キャラクター
乾巧
・「俺、正義の味方なのか? 微妙な気がする」
オルフェノクにも人の心がある訳で、確かにそれを殺してるんだから純粋な正義とは言えない。かなり悪く言えば"人の夢を守りたいから、それを邪魔する存在を消してる"訳だしね。
・ファイズギアを渡すことを渋り、渡した後は抜け殻のように。エヴァ風に言えば"絆だから"だろうか?
・「あれがファイズかよ……俺の方がまだマシだったぜ」
ここで海堂の暴れっぷりを見て、"ファイズに変身できる"こと以外に自分と二人を繋ぐ要素があるということに気付く。海堂がオルフェノクだってことは、まだ知らないもんね。
菊池啓太郎
・空き巣は結局ファイズが倒して終わり。なんか、啓太郎はことを起こすための舞台装置としていいように使われてる気がする。そのせいで、首突っ込むだけ突っ込んで結局特に解決はしない奴になってる。
・「二股野郎です」
なに、メル友の結花とはネット恋愛してるの? 片思いじゃなくて?
木場勇治
・「俺は……人間を守っていこうと思ってる」「君に倒されるわけにはいかない。きっと君は立ち直れなくなるから」
海堂にも言われてたけど、若干偉そう。彼を表すキーワードは"素直"だと思うので、その結果自分の考えも正しいと思ってるフシがあるのかもしれない。あくまで自分が受け入れられるものに対しては素直であり寛容だけど、そうじゃないもの(一彰や知恵、スマートブレインやオウルオルフェノク)に対しては反発する……こう書くと子供って感じだな。スマートレディにも言われてたけど。
・海堂を大怪我させておいてへらへらしてるのは普通に感じ悪い。
長田結花
・あれもナンパというのだろうか? なんかそんな感じの男たちを襲う。醜い人間がいなくなれば、安心して人間を信じられるからだろうか。自分だけじゃなく、木場や海堂も。
海堂直也
・夢を諦めて空っぽになった海堂だが、ファイズとして戦うことに自分の意味を求める。が、巧と違って"戦うことそのもの"が目的になってしまってるので、若干浅倉のような立ち位置に。
今回の海堂ファイズは、まさに"空っぽ"って感じだった。以前「ファイズはΦモチーフだけど∅は形が似てるだけで関係ない」とかって言う人見たことあるけど、創作においては形が似てるだけでも大きな意味を持ち得る。掛詞だって、ルーツを辿ればそりゃ無関係なものだけど、それらを繋げることで新しい価値を生み出してる。だから少なくともファイズにおいては、あの図形は∅とのダブルミーニングだと思う。
あと、「ふーふーして差し上げろ」ってセリフかなり好き。
次話
仮面ライダー555(ファイズ) 12,13,14,15,16,17話「流星塾/敵か味方か/巧の意地/ 落ちた偶像〜φ's vs χ/人間の心/巧、復活」 感想 - やんまの目安箱