やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダージオウ EP08「ビューティ&ビースト2012」 感想

キャラクター

 常磐ソウゴ
・「それじゃあ根本的な解決にはならない気がする!」
ソウゴは王様(気取り)だから民を気にするのは当然かもしれないけど、ゲイツは別にそうじゃないんだから、そこを押し付けても話は平行線だよね……? 早瀬の事情を気にかけるように、ゲイツがアナザーライダーを倒そうとはやる理由を探ろうとはしないのだろうか。
・「もう彼の魔法は、人のための魔法じゃない」
元々自分のため(お嬢さんが喜ぶと自分も嬉しい)だったから、自分のためにキレるって流れなんだと思ってたけど、元は純粋に"他人のため"だったのか? 人の気持ちは難しいな……。
・「でも、個人的な問題なんかどうでもいい! って言ったのは、ゲイツでしょ?」
ダブルスタンダードに見えたけども、これもしかすると僕のスタンスに近いのかもな。今はウォズから情報を得るのが目的だから、うるさいゲイツを黙らせるために手っ取り早い理屈を付けただけ……なのかね。
・「ライダーの力は、何かをうまくいかせるためのものじゃない。誰かのことを、守るための力だ!」
少なくともゲイツは、たぶん、この時代の人を守るためにアナザーウィザードを倒そうとしてたと思うんだけど……事後対処じゃなくて予防ってことで。
・やはりソウゴの介入によって早瀬の気持ちはだいぶ変わったと思うんだけど、2話のウールに対する説教と食い違わない? 本人に電話させてたのは「自分が動かさないと」っていうことのあらわれだとは思うんだけど、キッカケを与えることがアリなんだとしたらウールのもアリじゃない?

 

 明光院ゲイツ
・「分かったか。お前が余計な真似をするからこういうことになるんだ」
ソウゴが邪魔しなくてもアナザーウィザードは復活するのでキリがないし、ツクヨミは特に脈絡もなくあの場に走ってきたはずなので、別にソウゴがあの場にいなかったとしてもあぁなることは変わらなかったような……? 前のシーンでは一緒に行動してたので、ソウゴを追いかけてきたんだろうか。あぁ、だとすると、ツクヨミはソウゴの見張り役だから、大人しくしてればってことか?
・「ツクヨミ……お前は俺一人でなんとかする」
今回の行動理由は分かりやすくて良かったかな。ツクヨミは未来での仲間のはずで、ゲイツはその仲間を失いたくなくて(取り戻したくて)わざわざ2018年くんだりまで来てる訳だし。
・ジカンザックスくるくる回してたのはあれだよね、キラキラなやつだよね。なんかそれは覚えてた。赤いのもあるし、それでゲイツが継承したのかって納得した。
・「ツクヨミ、俺たちは計り知れないやつを相手にしてるのかもな」
タイムパラドックスについてちゃんと考えてるのか、きちんと認識してるのか、タイムジャッカーについてはどうなのかなど、今のところの描写じゃ怪しいし、ソウゴがすごいってよりはあなたたちが杜撰なだけにも見えかねない。というか僕にはそう見えてしまった。

 

 ウォズ
・「君はウィザードウォッチを手に入れることに専念して欲しいな」
ゲイツツクヨミからの介入を妨げるならともかく、ソウゴに不用意に働きかけるのは歴史を守る立場としては逆効果なのでは? 逢魔降臨歴に書かれたソウゴは、他人の事情を気にするような人間ではないんだろうか?
・「私が教えると思うかい?」
逆になんで協力者なのに教えないの? 時間改変的な観点から言うなら、ソウゴの知りもしないことをウォズが教えてしまうのは正史から外れる原因になり得るけど、そもそもそれなら聖都大学附属病院のことを教えた時点でアウトだし、今回のソウゴはアナザーライダーとオリジナル変身者の記憶については経験から薄々勘付いてたはず。4話でツクヨミとも話してるし。こちらの方が改変の度合いは少ないと思うんだけどな。

 

