やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

ヘボット! 11話「奇怪・呪螺子島」 感想

ネジルは何故ネジが好きなのか……割と核心にせまる謎。
僕は好きな食べ物をと訊ねられたら「たまご」と答えるのだけれど(ふわっとした答えなり。でもオムライスはふわふわじゃない方が好み。え、聞いてないって?)、更に何故かと問われると返答に窮する。お茶どうぞ(^^)_旦 _(^^)あらどうも。

フィクションにおいては積み重ねがどうとかうるさい人もいるけど、実際のところ人間の性質(に対する解釈)って、割と何でもアリだったりするのよね。
Aちゃん「どうしてあの人は話を最後まで聞かずに返事をするんだろうね」
Bちゃん「せっかちだからじゃない?」
アルファくん「あの人は几帳面だよね」
ベータくん「A型だからかなぁ?」
アーさん「黄色い服よく着てるよね、彼」
ベーさん「きっと好きなんだよ」
考えてみれば全くもって説明になってないどころか、例1に至ってはただ言い方を変えてるだけであるにも関わらず、日常会話のレベルにおいてはこれらが説明としてそこそこの説得力を持つ。
根本的な共通認識として「人間の心はよく分からなくて当然」というのがあって、そのよく分からなさに名前を付けてなんとなく分かったフリをするのが、常套手段。君に会いたい。

過去の記憶はどうしても薄れ忘れていくものなので、経験から現在の行動を正確に推論することはなかなか難しい。僕も母からは虐待と呼んでいいくらいのことをされたと思うけど、もう15年も前のことだし正直そんなに覚えてない。逆になんでもないような日常の1シーンだけやたら明瞭に覚えていることもある。僕の最古の記憶は「幼稚園に送ってもらって車から降りる瞬間に見た、足をかけるところ」。

ゼロワン最新話(42話)で滅に対して不破が「知るか! お前はぶっ潰す!」って言ってたんだけど、役者の岡田さんが「不破は一度滅をぶっ潰して虚無感に襲われてるからこのセリフは言わないんじゃないかと少し考えた」と仰っていたのよね。でもぶっちゃけ僕はそんなこと完全に忘れてたので、不破のいつもの言動として大した違和感なく受け入れてて、あくまで可能性の話をするなら、今回はたまたま岡田さんが覚えてけど、不破本人だって絶対に忘れてないと言い切る根拠はない。
過去にこだわり過ぎると、今の言動が著しく制限されてしまう。だからこそ僕らは色んなことを忘れて無意識に追いやることで、なぁなぁにして自我を保っているのであって、「トラウマになってないこと」をわざわざ思い出して不自由になることはない。火事に遭ったからって別に恐怖症になる必要はなくて、火とか平気で使えるならそれに越したことはないじゃんぬ。リュミノジテ・エテルネッル! それはキャラ崩壊でもアイデンティティの危機でも何でもない、ただ「そういう人」だと言う話なのだ。
つまり何が言いたいかというと……今日の晩ごはんは塩ラーメン。ヨネスケさんいらっしゃーい(ライスソード持参)。

 

プリティ・ドセ子プレゼンツ、レアネジオークション対決〜。
赤コーナー……ヘボット! と、ネ慈愛溢れるネジ狂い、ネジル・ネジール。
対するは、誰が呼んだか"笑いの三原色"ボキャリーマンズ。取ってつけた二つ名でもイインダヨ〜。
ゴロリーマンのパーツを売って資金にしようと企むグチだが、あんな応用の効かなそうな限定的過ぎる代物を落札した物好きは一体誰だろうと深読みマン。ノロノロネジなんて挿したらレベルアップまでノロノロになるのではとヘボちゃんが懸念していたけど、まさにそれを防ぐためにヴィーテ姫が資金援助の意味でカルピスソーダ取引した可能性がビレバンスタンダップ! 都合よくサルッキーが駆け付けるのも出来過ぎ婚っぴよ。
ただその場合土星ババァはどういうつもりだったのかが気になりはするが、まぁネジルが目を付けるとも限らないしな。
ところで「ネジルとへボットの部屋」って書いてある看板あったけど、二人しか住んでないなら必要ないのでは……(苦笑)
ナガナガ丸や、この間エアコンから出てきたトゥル子みたいな奴らが居候しているとか?

 

ノロノロ化して青ざめたゲロリーマンはどう見てもガマゲロゲにしか見えないナイナイ芯がない。報われぬ訳分かったぜ……ってナニそれわけわかめ
ネジルの執着も踏まえるとやはりネジは用法用量を守らないと依存性や中毒性があるっぽい。やめようポイ捨て!
「フホートーキ見つけたゲロ! 取り締まるゲロ!」
「いんや待つグチ……よく見たらこれ陶器じゃないグチ! 慌てないグチ! テンパらないグチ!」
「はじめてはドッキドキ!」
よく見たらマーくんに加えてネジタネを売ったおばあさんもノロノロ化してるな。4話ではこのおばあさんはヴィーテだったはずだが、オリジナルがいたのか、或いはうっかり巻き込まれたか?
そして伝説とか呪いとか勇者とか、言葉選びがどう聞いても8話のボキャネジカルテットの話とおんなじ。唯一舞台はあっちがノリノリヶ島、こっちがネジが島で違うけれども、ネジが島を"巻き飲んで"と言ってるので矛盾はしない。土星への封印はネジ王のコネ?

 

Bパート冒頭のラーメン屋を見るに、ノロノロになってる人となっていない人がいる。
ボキャボットならネジ挿すことがノロノロになる条件だって分かりやすいけど、人間はどういう経緯でノロノロ化したのか不透明だな。
逆にタマタマネジをノロノロ化した者の股間に打ち込むと浄化できるってのも直感的なるほど感はないんだけど、元ネタがある感じのやーつ?

グチのアニキがノロノロにならなかった理由、友情パワーで蘇ったで片付けてもいいんだけど、ゲロがノロノロ化したときにノロノロビームをほんのちょっとだけ受けてたから抗体ができた……とか。こじつけもいいとこゴロ。
ラストのくだりもイマイチ分かってない民。土星に埋めて封印してたくらいだし実質ゾンビだから土葬で弱るのかな。でも土葬したのに復活してくるのがゾンビなのでは……。

(参考:ゾンビの社会的意味→仮面ライダークウガ EPISODE1「復活」 感想)

 

 

前話

ヘボット! 10話「土星は地獄だ!」 感想

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