンジっぽさを付けたせいで絶妙に散らかってる印象。
巨大化も特に基準とかなく起こってるように見えるし、結構ユルい……今風に言うとガバいよね。
※後々を考えると、T-レックス,アノマロカリス,トライセラトップス,ケツァルコアトルス……と古代生物モチーフに特有の能力らしい。

 

第7話「Cを探せ/フィリップはそれを我慢できない」

・組織に狙われてるって、今まで説明なかったよね? 1話でどこかから救い出されたっぽいというだけで、察せるもんだろうか。まぁあの明太子もといタブードーパントが冴子だと分かった時点で、ミュージアム関連の施設だってのは察しがつくかもしれないけど……初見だったら微妙な気もする。僕は初見じゃないので別にいいけど。
・ヘブンズトルネードはなんか異常に評価悪いけど、なんでなんだろう。脚本家が変わったからかな、三条さんには熱量の高いファンがいる、らしいから。
でも主には、「鍵がかかって閲覧不可能」って新設定が要因かな。もし今はできないからって理由なら前回の少女Aにやった「いつもの(頭を撫でる動作)」もだし、だいたい地球の"記憶"なのに過去のことが調べられないんだとしたらちゃんちゃらおかしい。記録じゃなくてあくまでも記憶だから、思い出せない(読めない)こともある……ってことか?
・フィリップは人前で変身するし。戦闘そっちのけでトルネードを追うのは、1話から不思議ちゃんとして描かれきてたからそこまで違和感はなかったけど。
今回初めて、きちんとフィリップが変人で翔太郎が常識人ってところを見られた気がする。これが本来あるべき姿よね、多分。
・ミック
・倒すべき犯人を"星野"の中から一人に絞りきれず、闇雲に全員襲うコックローチはWとは対照的だな。
ドーパントの前では普通に素顔を晒して変身するけど、彼らは倒されたあと刑務所に行く訳で、そこから警察はWの正体について知り得そうなもんだけど……メモリ使用中の記憶は曖昧になるんだろうか、ドラッグだから。
・怪人を倒せない前編でも2回変身ってノルマが多少無理あるにしても、1話の中で2回もフィリップが気を散らして負ける上にメモリまで盗まれるって展開は流石にやりすぎかも。

 

第8話「Cを探せ/ダンシングヒーロー

・アイテムを盗むっていうのが力技すぎてどうなんだろうと前見たときは思ったけど、そこがメモリと一体化してるからブレイクするしかないドーパント(ガイアドライバー組も含め)と、一体化せずスロットに装填してるだけだから毒素の影響を受けづらいWとの差ってことになるのか。それなら確かに、この描き方は納得できるかも。
これこそ"代償"だよね。安全にメモリを使う為に生じるデメリット。
・「この風は通報する風 見てる風」(10:25)
うちの親は宗教やってるんだけど、風が吹くと「神様が応援してくれてる証拠」なのだと、幼い頃によく言われた。神の実在を信じるかはおいといて、大自然の不思議に神性を見出すこと自体は頷ける。
少女Aの時に第二風都タワー建設の話があったけど、あれは結構はっきり"父性"のシンボルとして機能していた。そのことからおそらくこのオリジナル風都タワー(を通して感じる風)も、街のランドマーク,シンボルとして市民を見守り、安心させる役割を担っているのだろう。
・ダンス高校生2人のゲスト、普通のドラマならその関係性を翔太郎とフィリップに重ね合わせられるよう設定すると思うんだけど、そんな感じは全くないので本当にただ興味ない高校生の痴話喧嘩を見せられてる気分。なんだこれ。
一見仲違いしてるように見えて、実は相棒のために努力してました……に類すること、今回主役2人になかったよね。フィリップは事件解決を放置してヘブンズトルネードについて調べてたけど、それが実は彼なりに翔太郎のためを思ってのことでした、なんて話では全くない。まさに「今回は怪我の功名だったけど」って感じ。
セレンディピティ(一見関係ない回り道が、思わぬ形で役に立つこと)の話としては納得できるけど、2人の関係性は何も変わってない。これまでのエピソードで、作者の意図であろう「変なフィリップと手綱を握る翔太郎」的な描写ができてなかったから、今回が初めてその雛形になったけれども。
・……なるほど? 鍵がかかって読めなかったのは、そもそもまだ本人たちでさえ波もといコツが掴めてなくて、技が完成してなかったからってこと? 分からないようで分かるようで分からないような。Wikipediaで言うとページが作られていない、ページはあるけど詳細が記載されていない、みたいな感じか。

