やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

ヘボット! 15話「ネジが島クロニクル」 感想

明けましておめでとうごさいます!
いやー2020年になってヘボットが全話無料配信されるなんて、盆と正月が一度に来たかのようなお祭り状態やで(執筆時はお盆でも後から読んだ人には伝わらんキャミ!)。
今回から参戦 春風ムラキ。僕の、そしておそらく多くのファンにとってもイチオシなキャラの一人。
そして年が明けてヘボットも少しずつ中盤に差し掛かり、エンジンばくばくビーストブーストでおすすめの回がどんどん増えてくるので、更に盛り上がっていきまっしょい!

 

てな訳でハツヒノーデ! めでたいのーでゆるふわコーデ! 「何本かは止めてやろうと思ってるだけ」ツッキーかっこいー!
前回言ったヘボット作中における時間の流れですが、キーとなる(かもしれない)のは今回のセリフ「ネジが島の1年はユルめたネジ柱がゆっくりシまって1年」です。つまり現実の日本(くーるじゃぱん?)と違って、基準が地球の公転周期、すなわち季節の一巡では"ない"のだ。
ネジ柱がどういう速度で締まるのかは分からないので一般的な感覚と比べて早いのか遅いのかは謎だけれど、仮に前回のジャー・モジモジ達が12話と同個体なら、ネジが島近郊は時間がゆっくり流れていることになる。ヘボット達のヘ冒険も、3,4日かと思いきや数時間の話かもしれない。ちなみに現実の物理学でも、巨大な質量の近くでは時間がゆっくり進んだりします。アインシュタイン一般相対性理論ってやつヘボら。子供のころに絵本で読んだのをよく覚えている。

ノリノリヶ島の辺りまでその文化、或いは時流の歪みが及んでるのかは謎だけれど(北東にあるとしか言われてない)、ノリオがどうしてあのタイミングでノリノリネジを取り返しに来たのか疑問に思ってたのよね。レベル下げてたのはたまたまだし。彼の話ではジルに負けてからノリノリだーいロボは元気をなくしてしまったのに、どうして何年も放っておいたのか。もし地域によって時間の流れにズレがあるなら、逆にノリノリヶ島の方がネジが島よりも更に時間の流れがゆっくりで、戦いのあとそう長く経たない内に取り返しに来たんだけど、ネジが島の民にとっては数年後の話だった……みたいなことも有り得るかもしれない。いやでも、確かノリオも三種のジンギを見て「懐かしい」って言ってたような気がするだぜー? 僕は忘れっぽいせいか1ヶ月前のことでも平気で「懐かしい」って言ったりするので、そういう叙述の妙だったと言う可能性……とか言い始めると流石に自分でも無理を感じます、スチャ! そもそも僕が何故ネジが島はゆっくり時間が進むと思ったかと言えば、あの島の下におそらく次元ネジというとんでもなく重要なシロモノが眠ってるからであって、ノリノリヶ島にそれ以上時間を遅くするような重苦しいものがあるとも思えんので、今のはやっぱナシかな。でも、矛盾のある想像もあってイインダヨ〜。二次創作とかいうやつヘボ。

話は変わるけど、ネジ王って前後に2つ顔があるじゃないですか。あるんですよ、実は。で、これにもなんか元ネタあるんかなぁと思って調べたら出てきたのが"ヤーヌス(Janus)"っちゅう神様。「物事の内と外を同時に見ることができる」らしくて、年と年の境界線に位置しており、終わり(12/31 24:00)と始まり(01/01 00:00)両方の側面を持つということで顔が2つあるとのこと。英語で1月を意味するJanuaryの語源と言われて納得。年の始終を司るとのことなので、ネジ柱は自重で沈んでくんじゃなくて実はネジ王が人知れず「んしょんしょ」と締めてる姿が浮かんでしまって笑った。どっこいしょという掛け声は、昔どっこいと言う名前の力持ちがいたからそこから付けられたんですよ、臭う〜!

 

ムラキの魅力って村上春樹風の持ってまわった口調もそうだけど、一番はやっぱり声優の中務貴幸さんの声がめちゃくちゃ聞いてて心地良いことだよね。
苗字一発で読めた僕ちんすごくない? 一体どこで覚えたんだっけと調べてみたら『ドリフターズ』だった。主人公の名前が島津中務小輔豊久。首おいてけ!「持ってけドロボー!」Na Na Na Na Na Na……Na Na バナーナ!
場面は、くーるかはさておきともかくじゃぱん(背景にはスカイツリー)。ネジが島クロニクルを探してくれと依頼してきたのは幸薄彦。ちなみにこの人、ネジが島にも色違いのキャラが住んでます。印象的なとこだと、13話の「ポロリだポロリだ!」のカットにちらりと。口から凧は飛ばしてなかったと思うけど。送電線もうペンペン!
彼が持ってるのを始めとして鏡餅にはいつも焼き鳥みたいなのが刺さってて、これよく見ると実は干し柿なのよね。僕はヘボットで初めて(モコナ=モドキもドッキドキ!)知ったんだけどこれが正しい飾り方らしくて、串柿が剣,餅が鏡,みかんが勾玉で三種の神器を表している。このかたちの鏡餅が初めて映ったのは8話のノリオ戦、ジルから貰った三種のジンギの最後のひとつがその着ぐるみだった(withクリスマスツリー)。
「ゆりかごから道端まで」というキャッチコピーは元ネタが「ゆりかごから墓場まで」なので、放送当時は「ネジが島では道端で人が死ぬの……?」なんて風に囁かれてたね。

