やんまの目安箱

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ドラマ(特撮)、アニメ等の話を中心に色んなことをだらだらと、独り言程度の気持ちで書きます。自分のための備忘録的なものなのですが、読みたい方はどうぞ、というスタンス。執筆時に世に出ている様々な情報(つまり僕が知り得るもの)は特に断りなしに書くので、すべてのものに対してネタバレ注意。記事にある情報、主張等はすべて執筆時(投稿時とは限らない)のものであり、変わっている可能性があります。

仮面ライダージオウ EP25「アナザージオウ2019」 感想

キャラクター

 常磐ソウゴ
・「なんだか妙に穏やかだった気がする」
戦い合うというかたちであっても、彼と関われることは嬉しいことなのかな。それはそうと、水辺だったのは"洗礼"を彷彿とさせた。水に浸かるというのは死を意味するとどこかで読んだ気がする。これがリバイブのきっかけだとするなら、早くも来週この夢が実現化することになる……のか?
・「あいつにライドウォッチ効かないって言おうとしたのに」
この辺のやりとり、線状に紡いでいく脚本や小説……つまり文章の媒体だったら違和感ないんだろうけど、ドラマは面で話が動くので、ソウゴがぼーっと突っ立ってるのが不自然に見えてしまう。線状ってのは全てに前後関係があって順番に描いていくことの比喩で、例えば"同時にしゃべる"ということの表現がこれらの媒体では非常に難しい。方法としては地の文で補足するとか、実際に重ねて印刷しちゃうとか、それくらいしないとできない。対して面状ならば、視聴する側が認識する順序はともかく、提示方法としては横の関係が容易に有り得る。"認識する順序"というのも、第一に「セリフが被っていてどちらもよく聞こえない」という状況が把握できれば問題はない。
こういう幅の差に対する引っかかりが、最近妙に多い気がする。妙に段取りくさく感じるというか。ウォズを呼ぶときにいちいち白黒つけるのもそう。目の前にいるときは見れば分かるでしょって。
・「でも……アナザーライダーが現れたら、必然的にゲイツたちと会えるでしょ」
おぉ、これはまさに『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』で読んだやつだ。詳しくはそちらを読んでみてね。

 

 明光院ゲイツ
・リバイブの情報がどんどん公開されてるのでちょっと触れるけど、"砂"時計というのは何か意味があるのかね。

 

 もうひとりのウォズ
・「しまった。◯でも×でもない、永遠に論争が続く問題を出してしまった」
フューチャーリングクイズ、この間 負けたから今回その分 活躍するのかなって思ったら全然だった。これはこれで玩具を買うにあたっての魅力の1つになるのかね。

 

 ツクヨミ
・「信じていいのよね、あなたがジオウを倒してくれるって」
前から思ってたけど、ツクヨミはずるいよなぁ。本当にソウゴを止めたいなら前回横で寝てたんだから何かで刺し殺すことも(物理的にはそう難しくなく)できたろうに、そういう汚れ役を全部ゲイツに任せてさ。
序盤にゲイツを諌めてたのはタイミングが悪かったすれ違いとして仕方ないとしてもいいけど、現在の彼女が何もせず偉そうに指図するだけなのは気に食わない。そもそも何のためにゲイツに付いてきたんだ?

 

 加古川飛流/アナザージオウ
・「お前とは何度も交差する運命にある」
レグルスをざっと調べてみると、多重連星だとある。セリフからはむしろ海王星冥王星の関係を連想したんだけど、そういうことではないんだろうか。
・ところでこのシーン、彼の声だけアフレコなのか浮いてて、すごく気になった。ウルトラマンは主にこれが気持ち悪くてなかなか合わないのよね、たぶん。音がのっぺりしているというか。

 


設定

・「あの星が南中するのは本来は4月の終わりだ。やはりオーマの日が早まっている」
4月の終わりといえば改元……そして、(ざっくりと)ソウゴの誕生日でもあり、2009年のバス事故の時期でもある。
あと、そもそも前述した"連星"ってものを今初めて知ったんだけど、太陽にも同じように対となる星のネメシス(なんの偶然か、同じく現在放送中のクロスオーバー企画である『スーパー戦隊最強バトル』の舞台モチーフと同じ……ただしこちらは惑星ではなく恒星)があって、それが周期的な"地球上の大量絶滅"を引き起こしているという仮説があるらしい。どこかで聞いたことがあるような……?
・「……いや、そうとも言い切れないか」
"ソウゴがそう思ったから"ですべて片付けてもいいんだけど、後々困りそうなので一応考えておく。これまでの推測では、ウォッチの生成に必要なのは"物語"であるということだった。それぞれの願いを持ってアナザーライダーになった人々に、アナザーライダーになれる程度の物語があったのは既に証明済み(というかただのトートロジー)であるとして、ここで引っかかるのは歴史改変でその"物語"を忘れているケース。忘れているとは言っても、例えばカリンの事故や早瀬の失恋がなくなる訳じゃないし、その悲劇性さえあればいいんだろうか。
・ジオウとアナザージオウが共存できる理由……「考えてみてください」というからには、これまでの情報だけで分かるんだろうか。
公式サイトには「まだ歴史になっていない現在進行形のライダーだから」なのかもしれないとあるんだけれど、それで言うなら未来のライダーも歴史にはなってないんだよな。僕の認識としては、「ジオウの前に立ちふさがるアナザージオウ」というシチュエーションがアナザージオウの成立に必要な"物語"になる(飛流がソウゴを狙うのはジオウであることと深く関係してる?)ので、自己言及のパラドックスが発生している……ってところが妥当だろうか。
年号については単に"アナザージオウ"が2019年に生まれたってだけだと思う。

 

 

星の話が唐突だなって感じたけれど、よくよく考えたら時間(暦)って概念自体がそもそも星空と深く関係してる訳だから、当たり前といえば当たり前なのか。『電王』でもそうだったし。
しかしこの流れからどうゲイツリバイブに繋がるんだ……?

 

ジオウ感想一覧

前話

仮面ライダージオウ EP24「ベスト・フレンド2121」 感想

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