キャラクター
津上翔一
・何気ないお客さんの名前を覚えてるのにどうして氷川さんや葦原の名前が覚えられないんだ……(笑) 1話ネタのはずのパン屋を使うのはいい感じ。
・「結局どこに行っても地球の上だし。それよりどうよ、これ」
すぐ話そらす感じとかは翔一くんって感じ。
葦原涼
・「どこに行ったって同じだ。今は、嘘になんかならない」
割とこれまで放浪してきたもんな。昔の彼女を訪ねたり、興味もないあかつき号事件を追ったり。
・「逃げるんだろ? どっちに行ったら嘘になるんだ?」
ちょっと厳しいけど、このぐらいのほうが子供には分かりやすいかもね。口調の荒っぽさで分かりにくいけど言ってることはまともだし。気が済むまで逃げさせるっていうのも、佐恵子のときに言ってた「現実に耐えられない人間もいる」って言うセリフの肉付けになってていい。まず逃げようとして、そこで初めて逃げられないことに気が付く。
・「それでも生きていくしかない。終わりが来るまではな」
これが死ぬ瞬間の走馬灯で流れてるってのがもう、ね。ふと思ったけど、薄幸という意味では後の良太郎とも通ずるところがあるかもしれない。
提示された謎
2.翔一の記憶
7.アンノウンの目的
11.翔一が持っていた手紙
12.子供
14.子供が涼を助けた理由
15.あかつき号事件
16.風谷伸幸殺害事件
17.アギトマーク
19.ノアの方舟
21.「こっちに来て」という音声
22.榊亜紀の目的
28話は唯一の小林脚本ということでいつもとはちょっと変わった雰囲気だったけど、これまで描かれることのなかった涼の日常……のようなシーンが見られて、自分的にはかなり満足した。黒服のSP的な人かと思いきや喪服を着た一般人というのはびっくりしたけど。
29話については普通に出来が悪い。テニスの話は脈絡がなさすぎるし、自白強要の作戦も警察がやるようなものではないし、ギャグもくどいし、話は進まないし、何より氷川さんはただの人間であることに物語的な意味があるはずなのに、単なる泥棒捕まえるのに真魚の超能力においそれと頼るのはルール違反では? 2話とも小林さんに書いてもらえば良かったんじゃないかな。
次話