 

第9話「Sな戦慄/メイド探偵は見た!」

・言葉としては硬派な男の生き様を表現したかったんだろうに、どうしてよりにもよってゆでたまごに喩えちゃったんだろうな、ハードボイルドって。
或いはたまごそのものの固さに喩えているというのが間違いで、元はただめちゃくちゃ頑固な固ゆで派がいて、あまりに頑固だから頑固なこと全般を固ゆで派(ハードボイルド)と呼ぶようになったのが、更に転じて芯のある人、みたいないいニュアンスになったんだろうか。
"固ゆでたまご"が頑固なやつを揶揄する表現として使われるというのは、最近の話題で言えば"チー牛"が陰キャを揶揄しているのと同じ感じ。こっちの方が由来としてそれっぽくない?
・亜樹子のキャラ造形ってそりゃ鬱陶しいことも多いんだけど、過度にシリアスにならない感じというか、端的に言ってうじうじしないのはいいよな。カラッとしてて。スイーツ同様、あんまりしつこいと胃もたれするが。

 

第10話「Sな戦慄/名探偵の娘」

・なんでスイーツにメイドとかいうギャグ回っぽいときにこんなに真面目なイベント(テラー登場とか亜樹子への秘密とか)進めるのかなって思ってたけど、真実を言うことができない(あとテラーに恐怖してしまう)翔太郎の"甘さ"についての話な訳だから、ゴリゴリ本筋なのか。
あんま関係ないけど、ノリツッコミとかしてるときの翔太郎はまさに道化(Joker)って感じよね。
「お菓子に食われる〜」と回想ティーレックスの「食べてあげる」。どうやらテラードーパントのモチーフである中国の怪物 饕餮(トウテツ)を意識したものっぽい。ここまでフィーチャーされてる以上本作を読み解くキーワードのひとつなんだろうけど、現状まだそこまで解像度の高い理解はできてない。知識を得る(検索)ことを、自分の外部にあるものを内部に取り込むという意味で食事になぞらえてるのかなってぐらい。
・しかしスイーツドーパント、これまでの中でも特に抽象度の高いデザインだな。スイーツの何をイメージしてるのかまるで分からん、ただ間違いなくメトロン星人ではある。
Wのモチーフって本当に何でもアリなのが面白くて、サイクロン(風),ヒート(火),メタル(鉄),トリガー(銃)までは分かるとして、ルナ(月,狂気)とジョーカー(切札,道化)って一体なんの能力よって話。今やっと気付いたんだけど、ジョーカーエクストリーム,ジョーカーグレネード,ジョーカーストレンジと、必殺技で半分に分離するのはW全体じゃなくてジョーカーメモリに依存する能力なのね。本来息を合わせるべき必殺技で何故分かれるのかって感じだけど、それは逆で分かれても連携できるほど息ピッタリってことなのかな。でもやっぱ切札との関連性は分からないぞ。…………サーカスのピエロ(Joker)が、人体切断マジックの餌食になっているようなイメージなんだろうか。公式読本とかで語られてそうって思ったけど、見つけらんなかったなり。
次作のオーズはタカ!トラ!バッタ!(生物名)だし、もっと言えば前作なんて仮面ライダーカブトとかファイズとか響鬼とか、該当する存在をほぼひとつまで絞り込むほどの具体性を持っているからえらい違いだよな。
・"W"という名前には、どういう意味が込められてるんだろう。2人で1人だからダブルというのはもちろんのこと、サイクロンを意味するWind,ジョーカーを意味するWild(ワイルドカード),検索の象徴としてのWeb,謎解きにかかせない疑問詞のW(When,Where,Who,What,Why)……「2人で1人だからWでしょ」で思考停止してたけど、改めて考えてみるとパッと思いつくだけでも結構あるもんだな。あ、あとダブルとほぼ同じだけど単純にWeってのもあるか。
ただ、Wをダブルと読むのは日本語特有の話なので、本来の読み方である"ダブルユー"の方にも何かしらかかってるんじゃないかとは思うんだけど、こっちは何も思い付かない。強いて言えばフィリップはユニーク(Unique)かなというくらい。フィリップと翔太郎を表すのにしっくりくるUから始まる英単語(互いに関連性があると尚よし)、あるかなぁ……? 強いて言えば、互いから見て互いはYouだけど。

