やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダーエグゼイド 20話「逆風からのtake off!」 感想

86ma.hatenablog.com

仮面ライダースナイプ レベル50登場回。
絶叫マシンが怖い高校生のゲーム病患者が出てきて、治る。

 

 

 

キャラクター

 宝生永夢
・「ゲームやるときに性格変わるのって、僕の中にいるバグスターの影響なんでしょうか?」
逆に今までどういう理解をしていたんだ。
・「自分が……怖いです……」
何よりもまず、黎斗を殺したことについてそれ言ってくださいな。
・信頼の現れとも取れるが、ポッピーと共に、戦っている飛彩を放置して患者をCRに運ぶ。結果的は飛彩はやられてるので、この選択は間違いだったとも言える。そうじゃなくても、自分が恐怖心から加勢できないことに対する罪悪感でストレス感じたりしないのかね。永夢に罪悪感なんて感情はないか。
・ポケットに手をつっこみながら患者の話聞くの、たかだか研修医の癖になんか偉そう。
・前から思ってたんだけど、XXのLって"永夢"とは少し違うよね? 声色も口調も。RもMと比べていくらか過激になってたし。Lこそが本来の"宝生永夢"で、普段の永夢の時点で既にMが混じってるってことなのかね。
・「これからも向き合い続けていきます。患者とも、自分自身とも」
自分と向き合う宣言をしたものの、自分の二重人格を改善するような行動はこれからもなかったはず。例えば二重人格が主テーマのドラマなんかだと、置き手紙で会話したりとかそういうことがあるけど、永夢はMとコミュニケーションを取るつもりが全くないよね? 映司とアンクみたいに「人の命よりゲームを優先させるな」って約束をしようとする訳でもなく。
ファンの方からは「永夢とMは意識が共有されてる訳だから、口に出して話さなくても脳内で会話できるんだ。脳内で説得したんだ」って説明を受けたことあるけど、それができるならゲーム病を発症したときに表に出ていたのがMじゃない何かってことは容易に分かるはずなので「ゲームやるときに性格変わるのって、僕の中にいるバグスターの影響なんでしょうか?」なんてセリフは出てこない。できるのにやってないなら、やっぱり改善する気ないってことになるし。

 

 鏡飛彩
・人を存在ごと否定する癖なんとかしない?
・「術式レベル50」
相手のレベルが30だから仕方ないってのも分かるけどさ、なんの躊躇もなくリスクのある戦闘をするのはキャラ崩壊以外の何物でもないよね。
・「たった一度の失敗が取り返しの付かないことになる……それがドクターだ」
エグゼイドのキャラクターは何よりもまず自省ってものを覚えよう? あんたらのその自信は一体どこから溢れ出てくるの。

 

 花家大我
・おばけが怖いという必要性の全くない設定。
・「怪我人は黙ってくたばってろ」
そう言うならもう殺せばいいんじゃない? 憎まれ口にしたって流石に度が過ぎてる。
・「つまり、半分は俺のガシャットでもあるってことだ」
そんな理屈つけなくても、いつも通り問答無用で勝手に奪って勝手に使えばいいじゃん。
・「お前こそそんな体でオペを続けて、俺みたいになってもいいのか? 俺には失うものは何もない。だから言ってんだ。仮面ライダーは俺一人で十分だってな」
それ、最初っから素直に言っとけば良くないですか? ライダーシステムは副作用が危険だからやめろ、って。ゲームオーバーのこともあって実際かなり危険なのに、なんで今回だけはそんなにおしゃべりなんですかね。
・「扱えるさ、今の俺なら」
なんでプロトガシャット使ってたらレベル50も使えるの?
・「エグゼイド、ビビってんならガシャット置いてここから立ち去れ」
また意味もなく語りかけてるよ。いつも通り仮面ライダーは俺一人で十分だーって言ってガシャット奪えよ。なんで目の前に落ちてんのに拾わないんだよ。永夢もガシャット使って苦しそうにしてたろ。救ってやれよ。

 ・これは飛彩もだけど、一度発症してからはもう容赦なく永夢にストレス与えるよね。意味分からん。

 

 パラド
・「2対2で勝負といこうぜ」
やっぱりレベル差については気にしていない様子。
・「戦う気がない相手にワンサイドゲームなんて……白けることすんなよ。代わりに、俺が相手になってやるよ」って言って来なかったね、今回。バーニアもゲンムも、戦う気のない永夢に対して攻撃してた(後者は未遂)けど。

 

 ポッピーピポパポ
・「大丈夫、絶対治るから心配しないで」
なんの根拠もなくとりあえずストレスを減らすためだけに治るから安心しろっていうのは永夢譲りだね。
もっと他に学習することあると思うな。
・「えっ、2人で? それ絶対脈アリじゃん」
「あれきっと、恋の修羅場だよ」の件といい、人の気持ちをなんだと思ってんだよこいつは。ニヤニヤと気持ち悪い。物語の登場人物とかじゃないんだからさ、実在する人間の感情を一方的に娯楽気分で見聞きするようなのは、人としてどうかと思うな。
・「たかが絶叫マシンがなによ。彼女をものにしたいなら、男になりな!」
患者にストレスを与えかねない過激な発言。しかも"たかが"って、人の悩みはそれぞれだろうにそれを尊重する気持ちがまるでない。
・「絶叫マシンめーっちゃ楽しい! 次はあれに乗ろうかな? それもいいな、あれも捨てがたいな」
大介(患者)と永夢(こちらも一応患者)にストレスを与えておきながらこのテンション(誤用)の高さ。
前々から行きたくて、患者のためって理由を付けて経費で行ってしまおうって算段なのでは? と邪推するキチガイ加減。

 

 

 

設定

・「感染予防だ。パラド、お前も切除する」
『まだ誰にも感染していないバグスターが、gみたいなのや七面鳥ではなく実体を持っている』ってことに誰も違和感を覚えないのね。CRの感知していないところで被害者が出ていたか、まだCRの知らないバグスターの仕組みがあるのか、どちらにせよ無視していいものじゃないと思うんだけど。
・突然ファンタジーゲーマーがエナジーアイテムを無効化。初耳。
・「回復! 回復!」
回復っつったって、パラドクスにはライダーゲージなんかないんだけど。バグスターなんだからゲームオーバーになって死ぬなんてこともないだろうし(別の場所に少しウイルス残しときゃok)。
・そういえば適合手術って、やれば抗体ができるんだよね。なんで予防接種みたいに一般の人々にしないんだろ。もう5年も前からワクチンはあるんでしょ?

 

 

 

良かった点

・「苦手なことを無理に克服しなくても」
弱気な永夢の様子が出ていて、心理描写としてきちんと成り立っている。まぁ、医者として気分によって対応が変わるのはどうなのって気もするけど、そういうこと言い出したら話について何も褒められなくなってしまう。心理描写をちゃんとしようという心意気だけは高く評価する。

 

 

 

まとめ

ほぼ全ての登場人物がキャラ崩壊を起こしてる、酷い回だった。高橋悠也氏は、きっとオムニバスを書いたら面白いんじゃないかなと思う。ライドプレイヤー達のオムニバス、見てみたい。

 

次話

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