やんまの目安箱

やんまの目安箱

ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダークウガ EPISODE15,16「装甲/信条」 感想

キャラクター

 五代雄介
・「まぁなんにしても、いいやつってことでしょ。そう信じようよ」
うーん……? 確かにグロンギと違ってゴウラムは人を殺してこそいないが、トラックの破壊、車の盗難(吸収?)と悪さ自体はしてるよね。グロンギの人殺しだって、極論悪いからじゃなくて"人間が悪いと感じるから"悪いやつとして認識されて剰え殺しまでしてる訳で、それでいくとゴウラムだって人間にとって悪いことしてるんだから、悪いやつと認識して壊すことを視野に入れるのが筋ってもんじゃないのだろうか。

 

 一条薫
・榎田「行きたいはずなんだけど、行かないんだろうな、きっと」
なんだか、こう、ヒネた見方なんだろうなって自分でも思うんだけど、何かを"我慢して頑張る"人が多すぎて、それぞれ互いに縛り付けあってるようにも見えてしまった。「他の人も頑張ってるんだし」っていう強迫観念があるのでは……? と。
何というか、クウガを見ていて目が慣れてしまったってのもあるかな。平たく言えば"飽きた"というか、「あぁ、また頑張るんでしょ」という感じというか。懸命に頑張ることはクウガの世界ではかなりスタンダードなことになってしまっているんだよね。それこそ前回の蝶野みたいな情けない奴が準レギュラーくらいの立場にいれば、より引き立つんだろうけど……。
・あれ、まだ4号の正体は明かしてないの? なんでだろう。みのり、実加、蝶野、今回は榎田さんにもあっさりとバラしてたのに。

 

 榎田ひかり
・「警察官だからじゃないのよ。一条くんは一条くんだから、あぁなんだと思う。その辺はさ、ただ仕事にこだわり過ぎちゃって旦那に逃げられちゃう、あたしとは違うところなのよね」
よく分かんない。信条に従って動いてる一条さんとは違って、榎田さんや椿さんは感情(知識欲や怒り)に従って動いてるってことなんだろうか? 或いは、周りに理解されてるか否か、かな。一条の信条は母も理解してくれていて、見舞いに行かないことを納得しているのに対し、榎田さんの冴くんや旦那さん、椿さんの彼女たち("また違う女"ということは毎度うまくいかないのだろう)は、納得してないから"違う"?

 


なーんか釈然としない。これは僕の読解力のなさが原因なのかな。待ちに待った一条さんの回だと思ったけど、結局掘り下げられた部分といえば「中途半端はするな、というのは父の教え」というぐらいだろうか。
あれ? もしかすると、「他人を犠牲にしてしまうのだから、その人たちに報いるためにも中途半端はするな」って意味なのかな。そういう表現をすると、グロンギ退治にも通ずるものがあるような……人間のエゴで既に殺してしまっているのだから、今それをやめたら殺してしまった人たちに言い訳が立たない。だから殺し尽くせ?
いやいや、その考え方はかなり危ないでしょ。ここまで極端な話じゃなくても、ひたむきと言えば聞こえはいいけど、周りが見えなくなるのはあんまり良いこととは言えないと思うけどなぁ。

 

次話

仮面ライダークウガ EPISODE17「臨戦」総集編 まとめ感想 - やんまの目安箱