 

第11話「復讐のV/感染車」

・車が泣いていた……って、普通に意味が分かんないからてっきりいつものかっこつけかと思ったけど、よくよく考えてみたら「この街を泣かせる」と同じ比喩表現か。車もまた翔太郎の大好きな風都という街の一部だから、泣いていたら放っておけないと。車や街が泣くとはどういうことなのかは以前分からないけど、なんとなく納得はした。
・猫のミックでもなれるんだから車がドーパントになったっておかしくはない、ととるか、猫も生き物だから"記憶"の力を使えるけど、記録しか扱えない無機物にはそれができない、ととるか……。あー、でもメタルシャフトやトリガーマグナム、メモリガジェットたちのことを思えば、無機物でもメモリの力は発揮できるのか。
・例えクズでも殺させる訳にはいかない、ね。前に翔太郎は或人と同じ矛盾を抱えてると言ったけど、そこは明確に違うね。ドーパントを殺したことは現状ないから。
こうなると、少し前まで見てたウルトラマンコスモスみたいな話になってくるな。コスモスは怪獣を殺さず浄化ビームで大人しくさせることから「優しいウルトラマン」と呼ばれている。……でも、それってたまたま元の怪獣が(ある程度)大人しい存在で、カオスヘッダーの影響だけを取り除く能力をコスモスが持ってるから成立することであって、コスモス自身の優しさ以前に謂わば「世界設定が優しい(ぬるい)」気がするのよね。他のウルトラマンはじゃあ優しくないかっていうとそういうことが言いたい訳じゃないと思うのよ、コスモスのキャッチコピーも。よく知らないけど、多分怪獣を大人しくさせて保護できる環境が整っているなら、他のウルトラマンだってその選択をすることにやぶさかではないはず。でもそんな都合のいい世界じゃないから、殺すしかない。
ディケイド以前の仮面ライダーや、ゼロワンもそう。メモリブレイクなんて都合のいいロジックがない以上、殺すのが一番手っ取り早いしそうせざるを得ない。
そうやって考えていくと、もしドーパント化が不可逆で一度変身したらもう二度と正常には戻れないとしたら、翔太郎はどんな選択をするんだろう。圧縮冷凍とか封印みたいな方法が本当になければ、なんだかんだで最後には撃破するしかないだろうけど。

 

第12話「復讐のV/怨念獣」

・バイラスドーパント、なんだかバグスターウイルスに似てるな。エグゼイド見てるときはなんで七面鳥なんだか全く分からなかったけど、このバイラスがモチーフだったのかも?
・変身者なきドーパント依頼人なき探偵
・人間の精神そのものがドーパント化って、なんだかフィリップみたいだな。彼は端子が銀色のソウルメモリを使うことで、体は意識を失った状態で精神だけがW(≒ドーパント)として活動している。
ずっとこのバイラス回は「たまにはこういう特殊なバリエーションもあっていい」みたいな一発ネタだと思ってたけど、意外とそうでもないのかもしれない。
つまり、その性質を利用する前提でつくられているダブルドライバーを開発したセクション(シュラウドや、もしかすると冴子も)からしてみればそんなことは大発見でも何でもないのだろう。
・風都イレギュラーズ、もし当初の予定のまま水都だったら存在してなかったのだろうか。風都だからこそ"風の噂"がよく流れて、こんなドラマみたいな情報屋(ウォッチャマン談)がいるんだろうから、なすび。じゃなくて今日び。

 

仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010

 

