やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダー剣(ブレイド) 45,46,47,48,49話「新たなカード/支配者の封印/ギャレン消滅/滅びへの序章/永遠の切り札」 感想

キャラクター

 剣崎一真
・「最後のアンデッドを封印したとき、この戦いはジョーカーが勝ち残ったことになる」
そもそも今のバトルファイトは正式なものじゃないんだから、勝者も何もないんじゃなかったっけ。剣崎達は確かにまだ知らなかったはずだけど、いい加減その間違った認識のままでいられても困る。…………んだけど、なんか結局またバトルファイトは再開してるみたいでよく分からん。天王寺が物理的にモノリスを捕まえてたから出てこなかったのを、クワガタが早とちりしただけ?
・ずっと給料が振り込まれていたことが判明。上部組織なんてのがあるなら、1話のBOARD壊滅は一体何だったんだよ……そこに異動なりなんなりすればよかったんじゃないのか。ずっと無職なんだと思ってたけど、ちゃんと所属してる扱いなのか。何より、今の今まで一度も言及してこなかったのが信じられないんだけども……。
・「誰に命じられた訳でもない。俺は、全ての人を守りたい……そう願った!」
会社の偉い人(こう言うと陳腐だけど)に反発するというのは、運命と戦うというテーマにも通じていて良い。んだけど、天王寺の主張を否定する材料は何ひとつなくて、そこはちょっともったいなかった。剣崎は疑わないけど、「人間は(他を犠牲にしても)守る価値があるものなのか」というところに。
・「俺は、戦わない」「おまえは、人間達の中で生き続けろ」
昔はいいラストだと思ったもんだけど、今はそんなに……自己犠牲については序盤で片が付いてるしさ。

 

 橘朔也
・「俺は全てを失った。信じるべき正義も、組織も、愛する者も、何もかも。だから最後に残ったものだけは、 失いたくない……信じられる、仲間だけは!」
ごめん、全然ピンとこなかった。そもそも橘さんが掲げてた正義って全く描かれてないよね。ボロボロになる恐怖心で割と簡単に諦める程度のものだったんだなってくらい。っていうか、途中で桐生さんの正義を継いだんじゃなかったっけ。それに、言い方を変えれば「剣崎達と対立したら俺ひとりぼっちになっちゃって寂しいからそっちに付く」ってことでしょ……? 睦月と同じくずっとフラフラしててなんの為にいるのか分からなかったけど、結局よく分からなかったな……。

 

 相川始
・烏丸所長がハートのカード持ってたけど、それじゃ暴走しちゃうんでないの。もしかしたら剣崎も。

 

 上城睦月
・「俺は、俺が仮面ライダーでいいのかって、ずっと考えてました。そして思ったんです。俺は……アンデッドの気持ちがわかる。 だから、アンデッドと手を取り合って生きていこうって」
なかなかいいところに踏み込んできたんだけれど、文脈的に今回指しているのが嶋とトラさんだけなのが惜しい。以前から、アンデッドは別に悪いことしてる訳じゃないよなぁとか、アンデッドと融合する仮面ライダーという存在は"共存"を考えるにあたってキーになるんじゃないかとか思っていたけど、もしかして扱われるんだろうか。
・でも、リモートしたアンデッドを"仲間"と呼ぶのはちょっと違うんじゃなかろうか。これまでずっと操ってきたじゃん。
・「俺も信じたい。誰でも、運命と戦う事は出来る筈です。違いますか」
んーと、別にヒューマンをリモートすることと始を信じることは二者択一じゃなくないか? 橘さんは始を封印する気でいるけど、2人は戦う気なさそうだし……それともヒューマンが1人抜けるともうジョーカーを抑えてられないんだろうか。数の問題なら他のスートの2を貸してやればいい気がするんだけど、ヒューマンのカードを持ってないとジョーカーになっちゃうんだとしたら、やっぱり実質的に言えばただヒューマンに洗脳されてるだけってことになるんだよな……。

 

 

こういうのを、広げた風呂敷をうまく畳めていないって言うのかな? 消化不良感がかなり強い。リアタイ作品だったら分かるまで見返したかもしれないけど、生憎いまは全作品を見返してる途中なので、今回はここで打ち切らせてもらう。完走した後にまた見るかは、気分次第。

 

まとめ

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