やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダーカブト 27,28,29,30話「俺!? 殺人犯/なぜ!? 絶命/闇キッチン/味噌汁昇天」 感想

キャラクター

 天道総司
・「お前はどうしようもない奴だが、殺人を犯すような奴ではない」
カブトとは全然関係ないけど、ビルドで聞いたようなセリフだ。よくよく考えたらW主人公の片割れである熱血バカが主人公(赤)の後を追ってライダー(青)にってそっくりだし、地区を「エリア(アルファベット+数字)」と呼ぶのも同じだね。武藤さんカブト好きだったりするのかな。
・擬態大介をこともあろうか家に招き、更に留守にする。これはちょっとやりすぎというか、天道はここまで間抜けではないと思う。まぁ、確かに本物の大介と親交が深かったかと言えばそうでもないけれど、上にあるセリフからすると天道は大介のことを"分かってる"つもりらしいので、余計にかっこつかない。
・後編で、大介が死んだということを踏まえた上で本物だと気付いたのはすごいけど、結局プラマイゼロ……というか天道総司としてプラマイゼロはマイナスでしょ。
・「おばあちゃんが言っていた。刃物を握る手で人を幸せにできるのは、料理人だけだと」
この言葉好きなんだけど、ライダーとしての戦いまで否定しちゃうんだよね。まぁ、細かいことを言い出すと例えば美容師とかは例外になっちゃうので、いわゆる"天道語録"はまともに聞かないほうがいいのかなーって気になってきてる。天道がかっこつけて言うだけでなんかそれっぽく聞こえちゃうのはひとえに役者さんの力だよね。
・物事の本質を見極める術を知ったらしい。真に受けるなら、これ以降ワームに騙されることが許されなくなってしまう。

 

 加賀美新
・剣の正体を知り、天道から庇う……んだけど、そもそも加賀美と剣って殆ど絡みがないんだよね。サソード登場の時には加賀美は快盗シャドウをやってたし、剣の誕生日の時にはガタック登場編で全く別のところにいるし、同じエピソードで並行して描かれることはあっても2人が顔を合わせて話したことって、ほぼない。ワームから守るべき存在として認識していたマコトの時とは状況が違うっていうか、ワームを憎んでるはずの加賀美には、躊躇する理由って特にないと思うんだよね。強いて言うなら、自覚がないのと合わせてスコルピオワームになるときに"目の前で苦しそうにしてた"ことくらいだろうか……?

 

 風間大介
・満を持して再登場したけど、結局また何もなかった。ゴンと再会したけど、「だから何」って感じなんだよね。彼はやはり、気まぐれに吹いて話数を消費する風に過ぎないらしい。青くささの描写は加賀美で事足りてるし。

 

 加賀美陸
・なぜだ……なぜこれ見よがしに迷い箸の描写を入れたんだ。口にものを入れたまま喋る今回の樹花も汚いし、序盤ではさり気なく天道もやっていた。子供番組云々の前に、全国に放送するものとしてそのくらいのマナーは守ったらどうなんだと思わなくもない。少なくとも今回は、配慮不足とかじゃなくて明らかに狙ってそういう風に撮ってたし、普通に不愉快。
まぁ、マナーなんてのは正義と同じで人の数だけあるから無理やり押し付けるものではないし、例えばそばや味噌汁を音を立ててすすったりするのは映像表現としてあった方が映えるからまだ理解もできるけれど、そういうわけでもないのにマナーを積極的に破って誰も咎めないのは違うんじゃないか。しかも、料理をサブテーマにしてると言っても過言ではない今作でだよ。「豚のエサ」ってのも、生簀の感情操作で言うのはまだ分かるとしても、天道の料理を食べたときにも言うのはなんか違う気がする。シュールギャグをやるのは好きにすればいいけど、こういうのは嫌い。

 

 

天道がまごうことなきワープをしていて笑った。あそこまで開き直られると逆におしゃれな演出って感じになるね。
全体的には未だに話は動かない。間宮が感情に興味を示していたことと料理で感情を揺さぶることを重ねてくるかと感心したけど、結局踏み込むことはなく現状維持だったのでもったいない。

 

次話

仮面ライダーカブト 31,32話「衝撃の事実/解ける謎!!」 感想 - やんまの目安箱