第13話「レディオでQ/狙われたプリンセス」

・量産型変身体の変遷も辿ってみると面白い。Wからは"怪人"になら誰にでも変身できて(マスカレイド)、それが定着した頃のウィザードでは本格的にライダーの名を冠した変身体(メイジ)が用意される。それでもある程度の資格が必要だったけど鎧武でそれが崩れて(黒影)、エグゼイドでは量産型をカスタムすることで個性化に成功する(ライドプレイヤーニコ)……。尤もアギトや龍騎ライダー、ライオトルーパーなど1期からそういう存在はいるんだけど、何故か定着せず再びこうした段取りが踏まれている。正確にはアギトとライオトルーパーは変身する為に"覚醒"する必要があるし、事実上は(モンスターと契約さえすれば)本当に誰でも変身できるはずの龍騎ライダーは、量産型の変身体がないのでやはりどこか"特別感"があるからかもしれない。メイジなんか学生服を改造したって話だしな……。
平成1期ライダーにおいて怪人は、ほとんどすべて「そういう種」であったのに対して、ドーパントは基本的にどんな人間でも手軽に変身ができるというのが新しい。生体コネクタ手術だって別にしなくてもドーパントにはなれるらしいし、手術と言っても注射程度の簡便なもので、あってないようなもん。
・依頼がないのに動くのは前回と一緒ね。見た目がいいか弱き乙女のためだからってだけじゃなくて、泣いてる車のため(!?)ってのを先に描いてるから見え方も違う。まぁ巡り巡って根本は結局乙女のためだだっけど。
・ 確かに、なんで若菜はタレントやってるんだろう。「一番星になればちゃんと、君は気付いてくれますか」ってな感じで生き別れた弟が自分を見つけやすいようにかなとも思ったけど、死んだことになってるんだっけか。
・若菜を前に隠れるフィリップ、隠れる理由がよく分かってなかったんだけども、スイーツ回で園咲家がメモリ流通と関係していて怪しいというところまではわかってるから、その家族である若菜に顔を見られてはまずいってことか。
・本当のファンなら3番目と4番目も合わせてプレゼントする……かぁ? 好きでも何でもない風車をななの形にするのはまだ分かるけど、なんで休日よく行く場所に火柱立てるんだよアホか。仮にそこが筋通るのだとしても、だったらどうして1番目の質問も一緒にして火柱の数で好きな数を表わさないんだって話。
サザンアイランドパークが襲われたのは、少なからずフィリップがファン失格とか言って焚き付けたからだよね。まぁ、質問が一緒くたにされることで被害件数を減らした、とも言えるのかもしれないけど。そこまで考えてのことならクレバーではあるけど、バイオレンスが「もちろんだ」とその口車に乗った理由が「馬鹿だから、もしくは毒素で馬鹿になってるから」しか思い付かない。
・好きな景色である風都タワーを遮るビルを壊そうとしている、というのをフィリップが突き止めるのは確かにすごいけれど、そんなことは逆に若菜が真っ先に思いついて、説明すべきことじゃないか? 高慢ちきな若菜姫としては、言わずとも分かってさっさと阻止しろってことなのかね。
いやでも、バイオレンスは若菜自身の手で倒すために捜査依頼した訳だから、マジでフィリップ要らなくね? より確信を持つためと、フィリップの推理力(というかほぼ知識だが)を試すため……だろうか?

 

第14話「レディオでQ/生中継大パニック」

・今回もだよ若菜姫。「教えて、誰なの」なんて聞く暇があったら、自室から見る風都タワーが好きだって話した人間を思い出せよ。フィリップが頭いいっていうかこの人が馬鹿なだけじゃん。「馬鹿な……いや、馬鹿なのか!」
"歪んだ愛情"でキーワード検索なんてもはや推理でも何でもないというか、頭いいとかの次元じゃないし普通の人間にできる訳がないのに、なんで分かると思ったんだか。
単純に、適当な理由をつけてフィリップの声が聞きたかったということなのかもしれないが。
・我慢できないはずのフィリップが、初めて道義的に知ることを躊躇う。これまでプライバシーなんてどこ吹く風だったのに、すごい変化だ。
・バイオレンスドーパント、東京喰種のタロちゃんみたいね。デザインの寺田さんが愛嬌を入れたと言ってたけど、まさに。しかしバイラスと2回連続Vのメモリか。
サブタイのアルファベットはドーパントの頭文字であることが多い(現状例外は1,2話のWと少女A)んだけど、それで今回はQなのね。この時点から本気で狙ってたのかは不明だけど26文字1回ずつ使うってルールもあるらしいので、使いにくそうなQの消費に使ったって感じだろうか。クイーンやケツァルコアトルスなんてのもあったけど。
・風都、もとい『W』には悪女が多いというのはファンの間でよく言われていることだけれど、それには"ハードボイルド"が関係しているのかもしれない。フェミニストの方が時折指摘するけど、男性特有の"ナルシズム"は女性を煙たがったり下に見たりする傾向があるように思う。
他のハードボイルド作品がどうかは知らないけども、Wにある要素からピックアップするなら翔太郎とフィリップのバディ性。本編であからさまに言ったりはしないけど、"男同士の友情"は言外に「女には分からない」的なニュアンスを含む。亜樹子が割と気にせずズケズケ口挟むからそういう印象はないけれど、特に翔太郎はそういうこと言いそう。
風都という街の中で話が完結していることといい、"家族"の殻にこもる園咲家といい、Wってどうやら性行為を暗示してもいるらしいからまぁBL……というか、ともかく男同士で馴れ合うことも含めて、Wは根本的に"内向き"な印象が強い。フィリップなんかモロ引きこもりだし、翔太郎は自分の世界に入り込むし(ルパンザザード!)。故に、自分と違う存在である"女"を敵視する。
もちろん2人はそんなこと一言も言ってないし、なんならフィリップなんかはよく「亜樹ちゃん天才」って言ってるくらいだけれども、あくまで物語の根底……無意識の部分にそういうニオイが感じられる、という話ね。
・W最大の強みが分かった。基本2話完結だから、仮にもやもやする話があったところで次の話に持ち越さないんだ。まぁ今んとこ、戦闘とかBGMとかは見てて楽しいけど話的には首かしげる回の方が多かったりもするが、それでもやはり次のエピソードに行く頃にはある程度フラットに見られてる気がする。
でも逆に、マネーやスイーツの女の人が再登場したのは良かった。あの程度のリンクは逆に全くない方がおかしいもんね。風都どんだけ広いんだよって話になるし。個人的には、再登場するなら少女Aが見たいけれど。嘘の代償、ちゃんと描いて欲しかったから。

