やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダーキバ 27,28話「80's・怒れるライジングブルー/リクエスト・時を変える戦い」 感想

キャラクター

 紅渡
・「あの子がはじめての友達だった」
健吾に対しても「はじめて」と言っていたのはとりあえずさておき、この世アレルギー……は? 一応実際のアレルギーは、それまでなんともなくても発症するようになることがあるとどこかで聞いたことがある。僕も以前の検査ではアレルギーはないはずだったんだけど、いつからかエビ,タコ,イカ,カニなどの軟体/甲殻類を食べると吐き気を催すようになった。キバとしても外出はしてたはずだし、そういう意味でまぁ、有り得ないという訳ではないと思うんだけど、そうなると逆にきっかけが気になるよね。結局心因性のものだった訳だし、回想にあったようにいじめられたりを繰り返して、引きこもるようになったのかね。

 

 紅音也
・「余波(事故)」で片付けられてたけど、人に怪我をさせていたというのはやっぱりちょっと気になる。特にライダーシステムによって、というのが。人間よりも強い怪人を殺せる力なんだから、当然扱いには気をつけないといけないはず。なんだけど、やってるのが音也だからなぁ。これまでも書いたように、彼に"正しさ"を求めるのは違うんだよな。あくまで等身大(よりむしろ少し下)の人間であることに意味があるキャラクターなので、そういう"失敗"もあって当然なのかもしれないという気になる。

 

 名護啓介
・音也「お前には遊び心が無い。心の余裕が無い。張りつめた糸は、すぐ切れる」
これが本作のテーマのひとつらしいので、細かい粗みたいなものは例えあってもある程度は広い心で許すよ、少なくとも今の僕は。
それと、これって物語についても言えることなのかなって。今回の展開によって名護が生き延びたというのはよく聞く話だけど、白倉さんがよく例に出す『サザエさん』って、シリアスって感じじゃなくギャグだよね。僕はギャグ作品に対してよく「延々と(永遠に)見ていたい」と感じるんだけど、シリアスな話はいつかどこかに着地させて欲しい。片付けた後でまた次の章を始めるのは全然構わないけど。『名探偵コナン』はそういう意味ですごく特殊で歪だね。正直縦軸を気にして見たことはほぼない。あ、こういういわゆる「国民的作品」みたいなものはきちんと見たことなくても、世間並みの認識で物を言います、熱心なファンの方がいたらすみませんね。
そんな感じで、作者なりの物語論だったのかも? と。
・「縁起がいい」
ボタンへの執着がギャグっぽくオーバーに描かれていたこともあったけど、こうやって裏返して"遊び心"と絡めてくるとは。
・結論に不満はないけど、描き方には少しある。音也がやろうとしてたことと名護がやろうとしたことの差が映像的には全く分からなかったこと。同じくイクサナックルで攻撃したんじゃ、怪人がたまたま避けてくれただけってことになる。余波も当たらないように威嚇射撃(打撃?)とかなら分かるんだけど。これも"人間らしさ"として余裕を持って許そうかとも迷ったけど、わざわざ過去に飛んでまで同じこと繰り返すのは流石にちょっとね。

 

 真夜
・「人間が生み出したものの中で評価できるのは芸術だけね」
てっきり真夜は名護サイドの……遊び心がない側のキャラクターだと思ってたんだけど、違うのか? それとも、人間を調べていく内に遊び心を学んだということなんだろうか。だとしたらちょっと雑というか、見足りないというか……。
・「やめて! あなたの手は人を殴るためにあるんじゃない」
暴力を否定するというのは……それもファンガイアの規律に記述されているのか(考えにくいか)、あるいは以前言った生きることへの必死さ(張力)のなさの描写なのか。

 

 襟立健吾
・歴史改変後も青空の会の武器を持ってたのは、普通に名護が過去に行ってて不在だったから補充要員として入れられたんだろうかね。なんにせよ、恵とゆりのは流石に見飽きてきてたからいい清涼剤になってた。

 

 

そこそこ盛り上がったので次回は箸休めかな? でも太牙が出て来そうなタイミングでもあるし、どうなるんだろう。

 

次話

仮面ライダーキバ 29,30,31話「聖者の行進・我こそキング/開演・キバの正体/喝采・母に捧げる変身」 感想 - やんまの目安箱