 タイムジャッカー
・「裏切られたつらさを知る王は、復讐をもって時代を統治する」
えーっと……??? 木ノ下香織さんってそんなに歴史的に重要な人物なんですか? あの男の人と結婚して探すという新たな道で大成功して未来ではすごいことになってるとしたら、それを殺せば時代を統治……いやできないよね。今殺したってまだなんの得もない。婚約者を殺して自分が……ということでもない。僕は願いを叶えた後はアナザービルドのように無知性なものになると予想してるんだけど、それは違ってなにか別なようになるんだろうか。アナザーライダーの成功例が今のところ皆無だから、タイムジャッカーの目論見がまだ全く読めない。

 

 仁藤攻介
・「一体こいつが何なのか、何のために俺が持っているのか……それを思い出すまでこいつは渡せない」
彼の性格は全然記憶にないんだけども、確か考古学者って設定だった気がするので、そういう探究心の現れなんだろうか? 口癖が「皆まで言うな」だってのも知ってはいるんだけど、これも自分で調べたいとか知りたいとかそういう意味に取れなくもない。本編でどう使われてたかは、さっき言ったように本当に全く覚えてないけど。
・急に戦い出した理由が分からない。過去でライドウォッチを渡されたというとき、ゲイツは変身後の格好だったのだろうか? そう考えると彼の行動の辻褄は合うが……なんでだ。

 

 アナザーウィザード/早瀬
・タイトルにもあるように、彼の恋愛劇は美女と野獣をモチーフにした話だったっぽい。僕は原典を見たことがないので何とも言えないんだけども。こういう有名どころくらいは一般教養としてちゃんとチェックしとかないとなぁ……。しかし、過去作を題材とするだけでも大変だろうにそのうえ古典まで盛り込むなんて余裕ね。白倉さんに言わせれば、ウィザード自体が美女と野獣モチーフらしいけど。
・ソウゴの説教を聞いて悩んだ結果またアナザーウィザードに変身して、倒されたら後悔して……って流れが不自然。倒した後でソウゴが説教して考えを改めるって流れじゃ駄目だったのか?

 


設定

・「タイムジャッカーがアナザーライダーを生み出すことで歴史が変わり、オリジナルのライダー達はライダーではなくなる」
ジオウの設定を整理する上でここが非常に問題なんだけれども、結局新たな情報はなかったかな。「ビルドがいなくなったからスカイウォールももうないです」って理屈だとしても、少なくともアナザービルドという形では存在してるし、変身者が変わっただけと見ることもできる。敵が消えるかどうかっていうのも、この辺が鍵になってくるんだけど……その説明はまだまだ先かね。
・仁藤の記憶が戻ると同時に、ビーストリングが戻っている。やっぱり関連アイテムは"消える"もののようなので、戦兎のビルドドライバーと巧のファイズギアは"改変のタイムラグ"でしかなく、そのうち消えるものなのかもしれない。
・フェニックスが消える描写があったが、前にもどこかで言ったようにスコーピオンゾディアーツ(そしておそらくエレファントオルフェノク)同様、「そこにいなくなった」だけであって消滅した訳ではないと思われる。理由としては、ゾディアーツの場合"ゾディアーツ"という存在が消えたのなら弦太朗のように変身解除した園ちゃん先生があの場に現れるはず。しかしおらず、じゃあ彼女の存在そのものが消えたかというとそうではない(大杉先生が写真を所持)。よって弦太朗にかかった改変とは少し状況が違うのだと予想できる。
・佐久間の件もそうだったけど、どうやらレジェンドウォッチの力で倒しても、アナザーライダーがいた歴史自体はなかったことにはなってない様子。このあと改変で全部なかったことになるんだとしたら馬鹿らしすぎるからさ。でもだとすると、色々とまたややこしいことに……ちょっと今は余裕がないので、またの機会にしっかり考えます。

 

 

アナザーライダーの代わりにジオウ/ゲイツのアーマーが存在してた歴史に塗り替わるのかと思ってたけど、白倉さんのツイートにもあったようにどうやらそういうことではないらしい。設定面はややこしくて把握するのが大変だ。
ストーリー面で言えば、原典を知らない置いてけぼり感がひとつ。そしてジオウメンバーのスタンスが未だぼんやりしてることによる置いてけぼり感もある。

まぁ、年明けまで時間はある。それまでに追々整理していかれるだろう、きっと。ウィザードについても、はやいとこ見返しを追い付けて(何ヶ月後になるか分からないが)、改めてまた見たい。

