キャラクター
南方仁
・一瞬の"あかんべぇ"で野風の貧血を見抜き、対処法を教える。流石。
・家族の同意なしで2つ目の穴を開けるのは、ちょっとやり過ぎでは。手術中に起こりうる可能性は可能な限り話した上で同意を得るのがインフォームドコンセントであり、「血腫がなければもう1つ穴を開けることもある」と事前に断っておくべき。家族の人が驚いていたので、話していなかった可能性が高い。否定的な医者の手前、自身があるように振る舞う必要があったのは確かだけど……。
・また、それを決断するきっかけとなったのが、野風の不本意な結婚を阻止するためだった。恋人と瓜二つの女性を守るためというのは……。
・未来の寿命が伸びたことに喜ぶ。まぁそりゃね。
橘咲
・この時代でも吉原は嫌われてるのね。人情はいつの世もそこまで変わらないか。
・仁と未来の写真を発見。あの様子だと野風と瓜二つであることにも気付いたのだろう。
坂本龍馬
・「おまんは儂を"浅葱裏"ち呼んだのう。儂ゃ田舎侍には違いないけんど、江戸勤番の武士ではないぜよ。浅葱裏ちうがは、野暮やけんど歴とした武士のことを言うがじゃろう。儂ゃそんなええもんやないぜよ。ただの脱藩浪人じゃ、脱藩浪人の坂本龍馬。浅葱裏に失礼じゃき、今度は間違わんでくれるかのぅ?」
ノリが海外ドラマっぽい。
・明烏をちょっと調べてみた。確かに龍馬からしたら面白くないだろうな。
橘恭太郎
・「酒を飲む/飲まない」「吉原を楽しむ/楽しまない」と、龍馬との対比が印象的に描かれた。これから何かあるのだろうか?
野風
・自分を犬だと卑下しつつも「女が唯一、下克上できるところ」だなんて詭弁に頼るしかないのが切ない。またそれを諭す彦三郎の顔がまたズルい。彼もきっと、鈴屋をやることで稼ぐしかなかったのかな、なんて風に思ってしまいそうになる。
今回の病気は慢性硬膜下血腫。失敗か? と思わせる演出をするに当たって、既に二度も描かれている血腫の除去を採用するのは良い。ただでさえ専門的な医療知識を語られても分からないこちらとしては、既にあるものを組み合わせてくれるのは有り難い。
次話