キャラクター
紅渡
・「父さん……」
渡は逃避癖が強いね。まぁ結果的には名護の助言で現実と向き合えたけど、半引きこもりからいきなり日がな1日バイトってのはちょっとやりすぎにも思えた。或いは、渡もあれか、現実検討能力がない東條みたいなタイプ? 極端っていうかさ。
・あとあんまり関係ないけど、父親に幻滅してショック……みたいな気持ちがなかなか想像できない。"ヴァイオリン職人として尊敬してたのに"っていう視点なら分からなくもないけど。
紅音也
・「2人まとめて愛してやる」はどこへ……? それが音也の基本スタンスだと思ってたので、それを大した意味もなく放棄して恨まれたんならあんまり擁護ができない。
でも、"過去編"と銘打たれてはいるけど本人にとっては"現在"なんだよな。そういう意味での、刹那的な今を生きる表現として、一貫性のなさなのかもしれない。そう考えると、これまでもずっと"現在"の話をしてたんだよな。というかまぁ、人の話を描く以上は現在以外の話はしようがないんだけど。
名護啓介
・「ボタンの掛け違い」みたいな言葉があるけど、収集癖はそれと何か関係があるのかなぁ? ボタンについて調べてたら、心臓に近い第2ボタンを好きな人に渡すなんていう慣習もあるらしい。色々と面白いこと考えるよな、人って。
構成
・破天荒だが(たぶん)美しいもののために真っ直ぐな音也と、誠実で真面目だがその奥には人の上に立ちたいという歪んだものがある(らしい)名護が配置され……てるんだと思うんだけど、掴みきれない。渡も花が好きとかならまぁ最後で通じ合ってたのも分かるけど、なんでだろう。
キバが渡じゃない。今のところそれが一番最初に出てくる感想かな。アギトのときの感覚に近い。戦闘シーンだけで見るなら面白いけど、ドラマの一部として見るとなんか少し変。
次話