 

また城が戻ってるのは、ネジルが戻ってるから? いやでもノロノロ回とかそのまんまだったっけ。謎過ぎる。
なんとショーガツ(三が日)はボキャバトル禁止。禁止になったら困るのに禁止。これは何かあるに違いない。ネジ柱をゆるめ切った状態でバトルすると、放出したエネジーがどうにかなってしまうのだろうか。あれか、次元ネジに悪影響があるのかな。完全にネジが島の下にある前提で話進めちゃってるけど本編でそんな話あったかどうか覚えてないので話半分で聞いてくださいな。
御前試合として正月遊びをすることに。
第一試合は羽根付きならぬネジツーキー。「たかが部活でしょ」だからそれはツッキー。バミトントンもツーカーや。
続いて福笑い。ゼロワンの感想でも言ったけど「変な顔だ」って言って笑いものにするこの文化は果たしてどうなんだろうね。僕は基本的に他人の容姿に対してどうこう思うことって少なくて、同様に自分に対しても甘いからあんまり身だしなみとか気にしないんだけど、自分の笑った顔だけはどうしても受け付けないのよね。すごく気持ち悪いと思ってしまう。他の人にも不快な思いさせたくないので、極力笑うときは手で口元を隠すようにしている。友達は「どんな人でも笑顔は素敵なものだ」なんて風に言ってたけど。あんまり共感はできない。阿鼻叫かぁん。英語じゃなくて共通語なのかなぁ。
(参考:福笑いの是非→ゼロワン 第5話「カレの情熱まんが道」 感想)
終戦はヘボカルタ。トゥル子と共にドリフターズじゃないや取り札登場。結局ダスッペリアンに改造はして貰ったらしい。目覚めろ、その魂! Open your eyes.
たっくんの母に振られてるネギはもしかして……?

 

そんなこんなでムラキの勝利……とか言ってたらいきなりシリアスパートに突入したヘボ。牛肉汁コロッケ食べたい。
この世界にはたくさんのパラレルワールドがあって、同じ人でも色々な可能性が……全然覚えてないけど、調べてる感じツバサ・クロニクルパラレルワールド設定は僕の人格にかなり強く影響してるような気がする。メジャーの前だか後だかにやってたからたまに見てた。
悲劇のネ人造人間マッピラジャの真実。ネジルの別の可能性、繰り返されてきた以前のループのネジル。それらを改造して(人造だと若干ニュアンスが違わないか)送り込むヴィーテ姫。
"階層"というのは、次元院のモニターにも映っていたあの螺旋の図における、青い重なりのことだろうか? 他に層になってるものは見当たらないし。でもどっちかって言うと溜まってるエネジーか何かの表示にも見える。次元ネジ(仮)の上にある細長ーいヘボットみたいな入れ物に入ってるやつのことね。螺旋というのはこの螺旋だろうけど、これもどういう意味なのか判然としない。樹形図みたいに繋がってるのを見る感じ、多分ヘボットの世界なのかな。あぁやってこれまでの色んな時代の色んな場所から来たものが混入してるのが、真ん中の今の世界? うーんやはりよく分からん。一応、シリアスが加速する中,終盤は何回も見直したんだけどな。当時。
なしくずしというのも何のことなのかさっぱりだし、難解すぎるんだじょー。
意識の劣化だけはなんとなく分かる。ループのせいで生じる色んなパラドックスに対する世界の修正現象のひとつ、多分。過去の出来事は記憶の中にしかないので、記憶さえ変えてしまえば事実を変えたも同然。この辺は『電王』と同じロジックだと思われる。特異点という言葉の使い方も参考にしてよいのだろうか?
最後はムラキからの手紙。ヘボットの「ヘ」に半濁点がついた「ペ」だけがずっと並んでいる(ただし意味は通じてる)。丸はループの輪だろうか。同じことの繰り返し、意味のないこと……。彼はまだ出るので、そのときにまた。

……ところで最近ガスでお腹が張ってるんですけど、これなんの呪いですか?

 

 

ヘボット!感想一覧

前話

ヘボット! 14話「ヘボヘボ漂流記!?」 感想

次話

ヘボット! 16話「キケン! ボキャ美のターン!」 感想