……年明けてからの追記なんだけど、思ったよりも重要なテーマを扱ってた。未来の自分との対話ってのも、今後のソウゴを示唆する何かなのかもしれない。

 


補完計画8.5話「恐怖のタイムパラドックス

ゲイツタイムパラドックスに言及していたものの、ちょっとよく分からない。「2018でライドウォッチを持ってたってことは、これから俺たちが2012に行ってブランクウォッチを渡すんだ」理論だと、「2068でオーマジオウが存在しているということは、これから俺たちが2018に行ってもどうにもならないんだ」となるはず。ゲート(Gate)とゲイツ(Gates)のネタを拾ってきたのはなるほどと膝を打ったけども、大事なのはそこじゃないだろ……と、かゆいところに手が届かない感じ。こうやって補完してるようでしてなくて、結局「本編をお楽しみに!」な感じになるのがこのスピンオフだと僕は今改めて学びました。

 

 

追記

'19/3/21
・やっと気付いたけど、今回はビルド以来の、「力を渡す資格があるか確かめる」というレジェンド本人の意思があったエピソードなのか。2話と違ってゲイツだけど。変身後で渡されたから生身じゃ分からなかったって、当時の僕はどれだけ遠回しな解釈をしてるんだ。
・"循環"がジオウにおいてキーになってるっぽいという話は何度かしたけど、言語も基本は循環してる、或いは"そういうもの"として存在してるんだよね。辞書なんかは、言語を言語で説明している以上、延々と辿っていけばいずれ循環してしまうのは簡単に想像が付く。また、例えばイスという言葉の説明として指差すというジェスチャを採用したとして、では「なぜそれが"イス"なのか」という問いは、ある程度までは由来を遡ることは可能だろうが、いずれは言語の恣意性という壁にぶつかる。音象徴という考え方(ブーバ/キキ効果が有名)も、感覚的な納得に由来する"自明性"を根拠にしている。
ぎょっとするようなライダーデザインを"見慣れる"という現象があるように、『ジオウ』も話数を積み重ね歴史となることで、"そういうもの"として人々の深層意識に定着していく。時の王者という言葉の意味が分からない子供でも、あの格好をしたキャラクターがジオウと呼ばれていることはそのうち分かる。
近視眼的な「何故(Why)?」は思考停止と大して変わらない。無限に問い続けるか、循環させるか、ドグマを設定するかのどれかだ。
・今回の話、『美女と野獣』というよりはむしろ順一郎さんの言ってた『眠れる森の美女』みたいだった。そう、わざわざこのエピソードを見返すにあたって見たのよ、『美女と野獣(2014)』。正直あんまり似てるとは感じなかった。その映画自体は、全体的には「欲張るな」に近いテーマがあって、そこに色々と装飾を付けたみたいな印象。
・っていうか何気にビーストライドウォッチ持ったままなのずっと触れられてないけど、結局なんだったんだろう。持ってたからって記憶が保持される訳じゃないのは明らかなので、仁藤が単純に好奇心か何かで持ってるだけってことになるのかもしれないけど……。「販促に手が回り切らないパターンもある」という描写だったのかな。
・今思うと、元は誰かのために動いていたはずなのにいつの間にか自分のために力を使い出す早瀬っていうのは、縮小版オーマジオウだったのかもしれない。未来からのメッセージというのは、そう考えるとゲイツツクヨミかも? 1話アバンのシーンで、あれだけの人が消滅する中であの2人だけが助かって、しかも過去に飛んで歴史を変えようとするなんてちょっと不自然だと思っていたけれど、過去の自分に"同年代の友達"をつくるチャンスを与えた……「寂しい」の告白≒早瀬の告白、という構造なのかなと。
早瀬が'12年で車とビルを消していた描写も、ソウゴの言ってた「まだ悪いことしてない」が勘違いってことになるのになんで付け足したのかなぁと思ってた(まぁ倒す理由として必要ではあろうが)んだけど、今のソウゴも無意識に悪用(というかアナザーライダー出現も含めてマッチポンプ)しているとするなら、"縮小版ソウゴ"である早瀬がその時点で悪いことしてるのも納得がいく。

 

ジオウにおける世界観/世界線の考察というか想像 - やんまの目安箱

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