 

第15話「Fの残光/強盗ライダー」

・自分を守る力となるファングメモリに対して、恐怖し拒絶するフィリップ。この辺を読み解くのがなかなか難しいな。
フィリップは自分が嫌いだから自分を守る存在が嫌い、という訳でもなさそうだし。単純に、戦場において一番安全なのは"強い戦士になること"だからファングはそれを可能にするんだけど、フィリップはそれでもとにかく自分の体で動きたくないらしい。
この心の動きは、Over Quartzerのウォズに近いものがある。元々フィリップとウォズは似たとこのあるキャラだけど(Foreverでは地球の本棚入ってたし)、自分はずっと第三者的視点にいると思い込んでたから、"当事者"になることに戸惑う。
仮面ライダーの偽物ね、本物より仮面仮面してるじゃん。風都においてスカルは"仮面ライダー"の名前が生まれる前の存在だから、おやっさんの名誉が脅かされているから許せない、という訳ではないのよね。
・新しいメモリを……というのは、フィリップを取り戻して開発しろって話かな。
・自然と名付けた、ね……(苦笑) 大自然が遣わした戦士、仮面ライダー
・毎回毎回こうも都合よく検索結果が1件に絞られるのは、前提として検索範囲が"風都"に絞られてるからってのもあるのか。今更だけど。
・なるほどね、仮面ライダーをおびき寄せるためにわざと名前を汚してたのか。ただドーパント犯罪ってだけでも絶対来るはずだけど、そういうことで怒るタチだってどこまで見抜かれてるのね。まぁ、冴子の前で帽子を被るだ被らないだと、結構体裁を気にする旨の発言をしてたしな。
・顔が似てるとは思ってたけど、やっぱりアームズはアバレッドの人か。恐竜だし塚田P参加作品だし暴れるし、アームファングはウィングペンタクトっぽいし。
・映画を見る感じ、初期のフィリップはどちらかと言えば『DEATH NOTE』のLみたいだったけど、本名はライトらしい。
・今回、めちゃくちゃ中身なくてつまんなかったな。中身ないというか、詰め込み過ぎではあるんだけど、それで全部が薄味になってる。

 

第16話「Fの残光/相棒をとりもどせ」

・ファングが強い理由は映画の感想でも言ったとおり、精神だけよりも肉体を使ってドーパント化した方がメモリの力をより引き出せるからだと、バイラス回で説明されていた。
暴走してしまうのは、単純に出力が強いからというのもあるし、フィリップの体がメモリの毒素に耐性を持っていないと言うのもあるんだろうと思う。
普通のコネクタの場合は使えば使っただけ悪影響が出るけど、おそらくダブルドライバーで濾過して使えば、毒素に対する耐性を得られるのではないかと思う。だからそのうち慣れてくれば、暴走も止まるだろう。
・なるほど? ビギンズナイトでは「忘れてはいけない」という意味でForgetなのかと言ったけど、むしろ逆で"我を忘れる"からFなのか。
・記憶喪失のうえ引きこもりのフィリップが、免許を持っているはずがない……「知らないんですか氷川さん。今はリモートワークの時代、引きこもりでも免許は取れるんですよ。勉強不足ですね」
なわけあるかーい。まぁ、いつも翔太郎の体を使って運転はしてる訳だから、技術面では心配してないけども。
・フィリップの忠告無視して危険に陥る翔太郎、本人も言ってるけどやってること2話とおんなじだよな。この3ヶ月で何も成長してない。で、またフィリップが助けてくれるの待ち。
いつも相棒の寛容さに甘えてばっかな印象だけど、今回はその極地というか、翔太郎の甘さや向こう見ずさを見習って自分を改めたフィリップが助けに入るという構図。
大好きな街の人間を裁かなくてはならない矛盾について或人と似てるって話だけど、パワーアップの仕方も似てるな。或人に感化されたヒューマギアたちのつくったプログライズホッパーブレードで、自分は寝ながらにメタルクラスタの暴走を克服したのと同じく、翔太郎はただいつも変わらずかっこつけてただけなんだけど、それを見てたフィリップが勝手に心変わりしてくれてパワーアップ。まぁ、自分はブレないという意味ではハードボイルドなのかもしれない。
しかもご丁寧に、「地獄の底まで悪魔と相乗りしてくれ」という提案を受け入れて勇気を見せる訳でもなく、返答は「よせ、フィリップ!」……フィリップは無視して無理やり変身。マジで徹頭徹尾何もしてないよ。
或人と同じ理屈使っていいなら、「他人を信頼させた」ことが彼の功績な訳だけど。
・それはいいとして、ジョーカーメモリ挿しっぱなのは何度見ても笑えるな。リアタイ当時、つまり子供の頃にも思った気がするよ。
翔太郎の体を使った変身ができないのは百も承知だけど、普通に貴重なガイアメモリなんだから回収しとくよね普通。コックローチドーパントですら思いつくことが冴子には思い付かないのだろうか。
例え奪われていたとしても、例えば亜樹子がなんかするとかメモリガジェットがなんかするとか、奪い返して変身することは目に見えてるのでばっさりカットしたってことなんだろうけど。ただでさえ既に詰め込み過ぎてるし。
・何もしてない……と思ったら、一応地球の本棚でフィリップを見つけるという見せ場が。それも、検索ではなく地道に足で。
ただがむしゃらに探すだけだから話として面白くないし、カットされてしまって本編ではものの数秒。気付いたのも勘と言えばいいけど運みたいなもんで、あんまり頑張った感じしないけど。
まぁ、エクストリーム回で溜まった恩を返すはずだから、気長に待とう。
・必殺技の名前を叫ぶのは2人で息を合わせるためだったのね、なるへそ。
・減量からのリバウンドは完全ギャグだけど、一応1回太ったから、多少は脂肪が筋肉に変わってフィリップの体も戦闘に耐えられるくらい逞しくなりましたよってことなのかね。

 

第17話「さらばNよ/メモリキッズ」

・バーバー桐生みたい ボルトロイミュード
・ファングの家出……ゼンカイジュウギアもちょうど今日家出を……。
・ナスカの高速移動、僕の記憶が確かなら前回初めて唐突に触れられたよね。冴子に「ナスカの本当の力も引き出せてないくせに」とか言われるシーンがあってこそ「鍛錬してたんだ」に意味が出るだろうに。
クレイドールメモリを返される流れ、個人的にすごく思い当たるフシがある。うちの親は宗教をやってて、そこで一番重要とされるアイテムがあるんだけども(ちょうど僕のはメモリと同じく黄色)、僕は全然なんとも思ってないのに親は「これは(お前にとっても)大事なものでしょう?」と当然のこととして言ってくる。
・フィリップの没頭検索、この小道具は毎回どこから調達してるのかね。引きこもりとはいえそのくらいは買いに行けるのか、それとも亜樹子が来てから買ってもらうようになったのか。
後者だとしたらフィリップが夢中になってしまう(結果前回太ったのとか)のは亜樹子も共犯ということになるけど、コックローチ回だかで亜樹子自身「フィリップが何かに夢中になるのは、何かしらいい影響をもたらすはず」と言っていたはずなので、それで協力してるのかも?
・今回音が酷いぞ。バーバー風といいゲーセンといい、雑音が多くてセリフが聞こえない。監督だか音響だか知らないけど。
TTFCも最新作以外はまだ字幕付いてないし、聞こえなかったらそれまでだから勘弁してほしい。
ゲイツが時空を超えてWに客演している……。
・ファング出すの自然ですごいなぁ。インドア派の(というか外出したら危険な)フィリップが外に出なくちゃいけないから、扱いにくいはずなのに。わざわざ出向いてきて、しかもこれから変身する以上、意識を失うのは翔太郎の方が都合がいい。まぁ前回みたいに人質に取られる可能性を考えたらどっちでも変わらないけど、単にファングの方が強いので使わない理由がない。
ただ今回の手は一度限りというか、初登場の次の回だからこそ使えたものだから、これから先どうなるか楽しみだ。しばらくは出さないといけないだろうし。

 

第18話「さらばNよ/友は風と共に」

・いくら風都を愛しているからって、倒せるのにメモリブレイクをしない理由はないだろう。甘いとかそういう次元じゃない、諸悪の根源の一人だぞ。
ドライバーを使っている以上は通常ドーパントと違って毒素の影響をあまり受けず、明確な自らの意志で行動している訳だから、ただ力ずくでメモリを破壊するよりも説得をした方がいい、という判断だろうか。メモリが壊れただけなら他のを使えば済んでしまう話だが、若菜のようにメモリを使う動機がなくなったならもうドーパントになる心配はない。……だとしても、メモリの売人である霧彦を逮捕しないのはやっぱりおかしいけど。
・宇野さんはダミードーパントを例に出したけど、敵組織である"ミュージアム(博物館)"も、モロにディケイドを意識しているよね。
様々なものを記録,保存しておくミュージアムやメモリという存在と相対することから、Wが描きたいテーマのひとつは「記録しないことの尊さ」なのかな。
今の時代、なまじ検索すればなんでも分かってしまうだけに「わざわざ勉強をして"知識"をつけること」に意味はあるのかと言われることがある。他にも予定を管理する際、カレンダー等にメモをしておけばとりあえずしばらくは意識から消しておいても問題がない。
そう、USBメモリや本などが象徴する"外部記憶装置"は、情報を保存しておくためのものではあるが、同時に「自分が"忘れる"ためにある」と言っても過言ではない。パソコン内の情報を外部メモリに移植して本体からは消すのと同じで、記録さえとっておけばわざわざ頑張って記憶しておく必要がなくなってしまう。一見便利になっているようでいて、果たしてそれは良いことなのか。
下手に記録して何度でも振り返れるようにしておくよりも、「これを逃せばもう二度と」というつもりで記憶の中に焼き付けたほうが、より鮮烈で意味のある"保存"に繋がるのかもしれない。
・ガイアメモリは未成年には売らない……ね。フィリップや若菜は、成人済みなのだろうか。特に菅田将暉氏は当時16歳と、ちょうどぎりぎりバイクの免許が取れる年齢。
電王の良太郎(小太郎)や、ディケイドにおけるワタルやアスムなど、低年齢ライダーの波(子供でも仮面ライダーになっていい)を踏まえての、2人組の片割れとは言え史上最年少ながら主役に抜擢されたのかな。
・霧彦って、どことなく橘さんに似てるよね。ゼロ距離射撃があったからそう思うのかもしれないけど、「信じていた人に裏切られた」とか言って感傷に浸ってるの見たら余計そう思った。
しかし馬鹿だよな。風都を愛してるなら、実験は風都以外の街でやればいいのに。メモリ購入者は薄汚い大人かもしれないが、そいつらが出す被害は愛すべき街や未来ある若者にだって当然向けられる。少女Aとかね。
・底知れないミュージアム、底が見えない井戸
・直後に殺されるから、やっぱりWには見逃される霧彦。作劇的にはファングのときのジョーカーメモリみたいになんやかんやあって逃がさないと話が進まないわけなので、どうせ同じ結果になるならWとしても「力及ばず逃してしまう」より「同じ街を愛する者として見逃した」の方が雰囲気的にはカッコつくのかもしれないけど、そういうメタな理由を持ち込まない限りにおいては違和感しかない。
一般ドーパントは容赦なくメモリブレイクして警察に突き出す癖に、メモリばらまいてる張本人に対してはお咎めなしってさ。
・ただ死ぬだけでなく灰化したのはなんで? タブーの攻撃によるものなのか、メモリの副作用的なものなのか……。

 

仮面ライダーW 19話~ 感想メモ

 

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